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【小学国語 作文】意見文の書き方を図解で総まとめ—考えと理由・例・反対の考え|武蔵野個別指導塾

考え・理由・例を分ける問題から、反対の考えを受け止める書き方まで、3枚の図と例題で学べます。原稿用紙1枚に収める段落の型と、家庭で試せる見直し方も確かめましょう。
よくあるのは、修学旅行前の教室で、班の自由時間の過ごし方について意見を書くことになり、「みんなで同じ場所を見学したいです」と書いたところで手が止まるという場面です。「どうしてですか」と聞かれると、「そのほうがよいからです」と答えます。言いたいことはありますが、まだ読み手が納得するための道筋がありません。
意見文は、強い言葉で自分の考えを押し通す文章ではありません。自分はどうしたいのか、なぜそう考えるのか、その理由をどんな出来事で説明できるのかを、読み手がたどれるように書く文章です。違う考えにもふれると、自分の案にどのような工夫が必要なのかが見えてきます。
お子さまの文章を読むときも、まず長さや言葉の難しさではなく、考えと理由がつながっているかを見てください。短い文を役割ごとに並べるところから始めれば、原稿用紙1枚の文章にも組み立てられます。ここでは、身近な提案を使って、その順序を確かめます。
この単元で身につけること
- 考えを1文で示します。「何について、どうしたいのか」をそろえると、文章の中心が定まります。賛成か反対かを答える課題なら、どちらの立場かも読み手に伝えます。
- 理由を考えとつなぎます。「なぜ、その案がよいのか」に答える文を用意します。同じ考えを別の言葉でくり返しただけになっていないかも確かめます。
- 理由に合う例を選びます。見たことや経験したことを、いつ、何が、どうなったかが伝わるように書きます。例を出したあと、その出来事が何を示すのかも説明します。
- 反対の考えを受け止めます。別の立場の人が心配しそうな点を取り上げ、その心配への工夫や、自分がそれでも提案する理由を添えます。
- まとめまで同じ話題を保ちます。最後は途中で述べた理由を踏まえて考えを結びます。新しい提案を急に足さず、原稿用紙に収まるかも見直します。
これまでの作文で学んだ、出来事を順に書く力や段落を分ける力を、今度は考えを伝える目的に合わせて使います。体験を書く力があると、意見を支える例も具体的にできます。
基本の考え方
考え・理由・例は、それぞれ違う問いに答えます
考えとは、話題に対する自分の意見です。「学級に本の紹介カードを置きたいです」なら、何を提案しているのかがはっきりしています。「本について書きます」だけでは話題を知らせただけで、どうしたいのかはまだ伝わりません。書き始める前に、「私は、何を、どうしたいのか」と声に出してみましょう。
理由とは、その考えを持つわけです。「読みたい本を選ぶ手がかりが増えるからです」と続けると、本の紹介カードを置く目的が伝わります。一方、「紹介カードがあるとよいからです」では、よいと思うわけがまだ見えません。「よい」「楽しい」「便利」のあとに、誰にとって、どのようなよさがあるのかを補うと、理由を細かく考えられます。
例とは、理由を具体的に説明する出来事や場面です。「友達の紹介を聞いて、今まで読んだことのない動物の本を選んだことがあります」と書けば、紹介が本選びの手がかりになる様子が伝わります。ここで「本棚には本がたくさんあります」と書いても、紹介カードのよさを十分には説明できません。話題が同じでも、理由を支える例になるとは限らないのです。
図1のように、文の役割を3つの問いに分けてみると、どこが足りないのかを見つけやすくなります。これは最初から文章全体を長く書くための図ではなく、材料を整理するための図です。

図1を使うときは、書いた文を上から読むだけでなく、下からも確かめます。「この出来事は、どの理由を説明しているのか」「その理由から、この提案につながるのか」と戻ってください。つながらないときは、例を変える方法と、理由を言い直す方法があります。書いた順番を守ることよりも、読み手が意味をたどれることを優先します。
例は、確かに言える範囲で使います
自分の経験を書く場合は、実際に起きたことと、自分が考えたことを分けます。「友達が私のカードを読んで本を借りました」は出来事です。「紹介カードは本を選ぶ助けになると思います」は、その出来事から考えたことです。前の文を確かめられても、そこから「だれでも必ず本を好きになります」とまでは言えません。
1人の経験には、そのときの具体的な様子を伝えられるよさがあります。ただし、1回うまくいったことを、すべての人に当てはまる決まりとして扱わないようにします。「助けになると思います」「選びやすくなることがあります」のように、例から言える範囲に表現を合わせましょう。弱い文章にするためではなく、出来事に合った言い方にするためです。
まだ試していない案では、予想される場面を例にしてもかまいません。その場合は、「たとえば、読みたい種類が決まっていないときにも、カードの紹介文を手がかりに選べそうです」と、予想だと伝わるようにします。起きていないことを「以前、成功しました」と書いてはいけません。宿題で実体験を書くように求められているなら、予想の例ではなく、自分の経験から材料を探します。
また、例が長くなると、意見文が出来事の説明だけで終わることがあります。人物の服装や、その日の天気が理由に関係しないなら、省いても意味は通ります。「何をしたら、どんな変化があったか」を残し、最後に「この経験から、紹介は本を選ぶ助けになると考えました」と結ぶと、例と理由のつながりが明らかになります。
反対の考えにふれ、同じ提案へ戻ります
反対の考えとは、自分と異なる立場の意見です。「紹介カードを作る時間がかかります」という心配は、カードのよさを否定するだけの言葉ではありません。実際に使うときの負担を知らせる言葉でもあります。「そんな考えは間違いです」と切り捨てず、どこにもっともな点があるかを探します。
書く順序の1つは、「心配を認める」「工夫を示す」「自分の提案へ戻る」です。「たしかに、長い紹介文を書くには時間がかかります。そこで、紹介は2文までにしてはどうでしょうか。この形なら、取り組みやすいと思います」とつなげられます。ただし、この工夫で負担が完全になくなるわけではありません。「絶対に問題ありません」と言い切らず、残る心配も見ながら提案します。
反対の考えにふれることは、どんな意見文にも必ず必要というわけではありません。短い課題なら、考えと理由を明確にすることが先です。課題で求められたときや、読み手の疑問を説明したいときに加えましょう。まとめの文では、その説明を踏まえて最初の提案に戻ります。途中で条件を加えたなら、最後の考えにもその条件を反映させます。
例題で解き方を確かめる
例題1 考え・理由・例を見分ける
次の3文を、考え、理由、例に分けましょう。
ア「前に友達の感想を聞き、それまで知らなかった本を借りました。」 イ「私は、学級に本の紹介カードを置きたいです。」 ウ「友達の紹介が、本を選ぶ手がかりになるからです。」
- 何をしたいかが書かれた文を探します。文章の中心となる提案を先に決めると、残りの文の役割も比べやすくなるからです。イは「紹介カードを置きたい」と提案しています。
- なぜ置きたいのかに答える文を探します。考えとつながるわけを見つけるためです。ウは、紹介が本選びに役立つという理由を示しています。
- 具体的な出来事を書いた文を探します。理由がどのような場面で成り立つかを説明しているか確かめるためです。アでは、感想を聞いて本を借りた経験が述べられています。
「からです」で終わる文は理由の手がかりになりますが、文末だけで決めないことも必要です。「カードを置きたいからです」は、理由を説明する形でも中身は考えのくり返しです。この問題では、ウの内容がイを支えているところまで確認します。
答え:考えはイ、理由はウ、例はアです。
例題2 理由に合う例を選ぶ
考えは「借りた道具は、使い終わったら決めた場所に戻すべきです」、理由は「次に使う人が探さずにすむからです」です。この理由に最もよく合う例を選びましょう。
ア「道具には、いろいろな色があります。」 イ「私は工作の時間が好きです。」 ウ「はさみが決めた箱に戻してあったので、次の係がすぐに取り出せました。」
- 理由の中心となる言葉を確かめます。例に何が必要なのかを決めるためです。ここでは「次に使う人」と「探さずにすむ」が中心です。
- それぞれの例に、理由に合う出来事があるかを調べます。道具という同じ話題だけで選ぶのを防ぐためです。アの色やイの好みでは、探す手間について説明できません。
- 選んだ例から理由を言い直します。例が考えを支えるか、最後につなぎ直すためです。ウなら「場所が決まっていて、そこに戻してあると、次の人が見つけやすい」と説明できます。
この例を使っても、「どんな道具も絶対になくなりません」とは言えません。述べられているのは、はさみをすぐに取り出せた出来事です。理由の範囲を広げすぎず、「探す手間を減らせる」とつなぐと、無理のない説明になります。
答え:ウです。
例題3 反対の考えに答える
「休み時間の終わりに、みんなで教室の本を棚へ戻す時間を短く設けたいです」という提案があります。これに対して、「遊ぶ時間が短くなります」という考えが出ました。次の文を、「たしかに」「そこで」を使い、心配と工夫がつながるように書き直しましょう。
書き直す文:「遊ぶ時間が短くなってもかまいません。片づけるのが正しいです。」
- 相手が何を心配しているかを取り出します。相手の立場を別の話に置き換えないためです。心配しているのは、遊ぶ時間が減ることです。
- その心配を認める1文を作ります。提案によって負担が生まれる点を受け止めるためです。「たしかに、遊ぶ時間が短くなる心配があります」と書けます。
- 心配に直接関係する工夫を考えます。正しさをくり返すだけでは、時間の問題に答えられないからです。「そこで、戻す棚を先に決め、短い時間で片づけられるようにしたいです」と続けます。
ここで「そこで、本にカバーを付けます」としても、遊ぶ時間が減る心配には答えられません。また、工夫を出せば必ず全員が賛成するわけでもありません。時間がどのくらい必要かは、実際に試して確かめるという提案につなげることもできます。
答えの例:たしかに、遊ぶ時間が短くなる心配があります。そこで、戻す棚を先に決め、短い時間で片づけられるようにしたいです。
例題4 原稿用紙1枚の段落を組み立てる
20字を20行書ける原稿用紙1枚を使い、題名を1行、名前を1行に書くとします。本文は4段落にし、次の材料を並べましょう。本文に使える行数も求めます。
ア「カードは本を選ぶ助けになります。前に友達の紹介で、知らなかった本を選べました。」 イ「だから、まず短い紹介カードを学級に置いて試したいです。」 ウ「私は、学級に本の紹介カードを置きたいです。」 エ「書く時間がかかるという心配もあります。そこで、紹介を2文までにしてはどうでしょうか。」
- 全体から題名と名前の行を引きます。本文を書ける場所を先に確かめるためです。20行から2行を引くと、本文には18行使えます。
- 最初に提案を置き、そのあとに理由と例を置きます。何について説明するのかを示してから中身を伝えるためです。ウの次にアを置きます。
- 心配と工夫を示してから、まとめます。読み手の疑問に答えたうえで、最後の提案を受け取ってもらうためです。エの次にイを置きます。
図2のように、この問題では本文を3行、7行、5行、3行に分ける計画にできます。各帯の高さは行数に比例しており、本文の18行のうち、理由と例に広く場所を取る配分です。実際の文の長さに合わせて、段落ごとの行数は調整します。

図2は本文の配分なので、題名と名前の2行は含めていません。また、3行なら段落の初めの1マス下げも含めて60マスです。60文字の文章をそのまま書けるという意味ではありません。段落が途中で終わった行の残りも、次の段落には使わず、次の行に移ります。
縦書きの原稿用紙では、段落の初めを1マス下げます。句読点も原則として1マス使い、行の初めに句読点が来ないよう、行末での扱いを確かめます。題名や名前の位置、空ける行などに課題の指定があれば、そちらに合わせて本文の行数を計算し直してください。原稿用紙1枚だから本文を400文字書けばよい、とは限りません。
材料の4文群は構成を考えるための短いメモです。この順で並べただけで1枚が埋まるわけではありません。清書前には、例の出来事を必要な範囲で具体化し、工夫が心配にどう答えるのかを補います。埋めるために同じ考えを足すのではなく、読み手が疑問に思うところへ説明を足しましょう。
答え:順序はウ→ア→エ→イで、本文に使えるのは18行です。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 理由が考えのくり返しになっています
誤った書き方は、「私は順番を決めたいです。理由は、順番を決めたほうがよいからです」です。どこが違うかというと、決めることでどんなよさがあるのかを説明せず、最初の考えを別の形で述べている点です。「理由は」と書き足すだけでは、中身まで理由にはなりません。
正しい書き方の例は、「私は、道具を使う順番を決めたいです。次にだれが使うのかがわかり、交代するときに迷いにくくなるからです」です。お子さまが止まったら、「決めていないとき、どんなことで困りますか」とたずねてください。困る場面を思い出してから、案によって何が変わるのかを考えると、理由を見つけやすくなります。
ただし、保護者が思いついた理由をそのまま渡すと、お子さま自身の考えと離れる場合があります。「交代しやすくするためですか。それとも別の理由ですか」と確かめ、本人が説明できる理由を残します。理由が違っていても、提案とのつながりが通っていれば、すぐに置き換える必要はありません。
誤り2 反対の考えを出しただけで終わります
誤った書き方は、「係の相談をしたいです。でも、時間がかかると言う人もいます。だから、係の相談をしたいです」です。どこが違うかというと、時間がかかる心配に何も答えないまま、最初の提案へ戻っている点です。つなぎ言葉の「だから」があっても、その前後に理由の関係はできていません。
正しい書き方の例は、「係の相談をしたいです。たしかに、全員が長く話すと時間がかかります。そこで、先に希望を紙に書き、意見が分かれたところを相談したいです」です。心配に関係する工夫を加えたので、相談を進める方法が見えます。この方法でも時間が足りなければ、相談する内容をさらに絞る必要があります。
図3のように、反対の考えへの返事を3つの段階に分けると、抜けた部分を確かめられます。右端へ急いで進まず、真ん中に、相手が心配する点への具体的な返事があるかを見てください。

図3の最後の「提案へ戻る」は、最初の案を一切変えないという意味ではありません。「全員で長く相談する」から「意見が分かれた点を相談する」へと案を絞ることもできます。反対の考えによって、より実行しやすい形に考えが変わることもあるのです。
誤り3 まとめで新しい話題を始めます
誤った書き方は、本の紹介カードについて理由や例を述べたあとで、「だから、図書の時間を毎日増やすべきです」と結ぶ文章です。どこが違うかというと、途中まで説明していない別の提案が、最後に突然出てくる点です。どちらも本の話でも、カードを置くことと時間を増やすことは同じ提案ではありません。
正しい書き方の例は、「このように、本を選ぶ手がかりを増やすために、短い紹介カードを置いて試したいです」です。理由と途中の工夫がまとめに反映されています。見直すときには、最初と最後の文だけを続けて読み、「何をどうしたいか」がつながっているかを確かめましょう。
途中で考えが変わったなら、最後を無理に最初へ合わせるだけでなく、最初の文を直すこともできます。その場合は、理由と例も新しい考えを支えているか読み直します。まとめは飾りの1文ではなく、文章全体の説明がどこに向かっていたのかを示す場所です。
練習問題
練習1 役割と順序を確かめる
次の文を、考え→理由→例の順に並べ、記号で答えましょう。文末の形だけでなく、何を提案し、何を説明しているかを確かめてください。
ア「前に持ち物を書いておいたら、出発前に足りない物に気づけました。」 イ「私は、遠足の持ち物を前日に紙に書いて確かめたいです。」 ウ「用意していない物を見つけやすくなるからです。」
練習2 例に合った言い方に直す
次の文章の最後の文を、出来事から言える範囲に直しましょう。「必ず」を消すだけでなく、どのような助けになったのかを説明してください。
「友達の紹介カードを読んで、私は読む本を選べました。だから、紹介カードがあれば、全員が必ず本を好きになります。」
練習3 心配に合う工夫を書く
「休み時間に、係の相談をしたいです」という考えに対して、「相談が長くなると、遊ぶ時間がなくなります」という心配があります。心配を認める文のあとに、「そこで」で始まる工夫を1文書きましょう。相談の時間に関係する案を考えます。
練習4 原稿用紙の配分とまとめを選ぶ
20行の原稿用紙で題名と名前に合わせて2行使います。本文の最初の3段落を3行、7行、5行にすると、まとめには何行残りますか。また、本の紹介カードを短くして置く提案のまとめとして、次のアとイのどちらが合うか選びましょう。
ア「だから、短い紹介カードを学級に置いて試したいです。」 イ「だから、運動する時間をもっと増やしたいです。」
答えと解説
練習1の答えは、イ→ウ→アです。イはしたいこと、ウはその理由、アは理由を説明する経験です。ウとアを続けて読むと、「見つけやすくなる」という理由に、「足りない物に気づけた」という出来事が対応していることを確かめられます。
練習2の答えの例は、「この経験から、紹介カードは読む本を選ぶ助けになると思います」です。示された出来事は、自分が本を選べたという経験です。全員の好みが変わったことまでは書かれていません。「本を選びやすくなることがあります」のような表現でも、経験とつながっていればかまいません。
練習3の答えの例は、「たしかに、相談が長くなると遊ぶ時間が減ります。そこで、相談することを先に1つに絞りたいです」です。話す内容を絞る工夫は、相談が長くなる心配に関係しています。「相談の終わりの時刻を先に決めたいです」も、時間への具体的な返事になります。自分の案なら、なぜ時間を短くできそうかも説明してみましょう。
練習4の答えは、3行、アです。本文に使える18行から、3行、7行、5行を引くと、3行残ります。アは紹介カードという話題と、短くして試すという工夫を受けています。イでは、説明してきた内容と別の提案に移ってしまいます。実際の清書では、段落の初めの空白や句読点もマスを使うことを忘れないようにします。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
意見文の組み立ては、調べたことを報告する文章や、話し合いで提案するときにも使えます。調べて確かめたことと、そこから自分が考えたことを区別すれば、読み手はどこまでが事実で、どこからが意見なのかをたどれます。説明文を読むときにも、書き手の考えを支える理由や例を見つける手がかりになります。
家庭で5分あれば、「食卓の片づけをどう分担するか」など身近な話題で、考え・理由・例を1文ずつ話してみてください。最初の2分でお子さまが話し、次の2分で保護者が「その出来事は、どの理由とつながりますか」と確かめ、最後の1分で理由を言い直します。保護者と同じ意見にすることを目標にせず、つながりを聞き取ります。
別の日の5分には、書いた文章の最初と最後を読む活動ができます。2分で同じ提案になっているかを確認し、2分で反対の考えを1つ挙げ、残りの1分でその心配への工夫を話します。長い文章を追加で書かなくても、口頭で返事を考えれば、直す場所を見つけられます。
個別指導では、理由が出ないときに、文章の型だけをくり返すのではなく、困った出来事を具体的に話すところまで戻って確かめます。文を書く段階で止まっているのか、提案する理由そのものがまだ定まっていないのかを分けて見ると、次に取り組むことが明確になります。
まとめ
原稿用紙の空いている場所を見て、もっと立派な言葉を足さなければと思うことがあります。けれども、読み手が知りたいのは言葉の難しさではなく、なぜその提案をするのかです。「ここで何を疑問に思うだろう」と読み手の位置から考えると、足すべき例や、説明すべき工夫が見つかります。
反対の考えを読んで案を直しても、自分の意見がなくなるわけではありません。理由と向き合って選び直した案は、自分で説明できる案になります。意見文の説得力は、考えの強さを叫ぶ言葉ではなく、読み手がたどれる理由の道筋に宿ります。
本気になった日が、入塾の日。
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