学びの意思決定 第1集(第1〜10回)——行動経済学から見た、勉強の決め方

「やる気が続かない」「計画どおりに進まない」「ごほうびをあげても変わらない」。この10本は、そうした困りごとを、性格の問題ではなく判断と環境の設計の問題として扱います。

材料にしているのは行動経済学と心理学の一次文献です。各回で、実験で何が確かめられ、何が確かめられていないかを示したうえで、今日から試せる手順に変えています。

1本およそ6,000字。どこから読んでも構いませんが、第1回から第3回までを先に読むと、以降の回がつながって読めます。

困りごとから引く

当てはまるものがあれば、そこから読んでください。

決められない・動き出せない(第1〜3回)

先延ばしの正体、自分を縛る仕掛け、見積もりの直し方。

  1. 第1回「明日からやる」はなぜ明日も来ないのか——現在バイアスと勉強の先延ばし
  2. 第2回自分を縛る仕掛けの作り方——コミットメント装置と勉強
  3. 第3回見積もりはなぜ外れるのか——計画錯誤を記録で直す

やめる・選ぶ・伝える(第4〜6回)

教材の切り替え、言い方の設計、選択肢の絞り方。

  1. 第4回「ここまでやったのに」で判断を誤る——サンクコストと教材の切り替え
  2. 第5回同じ結果でも言い方で行動が変わる——損失回避とフレーミング
  3. 第6回参考書が多すぎて選べない——選択過多と、比べる軸の作り方

環境・時間・終わり方(第7〜9回)

机の初期状態、時間の数え方、その日の締め方。

  1. 第7回机の上の初期設定が勉強量を決める——デフォルト効果と環境設計
  2. 第8回時間は数えられない——時間のメンタル・アカウンティング
  3. 第9回勉強の終わり方が翌日を決める——ピーク・エンドの法則

報酬をどう扱うか(第10回)

最後に、ここまでの設計を台無しにしうる道具を扱います。

  1. 第10回ごほうびが逆に働くとき——インセンティブ設計の落とし穴

この10本で共通しているのは、人間の判断には決まった歪みがあるという前提です。歪みを意志で打ち消すのではなく、歪んだままでも動く形に環境と手順を組み直します。

どれも家庭で無料で試せます。試した条件と結果をメモしておくと、次の工夫の材料になります。

それでも続かないとき、どこでつまずいているか分からないときは、武蔵野個別指導塾へご相談ください。

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