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英単語の品詞の覚え方—名詞にも動詞にもなる同じ形の語を取り違えたとき|武蔵野個別指導塾

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名詞と書いた語が動詞だった答案は、直前の冠詞と主語の位置を書き写すところから直します。同じ語を品詞を伏せて交互に出し、どの位置で決めたかを言えたら次へ進みます。

同じ形のまま名詞にも動詞にもなる語は、訳だけでは品詞を決められません。change は「変化」とも「変える」とも訳せますし、work は「仕事」とも「働く」とも訳せます。答案で「名詞」と書いた語が動詞だったとき、覚え直すべきは訳語ではなく、その語の直前と直後に何が置かれていたかです。まず答案から取り違えた語を1つ抜き、その語の前後3語を紙に書き写してください。写した位置をどこから読むかは、次の順で決めます。

語のすぐ前にあるもの 何の印か 品詞の見当
a・the・my 冠詞か所有格 名詞
前置詞 名詞句の始まり 名詞
主語 述語の位置 動詞
will・can 助動詞 動詞の原形
to 不定詞か前置詞か 動詞か名詞

よくあるのは、返却された答案に品詞を書き込む放課後です

よくあるのは、返却された英語の答案を広げ、本文中の change に「名詞」と鉛筆で書き添えたところ、解説では動詞として読む語だったと気づく中3の放課後という場面です。訳を確かめ直しても「変化」と「変える」の両方が浮かび、どちらが正しいか決まりません。ここで訳語を増やすと、次に同じ形の語が出たときに同じ迷いが戻ってきます。見る場所を訳から位置へ移すと、迷いの種類が変わり、答案の上で確かめられる作業になります。

答案のどこを見れば迷いの型がわかるか

取り違えは答案の3か所に跡を残します。1つ目は品詞を書いた箇所そのもの、2つ目はその語の直前3語、3つ目は直後3語です。3か所を並べると、なぜその品詞を選んだのかがおおよそ見えてきます。品詞を間違えた語を丸ごと覚え直すより、選んだ理由を1つ見つけるほうが、次の語に移ったときに効きます。

はじめに見るのは、その語のすぐ前です。前に a か the、my や their のような所有格があれば、そこから名詞が始まっています。前に前置詞があれば、そのうしろも名詞の席です。逆に、前に主語が来ていれば、その語は述語動詞です。同じ change でも、The change was small. なら名詞、We change our seats every month. なら動詞になります。どちらも訳だけでは決まらないところが、同じ形の語の面倒なところです。

次に見るのは、その語のすぐ前にある助動詞と to です。前に will や can があれば、その語は動詞の原形です。前に to がある場合は、そこで一度止まってください。to の後ろが動詞の原形なら不定詞、to の後ろが名詞なら前置詞です。この2つは形が同じなので、to だけでは決まりません。

答案だけでなく、自分の出題のしかたも見ます。単語カードの表に日本語訳を1つだけ書き、裏に英語を書いたカードは、品詞の情報を落としています。change のカードに「変化」とだけ書いてあれば、動詞の change は別の語として扱われないまま残ります。同じ語を名詞の文と動詞の文の両方で出し直すと、覚え直す対象が訳語から位置へ移ります。ここで語の一覧を増やす必要はありません。誤って分類した1語を直すほうが先です。

迷いの型は、おおむね3つに分かれます。訳から品詞を決める型、直前の1語だけで決める型、1つの品詞だけで覚えている型です。1つ目は訳が両方成立する語で必ず止まります。2つ目は to の後ろを動詞と決めつけて、前置詞の to を取り落とします。3つ目は work を「仕事」だけで覚えていて、I work at a small shop. のような文で動詞だと気づけません。どの型かで、次に直す場所が変わります。

調べた跡は、1枚の紙に残します。左から、語、直前の3語、直後の3語、根拠の4列です。根拠の列には「the の直後」のように位置だけを書き、訳語は書きません。訳語を欄の外に置くと、次に同じ紙を開いたとき、位置から読み直せます。1枚に5語までと決めておくと、どの語で止まったかが紙の上で見えます。

図1のように、位置の手掛かりは5つに絞れます。名詞は冠詞の後ろと前置詞の後ろ、動詞は主語のすぐ後ろ、助動詞の後ろ、不定詞の to の後ろです。この5つを先に覚えるのではなく、答案の語をこの5つに当てはめて、当てはまった場所を1行で書きます。書けなかった語だけが、次の練習の対象になります。

図1 同じ語の品詞を位置から見分ける五つの手掛かり

位置から品詞を決める手順

手順は6つあり、どれも紙と鉛筆だけで進みます。順番を飛ばすと、位置を見たつもりで訳に戻ってしまうので、1から6までを1回の作業として終わらせてください。

1つ目は、誤答から語を1つだけ抜くことです。同じ答案に取り違えが3つあっても、いちどに扱うのは1語にします。複数の語を並べると、前後3語の照合が混ざり、どの位置が決め手だったのか言えなくなります。選ぶときは、同じ語が答案の中で2回以上出てきたものを優先します。1回しか出てこない語は、位置の型を確かめる材料が足りません。

2つ目は、その語の前後3語を、答案からそのまま写すことです。写すときに品詞は書きません。記憶で文を再現すると、自分の読み方が混ざり、答えを知ったあとの都合のよい形に変わります。写す範囲は、語の前は主語まで、後ろは句点かカンマまでで足ります。写した紙を見ると、語の前に何があるかが目で数えられるようになります。

3つ目は、文の骨格を先に取ることです。述語動詞を探し、その前に主語を置き、動詞の後ろに目的語や補語を置きます。骨格が決まってから、抜いた語がどこに入るかを見ます。位置の型は骨格の上でしか働きません。骨格を取らずに「a の直後だから名詞」と当てると、She is a good cook. の cook は a のすぐ後ろではないので取り落とします。冠詞と名詞の間に形容詞が入る形があるため、位置は1語ではなく、主語と動詞の骨格の中で見ます。

4つ目は、位置の型に当てはめ、根拠を1行で書くことです。「the の直後」「主語のすぐ後ろ」「前置詞の後ろ」のどれかを、自分の言葉で書きます。ここで「なんとなく」と書いたら、当てはめが済んでいません。根拠の行が書けた語だけ、次の5つ目に進みます。

5つ目は、同じ語で短い文を2つ作り、品詞を伏せて交互に出すことです。名詞の文と動詞の文を1つずつ作り、品詞のラベルを隠して、名詞の文、動詞の文、名詞の文、動詞の文の順に読みます。同じ品詞が続くと、前の文の型をそのまま当てる癖が出ます。交互にすると、毎回、語の前後を見直すことになります。文は短く作り、知らない文法を入れません。たとえば change なら、The change was small. と We change our seats every month. の2文です。

2文の作り方にも型があります。名詞の文は、冠詞と語を主語の位置に置き、後ろに短い動詞を続けます。動詞の文は、I や We のような短い主語のすぐ後ろに語を置き、後ろに目的語を1つ続けます。どちらの文にも、語の品詞を決める位置が入ります。形容詞や副詞を足すと位置が増え、どこで決まったのか言いにくくなるので、最初のうちは足しません。

6つ目は、根拠を声に出すことです。「the の直後だから名詞」と言えたら通過です。「変化だから名詞」と訳から言ったら、まだ位置に戻っていません。声に出すのは、自分で作った文を読むときも同じです。訳を言う前に、語の前後を指でなぞります。

途中で止まったときの戻り先は、3つ用意します。まず辞書を引き、見出しに品詞が複数あるかを見ます。次に、辞書の例文でその語がどの位置に立っているかを見ます。それでも決まらない語は、今回は保留にして、位置がはっきりしている別の語に戻ってください。1語に長く留まると、手順のどこで止まったのかがわからなくなります。

図2のように、この6つは一直線に並びます。抜く、写す、骨格を取る、当てる、伏せて交互に出す、根拠を言う、の順です。3つ目で骨格が取れないときは2つ目に戻り、写す範囲を広げます。5つ目で交互に読めないときは4つ目に戻り、根拠の行を書き直します。戻る場所を決めておくと、同じ語を何度も最初からやり直さずに済みます。

図2 誤答を一語抜いてから交互に出すまでの順番

訳から決めると止まるとき

手順どおりに進めても、訳から離れられない人がいます。そのときは、直す場所を訳語ではなく、訳を書く順番に変えます。日本語訳は最後に書き、先に語の前後に印を付けます。印は、冠詞に丸、主語に線、前置詞に四角で足ります。印を付けてから訳すと、訳語が2つ浮かんでも、位置のほうが先に決まっています。

直前の1語だけで決める癖も残ります。We walked to the station. の to の後ろは名詞ですが、to を見ただけで動詞の原形を探すと、この文で止まります。直すときは、to の前の語を見ます。walked という動詞がすでにあり、to の後ろに名詞が来ているなら、この to は前置詞です。直前の1語ではなく、文の骨格を先に取ると、同じ形の to を2つに分けられます。

1つの品詞だけで覚えている語は、カードの作り方を変えます。表に日本語訳を1つだけ書くのをやめ、裏に品詞を2つ書き、それぞれに短い例を1つずつ添えます。例は1語につき2文までにします。文を増やすと、覚える対象が例文の暗記に移り、位置の練習が薄くなります。カードを引いたときは、訳を言う前に、例文のどちらの位置かを指でなぞります。

やり直しの回し方は、たとえば3語を選び、1語につき2文で6文を作ります。名詞の文が3つ、動詞の文が3つになり、交互に読むと6回とも位置を見ます。同じ6文を翌日にそのまま使うと、文の順番を覚えてしまいます。2回目は語の順を入れ替え、3回目は文の主語を替えてください。回数や日数は決めず、根拠を言えたかで先に進みます。

1回ごとに、できなかった語を1行だけ残します。行には、語、言えなかった根拠、次に変える文の形を書きます。次の回はその1行から始め、できた語の行は消します。行が3つを超えたら、新しい語は足さず、同じ語の文を入れ替えて行を減らします。行の数が減っていくことが、進んだしるしになります。

できたと判断する条件は、品詞を伏せた初見の短文10問で、8問以上、根拠の位置を言えることです。訳が合っていても根拠を言えない問題は、できたことにしません。言えなかった問題は、同じ語で文を作り直し、次の10問に混ぜます。8問に届かない間は、新しい語を増やさず、同じ3語の文だけを入れ替えます。

図3のように、うまくいかない型は3つに分かれ、それぞれ替え方があります。訳から決める型は訳を最後に回し、直前の1語で決める型は骨格を先に取り、1語1品詞の型はカードに2つの品詞を書きます。どれも、覚える量を増やさずに、見る場所を変えるだけです。

図3 訳から決める癖と直前だけで決める癖の替え方

確かめの問題

次の4文は、本文の例とは別の語で作りました。1と2は sound、3と4は visit について、名詞か動詞かを答えてください。答えは4文のあとにまとめて置きます。

  1. The sound of the door woke the baby.
  2. That idea sounds strange to me.
  3. We visited the old library last week.
  4. Their visit lasted an hour.

答えと根拠です。1の sound は名詞で、The の直後にあり、of the door が続きます。2の sounds は動詞で、主語 That idea のすぐ後ろにあり、strange を伴っています。3の visited は動詞で、We のすぐ後ろにあり、the old library を目的語に取っています。4の visit は名詞で、Their の直後にあり、lasted の主語になっています。

4問を解いたら、名詞と答えた数と動詞と答えた数を数えます。この4文では名詞が2つ、動詞が2つになります。数が合わないときは、どれかを位置ではなく訳で読んでいます。合わなかった文だけ、直前の3語を書き出して見直してください。

この4文のうち1語を選び、名詞の文と動詞の文を自分で1つずつ作ってください。作ったら品詞のラベルを隠し、名詞の文と動詞の文を交互に音読します。読むときは、訳を言う前に語の前後を指でなぞります。家族や自分に出し直すときも、答えではなく根拠を先に言います。

再挑戦の条件は、4問のうち3問以上で、根拠の位置を言えることです。2問以下なら、本文の手順に戻り、change の2文を写してから、別の2語で文を作り直します。答えの語を覚え直すのではなく、位置の見直しに戻るのがここの要点です。

個別指導で見てもらうこと

この失敗が残ったときは、答案の該当箇所に印を付けたもの、自分で作った6文、止まった語のメモを持ってきてください。見てもらう順は、位置の指摘、自分で言い直す、別の文で再テストの3つです。聞くことは「この語の直前は何か」「主語はどれか」「その品詞を選んだ根拠はどの位置か」の3つに絞ります。訳の暗記に戻っていないかを、最初に確かめます。言い直しができた語は、その場で新しい文を1つ作り、語を伏せたまま読んでもらいます。読めなかった語だけを次の回に残すと、家で作る文の量が増えません。

次に同じ形の語に出会ったとき

同じ形の語に迷ったときは、訳を思い出す前に、前後の語を指でなぞってください。冠詞の後ろか、主語のすぐ後ろか、その1行が言えれば、訳語は後からついてきます。答案に残った1語から始めれば、覚え直す量は増えません。位置から読む癖は、答案を1枚直すたびに残ります。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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