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高校受験の面接で本校について知っていることを聞かれたら—説明会と学校案内と「期待する生徒の姿」から拾う|武蔵野個別指導塾

「本校について知っていること」は、学びの中身・行事や部活・求める生徒像・自分の一言の順に並べると言葉が出ます。材料は説明会、学校案内、学校のサイト、期待する生徒の姿の4つです。
「本校について知っていることを教えてください」。この問いに決まった答え方はありませんが、話す順番を決めておけば迷いません。学びの中身を1つ、行事か部活を1つ、学校が求める生徒像を1つ、そしてそれを聞いて自分が思ったことを1つ。材料は学校説明会、学校案内のパンフレット、学校のサイト、都立なら「本校の期待する生徒の姿」の4つです。前の週末に付箋を3枚貼り、頁に印を付けておけば、この4つは机の上で組み立てられます。
よくあるのは、面接の前の週末に、学校案内のパンフレットを開いて付箋を3枚貼った場面です。行事の頁に1枚、部活動の頁に1枚、学科の説明の頁に1枚。貼ったはいいものの、どの順で話すかを決めないまま頁をめくり、最後は付箋の位置だけを覚えて本を閉じてしまいます。付箋は読んだ印であって、話せる印ではないところに、この質問の引っかかりがあります。
答えの骨組みは3つの層と自分の一言
学校のどこを話すかは学校ごとに違い、質問の形も同じではありません。だからこそ、自分の中で順番を固定しておくと、当日に言葉が出ます。順番は図1の4つです。
1つ目は学びの中身です。学科やコースの名前だけではなく、授業がどんな形で進むのか、選べる科目に何があるのか、探究や課題研究の時間がどこに置かれているのか。学校案内の学科の頁と、説明会で聞いた話から1つだけ選びます。
2つ目は行事と部活です。文化祭や体育祭の名前、年間行事の並び、部活動の活動日。ここは「楽しそう」で終わらせず、自分が関われる場面を1つ拾います。見ている側から参加する側に移る言葉があると、答えが急に自分のものになります。
3つ目は学校が求める生徒像です。都立は「本校の期待する生徒の姿」という形で、各校が特色に基づいて、入学を期待する生徒像を示しています。一覧は都教委のサイトでも募集案内でも読めます。ここを読むと、学校がどんな生徒を待っているのかが言葉になっているので、自分の経験と重なる部分を探しやすくなります。
4つ目は自分の一言です。上の3つに対して、自分がどこに引っかかったのかを短く添えます。共感したでも、驚いたでも、やってみたいでもかまいません。大事なのは、学校の説明のあとに自分の言葉が続くことで、暗唱と区別がつくことです。
図1のように4つの箱を並べると、話す量の偏りも見えます。学びの箱だけが大きくて行事の箱が空なら、当日に片方だけで終わってしまいます。3つの層を同じくらいの厚みにしておくと、途中で質問が挟まれても戻る場所があります。
答えのあとに「それはどこで知りましたか」と返ってくることがあります。説明会なのか、案内のどの頁なのか、サイトの学科の説明なのかを言えるようにしておくと、その返しがそのまま次の答えになります。出どころを言える人は、知っていることの質が伝わりやすいからです。
面接の時間や質問の数は学校ごとです。当日の順番や集合の時刻は、受検票と志望校の案内の指示が何より先に来ます。都の決まりを探すより、渡された紙を先に読むほうが早い場面です。

拾う材料は4つある
材料は図2の4つです。学校説明会、学校案内のパンフレット、学校のサイト、「本校の期待する生徒の姿」。4つを別々の箱として持っておくと、どこから拾った話かが混ざりません。
学校説明会では、配られた資料、在校生の話、校舎の様子の3つをメモします。日付と、どの部屋で聞いたかも一緒に書いておくと、あとで「説明会で聞きました」と言いやすくなります。メモは1行でかまいません。長く書くより、あとで読み返したときに場面が浮かぶ短さのほうが役に立ちます。
学校案内のパンフレットは、頁の数より写真の下の説明文を見ます。写真は印象を伝えますが、説明文には学校が選んだ言葉が入っているからです。年間行事の表は、名前だけでなく、どの学期に置かれているかまで拾うと、答えに厚みが出ます。
学校のサイトは、学科の説明の頁と、行事の報告の頁を開きます。更新の新しい記事には、その年の様子が写真つきで載っていることがあり、説明会で聞いた話の裏取りになります。見た頁の名前を控えておけば、答えの中で「サイトの学科の説明に」と具体的に言えます。
この生徒像の資料は、志望校を選ぶときにも、自己PRカードを書くときにも使うものだと、募集案内のQ&Aは説明しています。同じQ&Aは、学校説明会などで自分で特色や雰囲気を確かめることも大切だと書いています。紙の言葉と、自分の目で見たものの両方を材料にしておくと、面接の答えが片方に寄りません。
4つを混ぜないのは、出どころを聞かれたときに困らないためです。「説明会で聞きました」「案内の行事の頁にありました」「サイトの学科の説明にありました」と、材料の名前で答えられると、話がそこで止まりません。逆に、4つを混ぜて1つの感想にしてしまうと、どこまでが学校の言葉で、どこからが自分の言葉かわからなくなります。
説明会に行けなかった場合でも、サイトと案内と「本校の期待する生徒の姿」で3つの層は埋まります。埋まらないのは印象の話で、そこは次の節で別に扱います。行けなかったことを隠す必要はなく、手に入った材料でどこまで答えるかを決めるほうが現実的です。

印象を聞かれたら、見学で見た一場面を答える
「本校の印象はどうですか」と聞かれると、感想を探そうとして言葉が止まります。ここで問われているのは感想のうまさではなく、自分の目で見たかどうかです。印象は、見た一場面から作ります。
場面は、場所、物、人のどれか1つに絞ると作れます。たとえば、説明会のあとに通された廊下で、すれ違った生徒がこちらに会釈した場面。たとえば、案内された教室の後ろの壁に、生徒が調べたことをまとめた紙が何枚も貼ってあった場面。どちらも、学校の名前を出さなくても成り立つ見え方です。
この2つは形の例なので、中身は自分のメモから選び直します。メモの「見たこと」の列から1行を取り、名詞を2つだけ残して、残りを削ります。残った2つの名詞の間に、自分がそのとき考えたことを1文だけ置くと、印象の答えになります。
「きれいでした」「広かったです」で終わらせず、そのあとに「だから自分はこうしたい」を1文だけ続けます。印象と自分の行動がつながると、同じ一場面が答えの芯になります。反対に、感想だけで終わると、次の質問で「ほかには」と返されたときに出す札がなくなります。
写真や動画で見た場合は、見たとおりに「サイトの写真で見ました」と言います。行っていない説明会の話を、行ったように話すと、次の質問で細かいことを聞かれたときに崩れます。見ていないことは見ていないと言い、そのぶん材料の名前を具体的に出すほうが、答えとして強くなります。
見学のときは、どの入口から入って、どの順にどこを見たかもメモしておきます。順路が残っていると、印象を聞かれたときに場面を思い出しやすく、説明会から時間がたっても答えが薄まりません。案内の写真と実際に見たものが違って見えたなら、その違いも材料になります。写真では小さく見えた教室が、実際には前に集まれる広さだった、といった具合です。
面接の作法や答え方に都の決まりは無いので、正解を探すより、自分の見たものと自分の言葉をそろえるほうが先です。学校ごとに違う部分は、受検票と学校の案内で確かめます。
「入学したら何をしたいか」までつなぐ
知っていることの最後は、「入学したら何をしたいか」につなぐと1本の答えになります。学校の説明で終わると報告になり、自分の話が続くと志望の話になります。
つなぎ方は層ごとに変えます。学びの中身を話したなら、その授業で続けたいことを1つ。行事を話したなら、係や役割を1つ。求める生徒像を話したなら、今の中学校でしていることのうち重なるものを1つ。それぞれ、学校の話のすぐ後ろに置くと、つながりが聞き手に伝わります。
たとえば、ものづくりの授業の説明を聞いて、家で直している道具の話を続ける。学校の行事の準備の様子を見て、中学校で貼り紙を担当した経験を重ねる。どちらも、学校の説明と自分の行動が1本の線で結ばれています。
大きくしすぎないほうが安全です。学校を変えるような目標より、毎朝の読書を続ける、休み時間に質問に行く、といった小さな具体のほうが、次の質問に答えられます。大きい目標は、そのあとに続く言葉がなくなりやすいからです。
やりたいことが2つ浮かんだときは、学校の話とつながるほうを1つ選びます。つながりの薄いほうを残すと、学校の説明と自分の話がばらばらになります。選んだほうには、なぜそれをやりたいのかを1文だけ添えておくと、質問が重なっても答えが揺れません。
自己PRカードの「中学校生活の中で得たこと」の欄と、口で言う内容が食い違わないようにします。自己PRカードは点数化されませんが、面接の資料になります。カードに書いた場面と、面接で話す場面が同じなら、話に一貫性が出ます。
志望理由は「なぜこの学校なのか」を自分から語るもので、本校について知っていることは「学校の中身をどこまで見ているか」を答えるものです。志望理由の組み立て方は、既存の記事「自己PRと志望理由の作り方」で扱っています。二つを同じ答えにしようとすると、どちらも浅くなるので、材料だけを共有して、話す向きは分けておきます。
評判やうわさ、偏差値や進学実績を答えに入れない理由
評判やうわさを答えに入れないほうが安全です。伝聞は、出どころを聞かれたときに弱いからです。「知り合いに聞きました」の先が続かず、その場で話が止まります。自分の目で見たことと、資料に書いてあったことは、どこまで言っても崩れません。
数字も同じです。偏差値や進学実績は年度で変わり、学校ごとに比べ方も違います。こちらから数字を出すと、答えの中心が学校の中身から数字の話に移り、そのあとの質問も数字の側に寄ります。面接の答えとして数字を出す必要はありません。
うわさを振られたときは、知らないと言って、自分の見た一場面に戻します。知らないことを知っているふりで答えると、次の質問で細かいことを聞かれたときに言葉が続きません。分からないと言ったあとに、説明会で見たことや案内の頁の話を続ければ、答えはそこで終わりません。
代わりに言えるのは、募集案内や学校案内に載っている学科の説明、行事の名前、「本校の期待する生徒の姿」の言葉です。どれも学校が表に出している言葉なので、出どころを聞かれても答えられます。
SNSの書き込みや、知り合いの先輩の話も、同じ理由で答えには向きません。書いた人の学年や状況がわかりませんし、年度が変われば様子も変わります。どうしても触れたいときは、自分の見たことと重なるところだけを1文にして、それ以上は広げません。
志望校を比べるための偏差値や配点は、塾のサイトの「都立高校の偏差値・学力検査・内申の目安 一覧」で確かめられます。比べる場所と、面接で話す場所を分けておくと、答えがぶれません。
私立の面接は学校ごとに決まりが違うので、都立の決まりと混ぜません。私立を受ける場合も、材料の集め方と話す順番は同じでかまいません。
よくある質問
説明会に行っていない場合はどう答えますか
学校のサイト、学校案内、「本校の期待する生徒の姿」の3つで、学びと行事と生徒像は埋まります。行っていないことを隠さず、手に入った材料の名前を具体的に言います。印象を聞かれたときは、写真や動画で見たならその旨を添え、見ていない場面を作りません。
学校案内に書いてある文をそのまま覚えてもよいですか
1文だけならかまいませんが、その文のあとに自分の言葉を続けます。覚えた文だけを並べると、次の質問で言葉が足りなくなります。頁の場所を言えるようにしておくと、暗唱ではなく読んだ証拠になります。
在校生から聞いた話をそのまま使ってもよいですか
使えますが、誰から聞いたかを言えるようにし、個人が特定される話は避けます。聞いた話は、自分の見たことと重ねて1つに絞ると、そのままの引用より長く残ります。
本校のことをほめればよいですか
ほめる必要はありません。良いところを並べるより、1つを選んで自分の行動に引き寄せるほうが、答えとして残ります。ほめる言葉は、そのあとに自分の話が続くときだけ効きます。
確かめる順番
面接の前に、家庭で確かめる順番を決めておきます。推薦の検査日は2027年1月26日(火)・27日(水)です。自分がどちらの日に何の検査を受けるかは、受検票と学校の案内で確かめます。日付が近づいてから探すのではなく、図3のように材料をそろえるところから声に出すところまでを1つの流れにして、週の頭に机の上へ出しておきます。
まず、学校案内の学科の頁と行事の頁に付箋を貼り、頁の番号を1枚の紙に写します。次に、学校のサイトの学科の説明を開き、頁の名前を同じ紙に足します。三つ目に、「本校の期待する生徒の姿」を読んで、自分の経験と重なる部分を1行だけ書き出します。四つ目に、説明会のメモを読み返し、「見たこと」の列から1行選びます。
材料がそろったら、家族の前で1分だけ話します。話した内容は録音して、あとで聞き返します。聞き返すときに見るのは、3つの層が入っているか、自分の言葉が1文でも入っているか、出どころを言えるかの3点です。足りない層が見つかったら、その層の材料だけを足します。

個別指導で確かめること
塾の面接練習では、講師が「本校について知っていることを教えてください」と聞き、答えをそのまま聞き返します。3つの層のどれが抜けたか、見た一場面が入っているか、出どころを言えるかを一緒に確かめ、足りない材料があれば案内のどの頁を見ればよいかまで戻ります。答えが長くなったときは、層を削るのではなく、同じ層の中の言葉を短くします。志望理由の組み立てに戻る必要があれば、そこまで戻してから、もう一度同じ質問に答えます。
まとめ
本校について聞かれたとき、問われているのは学校の説明をどれだけ覚えたかではありません。説明会で見たこと、案内の頁で気になったこと、そのとき自分が考えたことが、答えの材料になります。
案内の頁に貼った付箋の枚数より、その場で出てくる自分の一言のほうが、本校の話を支えます。
内申が足りない?上等だ、ひっくり返そう。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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