冬期講習 2026-2027、募集中。総復習は売りません。90分×完全1対1で、穴だけを塞ぎます 詳しく →
電話 0422-27-7828チャットで質問無料相談を予約

武蔵野個別指導塾の特徴

作文の直し方—家で親ができる3つの確かめ|武蔵野個別指導塾

学習のイメージ写真 武蔵野個別指導塾
X LINE Facebook

作文を家で直すなら、声に出して読む、主語と述語をつなぐ、具体を1つ足す、の3つで足ります。夕食のあとの音読から始める30分の手順と、親が書き換えてしまう失敗の避け方を、直す前と後の例文で並べています。

作文の直しは、家では次の3つだけ確かめれば足ります。

  1. お子さまが自分の作文を声に出して読み、つかえた所に印を付ける。
  2. 印の付いた文の主語と述語を線でつなぎ、つながらなければ述語を直す。
  3. 「楽しかった」「がんばった」の一文に、見えたもの、聞こえた音、言った言葉のどれか1つを足す。

赤ペンは親が持たず、鉛筆は最後までお子さまが持ちます。親の仕事は、聞く、たずねる、行の番号を書く、の3つです。

よくあるのは、夕食のあとの食卓で、お子さまが宿題の作文を音読している場面です。「ぼくの夢は、サッカー選手になりたいです」と読んだところで、お母さんが「ん」と顔を上げます。本人は何も気づかずに次の行へ進みます。読み終えて「どう」と聞かれ、親は何を言えばよいかわからず、「漢字をもう少し使ったら」と、関係のない話で逃げてしまいます。直したいのに、直す場所がどこなのか、親にも子にも見えていない状態です。この記事は、その場所を見つける手順です。

書く前にすること

直しの線を書き込む前に、机の上を整えます。準備に10分かければ、直しそのものは30分で終わります。準備を飛ばすと、親が思いつくままに口を出して、お子さまが鉛筆を置いてしまいます。

最初に、書いた日と直す日を分けます。書き終えた直後は、本人の頭の中に「書いたつもりの文」が残っていて、紙の上の文と区別がつきません。「サッカー選手になりたいです」を読み上げながら、頭の中では「なることです」と補って読んでしまうのです。ひと晩おくと、紙の文だけが残ります。提出が明日なら、せめて夕食をはさんで、書いた机とは別の場所で読みます。

次に、原本に手を入れないことを決めます。消しゴムで消すと、直す前の文が消えて、何がどう変わったのかを本人が見られなくなります。学校のプリントなら、同じ文を別の紙に写すか、コピーを1枚取ります。直しは写しに書き、最後に清書で原本へ戻します。写しが取れない夜は、原本の余白に鉛筆で小さく書き、消さずに残します。

それから、図1のような「直す所を探すメモ」を1枚作ります。紙を横に3つに区切り、左から「つかえた行」「主語と述語」「足す具体」と見出しを書きます。親が書き込むのはこのメモだけで、作文の本体には触れません。左の欄には音読でつかえた行の番号、真ん中の欄にはその行の主語と述語、右の欄には「そのとき何が見えたか」の答えを書いていきます。3つの欄が埋まれば、直す場所は全部そこにあります。

図1 直す所を探すメモの3つの欄と、親が書くもの

メモには、もう1つ、紙の上に「だれが読むか」を一言で書いておきます。担任の先生なのか、クラスの友だちなのか、学校の文集なのかで、足す具体の量が変わります。先生が読むなら、学校であった出来事は短くてよく、家であったことは少し丁寧に書きます。友だちが読むなら、その逆です。読む相手が決まると、「ここは説明が要る」「ここは要らない」の判断をお子さま自身ができるようになります。

最後に、直す数を決めます。1回の直しで、直す場所は3か所までです。4か所目からは次の作文に回します。全部を直した作文は、親の作文になります。3か所だけ直した作文は、本人の作文のままで、しかも前より読みやすくなっています。直す数を先に言っておくと、お子さまは「あと2つで終わる」と見通しを持てて、最後まで鉛筆を持ち続けます。

書き方の手順

準備ができたら、図2の順に進めます。3つの確かめを、声に出して読む5分、主語と述語をつなぐ10分、具体を足す15分、の合計30分に割り振ります。時間が来たら、途中でもその日はやめます。翌日に残りをやるほうが、その夜に無理に終えるより、出来上がりの文が読みやすくなります。

図2 3つの確かめの順番と、5分、10分、15分の時間の割り振り

手順1 声に出して読む(5分)

お子さまが立って、作文を最初から最後まで声に出して読みます。座って読むより、立つと声が大きくなり、息の切れる場所がはっきりします。親は紙を見ずに、耳だけで聞きます。目で追うと、親のほうが先に誤りを見つけて、口に出したくなるからです。

印を付けるのは、次の3つの場所です。つかえた所、言い直した所、息が足りなくなった所です。本人が読みながら、鉛筆で行の横に小さな点を打ちます。親は、メモの左の欄に、その行の番号を書くだけです。この5分の間は、だれも直しません。「ここ変だよ」も言いません。つかえた場所が、主語と述語の合っていない文や、長すぎる文や、言葉の抜けた文です。本人の口が、親の目より先に見つけます。

手順2 主語と述語をつなぐ(10分)

印の付いた文を、1文ずつ見ます。まず「だれが」「何が」にあたる言葉を探して丸で囲み、次に「どうした」「どんなだ」「何だ」にあたる言葉を探して丸で囲みます。2つの丸を線で結び、丸の中だけを続けて読みます。「ぼくの夢は、なりたいです」のように、続けて読んで変なら、主語と述語がねじれています。

直し方は2つしかありません。述語を主語に合わせるか、主語を述語に合わせるかです。「ぼくの夢は、サッカー選手になることです」と述語を変えるか、「ぼくは、サッカー選手になりたいです」と主語を変えます。どちらでもよく、本人が言いやすいほうを選びます。小学生なら、主語を「ぼくは」「わたしは」に変えるほうが、述語を変えるより失敗が少なくなります。

線が結べても、文が長すぎてつかえた場合は、句点で2つに割ります。目安は、1文が60字まで、読点は1文に2つまでです。「運動会でリレーをして、アンカーで走って、きん張したけど、がんばったので、楽しかったです」は、読点が4つあります。「運動会でリレーを走りました。アンカーでした。」のように、句点で切ると、それぞれの文の主語と述語が見えてきます。

手順3 具体を1つ足す(15分)

今度は、印の有無に関わらず、作文の中から気持ちの言葉だけで終わっている文を探します。「楽しかったです」「うれしかったです」「がんばりました」「すごかったです」の4つが、よく見つかります。その文の前に、1つだけ具体を足します。足すものは、見えたもの、聞こえた音、だれかが言った言葉、体の感じ、の4つから選びます。

ここで親が口を開きます。ただし、書き足すのではなく、たずねます。「そのとき、何が見えたの」「だれが何て言ったの」「手はどうなってた」の3つの質問で、たいてい答えが返ってきます。返ってきた答えを、お子さまが自分の言葉のまま書きます。「手がべたべたしてた」と答えたら、「手のひらが汗でぬれていました」に親が言い換えてはいけません。「手がべたべたしていました」と、本人の言葉で書きます。

足す場所は、作文の中で1か所に絞ります。「はじめ」「できごと」「いちばん」「おわり」の4つの段落でできている作文なら、足すのは「いちばん」の段落だけです。はじめとおわりに具体を足すと、作文の山が平らになって、どこがいちばんだったのかが読み手に伝わらなくなります。

例文で見る

直す前と直したあとを並べます。例文は型を見るためのもので、そのまま写して出すためのものではありません。

例文1 運動会のリレー

直す前の文です。

「運動会でリレーをしました。ぼくはアンカーでした。とてもきん張したけど、がんばって走ったので楽しかったです。」

音読すると、3文目でつかえます。読点が2つあり、「きん張した」「がんばった」「楽しかった」と、気持ちの言葉が3つ続いていて、何が起きたのかが1つも書かれていません。手順3で「バトンを待ってるとき、何が見えた」とたずねると、「前の人が来るのと、手がぬれてた」と答えました。直したあとの文です。

「運動会でリレーを走りました。ぼくはアンカーでした。バトンを待つ間、手のひらがぬれて、何度もズボンでふきました。前の走者が近づいてきて、『行け』と声が聞こえました。」

良くなったのは2点です。1つは、「楽しかったです」を消しても、楽しさが伝わるようになったことです。ぬれた手のひらと「行け」の声があれば、読み手は本人の気持ちを自分で感じ取ります。もう1つは、「しました」を「走りました」に変えて、主語「ぼく」と述語がまっすぐつながったことです。消した文の分だけ短くなりそうですが、具体を1つ足したので、全体では長くなっています。

例文2 将来の夢

直す前の文です。

「わたしの夢は、動物のお医者さんになりたいです。理由は、うちの犬が病気になったとき、治してくれた先生がかっこよかったです。」

1文目は、主語「夢は」と述語「なりたいです」がねじれています。2文目は、主語「理由は」に対して述語が「かっこよかったです」で、こちらもつながっていません。手順2で、1文目は述語を直し、2文目は主語を外しました。

「わたしの夢は、動物のお医者さんになることです。うちの犬が病気になったとき、治してくれた先生が、犬の名前を呼びながら注射をしたのがかっこよかったからです。」

良くなったのは、2つの文の主語と述語が、それぞれ1本の線でつながったことです。「理由は」を消して「からです」で受けると、読み手は「なぜ」の答えだと自然にわかります。さらに、「犬の名前を呼びながら注射をした」という、見えた場面を1つ足しました。「かっこよかった」だけでは、先生の何がかっこよかったのかが読み手に届きません。見えた場面が1つあれば足ります。2つ足すと、夢の話から先生の話にそれていきます。

まちがえやすいところ

家で直すときの誤りは、お子さまの誤りより、親の誤りのほうが多く出ます。3つ挙げます。

図3 直すときに親がすることと、しないことの線引き

誤り1 親が文を書き足す

誤りの例です。「がんばりました」の横に、親が赤で「この経験を通して、あきらめないことの大切さを学びました」と書き足します。

どこが違うかというと、その一文は親の言葉で、お子さまが次の作文で自分で書くことはできません。先生が読めば、前後の文と調子が違うので、だれが書いたかはすぐにわかります。しかも「大切さを学びました」は、何を見て何を聞いたのかが1つも入っていないので、具体を足したことにもなりません。

直し方は、図3の左の欄のとおり、親は質問だけをします。「がんばったって、何をしたの」とたずね、「最後の10メートルで、前の人を抜いた」と返ってきたら、それをそのまま書きます。「最後の10メートルで、前の人をぬきました。」が、お子さまの言葉で足した一文です。

誤り2 漢字と句読点だけ直して終わる

誤りの例です。「ぼくの夢は、サッカー選手になりたいです」の「夢」のふりがなと、読点の位置を直して、「はい、直った」と終わります。

どこが違うかというと、読み手が困るのは漢字の誤りではなく、主語と述語がつながっていないことです。漢字を直しても、読み手は「夢は、なりたい」の所で、やはりつかえます。漢字と句読点は清書のときに見ればよく、直しの30分の中に入れると、本当に直すべき場所に時間が回らなくなります。

直した文は、「ぼくの夢は、サッカー選手になることです。」です。漢字は最後に、お子さまが自分で辞書を引いて確かめます。

誤り3 一度に全部直す

誤りの例です。親が作文を最初から最後まで読んで、20か所に赤を入れ、「これ全部直して」と渡します。

どこが違うかというと、お子さまは最初の3か所で手が止まります。20か所の赤は、「この作文はだめだった」という一言と同じ意味に受け取られます。そのあとの作文は、赤を入れられないように短く、当たりさわりのない文になっていきます。

直し方は、3か所で止めることです。残りの17か所は、メモの裏に親が書いておき、次の作文のときに、1つか2つを出します。「前は主語と述語だったから、今度は長い文を切ろう」と、1回に1種類ずつ増やしていけば、半年で一通りの直しがお子さま自身の手に入ります。

よくある質問

何年生から、この3つの確かめができますか

音読は小学1年生からできます。主語と述語を線でつなぐのは、学校で主語と述語を習う小学2年生の後半から、具体を足すのは小学3年生からが目安です。1年生と2年生の前半は、音読でつかえた所を親が聞いて、「ここ、もう一回読んでみて」とだけ言えば足ります。本人が読み直して、自分で言い直せたら、それが直しです。

音読をいやがります

読む相手を変えてみてください。親に向かって読むのをいやがる子も、ぬいぐるみや、下のきょうだいや、録音したスマートフォンに向かってなら読みます。録音は特に向いていて、本人が自分の声を聞き直すと、親が何も言わなくても、つかえた所を自分で見つけます。それでもいやがる夜は、親が読み上げて、お子さまが聞く側に回ります。親がわざとつかえずに、文のとおりに読むと、ねじれた文は聞いているほうが先に気づきます。

直したら、前より短くなりました

気持ちの言葉を消したのに、具体を足していない状態です。手順3に戻って、消した文の場所に、見えたもの、聞こえた音、言った言葉、体の感じ、のどれか1つを入れてください。「楽しかったです」の1文を消して、「『行け』と声が聞こえました」の1文を足せば、長さはほぼ同じで、中身は増えています。足しても足りないときは、「いちばん」の段落の出来事を、起きた順にもう1つだけ細かく割ります。

親の手伝い方と個別指導で確かめること

家では、聞く、たずねる、行の番号を書く、の3つまでで十分です。鉛筆を持たない親のほうが、お子さまの文は伸びます。個別指導では、家では見えにくい2つを確かめます。1つは、音読でつかえなかった文の中にも残っている、主語と述語のねじれです。本人が言い慣れている言い回しは、ねじれていても口がつかえません。もう1つは、足した具体が「いちばん」の段落に集まっているかです。どちらも、本人の作文を本人の前で読み上げて、一緒に線を引きながら確かめます。

まとめ

作文を直すとは、赤を入れることではなく、お子さまの口と耳が見つけた場所に、本人の言葉を1つ置き直すことです。夕食のあとの30分、親は鉛筆を置いて、声を聞く側に座ります。直しの線は、親の手からではなく、お子さまの声から引かれます。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

チャットで質問チャット
無料相談を予約する 電話 0422-27-7828