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明星中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

府中市の明星中学校は2027年度、2月1日から3日に5回の一般入試を行い、4科は国語・算数・理科社会が各100点です。回ごとの日程と、小4から小6までの家庭の準備の順番を受験担当が手順で示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都府中市栄町1-1 |
| 最寄り駅 | 北府中駅から徒歩約15分。国分寺駅・府中駅からは京王バスで「明星学苑」下車 |
| 共学・別学 | 共学 |
| 中高一貫 | 明星中学校・高等学校の6年間 |
| 試験の日程 | 2027年2月1日(午前・午後)、2月2日(午前・午後)、2月3日(午後)の5回 |
| 科目 | 午前の回は4科(国語・算数・理科社会)か2科(国語・算数)の選択。午後の回は2科 |
| 確かめた年度 | 2027年度の生徒募集要項(学校の公式)と、令和7年度の都内私立中学校学費一覧(東京都) |
| 武蔵境駅からの直線距離 | 約5.7 km |
よくあるのは、北府中駅の改札を出たところで立ち止まる、という場面です。案内板を見ながら、お子さまが「15分って、遠いの」と聞き、保護者の方は腕時計を見ます。説明会の帰りには、同じ改札で逆向きの問いが出ます。毎朝この改札を通れるか、雨の日もこの道を歩けるか。駅から校門までの一本の道を一度歩いた感触が、志望の強さをはっきりさせます。道を歩いた日の夜に、下の要項の話を家族で読んでください。
入試のかたち
2027年度の生徒募集要項によると、明星中学校の一般入試は5回あります。図1のように、2月1日の午前と午後、2月2日の午前と午後、2月3日の午後に並びます。午前の回は4科と2科の選択、午後の回は2科だけという形です。

回ごとの中身は次のとおりです。
- 第1回: 2月1日(月)午前。4科か2科を選んで受けます。募集は30名です。
- 第2回: 2月1日(月)午後。2科です。募集は30名で、特待生を選抜する回です。
- 第3回: 2月2日(火)午前。4科か2科を選んで受けます。募集は15名です。
- 第4回: 2月2日(火)午後。2科です。募集は15名です。
- 第5回: 2月3日(水)午後。2科です。募集は10名です。
試験の時間と配点も要項に出ています。午前の回は8時30分に集合し、国語が8時45分から9時35分(100点)、算数が9時50分から10時40分(100点)、理科・社会が10時55分から11時40分(100点)です。国語と算数は50分、理科・社会は2つ合わせて45分で100点という配分です。4科で受けると300点満点、2科なら200点満点で合否が決まり、4科の受験者は得点換算で有利なほうを採用すると書かれています。4科で受けても2科の合計で判定される道が残るので、理科・社会の準備が間に合うか迷う家庭ほど、この一文を覚えておいてください。
午後の回は14時30分に集合し、国語が14時45分から15時35分、算数が15時50分から16時40分で、それぞれ100点です。午前に受けて、昼をはさんで午後にもう一度受けるお子さまもいる並びなので、昼食をどこで取るかまで前日に決めておくと当日が静かに進みます。
第2回は特待生を選抜する回です。要項では、極めて優秀な成績を収めた者に、成績に応じて授業料の全額(A特待)または半額(B特待)の奨学金を給付し、各学年の終わりに審査して継続を決める、と説明されています。特待としての合格とは別に通常の合格判定も行い、奨学金の選考は入学試験のときだけで入学後の新規採用はない、ともあります。特待を狙う狙わないにかかわらず、第2回は2科の午後入試として普通に受けられる回です。
出願はインターネットで行います。出願の受付は2027年1月10日(日)10時に始まり、第1回と第2回は1月30日(土)23時、第3回と第4回は2月1日(月)23時、第5回は2月2日(火)23時に締め切られます。事前の出願登録は2026年12月20日に始まります。入学検定料は1回の出願で25,000円で、複数の回をまとめて出願すれば回数にかかわらず25,000円、分けて出願すると回ごとに25,000円です。出願書類の提出はなく、受験生の顔写真データを登録します。受験票は学校から送られてこないので、家庭で印刷して当日に持っていきます。
合格発表は試験の当日21時にウェブで行われ、校内の掲示や書類の発送はありません。入学手続の締切は5回とも2月6日(土)12時で、入学金250,000円の納入をもって手続が完了します。補欠の判定もあり、繰り上げ合格になるときは出願時に登録した電話番号に連絡が来ます。試験の得点は開示されません。持ち物は受験票と筆記用具で、定規とコンパスは不要、上履きも不要です。保護者の控室が用意され、駐車場はないので公共の交通機関で向かいます。
出願の資格は、2027年3月に小学校を卒業する見込みで、入学後に保護者と同居してそこから通える人、そして学校の教育理念に賛同し、卒業後に大学への進学を希望する人です。理念への賛同が資格に書かれている学校なので、次の節の方針は読み飛ばさないでください。
学校が公表している方針
明星中学校は1923年に児玉九十によって創立された学校で、学校の公式ページは建学の精神を「和の精神のもと、世界に貢献する人を育成する」と掲げています。校訓は「健康、真面目、努力」の3つで、明るく強く正しい人格と、心身ともに確かな判断力と実行力を育てる、と説明されています。
教育方針として公表されているのは3本です。1本目は人格の接触による教育で、教師が生徒と近い関係を結び、持って生まれた良さを誠実に育てるという考え方です。2本目は凝念教育で、心を一点に集中させる時間を毎日持ち、目の前のことに集中する習慣を鍛えます。3本目は実践躬行の体験教育で、考えることと行うことを結びつけ、判断力と実行力を身につけるものです。校長の挨拶でも、創立の理念である実践躬行を自分で考えて行動することだと言い換え、先の読めない時代に変化へ主体的に向き合う力を求めています。
教育目標は、自らの未来を描き、他者と共に創る人を育てることです。中学と高校の6年間で、国際教育、理数教育、ICT教育、キャリア教育の4つのプログラムが用意されていて、緑の多い広い敷地と施設が特色として挙げられています。
ここで家庭が読み取るべきなのは、校訓の3語がどれも日々の態度を指す言葉だという点です。健康、真面目、努力は、入試で測られる学力の言葉ではなく、入学してからの毎日の過ごし方の言葉です。凝念教育のように、集中する時間を毎日持つことを学校が方針として掲げているなら、家庭の準備も、短い時間に集中して解く練習を毎日の形にしておくと、学校の毎日につながります。
準備の進め方
入試の形は、国語50分100点、算数50分100点、理科・社会45分100点、午後なら国語と算数だけ、というはっきりしたものです。図2のように、小4、小5、小6の順に、この形へ寄せていきます。

小4では、国語と算数の土台だけを作ります。算数は、整数と小数と分数の計算を毎日10分、間違えた問題は翌日にもう一度解く、という回し方です。文章題は式を書く前に図を描く癖をつけます。線分図でも面積図でも、紙に形が描けるかどうかで、小5以降の割合と速さの伸びが変わります。国語は、漢字を毎日、語彙は知らない言葉に線を引いて辞書で引く、音読は週に3回、という小さな決まりで十分です。50分で100点という試験の形は、小4ではまだ意識させません。解けることが先で、速さは後からついてきます。
小5では、理科と社会を足します。4科で受けるなら、理科と社会は合わせて45分で100点なので、1問あたりに使える時間は国語や算数より短く、知識を迷いなく出す力が要ります。単元ごとに一周して、年度の終わりまでに全体を一度は通しておきます。理科は実験の手順と結果を自分の言葉で言えるか、社会は地図と年表を自分で描けるか、で確かめます。算数は割合、速さ、平面図形の3つを軸にして、小4で作った図を描く癖をそのまま使います。国語は、設問の指示どおりに答える練習、たとえば「理由を書きなさい」なら文末を「から」で結ぶ、という型を入れていきます。
小6では、学校の過去問を使います。使い方は一般の手順で十分です。まず春に1年分を時間を計らずに解き、どの科目のどの形で止まるかを見ます。夏までは、止まった形だけを単元の問題集に戻って埋めます。秋から、時間を計って本番の順に解きます。午前の回を想定するなら、国語、算数、理科・社会の順で、休み時間も要項どおりに取ります。採点して、間違えた問題を3つに分けます。知らなかった、知っていたのに間違えた、時間が足りなかった。直す順番は2つ目、1つ目、3つ目です。知っていたのに間違えた問題を減らすのがいちばん早く、時間が足りない問題は、ほかが整ってから解く順番を変えて取り返します。
4科で受けるか2科で受けるかは、秋の終わりに決めます。要項に、4教科の受験者は得点換算で有利なほうを採用するという決まりがあるので、理科と社会がある程度まで仕上がっているなら、4科で出願して2科の判定も残す形が自然です。理科と社会にまだ手がついていないなら、2科に絞って国語と算数の密度を上げるほうが、残りの時間を生かせます。この判断は模試の数字だけで決めず、過去問の理科・社会で45分に収まっているかで決めてください。
午後の回を受けるなら、14時30分に集合して16時40分まで解く形に体を慣らします。12月以降の週末に、午後2時台から国語と算数を続けて解く日を作り、昼食の量と時間を本番と同じにしておきます。午前と午後を同じ日に受ける予定なら、その並びを一度まるごと通しておくと、当日に驚くことが減ります。
併願の考え方
明星中学校の5回は、2月1日から3日の3日間に、午前と午後に分かれて置かれています。確かめた日程だけで並びを見ると、同じ学校を複数の回で受けることも、午前にほかの学校を受けて午後に明星中学校を受けることもできる形です。図3のように、出願から手続までの流れを日付で押さえておくと、どの回を使うかが決めやすくなります。

要になるのは、合格発表が試験の当日21時で、次の回の出願締切がその2時間後の23時に置かれている点です。第1回か第2回を2月1日に受けて21時に結果を見てから、第3回か第4回の出願を2月1日23時までに済ませる、という動きが要項のうえでできます。同じように、2月2日の結果を21時に見てから、第5回の出願を2月2日23時までに決める形です。ただし、入学検定料の支払いが終わったあとは試験の区分や日程を変えたり取り消したりできない、とも書かれているので、出願の前に家族で決めておく回と、結果を見てから足す回を、あらかじめ分けておきます。
入学手続の締切は2月6日(土)12時です。ほかに受ける学校の発表と手続の日程を並べて、2月6日の正午までに何がわかっているかを書き出してください。補欠から繰り上げになるときは電話で連絡が来て、期日までに入学金の納入がないと取り消されるので、2月の第1週は出願時に登録した電話をいつでも取れるようにしておきます。
受ける回を増やすほど、お子さまの体力と気持ちの消耗は増えます。午前と午後の両方を受けた日の夜に、翌日の午前の試験が控えている並びは、大人が思うより重いものです。回の数より、どの回に力を集めるかを先に決めてください。
説明会と学費で確かめること
学校の入試情報のページによると、第5回の中学校説明会が2026年11月14日(土)14時から15時40分まで児玉九十記念講堂で行われ、終了後の15時50分から予約制の個別相談があります。第6回は12月12日(土)です。申込はおよそ1か月前から受け付けられ、保護者だけの参加もできます。上履きは不要です。
学費は、東京都が公表している令和7年度の都内私立中学校学費一覧に、明星中学校の初年度納付金として、授業料480,000円、入学金250,000円、施設費132,000円、その他132,000円、合計994,000円、入学検定料25,000円と載っています。学校の2027年度の募集要項には、予定として、授業料480,000円、教育充実費180,000円、施設維持費132,000円、PTA会費7,200円、生徒会費6,000円、積立金・副教材等380,000円で、1年の合計が1,185,200円程度、2年が1,250,200円程度、3年が1,105,200円程度と書かれています。年額を4月、8月、12月の3期に分けて納め、制服などの費用は別に要ります。東京都の一覧と学校の要項で教育に関わる費目の額が違うので、どの区分の額かを説明会で確かめてください。入学前の説明会と制服の採寸は、2027年2月20日(土)の予定です。
説明会で確かめる質問を挙げます。
- 午前の回の理科・社会は、45分の中で理科と社会の問題がどう配分されているか。
- 4科で出願した場合に得点換算で有利なほうを採用するのは、どの計算で比べる仕組みか。
- 第2回の特待の継続の審査は、どの基準で各学年の終わりに行われるか。
- 2027年度の要項にある学納金の内訳は、どのクラス区分の額か。
- 積立金・副教材等の380,000円には、どの行事と教材が含まれるか。
- 繰り上げ合格の連絡は、何日ごろまでに来る可能性があるか。
- 北府中駅から徒歩のほかに、国分寺駅と府中駅からのバスは朝の時間帯にどれくらいの間隔か。
個別指導で確かめること
理科・社会が45分で100点という形は、知識が一つ抜けるとその単元の問題をまとめて落とします。個別の授業では、小5の単元のどこまで戻るかを過去問の間違いから決め、たとえば電気の回路で止まるなら小5の直列と並列まで戻って、そこから小6の問題へ上がり直します。戻る距離を本人と保護者の方に毎回伝え、戻った分がいつ本番の形に追いつくかを日付で示します。
まとめ
5回の入試、当日21時の発表、2時間後の出願締切。明星中学校の2027年度は、日程を読んだ家庭ほど動きやすい形に組まれています。校門までの道を自分の足で歩き、要項の時刻を家の壁に貼り、小4の計算から小6の過去問まで順に積む。その全部が、北府中駅の改札を毎朝くぐる一人の生活につながります。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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