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東京都の中学校の内申(評定)は区や市でどう違う? 23区・多摩26市の一覧(2026年3月公表の都のデータ)|武蔵野個別指導塾


区や市で、中学校の内申(評定)はどれだけ違うのか
「この区の中学校は内申が甘い」「あの市は厳しい」――そんな話は、数字で見るとどうなのか。東京都教育委員会が毎年公表している、都内の公立中学校の3年生に付いた評定(内申)の割合を学校ごとに並べた表から、23区と多摩26市の572校を区市ごとにまとめました [1] [2]。
一言でいうと(この記事の結論)
学校ごとの9教科の評定の平均を区市ごとに真ん中の値(中央値)で並べると、23区は足立区の3.11から豊島区の3.37、多摩26市は福生市の3.13から調布市の3.45まで開いています。都内576校の真ん中は3.26です。
- 同じ区市の中の学校の差が、区市の間の差より大きいことが少なくありません。23区では20区で、区の中の差が区の間の差(0.26)を上回ります(多摩26市では7市が市の間の差0.32を上回る)。区市の中の差は真ん中で0.35、いちばん大きい八王子市では0.78あります。
- 評定の平均は、学校の付け方だけでなく、その学年の学力でも上下します。平均が低い=厳しい、とは言い切れません。
- 同じ学年の学力調査で都の平均を上回った区市のうち、学校ごとの中央値が都の真ん中を下回ったのは武蔵野市でした(4章)。
- 都の資料は学校名を伏せています。「どの中学校が厳しい」とは、この数字からは言えません。
1. 使った資料と計算の仕方
東京都教育委員会は毎年3月に、都内の公立中学校の3年生の評定(12月31日時点で調査書に書く評定)の状況を公表しています [1]。別添の「中学校等別評定割合(個表)」には、国語から英語まで9教科それぞれに、5・4・3・2・1が何%付いたかが学校ごとに載っています [2]。
- 対象は619校のうち、3年生が40人以下の学校を除いた576校です。この記事では、そのうち23区と多摩26市の572校を区市ごとにまとめました(西多摩郡の町村の4校は一覧から外しています)。
- 各教科の割合から評定の平均を出し、9教科で平均しました(学校ごと)。区市の値は、その学校ごとの平均の真ん中の値(中央値)と、単純な平均の両方を載せています。
- 計算は、都が公表している都全体の数字で確かめました。9教科合計の割合(5が12.3%・4が23.1%・3が47.3%・2が13.7%・1が3.7%)から出した平均は3.27で [3]、576校の学校ごとの平均の真ん中(3.26)とほぼ一致します。読み取った学校の数も、都の資料の576校と一致しています。
- 順位は中央値の大きい順です。表では小数第2位までに丸めているので、同じ数字に見えても3桁目以下で順番が付いています。

2. 23区の一覧
| 順 | 区 | 学校数 | 学校ごとの評定の平均(中央値) | (平均) | いちばん低い学校〜高い学校 | 都の真ん中(3.26)より上の学校 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 豊島区 | 8 | 3.37 | 3.35 | 3.24〜3.46 | 5/8 |
| 2 | 世田谷区 | 29 | 3.36 | 3.34 | 3.09〜3.63 | 21/29 |
| 3 | 杉並区 | 23 | 3.36 | 3.33 | 3.04〜3.52 | 17/23 |
| 4 | 中央区 | 5 | 3.35 | 3.28 | 3.06〜3.37 | 4/5 |
| 5 | 文京区 | 9 | 3.34 | 3.33 | 3.17〜3.52 | 6/9 |
| 6 | 新宿区 | 10 | 3.32 | 3.29 | 3.02〜3.44 | 6/10 |
| 7 | 江東区 | 23 | 3.30 | 3.32 | 3.00〜3.64 | 17/23 |
| 8 | 練馬区 | 33 | 3.28 | 3.28 | 3.01〜3.46 | 19/33 |
| 9 | 北区 | 12 | 3.27 | 3.26 | 3.16〜3.35 | 6/12 |
| 10 | 品川区 | 15 | 3.27 | 3.27 | 3.12〜3.55 | 8/15 |
| 11 | 中野区 | 9 | 3.26 | 3.26 | 3.03〜3.46 | 4/9 |
| 12 | 渋谷区 | 6 | 3.26 | 3.26 | 3.12〜3.38 | 3/6 |
| 13 | 千代田区 | 2 | 3.26 | 3.26 | 3.24〜3.27 | 1/2 |
| 14 | 大田区 | 28 | 3.25 | 3.25 | 2.96〜3.50 | 13/28 |
| 15 | 板橋区 | 22 | 3.24 | 3.24 | 3.02〜3.45 | 8/22 |
| 16 | 台東区 | 7 | 3.23 | 3.22 | 3.01〜3.41 | 3/7 |
| 17 | 目黒区 | 7 | 3.23 | 3.29 | 3.15〜3.57 | 3/7 |
| 18 | 港区 | 9 | 3.22 | 3.25 | 3.04〜3.43 | 4/9 |
| 19 | 墨田区 | 10 | 3.22 | 3.26 | 3.12〜3.61 | 4/10 |
| 20 | 葛飾区 | 24 | 3.21 | 3.18 | 2.85〜3.42 | 7/24 |
| 21 | 荒川区 | 10 | 3.18 | 3.16 | 2.93〜3.42 | 2/10 |
| 22 | 江戸川区 | 32 | 3.13 | 3.12 | 2.82〜3.34 | 5/32 |
| 23 | 足立区 | 32 | 3.11 | 3.11 | 2.85〜3.33 | 5/32 |
23区でいちばん高いのは豊島区(3.37)、いちばん低いのは足立区(3.11)です。区の名前が太字のものは、区の中の学校ごとの表を別の記事にまとめています。千代田区は2校だけなので、1校の数字で区の値が大きく動きます。
3. 多摩26市の一覧
| 順 | 市 | 学校数 | 学校ごとの評定の平均(中央値) | (平均) | いちばん低い学校〜高い学校 | 都の真ん中(3.26)より上の学校 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 調布市 | 8 | 3.45 | 3.42 | 3.29〜3.51 | 8/8 |
| 2 | 国分寺市 | 5 | 3.44 | 3.46 | 3.40〜3.52 | 5/5 |
| 3 | 小平市 | 8 | 3.41 | 3.39 | 3.17〜3.52 | 7/8 |
| 4 | 国立市 | 3 | 3.37 | 3.32 | 3.21〜3.39 | 2/3 |
| 5 | 小金井市 | 5 | 3.37 | 3.40 | 3.29〜3.50 | 5/5 |
| 6 | 府中市 | 11 | 3.35 | 3.33 | 3.10〜3.47 | 9/11 |
| 7 | 多摩市 | 9 | 3.33 | 3.35 | 3.23〜3.51 | 8/9 |
| 8 | 三鷹市 | 7 | 3.31 | 3.32 | 3.16〜3.45 | 5/7 |
| 9 | 町田市 | 19 | 3.30 | 3.29 | 2.99〜3.49 | 12/19 |
| 10 | 稲城市 | 6 | 3.30 | 3.31 | 3.10〜3.59 | 4/6 |
| 11 | 日野市 | 8 | 3.28 | 3.31 | 3.22〜3.48 | 4/8 |
| 12 | 東村山市 | 7 | 3.27 | 3.30 | 3.24〜3.43 | 4/7 |
| 13 | 狛江市 | 4 | 3.27 | 3.30 | 3.24〜3.41 | 2/4 |
| 14 | 八王子市 | 35 | 3.26 | 3.20 | 2.70〜3.47 | 17/35 |
| 15 | 羽村市 | 3 | 3.26 | 3.27 | 3.08〜3.47 | 1/3 |
| 16 | 立川市 | 9 | 3.26 | 3.28 | 3.14〜3.39 | 4/9 |
| 17 | 西東京市 | 9 | 3.26 | 3.26 | 3.17〜3.37 | 3/9 |
| 18 | 東大和市 | 5 | 3.25 | 3.22 | 3.10〜3.30 | 2/5 |
| 19 | 武蔵野市 | 6 | 3.25 | 3.28 | 3.14〜3.46 | 3/6 |
| 20 | 昭島市 | 6 | 3.23 | 3.21 | 3.06〜3.28 | 2/6 |
| 21 | 清瀬市 | 5 | 3.22 | 3.20 | 3.11〜3.24 | 0/5 |
| 22 | 東久留米市 | 7 | 3.20 | 3.26 | 3.18〜3.43 | 3/7 |
| 23 | 武蔵村山市 | 5 | 3.20 | 3.19 | 3.03〜3.31 | 2/5 |
| 24 | 青梅市 | 8 | 3.18 | 3.14 | 2.82〜3.39 | 3/8 |
| 25 | あきる野市 | 6 | 3.16 | 3.20 | 3.11〜3.37 | 2/6 |
| 26 | 福生市 | 3 | 3.13 | 3.12 | 3.04〜3.18 | 0/3 |
多摩26市でいちばん高いのは調布市(3.45)、いちばん低いのは福生市(3.13)です。学校数が少ない市は、1校の数字で区市の値が大きく動きます。

4. 学力の目安と並べると
評定の平均は、学校の付け方だけでなく、その学年の生徒の学力でも上下します。そこで、同じ学年(令和7年4月に中学3年生)の全国学力・学習状況調査で、東京都の平均を上回ったと各区市の教育委員会の資料で確かめられた区市を、評定の高い順に並べました(各区市の資料は、それぞれの区市の記事に載せています)。
| 区・市 | 学力調査(都と比べて) | 評定の平均(学校ごとの中央値) |
|---|---|---|
| 調布市 | 上(国語・数学・理科) | 3.45 |
| 小金井市 | 上(国語・数学) | 3.37 |
| 杉並区 | 上(国語・数学・理科) | 3.36 |
| 府中市 | 上(国語・数学・理科) | 3.35 |
| 三鷹市 | 上(国語・数学・理科) | 3.31 |
| 練馬区 | 上(国語・数学・理科) | 3.28 |
| 武蔵野市 | 上(国語・数学・理科) | 3.25 |
| 都内576校 | ― | 3.26 |
学力が都より上の7つの区・市のうち、学校ごとの中央値で都の真ん中を下回るのは武蔵野市です。ほかは、学力も評定も都より上で、向きがそろっています。ただし差は小さく、学力調査は3教科・4月時点、評定は9教科・12月時点です。武蔵野市は、市ごとの平均で見ると3.28で、都の真ん中をわずかに上回ります。くわしくは武蔵野市の記事にまとめています。
5. この数字で言えること、言えないこと
- 平均が高い=付け方が甘い、低い=厳しい、とは言い切れません。評定の平均は、学校の付け方だけでなく、その学年の生徒の学力でも上下します。
- 3年生の12月時点の評定です。1年生・2年生の付け方は、この表には出ていません。
- 区市の値より、学校の値を見てください。同じ区市でも、いちばん高い学校と低い学校の差は、3校以上ある48区市の真ん中で0.35です。
- 一人ひとりへの付け方が公平か、基準が見えるかは、平均には出ません。
- 学校名は分かりません。番号は都の資料のとおり順不同です。
6. 区市ごとの記事(学校ごとの表と教科ごとの差)
次の区市は、区市の中の学校ごとの評定・教科ごとの差・近くの区市との比べを、1本ずつの記事にまとめています。
- 調布市の中学校の内申(評定)
- 国分寺市の中学校の内申(評定)
- 小平市の中学校の内申(評定)
- 国立市の中学校の内申(評定)
- 小金井市の中学校の内申(評定)
- 府中市の中学校の内申(評定)
- 三鷹市の中学校の内申(評定)
- 狛江市の中学校の内申(評定)
- 西東京市の中学校の内申(評定)
- 武蔵野市の中学校の内申(評定)
- 東久留米市の中学校の内申(評定)
- 杉並区の中学校の内申(評定)
- 練馬区の中学校の内申(評定)
- 中野区の中学校の内申(評定)
7. 数字から、やることを決める
- 学校が公開している評価の方法を読む。学期ごとに「各教科の評価・評定の方法」をホームページに載せている学校があります。提出物や実技テストが何に使われるかが分かります。
- 提出物は「出す」から「評価される出し方」へ。詳しくは提出物と内申にまとめています。
- 実技4教科を後回しにしない。都立高校の一般入試の換算内申では、実技4教科の評定を2倍にして数えます(65点満点)。都立高校入試 総合得点計算機で確かめられます。
当塾の立場
武蔵野個別指導塾は、武蔵境駅から徒歩30秒の完全1対1の個別指導塾です。通っている中学校の定期テストと提出物を軸に、実技4教科も含めて内申を取りにいく授業を組みます。
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よくある質問
東京都で、中学校の内申(評定)の平均がいちばん高い区と市はどこですか。
東京都教育委員会が2026年3月に公表した学校ごとの評定の割合から、学校ごとの9教科の評定の平均を出し、区市ごとに真ん中の値(中央値)で並べると、23区でいちばん高いのは豊島区(3.37)、多摩26市では調布市(3.45)でした。いちばん低いのは足立区(3.11)と福生市(3.13)です。対象は令和7年12月31日時点の中学3年生の評定です。
評定の平均が低い区や市の中学校は、内申が厳しいのですか。
そうとは言い切れません。評定の平均は、学校の付け方だけでなく、その学年の生徒の学力でも上下します。また、同じ区市の中でも学校によって差があり、3校以上ある48区市の真ん中で0.35の開きがあります。
武蔵野市の中学校は、内申が厳しいのですか。
武蔵野市の6校の、学校ごとの評定の平均の中央値は3.25で、都内576校の真ん中(3.26)とほぼ同じです。一方、同じ学年の全国学力・学習状況調査で都の平均を上回ったと確かめられた7つの区・市のうち、中央値が都の真ん中を下回ったのは武蔵野市だけでした。評定が学力のわりに控えめに出ている可能性はありますが、この数字だけでは決められません。当塾は、提出物の期限だけでなく丁寧さや解き直しまで見られる場面が多いことから、武蔵野市の内申は厳しめだと感じています。
学校名ごとの評定は分かりますか。
分かりません。都の資料は学校名を伏せており、区市ごとの番号は「順不同」とされています。この数字から「どの中学校が厳しい」とは言えません。
この数字は、いつ更新されますか。
東京都教育委員会が毎年3月に公表しています。この記事は、令和8年3月26日の公表(令和7年12月31日時点の評定)にもとづいています。
出典
- 東京都教育委員会「都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和7年12月31日現在)の評定状況の調査結果について」(令和8年3月26日) https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/03/2026032606
- 同 別添「中学校等別評定割合(個表)」 PDF
- 同 参考資料1「令和8年度選抜の調査と令和7年度選抜の調査における都内公立中学校等の評定状況についての比較」 PDF
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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