
武蔵野個別指導塾の特徴
清瀬高校の令和9年度入試|調査書450点と小論文の推薦、一般入試の計算|武蔵野個別指導塾
一般入試の7:3の計算と推薦の調査書450点の違いを整理し、過去5年度の小論文課題と応募倍率から、家庭で確かめる準備を具体的にたどれます。

清瀬高校の令和9年度入試|調査書450点と小論文の推薦、一般入試の計算
清瀬高校を考えるとき、推薦と一般の数字を分ける
よくあるのは、ESAT-Jの会場からの帰り道、お子さまが「話せたところと、言葉が出なかったところがある」と振り返り、保護者の方はその結果が入試の何点になるのか気になっている、という場面です。清瀬高校を考えていても、英語の結果、通知表、推薦の小論文が頭の中で重なると、次にどこへ力を向ければよいのか迷いやすくなります。
まずは、一般入試の総合得点と推薦入試の配点を別々に見ましょう。題名にある調査書450点は推薦の配点です。一般入試の調査書点にその数字を当てはめると、学力検査との関係まで変わってしまいます。同じ「調査書」という言葉でも、どの選抜の数字なのかを添えて読むことが出発点です。
ここでは令和9年度の方法を先に確かめ、推薦で過去に問われた内容、応募倍率、家庭で進める準備の順に整理します。武蔵境周辺から受験を考えるご家庭が、お子さまの今の学習と入試の仕組みを結び付けて話せるように、点数の計算と学習の確かめ方を分けて説明します。

清瀬の一般入試では、調査書300点とESAT-Jの位置を押さえる
清瀬高校の普通科を令和9年度の一般で受ける場合、筆記の対象は5教科、すなわち国語・数学・英語・社会・理科です。学力検査700点、調査書300点の7:3で、面接と実技検査はありません(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』7 頁)。清瀬高校は自校作成問題を実施する学校には含まれていません(都教委, 令和9年度『自校作成校一覧』1 頁)。
準備の際は、受ける教科と総合得点に入る項目を区別してください。学力検査を受けるのは5教科ですが、調査書の換算では、それ以外の4教科の評定も使います。「入試で筆記試験を受けない教科だから、受験とは関係がない」と捉えると、調査書点の計算を取り違えてしまいます。
換算内申は、学力検査の5教科の評定を1倍、残る4教科の評定を2倍して足した65点満点の数値です。学力検査と調査書を合わせた1000点に、ESAT-Jの点を加え、総合得点は1020点満点になります。ESAT-Jの点は評価ごとに決まっていて、A・B・C・D・E・Fの順に20・16・12・8・4・0点です。この組み立ては都立高校入試の総合得点の決まりによります(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。
計算に取りかかる前に、手元の数字が何を表すかをそろえましょう。通知表の9教科の評定をそのまま足した数と、4教科を2倍した換算内申は同じものではありません。また、5教科の答案から得た素点合計と、700点満点に換算した学力検査点も区別が必要です。紙に「換算内申」「5教科の素点合計」「ESAT-J評価」と書き、それぞれの欄に数字や評価を置くと、途中の計算を追えます。
英語を話す試験の結果がどこで加わるか、計算の流れで追ってみます。換算内申39、5教科の素点合計355点、ESAT-J評価Dの場合です。以下は仕組みを理解するための計算であり、出願を判断するための基準ではありません。
- 学力検査点は、355÷500×700=497点です。
- 調査書点は、39÷65×300=180点です。
- ESAT-J評価Dによる8点を加え、497+180+8=685点です。
この計算では、学力検査を700点満点に、調査書を300点満点にそろえてから足しています。素点の355と換算内申の39をそのまま加える方法では、7:3という配点を反映できません。計算の途中に満点の単位を書くのは、結果だけを覚えるのではなく、どの資料からどの数字を取り出したのかを確かめるためです。
685点までの計算を確かめたら、次は355点の素点を生んだ各教科の答案へ視点を戻します。時間割を考える材料になるのは、得点換算の割合ではなく、解答中につまずいた箇所です。数学で解法は説明できるのに計算の途中で崩れる場合と、国語で設問が求めている内容を取り違える場合では、同じ時間でも使い方を変える必要があります。配点は点数の仕組み、学習計画は答案から決めるもの、と整理しましょう。
5教科の合計を見るときにも、点数だけで終えないことが大切です。間違いを「内容を知らなかった」「知っていたが使えなかった」「問題文の条件を落とした」「時間が足りなかった」に分けると、次に確認する作業が定まります。覚え直すべき語句と、途中式を残して解き直すべき問題を同じ扱いにしないことが、毎日の勉強を具体的にします。
調査書については、評定の数字を眺めるだけでなく、中学校で示された学習上の課題に戻ってください。提出物の不足をなくす、授業で扱った内容を説明できるようにする、返却された課題を読み直すなど、本人が取り組める行動を確認します。ただし、特定の行動をすれば評定が必ず変わるという約束にはできません。入試の換算方法と、中学校での評価を混同しないようにしましょう。
ESAT-Jも、受験後の手応えだけで評価を決めつける必要はありません。結果を確認する段階と、話す練習で改善点を探す段階は分けられます。練習なら、質問に対する答えが最初に出ているか、理由まで言えたか、聞き手に意味が伝わるかを振り返れます。総合得点の中での位置を知ったうえで、英語を話すときの具体的な課題へ戻ることができます。
推薦は調査書450点、個人面接と小論文も確認する
令和9年度の清瀬高校の推薦は、募集人員に対する割合が20%で、調査書450点、個人面接220点、小論文230点です。調査書の評価は評定を用います(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』7 頁)。一般入試の換算内申の式を、そのまま推薦の調査書450点の計算として使わないようにしてください。
推薦を考えるときは、通知表だけを見て準備を終えないことが必要です。話して伝える個人面接と、資料や問いに応じて文章を書く小論文では、取り組む練習が異なります。面接で自分の経験を説明できても、図を読んで短くまとめる練習ができているとは限りません。小論文は過去の課題を年度順に読むと、何を確かめながら書くべきかが具体的になります。
令和4年度の小論文は50分で、小問1では年齢別のスマートフォン・タブレットの利用状況と、70歳以上の利用しない理由を示す2つのグラフから、特徴を160〜200字で書く課題でした。小問2は、若者への情報機器の普及と、若者のコミュニケーション能力が不足していると言われることについて、自分の経験を踏まえた考えを320〜400字で述べる課題です(都教委, 令和4年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』16 頁)。
令和5年度の小論文も50分です。小問1は脱プラスチックに関する調査の2つのグラフの特徴を160〜200字で述べ、小問2は脱プラスチックを実現する具体的な働きかけを、理由とともに550〜600字で述べる課題でした(都教委, 令和5年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』19 頁)。
令和6年度の小論文は50分で、小問1はAIによる職業の代替に関する意識調査と、生成AIによって感じる将来の不安に関する意識調査のグラフを読み、特徴を160〜200字で述べる課題でした。小問2では、AI・生成AIの発展に伴う問題点を挙げ、高校生活でどう向き合うかを550〜600字で述べています(都教委, 令和6年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』15 頁)。
令和7年度の小論文は50分です。小問1では現代日本の農業と食料自給率について、どの図から読み取ったかがわかるように160〜200字で説明します。小問2は、図から今後の日本の食料事情を考え、直面し得る問題と対策について、具体例を用いて550〜600字で述べる課題でした(都教委, 令和7年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』18 頁)。
令和8年度の小論文も50分でした。小問1は過去の東京都議会議員選挙の年代別投票率と、令和3年度の同選挙で投票に行かなかった年代別の理由を扱う図から、それぞれの特徴を160〜200字で述べます。小問2は、10歳代から20歳代の投票率を上げるために必要な具体策と、投票率が上がることで生まれる社会の良い変化を、理由とともに550〜600字で述べる課題です(都教委, 令和8年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』17 頁)。
この5年度には、それぞれ2つの小問があり、資料の特徴を説明する課題と、自分の考えを述べる課題が並んでいます。ただし、これは過去の出題を読むための整理で、令和9年度の題材や分量を約束するものではありません。練習では「図に書かれている事実」と「そこから自分が考えたこと」を分けて下書きし、設問が求める方を答案に置くとよいでしょう。
たとえば、グラフで割合の違いが読み取れても、その違いが生まれた原因まで示されているとは限りません。特徴を説明する箇所に、自分で想像した原因を混ぜないことが大切です。一方、具体策を求められた箇所では、「意識を高める」とだけ書かず、誰が誰に何をするのか、なぜその行動が必要なのかまでつなげてください。これは過去問を使った練習の観点であり、学校の採点基準を示すものではありません。
清瀬高校の期待する生徒像は、目的をもった学習、将来の進路に向けた努力、学校の諸活動への継続的な参加と責任、社会貢献への意欲、規律ある生活の5点にまとめられます。原文の「主体的に学習に取り組む」「責任を果たす」という言葉を、自分の行動に引き付けて読んでみてください。推薦では、学習状況が良好で、諸活動で中心的役割を果たした実績のある生徒が望ましいとされています(都教委, 令和9年度『期待する生徒の姿』13 頁)。
面接の準備では、この言葉を覚えて繰り返すだけでなく、目的を決めて取り組んだこと、途中で困ったこと、そこで変えた行動を順に整理します。役職名がある場合も、名前だけでは何をしたのか伝わりません。本人の役割と周囲の協力を分けて説明し、事実以上に話を大きくしないことが、書類と面接の内容をそろえる土台になります。

清瀬の1.20倍が続く2年度を、5年の応募記録で捉える
清瀬高校普通科の一般入試について、第一次募集・分割前期の最終応募倍率は、令和4年度1.37倍、令和5年度1.09倍、令和6年度1.39倍、令和7年度1.20倍、令和8年度1.20倍です(都教委, 令和4〜8年度『最終応募状況』各3 頁)。ここで扱っているのは一般入試の応募倍率であり、推薦の数字として読まないようにしてください。
倍率は、募集人員に対してどれだけ応募があったかを表す数字です。まず「何年度か」「どの選抜か」「どの時点か」をそろえることで、同じ種類の記録として読むことができます。清瀬高校という校名だけを見て別の選抜の数字を混ぜたり、最終応募状況をそれ以前の応募状況と同じものとして扱ったりすると、話の前提がずれます。
この5年度の数字から読み取れるのは、各年度の最終応募時点の応募と募集の関係です。令和7年度と令和8年度は同じ1.20倍ですが、同じ数字が続いたことだけを理由に、令和9年度の値を決めることはできません。また、令和5年度の1.09倍だけを選んで説明すれば、ほかの年度の記録を見落とします。都合のよい年度を抜き出さず、年度のラベルと一緒に並べて読むことが必要です。
倍率からは、個人の得点や答案の内容はわかりません。したがって、この数字をそのままお子さまの学習評価に置き換えることはできません。応募状況についての話と、本人の答案についての話を分けると、ご家庭でも「数字を見てどう感じたか」と「今日何を確かめるか」を混同せずに済みます。
過去の数字を見て不安になったときは、まだ確定していない年度の見通しを延々と話すより、確認できる資料の種類を整理しておきましょう。一般入試の配点は方法を知る資料、小論文のテーマは練習の問いを知る資料、最終応募状況は応募の記録です。それぞれの役割を保ったまま読むことで、倍率の数字だけに準備の方針を委ねずに済みます。
武蔵境から受けるお子さまの準備を学年ごとに進める
中1の段階では、受験用の数字を急いで決めるより、各教科で何を学び、どこが曖昧なのかを本人が説明できる状態を目指しましょう。通知表が返されたときには、評定とともに、授業や提出した課題を振り返ります。「次は頑張る」だけで終えず、読めなかった資料を読み直す、説明できなかった用語を確かめるなど、次に行うことを具体的な言葉にします。
5教科以外についても、学校から示された課題や学習内容を大切にしてください。一般入試の換算に関わるからこそ、受験前になって数字だけを気にするのではなく、授業で何が求められているかを日頃から確かめたいところです。保護者の方がすべてを管理するのではなく、お子さまが自分の提出状況や課題を確認し、必要な質問を先生にできるように支えます。
中2では、定期的に返ってくる答案を使い、教科ごとの課題を整理します。答え合わせをした日に理解できた問題でも、後日、何も見ずに解くと途中で止まることがあります。その場合は、どこまで自分で進められたかを残しましょう。解説を読み直した回数だけでなく、自分で説明できた部分が増えたかを確認すると、復習の目的が明確になります。
推薦に関心があるなら、中2のうちから、自分の経験を短く記録しておくこともできます。学習や係の活動で決めた目標、実際にしたこと、うまくいかなかった点、その後の工夫を書きます。入試に合わせて立派な出来事を作るためではなく、後から経験を振り返る際に、本人の記憶だけに頼らず説明できるようにするためです。
中3で一般入試の準備を進める際は、評定の確認と5教科の答案の振り返りを別々に行い、その後に総合得点の仕組みでつなげます。手元の評定がいつのものか、学力検査の練習をどの条件で解いたかも記録してください。時間を計らず解いた答案と、時間を区切って解いた答案は、取り組み方の条件が違います。点数の増減だけでなく、条件も見て判断します。
ESAT-Jに向けた練習では、短い問いに対して声に出して答え、答えと理由がつながっているかを確認してみてください。頭の中で英文を作れることと、相手に向けて口に出せることは、練習の場面として分けて確かめられます。録音を使う場合も、漠然と聞き返すのではなく、答え始めで止まった箇所や、意味を言い直せなかった箇所を見つける目的を持たせます。
推薦の書類を準備する時期には、中学校の先生と、必要な内容や手続きを確認してください。家庭で先にできるのは、学習や活動の事実を整理し、本人が説明できるようにすることです。保護者の方が文章を整えすぎると、本人が面接で説明するときの言葉との間に距離ができます。まず本人に話してもらい、聞き手には伝わりにくかったところを質問する順序がよいでしょう。
小論文の練習では、書き終えた後に設問へ戻る時間も含めて取り組みます。資料の特徴を求める問いに意見だけを書いていないか、問題点と対策の両方が求められたのに片方だけになっていないかを確認します。語句を難しくすることより、問われた内容を落とさず、自分の主張を支える理由を置けているかを見直してください。
一般と推薦を併せて考える場合は、週の予定に5教科の復習、小論文、面接の振り返りを具体的な作業として書き出します。「推薦対策」と大きくまとめず、図の特徴を文章にする日、自分の経験を口頭で説明する日というように内容を決めると、終わったかどうかも確認できます。予定を立てた後は、学習が進まなかった原因を本人と確かめ、実行できる分量に調整しましょう。
清瀬の7:3で計算し直すなら、学校別の比率を反映する塾の道具ページも役立ちます。ページ名を挙げておきます。
「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」
次に確かめることを本人の言葉で決める
清瀬高校を考えるご家庭では、一般入試の7:3と、推薦の調査書450点をまず別々に整理してください。そのうえで、5教科の答案、小論文の問い、自分の経験を語る準備を、それぞれの目的に沿って進めます。過去の倍率は応募の記録として読み、毎日の課題はお子さまの答案や説明から見つけましょう。
評定と答案を見ながら準備の順番を整理したい方は、武蔵野個別指導塾の入塾前カウンセリングで、今いちばん迷っている点をお聞かせください。
受験の話を終えるときには、「頑張る」で閉じず、次に何を読み、何を解き直すかまで言葉にしたいものです。数字への不安を、本人が手を動かせる課題に変える。そのために、答案の途中で止まった一行にも目を向けます。
参考文献
- 東京都教育委員会 令和9年度『東京都立高等学校入学者選抜実施要綱』18-19 頁。
- 東京都教育委員会 令和9年度『普通教育を主とする学科』7 頁。
- 東京都教育委員会 令和9年度『第一次募集・分割前期募集における学力検査問題を自校で作成する高校一覧』1 頁。
- 東京都教育委員会 令和4年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』16 頁。
- 東京都教育委員会 令和5年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』19 頁。
- 東京都教育委員会 令和6年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』15 頁。
- 東京都教育委員会 令和7年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』18 頁。
- 東京都教育委員会 令和8年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』17 頁。
- 東京都教育委員会 令和9年度『期待する生徒の姿(全日制課程)』13 頁。
- 東京都教育委員会 令和4〜8年度『最終応募状況 / 普通科(コース・単位制以外)』各3 頁。
学校ごとの比率で総合得点を試算するには「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」を、7対3の学校の計算だけなら「都立高校入試 総合得点計算機」を使えます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




