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【中学受験国語】物語文①人物 場面 情景を図解で総まとめ—人物関係の整理 場面の転換 情景描写|武蔵野個別指導塾

【中学受験国語】物語文①人物 場面 情景を図解で総まとめ—人物関係の整理 場面の転換 情景描写のアイキャッチ 武蔵野個別指導塾
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人物関係図と時間の流れを使い、物語の登場人物や場面の切れ目を整理します。自作の例題と練習問題で、雨や光の描写を行動と結びつけて読む手順を確かめましょう。

よくあるのは、夏休みの課題の山を前に物語文を読み、「この『兄』はだれのお兄さんだろう」と考えているうちに、次の段落の「翌朝」を見落としてしまう場面です。読み終えて出来事を話すことはできても、人物の関係や出来事の順番を問われると、もう一度初めから探すことになります。さらに雨の描写が出てくると、「雨だから悲しい」と決めてしまい、人物の言葉と答えが合わなくなることもあります。

物語を読む土台は、だれが、いつ、どこで、何をしているかを確かめることです。その土台があって初めて、風景の描かれ方と人物の気持ちを結びつけられます。人物の名前をすべて覚えようとする必要はありません。呼び方が変わった所に印をつけ、時間や場所が動いた所で小さく区切れば、長い文章も追いやすくなります。ここでは、人物関係、場面、情景という3つの視点から、本文に戻って答えを組み立てる手順を確かめます。

この単元で身につけること

低学年から学んできた「だれが、どうした」を確かめる読み方に、指示語が指す内容を探す読み方を重ねると、人物の取り違えを減らせます。答えだけを覚えるのではなく、答えを支える言葉を本文の中で指せる状態を目指しましょう。

基本の考え方

人物の整理は「名前」「関係」「その場の行動」を分けます

登場人物とは、物語の中に登場する人などのことです。人として描かれた動物が登場人物になる物語もあります。人物を整理するときは、初めに名前を書き、次に呼び方を添えます。「ぼく」が語る物語では、本文中の「母」は多くの場合「ぼくの母」ですが、会話の中で友達が「母が待っている」と言えば、その友達の母を指すことがあります。地の文と会話では、言葉を発している人が変わる点に注意します。

たとえば「美奈は弟の航を待った。航は友達の陸と門から出てきた」という文なら、美奈と航は姉弟、航と陸は友達です。美奈と陸も友達だとは、この文だけでは決められません。関係図は、知っている名前を全部つなぐ図ではなく、本文で確かめた関係を残す図です。図1のように、関係が確かな2人の間にだけ線を引きます。

図1 本文で確かめた姉弟と友達の関係だけを結ぶ図

図1の線は、仲のよさの強さや年齢差を表すものではありません。「姉弟」と「友達」という関係を示しています。美奈が航を注意する場面があっても、姉弟という関係はそのままです。一方、「今は航の失敗を心配している」という態度は、後の出来事で変わるかもしれません。変わりにくい関係を線のそばに書き、その場の態度は別にメモすると、混乱せずに読み進められます。

また、主人公と、物語を語っている人物は必ずしも同じではありません。「私」が友達の変化を語り、その友達が中心人物になる文章もあります。「私」という言葉があるから主役だと決めず、だれの行動や変化が中心に描かれているかを追います。ただし、人物整理の段階で主役を急いで決める必要はありません。まず各文の動作主を正しく受け取るほうが、後の設問に役立ちます。

場面は時間・場所・出来事のまとまりです

場面とは、ある時間や場所で起こる出来事のまとまりです。「翌日」「数年後」などは時間の変化、「家を出て公園に着いた」などは場所の変化を知らせます。しかし、どれか1つの言葉があれば必ず場面を切る、という決まりではありません。同じ教室で朝から夕方に移れば時間による切れ目ができますし、廊下を歩きながら会話が続くなら、場所の細かな移動を含む1つのまとまりとして読めることもあります。

最初は、各部分の横に「放課後・教室・手紙を読む」のような短いメモをつけましょう。次の部分が「翌朝・校門・返事を渡す」なら、時も場所も出来事も変わっています。場面が切り替わったと判断する根拠がそろいます。反対に、同じ時間、同じ場所で会話の相手が発言を続けているだけなら、段落が変わっていても場面は続いている可能性があります。

段落は文章を見やすく分ける書き方上の区切りで、場面は内容のまとまりです。会話のたびに改行される文章では、短い段落がいくつも続いても、出来事は一続きです。問題で「時間と場所の変化に注目して分けなさい」と指定されたら、その条件を優先します。自由に分ける練習では、細かく分けるか大きくまとめるかだけを競わず、どの変化を根拠にしたか説明できることを確かめます。

過去を思い出している部分にも注意が必要です。「去年の夏も、この木の下にいた」という文があっても、人物が実際に去年へ移動したわけではありません。今いる場所で以前の出来事を思い出しています。文章に出てくる順番は「今、去年、今」でも、出来事が起こった順番は「去年、今」です。現在と過去を分けたメモは、理由を考えるときにも役立ちます。今の行動の理由が、前に経験した失敗の中に書かれていることがあるからです。

情景は気持ちを支える手がかりとして読みます

情景描写は、景色やその場の様子を描く表現です。目に見える雲や道だけでなく、風の音、土のにおい、指先に感じる冷たさなどが描かれることもあります。そうした描写は時間や季節を知らせ、場の雰囲気を作り、人物の気持ちと響き合うことがあります。ただし、すべての情景描写が心情を直接表すとは限りません。

「雨が降った」という文だけから、「主人公は悲しい」とは言えません。楽しみにしていた遠足が中止になった場面なら落胆と結びつくかもしれませんが、乾いた畑を心配していた人物なら喜びにつながるかもしれません。雨の意味を決めるのは、前後に書かれた出来事や人物の言動です。同じく、青空が描かれていても、別れを惜しむ人物がその明るさをまぶしすぎると感じていれば、晴れやかな気持ちとは読めません。

情景を読むときは、「何が描かれたか」「だれがそれを見たり聞いたりしているか」「その前後で何をしたか」の順に確かめます。その人物の受け止め方が書かれていないなら、無理に気持ちを決めなくてよいのです。風景から読み取れる範囲と、本文にはまだ書かれていないことを区別できると、選択肢の言い過ぎにも気づけます。

例題で解き方を確かめる

例題1 同じ人物の呼び方をそろえます

次の文章を読んで、問いに答えましょう。

沙紀が玄関で靴をはいていると、弟の悠が走ってきた。「姉ちゃん、これを忘れているよ。」悠は沙紀に水筒を差し出した。門の外では、沙紀の友達の真帆が手を振っていた。「待たせてごめんね。」そう言って沙紀は門へ向かった。

問い:「姉ちゃん」はだれですか。また、真帆はだれの友達ですか。

  1. 会話を言った人物を確かめます。水筒を差し出す動作が続き、沙紀に呼びかけているので、「姉ちゃん」と言ったのは悠です。呼び方は発言者との関係で決まるため、ここを先に押さえます。
  2. 最初の文へ戻ります。「弟の悠」は沙紀の弟ですから、悠から見た姉は沙紀です。「姉ちゃん」という呼び方を、名前の沙紀に結びつけられます。
  3. 真帆の直前の言葉を読みます。「沙紀の友達」と明記されているので、真帆と悠の関係を想像で足す必要はありません。

名前だけを丸で囲んで終わると、「弟」「姉ちゃん」が別々の人物に見えることがあります。「沙紀=悠の姉」と1つにまとめ、真帆との間に「友達」と書けば、本文の関係を保てます。人物が3人いることと、すべての組み合わせの関係がわかることは別です。

答え:「姉ちゃん」は沙紀で、真帆は沙紀の友達です。

例題2 場面の切れ目を時間と場所で説明します

次の文章では、各段落を①〜③で示しています。

①放課後、蓮は教室で花の鉢を包んだ。机の下に落ちたひもを拾い、ほどけないように結び直した。

②その日の夕方、蓮は祖母の家に着いた。玄関で鉢を渡すと、祖母は窓辺を指して置き場所を教えた。

③翌朝、祖母の家の窓辺で、蓮は鉢の土に水を注いだ。祖母が持ってきた小さな札に、花の名前を書き入れた。

問い:時間と場所の変化に注目すると、①〜③は何場面に分けられますか。それぞれの時間と場所も答えましょう。

  1. 時を表す言葉を拾います。「放課後」「その日の夕方」「翌朝」という3つのまとまりがあります。ひもを拾う動作の前後には大きな時間の飛びがないので、そこは分けません。
  2. 各部分の場所を拾います。①は教室、②は祖母の家の玄関、③は祖母の家の窓辺です。人物が同じ蓮でも、場面が続くとは限らないことがわかります。
  3. 時間と場所を組み合わせます。①から②は時間も場所も変わり、②から③は同じ家の中でも翌朝になっています。この問いの条件では、3場面と判断できます。
図2 時間と場所の組み合わせで場面の切れ目を示す図

図2のように、時間を上に、場所を下にそろえると、場面が切り替わる根拠を一度に見渡せます。箱と箱の間隔は経過した時間の長さを表していません。順番を示す矢印です。放課後から夕方までと、夕方から翌朝までを同じ長さの時間だと読む必要はありません。

答え:3場面で、①放課後の教室、②その日の夕方の祖母の家の玄関、③翌朝の祖母の家の窓辺です。

例題3 思い出している時間を見分けます

次の文章を読んで、出来事の順を考えましょう。

発表会の朝、奈緒は舞台のそでで赤いリボンを結び直した。その色を見ると、先月の練習の日が浮かんだ。あの日、奈緒は出だしを忘れて立ち止まった。隣にいた芽衣が、小さな声で最初の言葉を教えてくれたのだった。「もうすぐ出番だよ。」今、係の人に呼ばれ、奈緒は顔を上げた。

問い:次の出来事を、起こった順に並べましょう。アは「係の人に呼ばれる」、イは「芽衣に最初の言葉を教えてもらう」、ウは「舞台のそででリボンを結び直す」です。

  1. 現在の場面の時を確かめます。文章の出だしは「発表会の朝」です。ウはその朝に起こっている出来事なので、現在の欄に置きます。
  2. 過去へ移る言葉を探します。「先月の練習の日が浮かんだ」から、奈緒は以前の出来事を思い出しています。「あの日」は先月の練習の日を指すため、イはウより前です。
  3. 今へ戻る言葉を探します。「今、係の人に呼ばれ」とあるので、アは発表会の朝の続きです。ウの後にアを置けば、実際に起こった順になります。

文章で先に読んだのはウですが、先に起こったのはイです。「書かれた順に」と「起こった順に」は別の指示なので、設問の動詞まで読みます。また、芽衣が発表会の朝にも隣にいるとは書かれていません。過去の場面の人物を、そのまま今の舞台のそでに置かないことも大切です。

答え:イ→ウ→アの順です。

例題4 情景と行動をつないで記述します

次の文章を読んで、問いに答えましょう。

直人は返してもらった紙飛行機を握った。折れた先を見て、友達の涼にきついことを言ってしまったのだ。窓の外で雨が細く降り続いていた。涼が新しい紙を持って戻り、「もう一度、一緒に作ろう」と言った。直人は握っていた手をほどき、うなずいた。雨の音が、さっきよりやわらかく聞こえた。

問い:雨の音が「さっきよりやわらかく聞こえた」とあることから、直人の気持ちはどのようになったと読み取れますか。きっかけも含めて説明しましょう。

  1. 情景そのものに起きた変化と、受け止め方の変化を分けます。雨がやんだとは書かれていません。「聞こえた」という表現は、直人にとっての雨の音の感じ方を示しています。
  2. 直前の出来事を探します。涼が「一緒に作ろう」と声をかけたことがきっかけです。直人が謝ったから、先生が仲裁したから、といった本文にない出来事は加えません。
  3. 行動を照らし合わせます。「握っていた手をほどき、うなずいた」は、誘いを受け入れる様子です。きついことを言った後のこわばりが和らぎ、ほっとした気持ちになったと考えられます。
  4. きっかけと変化を1つの文につなぎます。雨の音の説明だけを繰り返すと、気持ちを尋ねた問いへの答えにならないためです。

「やわらかい音=安心」という対応を丸暗記するのではなく、会話と手の動きが同じ読みを支えているかを確かめます。この文章なら、涼との関係が険しいままではないと感じた安心を述べることもできます。ただし、今後二度とけんかをしないと決意した、という強い結論までは読み取れません。

答え:涼がもう一度一緒に作ろうと誘ってくれたことで、こわばっていた気持ちが和らぎ、ほっとした気持ちです。

つまずきやすいところと直し方

誤り1 呼び方の近くにある名前へ結びつけてしまいます

誤った書き方:「『姉ちゃん』の近くに真帆の名前があるので、姉ちゃんは真帆です。」→どこが違うか:文字の距離だけで人物を決めています。例題1で呼びかけている悠は沙紀の弟であり、真帆は沙紀の友達です。→正しい書き方:「悠が呼びかけている姉は、沙紀です。」

直すときは、「だれが言ったか」「だれに言ったか」を短く書き添えます。名前のない会話でも、前後の動作や返事を手がかりにできます。ただし、「会話は必ず交互に続く」という決め方は避けます。同じ人物が言い足す場合もあるので、その都度動作主を確かめましょう。お子さまに説明してもらうときも、正しい名前だけでなく、弟だとわかる一文を指してもらうと読み違えの場所が見えます。

誤り2 改行の数をそのまま場面の数にします

誤った書き方:「段落が5つあるので、5場面です。」→どこが違うか:見た目の区切りを、時間や場所の変化と取り違えています。会話のたびに段落が変わっても、同じ場所での話が続く場合があります。→正しい書き方:「時間・場所・出来事を確かめ、変わった所を根拠に場面を分けます。」

例題2の①では、鉢を包む、ひもを拾う、結び直すという動作が続いています。動作の数だけ細かく切ると、一続きの準備というまとまりが見えなくなります。場面を分けた線の横に「夕方へ」「翌朝へ」と書いてみましょう。理由を書けない線は、単なる改行につられて引いた線かもしれません。反対に、場所が同じだから同じ場面と考えてしまったときは、時間を表す言葉だけをもう一度拾います。

誤り3 天気だけで気持ちを決めます

誤った書き方:「雨が降っているので、直人は最後まで悲しいです。」→どこが違うか:涼の誘いを受け、手をほどいたという変化を無視しています。→正しい書き方:「雨は続いていますが、涼の言葉と直人の動作から、気持ちが和らいだと読めます。」

図3 情景と会話や行動を照らし合わせて心情を読む図

図3のように、情景と会話・行動を合わせてから心情をまとめます。片方だけを根拠にすると、本文に合う部分と合わない部分が混ざりやすくなります。たとえば「紙飛行機が完全に直ったので喜んだ」という説明は、結果を先取りしています。本文では、作り直す誘いを受けただけで、まだ完成していません。情景を豊かに感じ取ることと、出来事を補ってしまうことは分けて考えましょう。

気持ちの言葉が思いつかない場合は、先に動作を説明すると取り組みやすくなります。「手を強く握っていた状態から、手をほどいて誘いを受け入れた状態へ変わった」と言えれば、変化の方向はつかめています。その後で「ほっとする」「気持ちが和らぐ」など、本文の様子に合う言葉を選びます。

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練習問題

練習1 人物関係を整理します

大地は、姉の優と店の前で待ち合わせた。優の友達の千夏もやって来た。「弟さんも一緒なんだね」と千夏が言うと、優は「荷物を運んでくれるの」と答えた。

問い:「弟さん」はだれですか。また、本文から確かめられる千夏と優の関係を答えましょう。千夏と大地が以前から知り合いかどうかまで、決めてよいかも考えます。

練習2 場面の変化を見つけます

①土曜日の朝、里子は家の庭で種をまいた。空いた袋を折り、道具箱にしまった。

②翌週の土曜日の朝、里子は同じ庭にしゃがんだ。土の間から小さな芽が出ていた。

問い:①と②の間で変わったのは時間と場所のどちらですか。場面を分ける根拠となる言葉を、②から抜き出しましょう。

練習3 出来事が起こった順に並べます

今日の昼、美咲は駅前で叔父を待っていた。昨日の夕方、叔父から「明日、会いに行くよ」と電話があったのだ。改札から叔父が姿を見せ、美咲は大きく手を振った。

問い:ア「美咲が手を振る」、イ「叔父から電話がある」、ウ「美咲が駅前で待つ」を、起こった順に並べましょう。「明日」がいつを指すかにも注意します。

練習4 情景だけで決めずに説明します

中庭には明るい日が差していた。転校する友達を見送った結衣は、空いたベンチに手を置いた。いつもなら聞こえる笑い声が、今日はない。まぶしい花壇から目をそらし、結衣はしばらくうつむいていた。

問い:結衣は晴れやかな気持ちだ、と読むのは適切ですか。情景以外の根拠を2つ挙げ、読み取れる気持ちを説明しましょう。

答えと解説

練習1の答え:「弟さん」は大地で、千夏と優は友達です。大地と千夏が以前から知り合いかは、この文章だけでは決められません。「姉の優」から大地が弟だとわかり、「優の友達の千夏」から友達関係がわかります。関係図には、この2組だけを書けば十分です。

練習2の答え:変わったのは時間で、根拠は「翌週の土曜日の朝」です。「同じ庭」とあるので、場所が変わったとは読めません。朝という時刻のまとまりは同じでも、日付は1週間進んでいます。場所が動かない場面転換もあることを確かめましょう。

練習3の答え:イ→ウ→アの順です。電話の中の「明日」は、昨日の夕方から見た明日、つまり本文の「今日」を指します。電話が先にあり、今日の昼に待ち、叔父が現れて手を振っています。文章に書かれた順ではないことが判断の要点です。

練習4の答え:適切ではありません。「転校する友達を見送った」ことと、「しばらくうつむいていた」ことから、友達と別れた寂しさが読み取れます。「今日はない」と描かれた笑い声を根拠に加えてもよいでしょう。明るい日差しは、ここでは晴れやかな心の証拠ではありません。普段との違いや結衣の動作と合わせると、周囲の明るさに対して本人が沈んでいる様子が浮かびます。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

人物と場面を整理できると、心情の変化を読む際に、「だれが、どの出来事をきっかけに変わったのか」を確かめやすくなります。また、物語の主題を考えるときにも、初めと終わりで同じ人物がどう違うかを比べられます。場面整理は、あらすじを書くためだけでなく、変化を見失わないための準備です。

家庭では、5分でできる確かめ方を2つ用意しておくと便利です。1つ目は、短い文章から人物を2〜3人選び、名前と関係を紙に書く方法です。お子さまに関係の根拠となる文を指してもらい、呼び方が変わっていれば同じ名前へ戻します。線をたくさん引くことより、本文で確かめた線だけが残っているかを見ます。

2つ目は、1つの場面を選び、「いつ・どこ・だれ」のメモを作ってから、風景を描いた一文を探す方法です。その一文だけで気持ちが決まるか、近くの会話や動作を一緒に読みます。まだ決まらないなら、「この部分だけでは決められない」と言えても構いません。答えを急がず、何を根拠にしたかを言葉にして確かめます。

個別指導で読み違えを確かめる際には、心情の答えだけを直す前に、会話の話し手や動作主を受け取れた一文まで戻ります。過去の人物と現在の人物を混ぜていた場合には、時を表す言葉から場面メモを作り直します。

まとめ

課題の山の中で物語が読みにくく感じられたら、長い感想を先にまとめる必要はありません。人物の呼び方を名前に戻し、時間と場所を短く書けば、何がわからなくなったのかを自分で確かめられます。情景から受けた印象も、会話や行動に戻ることで、本文に支えられた説明へ育ちます。

雨、夕焼け、風の音は、それだけで答えになる記号ではありません。同じ景色が違って感じられる理由は、その場で人物が経験した出来事の中にあります。物語の景色は、そこにいる人物の言葉と行動を合わせて読んだとき、心情の根拠になります。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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