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【高2英文法】分詞構文を図解で総まとめ—時・理由・付帯状況と完了形・独立分詞構文(分詞構文・2)|武蔵野個別指導塾

主語の一致と出来事の前後関係を3枚の図で整理し、並べ替え・空所補充・誤文訂正と短い読解文で、分詞構文の意味を根拠から選ぶ練習ができます。
よくあるのは、夏休みの課題の山を前に、英文の先頭にあるing形を見て「ここには主語がないのに、どうして文が始まるのだろう」と手が止まる場面です。単語の意味は調べられても、コンマの前と後をどうつなぐかが決まらず、「〜している」とだけ訳して先へ進めなくなります。とくに、同じing形なのに解答では「〜するとき」「〜なので」と訳し分けられていると、形だけで意味が決まると思っていた分だけ混乱します。
分詞構文は、動作や状態を文に付け加え、二つの内容の関係を簡潔に示す表現です。読むときには、まず文の中心を見つけ、付け加えられた内容の主語と時間を確かめます。そのうえで二つを自然につなぐと、接続詞が書かれていなくても筋道を追えます。課題を一文ずつ訳すためだけでなく、長い英文で「何が中心で、どれが背景か」を見分けるための道具として身につけましょう。
この単元で身につけること
- 文の中心と付け加えを分けます。主節とは文の中心になる節で、節とは主語と動詞を備えたまとまりです。分詞構文をいったん外し、主節だけでも内容をつかめるようにします。
- 分詞の動作主を確かめます。意味上の主語とは、その動作をする人や状態の持ち主です。通常の分詞構文では主節の主語と一致することを、形を変える前に確かめます。
- 時・理由・条件・譲歩・付帯状況を読み分けます。譲歩は「〜だけれど」、付帯状況は中心の動作に伴う様子です。訳語を先に当てはめず、前後の内容から関係を判断します。
- 完了形と受動の形を区別します。havingと過去分詞の組合せは主節より前の出来事を明示し、beingと過去分詞の組合せは「〜される」という関係を示します。
- 独立分詞構文と慣用表現を見分けます。主節とは別の主語を残す場合と、決まった言い方として使う場合を、通常の形と混同しないようにします。
前の単元で扱う分詞の名詞を説明する働きから、文全体に背景や状況を添える働きへ視野を広げます。ここでは、名前を覚えるだけでなく、「誰が」「いつ」「どんな関係で」という三つの問いに戻って読めることを目標にします。
基本の考え方
主節を先に見つけ、二つの主語を比べます
分詞は動詞から作られた形で、現在分詞は基本的にing形、過去分詞は受動や完了に関係する形です。分詞構文では、その分詞を中心にしたまとまりが、主節に時や理由などを添えます。
Walking to the station, Ken met a friend.
駅へ歩いていく途中で、ケンは友達に会いました。
主節はKen met a friendです。歩いているのもケンなので、Walkingの前に主語が書かれていなくても、動作をした人を補って読めます。Walking自体が過去を表しているわけではありません。主節のmetと、二つの動作の関係から、過去に歩いていた途中の出来事だと読みます。
When Ken was walking to the station, he met a friend.
ケンが駅へ歩いていたとき、彼は友達に会いました。
接続詞を使った形に戻すと関係がはっきりします。接続詞とは、語や節をつなぐ語です。この文のWhenは「〜するとき」という関係を明示しています。分詞構文の作り方を学ぶときは、このような副詞節、つまり時や理由などを添える節を出発点にすると見通しが立ちます。
基本の操作は、接続詞を外し、主節と同じ主語を省き、動詞部分を分詞の形に整えることです。ただし、進行形をそのまま機械的に変えてbeing walkingとするのではなく、ここではwalkingを使います。形を短くすると関係を示す語も減るので、元の意味が文脈から伝わるかまで確かめます。
図1のように、主語が同じかどうかの確認を、語を省く操作より先に置きます。文の形だけをまねしても、二つの動作をする人が違えば、そのまま省くことはできません。

五つの意味は、文の内容から選びます
Opening the box, Yuki found a small card.
箱を開けると、ユキは小さなカードを見つけました。
これは時の関係です。箱を開けたこととカードを見つけたことが、ひと続きの出来事として示されています。ing形でも、いつも「〜している最中」と訳すわけではありません。「開けると」のように、直後に起きたことへつなぐ訳もあります。
Feeling tired, Tom went to bed early.
疲れていたので、トムは早く寝ました。
こちらは理由です。早く寝た理由を前半が説明しているため、「疲れていたとき」より「疲れていたので」が自然です。ただし、Feelingという形の中に「ので」という意味が入っているのではありません。疲れと早寝の関係を読み手が考えて補っています。
Turning left at the next corner, you will find the library.
次の角を左に曲がれば、図書館が見つかります。
これは条件です。これから行く人への案内なので、「曲がれば」というつながりで読みます。主節が未来のことを述べている場合にも分詞構文を使えます。条件を誤解なく強く示したい英作文では、ifを使った節を選ぶ方法もあります。
Knowing the answer, Emma still said nothing.
答えを知っていたけれど、エマはそれでも何も言いませんでした。
これは譲歩です。知っていれば答えそうなのに実際は黙っていた、という食い違いがあります。stillという「それでも」の手掛かりがあるため、理由として訳すより譲歩として読むのが自然です。譲歩は分詞だけでは曖昧になりやすく、接続詞を残す表現も使われます。
Although feeling nervous, Ken spoke clearly.
緊張していましたが、ケンははっきり話しました。
この形ではAlthoughが「〜だけれど」という関係を保っています。接続詞を残す場合もあるので、「接続詞があれば分詞構文ではない」と決めつけないようにします。読み取りでは、残されている手掛かりをそのまま利用できます。
Yuki sat by the window, reading a book.
ユキは本を読みながら、窓のそばに座っていました。
これは付帯状況です。後ろのまとまりは、座っているときにどんなことをしていたかを添えています。文末に置かれた分詞構文も、通常は主節の主語を意味上の主語として読みます。すぐ前のwindowを主語として「窓が読む」と考えるのではありません。
五つの分類は読解を助ける整理です。同じ文で時と理由の両方が感じられることもあります。無理に名前を一つ選ぶより、主節との関係が日本語で自然に伝わるかを確かめましょう。
時間差、受動、別の主語を形で確かめます
Having finished his homework, Ken went outside.
宿題を終えてから、ケンは外へ出ました。
havingと過去分詞を組み合わせた完了形の分詞構文です。宿題を終えることが、外へ出ることより前だと明示しています。「完了形だから現在完了」とは考えません。基準になるのは現在ではなく主節の出来事です。単純なing形でも文脈によって前後関係を表せますが、完了形では先に済んでいることを形で示せます。
Not knowing the way, Emma asked a teacher for help.
道がわからなかったので、エマは先生に助けを求めました。
否定するnotは分詞の前に置きます。完了形を否定する場合も、notをhavingの前に置くのが基本です。何を否定しているのかを見れば、主節の動詞を否定した文との意味の違いがわかります。
Being invited to the party, Tom felt happy.
パーティーに招待されて、トムはうれしく思いました。
Invited to the party, Tom felt happy.
パーティーに招待されて、トムはうれしく思いました。
この二つは、トムが招待する側ではなく招待される側である点で同じです。beingと過去分詞で始まる分詞構文では、beingを省いて過去分詞だけで始めることがあります。過去分詞を見て、主節の動詞と並ぶ過去形だと思い込まないことが大事です。
Being tired after the game, Ken took a short rest.
試合のあとで疲れていたので、ケンは少し休みました。
Tired after the game, Ken took a short rest.
試合のあとで疲れていたので、ケンは少し休みました。
形容詞を伴うbeingも省かれることがあります。tiredはここではケンの疲れた状態を示しています。ただし、beingの省略を、どんなbe動詞でも無条件に消せる規則に広げてはいけません。何を説明しているまとまりなのかを先に見ます。
The weather being fine, we ate lunch outside.
天気がよかったので、私たちは外で昼食を食べました。
天気がよいのはthe weatherで、食べたのはweです。このように主節と違う意味上の主語を分詞の前に置く形を独立分詞構文と呼びます。ここでThe weatherを消すと、weがfineであるようにつながり、元の意味を保てません。独立分詞構文は、別の主語を残すことで二つの内容を区別する形です。
Generally speaking, this book is easy to read.
一般的に言って、この本は読みやすいです。
generally speakingは「一般的に言って」という慣用表現です。本が話しているのではなく、話し手が述べ方を限定しています。このような決まった表現は、通常の主語一致の規則をそのまま当てはめず、まとまりで覚えます。
例題で使い方を確かめる
例題1 並べ替えで理由を表します
「おなかがすいていたので、ユキはサンドイッチを作りました。」となるように、次の語句を並べ替えて一文にしましょう。文頭は大文字にし、コンマとピリオドを補います。
語句: a sandwich / hungry / Yuki / feeling / made
- まず中心の出来事を決めます。「ユキはサンドイッチを作りました」が主節なので、主語、動詞、目的語の順にYuki、made、a sandwichを置きます。目的語は動作の対象になる語句です。
- 前半の状態を表します。「おなかがすいていると感じる」はfeel hungryなので、feeling hungryというまとまりにします。hungryはユキの状態を説明する語で、madeの目的語にはなりません。
- 意味上の主語を確かめます。すいていたのも作ったのもユキなので、前半に別の主語は必要ありません。理由のまとまりを前に置き、そのあとにコンマを入れます。
答え: Feeling hungry, Yuki made a sandwich.
この文の日本語訳は問題文のとおりです。分詞構文の部分だけを先に並べようとするより、主節を完成させると、残りの語句の役割を決めやすくなります。
例題2 時間差を空所補充で示します
「手紙を書き終えてから、トムはそれをかばんに入れました。」となるように、先に終えたことを形で明示して空所を埋めましょう。
( ) ( ) the letter, Tom put it in his bag.
手紙を書き終えてから、トムはそれをかばんに入れました。
使用する動詞: write
- 二つの出来事を並べます。手紙を書くことが先で、かばんに入れることがあとです。同時に進めた二つの動作を述べているわけではありません。
- 先行を明示する形を選びます。完了形の分詞構文にするので、最初の空所にHavingを置きます。主節のputが過去形でも、ここをhadにはしません。
- writeの過去分詞を選びます。write、wrote、writtenのうち使うのはwrittenです。過去形と過去分詞が異なる動詞では、この確認が必要です。
図2のように、左の「手紙を書く」が済んだあと、右の「かばんに入れる」が起こります。右向きの矢印は時間の進む向きで、左右の出来事の順を入れ替えると問題の意味が変わります。

答え: Having written the letter, Tom put it in his bag.
訳は空所のある文に添えたとおりです。完了形を使う理由は「過去の文だから」ではなく、「主節より前だと明示するため」と説明できるようにします。
例題3 受動の分詞構文で和文英訳します
「簡単な英語で書かれているので、その手紙は読みやすいです。」を、beingを省いた分詞構文を使って英語にしましょう。「簡単な英語で」はin simple Englishを使います。
- 主節の主語を決めます。読みやすいものは手紙なので、the letterを主語にし、is easy to readを続けます。日本語に「私は」がなくても、勝手にIを補わないようにします。
- 前半で手紙がする側か、される側かを確かめます。手紙は英語を書くのではなく、英語で書かれています。このためwritingではなく過去分詞writtenが必要です。
- beingを省いた形を作ります。Written in simple Englishを前に置き、コンマのあとに主節をつなぎます。前半と主節で同じ手紙について述べていることを確かめます。
答え: Written in simple English, the letter is easy to read.
日本語訳は問題文のとおりです。ここでは「書かれている」という受動の状態が理由になっています。過去分詞で始まるからといって、主節まで過去の内容にする必要はありません。
例題4 主語のずれを訂正します
「私が通りを歩いていたとき、雨が降り始めました。」のつもりで書かれた文を、whenを使った節に直しましょう。
× Walking along the street, it began to rain.
意図した訳: 私が通りを歩いていたとき、雨が降り始めました。
主節のitは天候を表す主語なので、歩いていた私の代わりにはなりません。
- 分詞の動作主を問います。歩いていたのは私ですが、主節の主語はitです。通常の分詞構文の形でそのままつなぐと、主語の対応が崩れます。
- 時を示す接続詞を戻します。whenのあとにI was walking along the streetを置けば、誰が歩いていたかを明示できます。
- 主節をそのあとに置きます。雨が降り始めたという内容は変えず、二つの節の間にコンマを入れます。
○ When I was walking along the street, it began to rain.
訳: 私が通りを歩いていたとき、雨が降り始めました。
答え: When I was walking along the street, it began to rain.
この訂正では、分詞構文を無理に残すより接続詞のある節が自然です。省略前の主語を取り戻すことは、難しい文を読むときにも、書いた文を直すときにも役立ちます。
短い英文で、背景と中心を読み分けます
次の二つの文章では、分詞構文だけを切り離さず、文章全体の出来事を追います。先に各文の主節を読み、あとから分詞構文の情報を添えると、話の流れを保ちやすくなります。
読解文A
Looking at the books on her desk, Yuki did not know where to start. She had English homework and a science report. Feeling worried, she called her friend Emma. Emma told her to choose one small task first. Having finished two English questions, Yuki took a short break. She then opened her science book. Sitting by the window, she read one page carefully. The work was not over, but she now had a clear plan for the afternoon.
訳: 机の上の本を見ながら、ユキはどこから始めればよいかわかりませんでした。英語の宿題と理科のレポートがありました。不安だったので、友達のエマに電話をしました。エマは、まず小さな課題を一つ選ぶように言いました。英語の問題を2問終えてから、ユキは少し休みました。それから理科の本を開きました。窓のそばに座って、1ページを注意深く読みました。課題はまだ終わっていませんでしたが、その日の午後に何をするか、今ははっきりした計画がありました。
最初のLookingは、本を見ている状況を添えています。Feeling worriedは電話した理由として読み、Having finishedは休む前に問題を終えたことを示します。最後のSittingの意味上の主語もsheです。ing形が現れるたびに登場人物が変わるのではなく、同じユキの状態や動作を主節へ結びつけています。
確認する問いは「休憩の前に何を終えましたか」です。答えは英語の問題2問で、理科のレポートではありません。havingのある文を見つけるだけでなく、そのあとに続く目的語まで読む必要があります。文法の形は、出来事の中身を正確につかむために使います。
読解文B
The weather being warm, Ken and Tom decided to read in the garden. Ken brought a book about birds. Written for young readers, it had many clear pictures. Tom sat next to him, holding a notebook. They watched a small bird near the tree. Not knowing its name, Ken looked in his book. Having found the right page, he showed it to Tom. They drew the bird together and wrote its name under the picture.
訳: 暖かかったので、ケンとトムは庭で読書をすることにしました。ケンは鳥についての本を持ってきました。若い読者向けに書かれた本で、わかりやすい絵がたくさんありました。トムはノートを持ちながら、ケンの隣に座りました。二人は木の近くにいる小さな鳥を観察しました。その名前がわからなかったので、ケンは本を調べました。該当するページを見つけてから、トムにそのページを見せました。二人は一緒に鳥の絵を描き、その絵の下に鳥の名前を書きました。
冒頭ではThe weatherとKen and Tomが別なので、独立分詞構文になっています。Writtenの意味上の主語は次のitで、そのitは直前の本を指します。人が書かれたのではありません。また、holdingはTomの様子を添え、Not knowingはKenが本を調べた理由を示します。
「トムに見せたのは何ですか」という問いの答えは、見つけたページです。最後から2文目のitを、最初に出たbookへ自動的に結びつけるのではなく、すぐ前に見つけたthe right pageとのつながりから判断します。分詞構文を読み終わったあとも、代名詞が何を指すかの確認を続けると、文章の内容が途切れません。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 主語が違うのに省いてしまいます
× Being sunny, we went to the park.
意図した訳: 晴れていたので、私たちは公園へ行きました。
晴れているのは天候なのに、主語を省くとweの状態を述べる形になるため、天候の主語を残します。
○ It being sunny, we went to the park.
訳: 晴れていたので、私たちは公園へ行きました。
独立分詞構文では、Itのような主語が前半にも必要です。日常的にわかりやすく述べたい場合は、becauseを使った節にする方法もあります。短くすることより、誰や何について述べているかが伝わることを優先しましょう。
図3のように、天候側の主語と、公園へ行く人の主語を別々の箱に残します。間の線は理由のつながりを示しており、主語を一つにまとめる印ではありません。

誤り2 havingのあとに過去形を置きます
× Having ate breakfast, Emma left home.
意図した訳: 朝食を食べ終えてから、エマは家を出ました。
havingのあとには過去形ateではなく、過去分詞eatenを置きます。
○ Having eaten breakfast, Emma left home.
訳: 朝食を食べ終えてから、エマは家を出ました。
時系列が正しくても、動詞の形が違うと完了形になりません。eat、ate、eatenを一組で確かめ、文ではhavingとeatenを結びつけます。leftが過去形であることと、eatenを選ぶことは別の判断です。
誤り3 受動の内容を現在分詞にします
× Using by many students, this room is busy after school.
意図した訳: 多くの生徒に使われているので、この部屋は放課後にぎわっています。
部屋は使う側ではなく使われる側なので、usingを過去分詞usedに直します。
○ Used by many students, this room is busy after school.
訳: 多くの生徒に使われているので、この部屋は放課後にぎわっています。
これはbeing usedのbeingを省いた形として読めます。by many studentsを見たら、誰が使っているかと、何が使われているかを分けて確かめましょう。主節の主語が物だから常に過去分詞になるのではなく、その動詞との関係が受動だから過去分詞になります。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。中学生コースのご説明/お問い合わせ
練習問題
各問で、主節の主語、分詞の意味上の主語、二つの出来事の順を確認してから解きます。すぐに形が浮かばない場合は、まず接続詞のある日本語で関係を言い直してみましょう。
練習1 並べ替え
「音楽を聴きながら、トムは自分の部屋を掃除しました。」となるように並べ替えます。コンマとピリオドを補い、文頭を大文字にします。
語句: his room / to music / Tom / listening / cleaned
練習2 空所補充
「鍵をなくしてしまっていたので、ユキはドアを開けられませんでした。」となるように、先に起きたことを明示します。loseの適切な形を使って二つの空所を埋めます。
( ) ( ) her key, Yuki could not open the door.
鍵をなくしてしまっていたので、ユキはドアを開けられませんでした。
練習3 和文英訳
「日曜日だったので、私たちは家でくつろぎました。」を独立分詞構文で書きます。前半にItとbeingを使い、主節ではrelaxed at homeを使います。
練習4 空所補充
「どうしたらよいかわからなかったので、ケンは母にたずねました。」となるように、notとknowを適切な形と順序で入れます。
( ) ( ) what to do, Ken asked his mother.
どうしたらよいかわからなかったので、ケンは母にたずねました。
答えと解説
練習1: Listening to music, Tom cleaned his room.
訳: 音楽を聴きながら、トムは自分の部屋を掃除しました。
聴いていたのも掃除したのもTomです。listenはここでtoを伴い、listening to music全体が付帯状況を添えます。to musicをcleanedへつなげず、まとまりの境目をコンマで示します。
練習2: Having lost her key, Yuki could not open the door.
訳: 鍵をなくしてしまっていたので、ユキはドアを開けられませんでした。
空所はHaving lostです。なくした出来事が先で、その結果ドアを開けられないため、完了形が時間の先行を示し、文全体では理由の関係になります。時間差の判断と意味の分類は同時に成り立ちます。
練習3: It being Sunday, we relaxed at home.
訳: 日曜日だったので、私たちは家でくつろぎました。
日を表すItと、人を表すweが異なります。Itを残すのは、日曜日であるという内容をweの状態として読ませないためです。この文ではIt being Sundayという独立分詞構文の形を保ちます。接続詞のある節に戻すならBecause it was Sundayとなります。
練習4: Not knowing what to do, Ken asked his mother.
訳: どうしたらよいかわからなかったので、ケンは母にたずねました。
空所はNot knowingです。notはknowingの前に置き、what to doは「何をしたらよいか」というまとまりです。母にたずねなかったのではなく、どうしたらよいかを知らなかった、という否定の範囲を確かめます。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
次に関係代名詞を学ぶと、名詞を説明する部分と、文全体に状況を添える部分の区別がさらに役立ちます。分詞が出たことだけで判断せず、「どの語を説明しているか」「主節とどうつながるか」を見る習慣を持つと、長い文でも読む順序を組み立てられます。
家での5分の確認には、二つの方法があります。一つ目は、基本例を一文声に出し、主節だけをもう一度読んでから、分詞の動作主を日本語で答えることです。二つ目は、完了形の例を使い、先の出来事とあとの出来事を紙の左右に書くことです。そのあと人名を別の名前に入れ替えて読み、主節と意味上の主語がそろっているかを確認します。
個別指導で読みが止まったときは、接続詞の意味まで戻るのか、動詞の活用まで戻るのか、主語を探す段階まで戻るのかを答案から確かめます。お子さまの訳が不自然なときも、訳語だけを直す前に、誰の動作として読んだかをたずねると、つまずいた場所を見つけやすくなります。
まとめ
夏休みの課題で長い文に出会っても、先頭のing形だけを見て訳を決める必要はありません。主節を読んでから動作主を補い、時間差を見て、最後に二つの内容をつなげば、書かれていない接続詞にも根拠を持って近づけます。訳が二通り考えられるときには、周囲の文に戻って確かめる余地もあります。
分詞構文を読めた証拠は、訳語を一つ覚えたことではなく、省かれた主語と出来事の関係を自分の言葉で説明できることです。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




