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共通テストの平均点はいつ発表されるか—中間発表と最終発表、平均点から自分の位置を読む|武蔵野個別指導塾

令和9年度の共通テストの平均点は1月20日(水)に中間発表、2月4日(木)に最終発表が予定されています。平均を7点上回っても真ん中の段階5にとどまる例を、令和8年度の英語の換算表で確かめられます。
いまの高3と既卒生が受ける令和9年度の共通テスト(本試験は2027年1月16日・17日)では、平均点の中間発表が1月20日(水)、最終発表が2月4日(木)に予定されています。どちらも大学入試センターのウェブサイトに載ります。試験の日の夜に出るのはその日の科目の正解と配点で、平均点はまだどこにもありません。自分の位置を知りたいなら、平均点との差よりも、1月22日(金)に出る予定の段階表示の換算表のほうが多くを語ります。
| 出るもの | 令和9年度の日付 | 書いてある公式の文書 |
|---|---|---|
| その日に受けた科目の正解と配点 | 1月16日・17日の、それぞれ全科目が終わった後 | 令和9年度 受験案内 F1 |
| 受験者数・平均点・最高点などの途中の集計(中間発表) | 1月20日(水)予定 | 令和9年度 共通テスト実施要項 13 |
| 科目ごとの段階表示の換算表 | 1月22日(金)予定 | 同 実施要項 13・受験案内 F3 |
| 平均点などの確定した集計(最終発表) | 2月4日(木)予定 | 同 実施要項 13・受験案内 F1 |
| 国公立大学の一般選抜の出願 | 1月25日(月)から2月3日(水)まで | 国立大学協会・公立大学協会 2027年度実施要領 |
よくあるのは、2日目の夜11時すぎ、情報Iの答え合わせまで終えた受験生が、ノートに並んだ科目ごとの点を見つめたまま布団に入れずにいる、という場面です。数学①は思ったより取れた気がする。リスニングは手応えがない。頭にあるのは「これは平均より上なのか」という一つの問いだけです。検索しても、公式の平均点はまだ出ていません。まだ存在しない数字を探して、夜だけが更けていきます。
平均点の中間発表と最終発表、その間に出る換算表
令和9年度の共通テスト実施要項は、試験の後に大学入試センターが出すものを三つに分けて決めています。一つ目は試験問題と正解・配点です。受験案内によれば、各日の全科目が終わった後に、その日に行った科目の分がセンターのサイトに出ます。1日目の夜には国語・英語・地理歴史と公民の正解が、2日目の夜には理科・数学・情報の正解がそろうということです。二つ目が受験者数・平均点・最高点・最低点・標準偏差などの集計で、中間発表(1月20日(水)予定)と最終発表(2月4日(木)予定)の2回に分けて出ます。三つ目が段階表示の換算表で、1月22日(金)予定です。得点調整をするかどうかの知らせも、この換算表と同じ日に出る予定になっています。
図1のように、令和9年度の日程を1日ごとに同じ幅のますで並べると、中間発表は2日目の3日後、換算表はそのさらに2日後に来ます。追試験(1月23日・24日)はその後で、最終発表は国公立大学の一般選抜の出願期間(2027年は1月25日から2月3日まで)が締め切られた翌日です。出願先を決める時期に手元にある公式の平均点は、中間発表の数字だということになります。

では、中間と最終で何が違うのか。中間発表は、採点が終わりきる前の集計です。令和8年度の例を見ると、受験上の注意では中間発表が2026年1月21日(水)の予定とされていました。その2日後の1月23日(金)には、得点調整をしないという決定と一緒に「中間集計その2」の平均点等一覧が出ています。その表の受験者数457,265人には「1科目以上採点された受験者数」という注があり、採点が終わっていない人が約6,000人と書かれていました。2月5日(木)の実施結果の概要、つまり最終の数では、本試験の受験者数は463,535人です。
それでも、平均点はほとんど動いていません。中間集計その2と最終を並べると、国語は116.42点から116.37点、英語リーディングは62.86点から62.81点、数学II,数学B,数学Cは54.62点から54.52点でした。国語・英語の2つ・数学の2つ・情報Iの6つの平均点では、動いた幅はどれも0.1点以内です。受ける人の少ない『地理総合/歴史総合/公共』では51.50点から51.73点へと0.23点動いたので、科目によって幅は違います。1月21日の中間発表の表は令和8年度試験の頁に見当たらないため、ここで比べたのはその2日後の集計です。1年分の比べにすぎず、令和9年度も同じ幅に収まるとは言えません。ただ、この年の数字からは、最終発表を待たないと平均点の見当がつかない、という理由は見当たりません。
発表される平均点は本試験の物です。令和8年度の実施結果の概要に載った本試験の平均点(最終)から、受ける人の多い科目を並べると次のとおりです。
| 科目(令和8年度・本試験) | 平均点(最終) | 満点 |
|---|---|---|
| 国語 | 116.37 | 200 |
| 英語リーディング | 62.81 | 100 |
| 英語リスニング | 54.65 | 100 |
| 数学I,数学A | 47.20 | 100 |
| 数学II,数学B,数学C | 54.52 | 100 |
| 情報I | 56.59 | 100 |
| 物理 | 45.55 | 100 |
| 化学 | 56.86 | 100 |
| 歴史総合,日本史探究 | 62.29 | 100 |
| 公共,政治・経済 | 63.59 | 100 |
今の高2の令和10年度試験(本試験は2028年1月15日と16日)は、センターの頁に載っているのが試験の日付と出題方法・問題作成方針だけで、平均点の発表日はまだ書かれていません。1月20日と2月4日という令和9年度の日付をそのまま翌年に当てはめず、令和10年度の実施要項が出たところで、令和9年度の要項なら「資料の発表」にあたる項を読んでください。
平均点等一覧のどの行と、自分の点を並べるか
平均点と自分の点を並べる前に、どの行と並べるのかを決めておかないと、比べ違いが起きます。平均点等一覧は科目ごとの行に分かれていて、同じ試験時間に受けたものでも、選んだ科目によって行が変わります。
数学①がいちばんわかりやすい例です。令和8年度の本試験では、『数学I,数学A』の平均点が47.20点、『数学I』が28.53点でした。同じ時間割の枠で受けていても、どちらの科目を解いたかで、並べる行の平均点が18点以上違うことになります。
国語は200点満点なので、平均点116.37点も200点満点の数です。一覧にはかっこ書きで100点満点に直した数(58.18)も載っていますが、自分の点が200点満点で出ているなら、116.37とそのまま並べるほうが取り違えません。英語はリーディングとリスニングで行が分かれ、センターが出す平均点も段階表示も2本立てです。
『地理総合/歴史総合/公共』と『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』は、科目全体の行のほかに、出題範囲ごとの行があります。範囲ごとの行は50点満点です。たとえば令和8年度の化学基礎の範囲の平均点は28.58点で、これを100点満点の科目の平均点と並べると、取れていない科目のように見えてしまいます。地理歴史・公民や理科を2科目受けた人は、科目ごとの行と1本ずつ並べます。第1解答科目と第2解答科目の合計点には、段階表示が出ません。
段階表示の換算表は、科目ごとに、段階1から段階9までのそれぞれに入る点数の範囲を示した表です。センターは段階表示を、科目別の得点とは別に、全体の中での受験者の位置を示すものと説明しています。令和8年度の換算表(2026年1月23日)では、英語リーディングの段階5が57〜72点、英語リスニングの段階5が49〜58点でした。自分の点を、自分の科目の欄に当てるだけで、9段階のどこにいるかが出ます。
志望校の募集要項も、ここで一度開いておきます。段階表示を入試に使うかどうか、使うならどう使うかは大学が決めることで、受験案内も各大学の募集要項で確かめるよう書いています。見る欄は、共通テストで使う教科・科目の欄と、段階表示に触れた注があるかどうかです。
最後に、自分の答案のことです。2日目の夜に並べる自分の点は、問題冊子に書き写した答えから出した点で、センターが採点した得点そのものではありません。書き写しが抜けた設問がある科目は、その配点の分だけ幅を持たせた点として、記録表に書いておきます。
11月の過去問から2月4日まで、平均点を読む順番
平均点を読む練習は、本番の後ではなく、いま解いている過去問から始められます。手順は六つです。
1つ目は、11月から12月の過去問です。得点表に「その年度の平均点(最終)」と「その年度の換算表の段階」の2列を足します。令和8年度の問題を解いたなら、令和8年度試験の頁にある実施結果の概要と換算表を使います。たとえば令和8年度の数学I,数学Aで55点だったとします。最終の平均点47.20点との差は7.80点で、換算表に当てると段階6(52〜62点)です。点の列だけを見ていたときには見えなかった「上から何番目の群か」が、この1列で見えるようになります。
2つ目は、12月のうちに本番用の記録表を作ることです。本番で受ける科目を、平均点等一覧の名前のとおりに縦に並べます。列は「自分の点」「中間発表の平均点」「差」「段階」「最終発表の平均点」の五つです。英語はリーディングとリスニングで2行、2科目受ける地理歴史・公民や理科は科目ごとに1行ずつ取ります。
3つ目は、1月17日の夜です。自分の点を一番左の列に書いたら、そこで鉛筆を置きます。センターの平均点はまだ出ていないので、ほかの列は埋めようがありません。保護者の方は、その夜は「平均より上だった?」と聞かずに、翌朝何時に起きるかだけを決めてください。お子さまの記録表の残りの列は、1月20日以降に埋まります。
4つ目は、1月20日(水)の中間発表です(予定)。自分の科目の行から平均点を書き写し、差を出します。引き算だけにとどめ、割合や順位に直そうとはしません。地理歴史・公民や理科を2科目受けた人は、解いた順ではなく科目の名前で行を探して写します。
5つ目は、1月22日(金)の換算表です(予定)。図2のように、段階表示は、点の低い順に並べた受験者をおおよそ4・7・12・17・20・17・12・7・4%ずつの九つの群に区切り、低い群から1、2、3と番号を振ったものです。段階5が真ん中の20%で、段階6から段階9までを合わせると、上のおよそ40%になります。自分の点を換算表に当て、「段階」の列を埋めます。埋めたら、11月からの過去問の得点表の段階の列と見比べ、本番でもいつもの群に入ったのか、一つ上下したのかを確かめます。

6つ目は、2月4日(木)の最終発表です(予定)。最終の平均点を最後の列に書き、中間との違いを確かめます。最終の平均点が中間と大きく違わなければ、1月20日の時点の読みはそのまま使えます。違いが出た科目だけ、差の列を書き直します。
「平均より上なら安心」など、平均点の三つの思い込み
一つ目は「平均点より上なら、上のほうにいる」という思い込みです。令和8年度の英語リーディングで70点なら、最終の平均点62.81点を7.19点上回りますが、換算表では段階5、図2の真ん中の20%の中です。手順の節の数学I,数学Aの55点は、平均との差が7.80点で段階6でした。平均との差がほぼ同じでも、科目によって入る群が変わります。点の散らばり方が科目ごとに違うからで、平均点等一覧の標準偏差は、英語リーディングが23.72、数学I,数学Aが19.41と、英語のほうが広く散らばっていました。しかも平均点は、その科目を本試験で受けた全国の受験者全体の数で、志望校を受ける人たちの集まりの数ではありません。平均点を上回ったという事実だけでは、安心とも不安とも言えません。
二つ目は「去年の平均点と比べれば、今年の自分の点の良し悪しがわかる」という思い込みです。数学の平均点の推移を見ると、平均点は年度ごとに大きく上下します。図3は、数学①の『数学I・数学A』(令和7年度からは『数学I,数学A』)の本試験の平均点を、令和8年度の実施結果の概要に載った推移の表から並べたものです。令和4年度37.96点、令和5年度55.65点、令和6年度51.38点までが旧課程、令和7年度53.51点、令和8年度47.20点が新課程の試験です。令和4年度から5年度の1年で17.69点上がり、令和7年度から8年度では6.31点下がりました。数学②でも、旧課程の『数学II・数学B』は令和4年度の43.06点から令和5年度の61.48点へ上がっています。さらに令和7年度の一覧には、新課程の『数学I,数学A』(53.51点)とは別の行に、旧課程の科目として出された『旧数学I・旧数学A』(59.86点)が載っています。同じ年度の試験でも、科目が違えば平均点は違います。課程の変わり目をまたいで去年の平均点と比べても、自分の点の良し悪しは測れません。比べるなら、その年度の換算表の段階で比べます。

三つ目は「英語の平均点は一つの数で見ればいい」という思い込みです。共通テストの英語の平均点は、リーディングとリスニングが別々に出ます。令和7年度から8年度にかけて、リーディングは57.69点から62.81点へ5.12点上がり、リスニングは61.31点から54.65点へ6.66点下がりました。同じ年に、二つの平均点が逆の向きに動いたのです。換算表も別で、令和8年度に60点を取ったとすると、リーディングでは段階5(57〜72点)、リスニングでは段階6(59〜69点)に入ります。二つを足した一つの数で平均と比べると、どちらで位置を落としたのかが見えなくなります。
確かめる先と聞き方
平均点の数字そのものは一つのサイトに出ますが、それを自分の位置に直す材料は、次の五か所に分かれています。
- 大学入試センターのサイトの平均点等一覧(中間発表と最終発表): 表の上に書かれた日付と「中間集計」の文字があるか、自分の科目の行、満点、かっこ書きの100点満点に直した数。
- 同じサイトの段階表示換算表(令和9年度は1月22日(金)予定): 自分の科目の欄で、自分の点が入る段階と、その段階の点の範囲。
- 志望校の募集要項: 共通テストで使う教科・科目の欄、段階表示を使うかどうかに触れた注、英語のリーディングとリスニングの扱いを書いた行。
- 高校の先生: 平均点の中間発表の後に進路の面談があるか、そこへ記録表のどの列を持っていけばよいか。
- 大学入試センターの問い合わせ窓口: 平均点等一覧の自分の科目がどの行かわからないとき、科目の名前と受けた試験時間を伝えて聞く。
いまの高2は、ここに一つ足します。令和10年度の実施要項が公表されたら、平均点などの資料を発表する日を定めた項から、中間発表と最終発表の日付を自分の手帳に写しておくことです。
個別指導で確かめること
過去問を解くたびに、得点表へ「その年度の平均点との差」と「換算表の段階」を書き足し、差は大きいのに段階が上がらない科目を一緒に探します。段階が上がらない科目は、過去問を解いたときの大問ごとの時間の記録を並べ、どこで点が止まったのかを見ます。本番の後は、記録表の自分の点が問題冊子の書き写しと合っているかを、答案に残った跡と照らして確かめます。
まとめ
令和9年度の共通テストの平均点は、1月20日に途中の数、2月4日に確定した数が出る予定です。けれど、平均を7点上回っても段階5にとどまる科目があるように、自分の位置は差では決まらず、段階で決まります。2日目の夜に要るのは平均点を探す検索窓ではなく、1月22日の段階を書き込むために空けておく、記録表の一列です。
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