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小論文でメリットとデメリットを書く—利点と欠点を並べて終わらない比べ方|武蔵野個別指導塾

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良い点と悪い点の2列で止まったメモも、持ち運びや書き込みといった比べる軸の行に組み替えれば、紙の本と電子書籍のどちらをどの場面で選ぶかを、答案の中で決められます。

小論文でメリットとデメリットを書けと言われたら、利点と欠点を並べたところで手を止めず、両方に同じ物差しを当てて比べ、その結果から立場を一文で出すところまで書きます。物差しになるのは、書き始める前に決めておく「比べる軸」です。誰にとっての話か、いつの時点の話か、何を基準に良し悪しを言うのか。この3つの問いで軸を立て、軸ごとに両方の欄を同じ行で埋めます。設問が「利点と欠点を挙げて論じなさい」「比較して論じなさい」なら、比べた後にどちらを、どの場面で選ぶかまで言い切る。「違いを述べなさい」で考えを求められていなければ、軸ごとの相違点を対の文で並べ、共通点を1文添えて閉じます。

よくあるのは、練習で「紙の本と電子書籍の利点と欠点を挙げ、あなたの考えを述べなさい」という問いに向かい、下書き用紙の左右に「良い点」「悪い点」と2列を書いたところで手が止まる場面です。左の列には電子書籍の「何冊も」と紙の本の「書ける」、右の列には電子書籍の「電池切れ」と紙の本の「重い」。2つずつ、行儀よく並んでいます。数はそろっているのに、ここから何を書けば「考え」になるのかが見えない。鉛筆の先は、2列のあいだの白い隙間の上で止まったままです。

「良い点」「悪い点」の2列のままでは、比べたことにならない

場面のメモの4つの語を、何についての良し悪しかで並べ直してみます。「何冊も」と「重い」は、どちらも本を持ち歩くときの話です。電子書籍は端末1台に何冊も入り、紙の本は冊数が増えるほど鞄が重くなる。2列のメモでは良い点と悪い点に分かれて離れていましたが、中身は持ち運びという1本の物差しの上での、1つの違いです。「書ける」は余白に書き込めるという紙の本の話で、電子書籍で書き込みがどうなるかは、メモのどこにもありません。「電池切れ」は電子書籍の話で、紙の本の側の欄が空いています。4つ書いたのに、両方の欄が埋まって比べ終わった物差しは、持ち運びの1本しかありません。

図1のように、2列のメモを比べる軸の行に組み替えると、このずれが目に見えます。行の名前が軸で、列が紙の本と電子書籍です。空いた欄が2つ残り、両方が埋まった行は1本です。2列のメモで手が止まったのは、書く材料が足りなかったからではありません。何について比べるのかを決めないまま、「良い」「悪い」という評価の言葉で列を作ったからです。

図1 2列のメモを、比べる軸の行に組み替える

比べるとは、同じ物差しを両方に当てることです。2つの荷物を同じはかりに載せれば、どちらが重いかは言えます。片方をはかりに、もう片方を時計の前に置いても、何も比べられません。「重い」と「電池切れ」は、別々の物差しの目盛りです。この2つを良い点と悪い点の欄に並べても、どちらがより困るのかは決まりません。

利点と欠点を同じ数ずつ挙げて、「このように、どちらにも良さがある」で閉じた答案は、一見すると公平に見えます。けれども読み手には、比べた結果を書き手が引き受けずに手放した答案と受け取られやすい。設問が「論じなさい」と言っている以上、読み手が知りたいのは並んだ項目の数ではなく、比べた後に書き手がどちらを選び、なぜそう判断したかです。教室で下書きを見ていると、2列のメモから書き始めた答案は、本論が「電子書籍の利点は」「紙の本の欠点は」と項目ごとの段落になり、最後の段落で急に「使い分けが大切だ」という結論が出てくる形になりがちです。結論に至る比べ方が本文に書かれていないので、使い分けの線がどこに引かれるのかを、読み手が想像で補うことになります。

物差しを先に決めると、もう1つ見えてくることがあります。軸ごとに見ると、勝ち負けが入れ替わるのです。持ち運びでは電子書籍に分があり、余白への書き込みでは紙の本に分がある。「紙と電子のどちらが優れているか」という二択は、比べる軸を1本に決めたときにしか成り立ちません。この二択の前提を疑うところから、「場面で使い分ける」という立場が出てきます。ただし、使い分けは「どちらとも言える」の言い換えに崩れやすい立場でもあります。どの本を紙で読み、どの本を電子書籍で読むのか。その線を、読み手が手元の本を当てはめて自分で振り分けられるほどはっきり書いたとき、使い分けは逃げではなく1つの主張として読まれます。賛成と反対のどちらに立つかという選び方そのものは比べ方とは別の問いなので、ここでは比べた結果から立場を出すところまでを扱います。

比べる軸を先に決める、メモから答案までの6つの手順

手順は、試験時間60分で800字を書く練習を例にしています。手順1から6までを合わせて15分ほどが、塾で練習に使う目安です。分の数も字の数も決まりではなく、文部科学省の令和9年度の実施要項にも小論文の字数や時間の定めはありません。問題の注意書きに書かれた字数と試験時間に合わせて、伸び縮みさせてください。

手順1 設問の言い方に線を引き、答案の最後に置く物を決める(1分・問題用紙)

比べる問いは、文末の言い方で、比べた後に何を書くかが変わります。問題用紙の設問の文末に線を引き、次の表のどの行に当たるかを決めてから、下書き用紙に移ります。ここで決めるのは、答案の最後の段落に何が来るかです。

設問の言い方 比べた後、答案の最後に置く物 立場の一文
利点と欠点を挙げて論じなさい どの軸の利点や欠点を重く見るかと、その理由 置く
比較して論じなさい 比べた結果から出した判断 置く
違いを述べなさい 軸ごとの相違点の整理と、共通点の1文 考えを求める言葉があるときに置く

場面の問いは「利点と欠点を挙げ、あなたの考えを述べなさい」なので、1行目と同じく立場の一文を置く問いです。「違いを述べなさい」で「あなたの考え」に当たる言葉が無いときは、比べた結果の整理で閉じるほうが、設問の言葉に沿います。

手順2 比べる軸を、3つの問いから4〜6本立てる(3分・下書き用紙の左の端に縦に)

下書き用紙の左の端に、3つの問いを縦に書き、それぞれから思いつく軸を名詞で書き出します。「誰にとって」からは、読む本人か、一緒に暮らす家族か、本を貸し借りする友人かが出ます。「いつの時点で」からは、本を手に入れる時か、読んでいる最中か、何年もたって読み返す時か。「何を基準に」からは、中身か、持ち運びか、書き込みやすさか。場面の問いなら、持ち運び・書き込み・電池・置き場所・中身あたりが出てきます。

軸は「軽い」「便利」のような評価の言葉ではなく、「持ち運び」「書き込み」のような、良し悪しを測る物の名前で書きます。評価の言葉で書くと、片方の側にしか当てはまらない項目になり、また2列のメモに戻ってしまうからです。問題文が軸を指定しているとき(「費用の面から比較しなさい」のように)は、自分で立てた軸よりそちらが先です。3つの問いは軸を見つけるための道具なので、出てきた軸を1本残らず答案に書く必要はありません。

手順3 軸ごとに、紙の本と電子書籍の欄を同じ行で埋める(5分・同じ下書き用紙)

手順2で縦に並べた軸の右に、紙の本と電子書籍の2つの欄を作り、1行ずつ埋めます。メモなので、文ではなく短い語で足ります。

軸 立てた問い 紙の本 電子書籍 見分け
中身 何を基準に 同じ本なら同じ文章 同じ本なら同じ文章 共通点
持ち運び いつ(読んでいる最中) 冊数が増えると重い 端末1台に何冊も入る 相違点
書き込み 何を基準に 余白に鉛筆で書ける 画面の上に線やメモを残す 相違点
電池 いつ(読んでいる最中) いらない 充電が要る 相違点
置き場所 誰にとって(家族) 本棚の場所を取る 場所を取らない 相違点

両方の欄が埋まり、中身が違う行が相違点で、同じ中身が入った行が共通点です。相違点の書き方は、表の1行をそのまま1文にする形がいちばん崩れません。「持ち運びの点では、紙の本は冊数が増えるほど重くなるが、電子書籍は端末1台に何冊も入る」。文の頭に軸の名前を置き、比べる2つの名前を同じ文の中に入れます。2つの名前が別々の文に分かれると、読み手が自分で行を合わせることになるからです。

論じる問いでは、共通点は相違点の前に1文で置きます(「違いを述べなさい」で考えを求めない問いなら、手順1の表のとおり最後に1文添えて閉じます)。この表なら「同じ本なら中身の文章は変わらない」の1文で、比べる中身が読み方の違いに絞られます。共通点を何行も書くと、比べる問いの答案が「どちらも同じ」に寄っていくので、土台の1文で止めます。埋まらない欄が出たら、知っている範囲で正しく埋められるかを考え、埋められなければその行は答案に使いません。推測で欄を埋めた行は、本文で一番崩されやすい行になります。

手順4 問いの場面で重い軸を2本選ぶ(2分)

表の行の中から、答案で比べる軸を選びます。800字なら2本が塾の練習の目安です。選ぶ基準は数ではなく重さで、問いの場面にいる人の暮らしに一番響く行を選びます。高校生が手に取る本には、通学の電車で少しずつ読む本と、机で書き込みながら何度も読み返す本があります。この2つの読み方に直接かかわるのが、持ち運びと書き込みの2行です。

選んだ2本の勝ち負けが逆になっていることも確かめます。持ち運びでは電子書籍、書き込みでは紙の本。勝ち負けが入れ替わる2本を選ぶと、比べた結果から線を引く理由が自然に出てきます。電池の行は充電すれば片が付き、置き場所の行は家の広さしだいで重さが変わるので、答案の中心からは外します。外した行を後で反論への応答に使うことはあります。

手順5 線を引く基準を名指しして、立場を一文にする(2分)

場面で使い分けるという立場は、線を引く基準を名指しすることで、ようやく主張として読めるようになります。メモには、語と矢印で「書き込む本→紙」「通して読む本→電子」と書き、基準の名前「書き込むかどうか」を丸で囲みます。その下に、予想される反論を1つ書きます。場面の問いなら「使い分けは手間」。さらにその横に、反論への応答を短く書きます。「基準は1つ・手に取る前に決める」。問題提起から立場、反論、反論への応答までがメモの上で1本につながっていれば、本文は書き写すように進みます。

手順6 800字を段落に割り振り、メモの右の端に数字を書く(2分)

最後に、段落ごとの字数をメモの右の端に書き込みます。次の割り振りは、800字の練習のときの目安です。

段落 書く中身 字数の目安
序論 共通点の1文、二択の前提への問い、立場 120
持ち運び 持ち運びの軸の相違点と、その場面 160
書き込み 書き込みの軸の相違点と、その場面 160
重みと反論 2本の軸の重みの理由、予想される反論とその応答 240
結論 線を引いた立場の言い直し 120
合計 800

図2は、この表の字数を帯の長さにしたものです。比べる2本の軸に同じ160字ずつを配るのは、片方が薄いと、比べる前から結果が傾いて見えるからです。重みと反論に一番多い240字を回すのは、比べた後の判断が答案の中心だからです。2列のメモから書き始めた下書きは、この段落がほとんど空のまま結論に入ってしまうことが多く、帯で見ると欠けている場所がはっきりします。

図2 800字の配分を段落ごとの帯の長さで示す

比較の書き方を直す前と直した後

小論文の比較の書き方は、本論の段落の切り方と、結論の立場の出し方の2か所で差が出ます。場面の問いで、その2か所を直します。

1組目は、序論の共通点の1文から本論の2本の軸までを、字数を縮めて示します。

電子書籍の利点は、何冊も持ち歩けることと、夜中でもすぐに買えることである。一方で、電池が切れると読めないという欠点がある。紙の本の利点は、余白に書き込めることと、電池がいらないことである。しかし、冊数が増えると重くなるという欠点がある。このように、紙の本にも電子書籍にも、それぞれ利点と欠点がある。

弱いところは3つあります。1つ目に、電子書籍の「電池が切れる」と紙の本の「電池がいらない」は、同じ違いを両側から書いたもので、利点1つと欠点1つに数えられています。「何冊も持ち歩ける」と「重くなる」も同じです。2つ目に、「夜中でもすぐに買える」には紙の本の側の相手が書かれていません。3つ目に、段落が電子書籍と紙の本という名前ごとに分かれていて、物差しごとに分かれていないので、最後の文が比べた結果ではなく、比べる前の状態の言い直しになっています。

同じ本なら、紙でも電子書籍でも中身の文章は変わらない。違いが出るのは読み方である。持ち運びの点では、紙の本は冊数が増えるほど鞄が重くなるが、電子書籍は端末1台に何冊も入るので、通学の電車で何冊かを読み分けられる。ところが書き込みの点では、優劣が逆になる。紙の本なら余白に鉛筆で疑問を書き込み、付箋を貼った頁へすぐ戻れる。電子書籍でも画面の上に線やメモを残せるが、何度も頁を行き来しながら書き足す読み方では、紙の本のほうが手が止まらない。

最初の1文は手順6の表で序論に置いた共通点で、比べる中身を読み方に絞っています。そのあとは軸の名前で文が始まり、1つの文に2つの名前が入っています。電池の行は重さが小さいので落としました。「ところが書き込みの点では、優劣が逆になる」の1文が、次の段落で線を引く理由の予告になっています。

2組目は結論です。

以上のように、紙の本には紙の本の、電子書籍には電子書籍の良さがあり、どちらが優れているとは一概には言えない。どちらにも欠点があるので、一方に頼り切るのはよくない。これからは、両方の良さを生かして上手に使い分けていくことが大切だと思う。

「使い分け」の語は入っていますが、どの本をどちらで読むかの線がありません。「一概には言えない」で、本論で比べた結果を手放しています。反論への応答も無いまま、「大切だと思う」の感想で閉じています。

したがって、書き込みながら何度も読み返す本は紙で、通学の途中に一度通して読む本は電子書籍で読むべきだ。使い分けは手間が増えるので、どちらかに決めたほうが楽だという反論もあるだろう。しかし、線を引く基準は「その本に書き込むかどうか」の1つであり、本を手に取る前に一度決めれば済む。紙か電子かの二択に答えを1つ出そうとするより、読み方で線を引くほうが、持ち運びの重さと書き込みの手間を同時に避けられる。

線の基準が「書き込むかどうか」と名指しされているので、読み手は手元の本をどちらに振り分けるかを自分で決められます。反論を1つ受け、基準が1つで済むという点で返しています。最後の文は、本論で比べた持ち運びと書き込みの2本の軸に戻って閉じています。

利点と欠点を書くときに起きやすい3つのつまずき

小論文の利点と欠点の書き方で、教室の下書きに繰り返し出てくるつまずきを3つ挙げます。どれも、比べる軸が決まっていないところから起きます。

利点と欠点の数をそろえてしまう

利点を2つ書いたら欠点も2つ、と数を合わせると、答案は公平に見えます。けれども数がそろうほど、どちらが重いのかが見えなくなります。紙の本の置き場所の悪さと、電子書籍で書き込む手間とでは、高校生が勉強に使う本にとっての重さが違います。こう変えます。手順4で問いの場面に一番響く軸を先に決め、その軸の利点と欠点を厚く書きます。軽い軸の項目は、数を合わせるために足さず、反論への応答で使う分を残して削ります。欠点が1つでも、その場面で決定的なら、判断はそちらに動きます。

1つの違いを、利点と欠点の2つに数えてしまう

紙の本の利点として「電池がいらない」、電子書籍の欠点として「電池が要る」。図3のように、この2つは同じ違いを両側から言ったものです。別々の項目として書くと、理由が2つあるように見えて、実は1本の軸の1つの違いしか比べていません。読み手には、同じことを二度言って項目の数を水増ししているように見えることもあります。こう変えます。2つを1つの行にまとめ、軸の名前で始まる1文にします。「電池の点では、紙の本は充電がいらないが、電子書籍は電池が切れると読めない」。この1文で、利点と欠点の両方を言い終えています。

図3 同じ違いを利点と欠点の二度に数えず、軸の1文にまとめる

比べる相手が途中ですり替わってしまう

電子書籍の欠点を書いているうちに、いつの間にか、スマートフォンの使いすぎや、ほかの通知に気を取られる話になっている下書きがあります。問いが比べているのは紙の本と電子書籍で、スマートフォンの暮らし全体ではありません。比べる相手がずれると、その段落は相手の欄の無い行になり、比べたことになりません。こう変えます。段落を1つ書き終えるたびに、段落の中の文の主語を指でたどり、問いの2つの名前か軸の名前になっているかを見ます。どちらでもない主語の文が続いていたら、その文を消して、表の行に戻ります。

よくある質問

「メリット」「デメリット」とカタカナで書いてもよいですか

問題文の言葉に合わせるのが、いちばん迷いません。問題文が「利点と欠点」なら答案もその語で書き、「メリット」と書いてあればカタカナのままでかまいません。避けたいのは、1つの答案の中で「メリット」と「利点」を行き来することです。読み手には、2つの語が別々の物を指しているように見えることがあります。

利点と欠点は、いくつずつ挙げればよいですか

決まった数はありません。数より先に、利点と欠点が同じ軸の上で向かい合っているかを見てください。塾で練習するときは、800字なら軸を2本選び、軸ごとに紙の本と電子書籍の欄を両方埋める形を目安にしています。たとえば紙の本が本棚の場所を取ることを書くなら、電子書籍の置き場所の側も同じ段落で書く、という具合です。

「紙の本のほうが頭に入る」と聞いた話を、理由に使ってよいですか

誰がどう確かめたのかがわからない話は、理由の柱にしないほうが安全です。読み手に「それは本当か」と思われると、答案の判断ごと揺らぐからです。公の報告のような確かめられる出どころに当たれないなら、自分の体験として書きます。「定期テストの前に紙の問題集に書き込みながら解き直したら、どこでつまずいたかを見つけやすかった」のように場面と範囲をはっきりさせ、一人の経験であることも隠しません。そのうえで判断の中心は、書き込めるか、持ち運べるかのような、誰が試しても同じ答えになる違いに置きます。

個別指導で確かめること

下書き用紙の2列のメモを、講師と一緒に1項目ずつ指でたどります。見るのは、その項目と同じ物差しの上に、もう片方の名前の欄があるかどうかです。相手のいない項目が2つ以上残っていたら、本文の言い回しには手を付けず、手順2の軸を立てるところまで戻ります。

軸はそろっているのに結論が「一概には言えない」になっている答案なら、戻る先は手順5です。線を引く基準を声に出して一言で言えるかを確かめ、言えたら、その一言を結論の段落の最初の文に置き直します。

まとめ

良い点と悪い点の2列は、比べる前の材料置き場です。そこに横の線を引いて軸をそろえ、両方の欄を同じ行で埋め、問いの場面で重い軸を選ぶ。比べた結果は、重い軸の上でどちらに分があるか、勝ち負けが入れ替わるならどこで入れ替わるかに出てきます。紙の本と電子書籍を同じ物差しの上に立たせた答案なら、紙を選んでも電子書籍を選んでも、使い分けに線を引いても、読み手は判断の筋道をたどれます。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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