冬期講習 2026-2027、募集中。総復習は売りません。90分×完全1対1で、穴だけを塞ぎます 詳しく →
電話 0422-27-7828チャットで質問無料相談を予約

武蔵野個別指導塾の特徴

学校推薦型選抜の受かる確率は倍率で読めるか—志願者・受験者・合格者のどれで割るか|武蔵野個別指導塾

学習のイメージ写真 武蔵野個別指導塾
X LINE Facebook

志願者54人・受験者50人・合格者16人なら志願倍率は3.4倍、実質倍率は3.1倍。割る数で値が変わる訳と、推薦の合格者が募集人員と一致しない理由、倍率を自分の確率と取り違えない読み方を、募集要項の欄に沿って書いています。

倍率は、合格した人の何倍の人が出願したか、または受験したかを表す割り算の答えです。学校推薦型選抜の受かる確率を、そのまま教えてくれる数ではありません。同じ入試結果の表からでも、割られる数を何にするかで、次のように別の値が出ます。

呼び方 割り算 説明のための数で計算すると
志願倍率 志願者 ÷ 合格者 54 ÷ 16 = 3.4 倍
実質倍率 受験者 ÷ 合格者 50 ÷ 16 = 3.1 倍
合格率 合格者 ÷ 受験者 16 ÷ 50 = 32%

表の数は、募集人員 20 人、志願者 54 人、受験者 50 人、合格者 16 人という、計算を見せるためだけに置いた 1 組で、どこかの大学の結果ではありません。推薦の合格者は募集人員と同じ人数になるとは限らず、倍率に数えられるのは出願資格と校長の推薦を通った人だけです。難しさを測る物差しは、倍率より先に、出願資格と試験の中身にあります。

よくあるのは、11月の夜、志望する学部の入試結果の表をスマートフォンで開き、二本の指で拡大して「学校推薦型選抜」の行を探す場面です。志願者、受験者、合格者の欄が並び、右の端に 3.1 とある。3 人に 1 人なら届くかもしれない、いや 3 人のうち 2 人は落ちるのか。気持ちが行ったり来たりしたまま画面を閉じても、その小数だけが頭に残ります。けれど、その 3.1 が誰と誰を比べた数なのかは、まだ誰も確かめていません。

志願倍率と実質倍率—割られる数を変えると、同じ表から別の値が出る

入試結果の表には、たいてい志願者・受験者・合格者の 3 つの人数が並びます。志願者は出願した人、受験者はそのうち試験の日に実際に来た人、合格者は判定で合格になった人です。表によっては入学者の欄が続きますが、ここで扱う 2 つの倍率の計算には使いません。

志願倍率は、志願者を合格者で割った数です。説明のための 1 組で計算すると、54 ÷ 16 = 3.375 で、小数第 2 位を四捨五入して 3.4 倍になります。実質倍率は、受験者を合格者で割った数で、50 ÷ 16 = 3.125、四捨五入して 3.1 倍です。図1のように、割る数(合格者の 16 人)は同じで、割られる数が 54 人か 50 人かの違いが、0.3 の差になって表れます。

図1 志願者・受験者・合格者の人数と、2つの倍率の割り算

差の 4 人は、出願したあとに試験を受けなかった人です。体調を崩した、ほかの入試の結果を見て受けるのをやめた、と事情はさまざまでも、どの人も試験の場では競っていません。ですから、当日の競争の厳しさに近いのは実質倍率のほうです。志願倍率は「どれだけ人が集まったか」、実質倍率は「試験の場で何人と比べられたか」と読み分けると、2 つの数の役目がはっきりします。

気をつけたいのは、表の「倍率」の列がどちらの割り算なのかが、表ごとに違うことです。列の名前か、表の下の小さな注に書いてあるので、拡大したついでに読みます。出願の途中や締切の頃に倍率が出ているなら、合格者が決まる前の数なので、合格者で割った値ではありえません。注を見て募集人員で割っているとわかれば、同じ 1 組では 54 ÷ 20 = 2.7 倍で、同じ人たちを数えているのに、2.7、3.4、3.1 と 3 つの値が並ぶことになります。

書類の審査のあとに面接をするなど、段階を分けて選ぶ区分では、表に「第1次」「第2次」の欄が出ることもあります。その場合は、どの段階の受験者で割った数なのかまで確かめます。分母と分子を自分の目で決めて、初めて倍率どうしを比べる準備が整います。

推薦の合格者は、募集人員どおりの人数になるとは限らない

募集人員は、大学が募集要項に書く「この区分で何人くらいを選ぶか」という予定の数です。合格者は、判定を終えた結果の数です。2 つは別の欄で、合格者が募集人員に届かない年があってもおかしくありません。図1の点線の枠が説明の 1 組の募集人員 20 人で、合格者の 16 人はその内側に収まり、4 人分の空きが残っています。

国公立では、この違いが決まりの書き方にも表れています。国立大学協会と公立大学協会がそれぞれまとめた 2027年度入試の実施要領は、一般選抜の前期日程や後期日程(公立は中期日程も)の合格者を、公表した募集人員より原則として少なくしないと定めています。ところが、学校推薦型選抜の節には同じ定めがありません。推薦で何人を合格にするかは、枠を埋める作業ではなく、判定の結果として決まる、と読むのが自然です。

文部科学省が大学向けに出している令和9年度の選抜の要項も、注意事項をまとめた節で、合否判定の方法と基準を前もって決めて募集要項などで公表し、それに沿って判定するよう大学に求めています。決めた基準や成績の順を飛ばして、恣意的に誰かを合格や不合格にすることも、してはならない選抜の例に挙げています。合否は人数合わせのくじではない、ということです。推薦で埋まらなかった分の扱いについて、要項は大学に、定員の充足や欠員の補充の方法を事前に準備するよう努めることを求めているだけで、その中身は推薦の表からは読めません。

国公立の学校推薦型選抜の合格率を調べるなら、もう 1 つ知っておくと表が読みやすくなります。2 つの要領はどちらも、1 人が 1 年に受ける推薦を 1 つの大学・学部に限っています。国立の推薦の表に並ぶ志願者は、その年の国立の推薦をそこ 1 つに絞った人です。また、共通テストを課す推薦と課さない推薦は、行が分かれていれば別々に読みます。試験の中身が違う区分の人数を足し合わせると、どちらの競争の姿も見えなくなります。

倍率が、自分の受かる確率にならない 3 つの理由

実質倍率が 3.1 倍なら、受験者のうち合格した人の割合は 16 ÷ 50 = 32% です。裏返すと 34 人が合格に届かず、その割合は 68% になります。学校推薦型選抜の落ちる確率を調べて、この 68% にたどり着く人もいるでしょう。けれど、これは会場にいた 50 人全体の割合で、あなた 1 人の確率ではありません。理由は 3 つあります。

1 つめは、表に載る前に関門があることです。図2のように、同じ学年の高校生のうち、出願資格を満たし、さらに校長の推薦を受けた人だけが志願者として数えられます。学校推薦型選抜は本人の希望だけでは出願できず、大学の側も、どんな生徒なら推薦してよいかを、なるべく具体的に募集要項へ書くことになっています。評定の条件や教科の指定によって手前の段で絞られた人どうしの比なので、倍率が低く見えても、比べる相手は条件を通った人ばかりです。

図2 倍率が数えるのは、出願資格と推薦をくぐった人の中だけ

2 つめは、合否がくじ引きではないことです。推薦の判定は調査書を主な資料にしながら、教科のテスト、共通テスト、小論文や面接、資格の成績のどれか少なくとも 1 つを、書類と組み合わせて使います。2027年度入試からは、面接による評価も原則として行われます。同じ会場の 50 人でも、書類と試験の準備ができている人とできていない人とでは、受かる見込みがまるで違います。32% は、その全員をならした平均にすぎません。

3 つめは、倍率がもう終わった年の結果だということです。来年の会場にいるのは別の人たちで、人数も顔ぶれも変わります。去年の 3.1 は、去年の 50 人の中での比です。今年の自分の位置は、表のどこにも書かれていません。

だからといって、倍率を見る意味がないわけではありません。人が集まる区分かどうか、選ぶ人数に対して受験者が多いかどうか、という混み具合はわかります。ただ、その数から「自分が受かるか」を引き出そうとすると、答えの出ない問いを解き続けることになります。

年ごとの揺れ—1 年分の倍率で決めない

倍率は年ごとに動きます。動きやすいのは、選ぶ人数が少ない区分です。合格者が 16 人の区分なら、志願者が 8 人増えただけで、志願倍率は 8 ÷ 16 = 0.5 上がります。募集人員の欄に「若干名」とあるような小さな区分では、数人の出入りで倍率の整数の位が変わることもあります。

もう 1 つの揺れは、入試の中身が変わった年に起きます。文部科学省の要項の Q&A は、大学ができるだけ早く知らせるべき変更の例として、募集人員、出願要件、2段階選抜の有無や方法、配点などを挙げています。どれも倍率を動かす要素です。2027年度入試は、推薦で面接を行うことが原則になった年でもあり、前の年まで面接のなかった区分の数字は、条件の違う年の数字として読む必要があります。

比べる年をそろえるには、まず入試の基本の事項を見ます。大学は選抜区分ごとの評価方法などを 2026年5月27日から7月31日までに発表し、発表したあとは受験者に不利になるおそれのある変更をしないことになっています。今年の発表と去年の募集要項を並べ、区分の名前、出願資格、試験の科目や形式が同じかを確かめてから、倍率を並べます。

過去の人数は、どこで手に入るのか。令和9年度の要項は大学に、過去の年度に何人が出願し、受験し、合格したかを、大学案内や説明会などで伝えるよう努めることを求めています。選抜区分ごとの受験者数・合格者数・入学者数を積極的に開示することも、同じく努めるべきこととされています。どちらも「努める」なので、すべての区分の数が必ず出ているとは限りません。見つからない区分は、大学の入試の窓口に問い合わせます。高2の人は、来年の数字がまだ無いので、去年までの表で読み方だけを身につけ、来年の要項が出たら確かめ直します。

学校推薦型選抜の難易度は、出願資格と試験の中身で読む

学校推薦型選抜は難しいのか、と聞かれたら、難しさには 2 つあると答えます。条件を満たして出願するまでの難しさと、当日の評価で選ばれる難しさです。倍率が映しているのは、後ろの半分の、それも全員をならした姿だけです。

前の半分は、募集要項の出願資格の欄で読みます。評定の条件は、全教科をならした値で決まっているのか、それとも特定の教科の値で決まっているのか。英語などの資格・検定の級やスコアが要るのか。卒業見込みの人に限るのか。1 つの高校から推薦できる人数に上限があるのか。条件が厳しい区分ほど手前で人が絞られるので、倍率は穏やかに見えることがあります。同じ倍率の 2 つの区分でも、条件の高さが違えば、会場で隣に座る人の顔ぶれは違います。反対に、評定の条件を置かない区分は入口が広いぶん、小論文や面接など当日の評価がどれだけの重さで判定に入るのかを、先に確かめておく必要があります。

後ろの半分は、試験の中身と判定の方法で読みます。書類のほかに何を使うのか。教科のテストがあるなら、出題の範囲と配点の重さ。小論文なら時間と字数、面接なら個人か集団か、プレゼンテーションや口頭試問があるか。共通テストを課す推薦なら、1月の得点が判定に入ります。評価方法は募集要項に書かれ、合否判定の方法と基準も前もって公表することになっているので、配点や評価の観点まで読みます。

学校推薦型選抜の難易度は、こうして書き出した条件と、いまの自分との距離として測るのがいちばん確かです。評定の条件はもう満たしているか、資格は間に合うか、面接で書類の中身を自分の言葉で話せるか。倍率は、その距離の測り方までは教えてくれません。

よくある質問

倍率が 1 倍に近い区分なら、ほぼ受かると考えてよいですか

そうは言えません。合否は、募集要項などで前もって公表された方法と基準に沿って決まり、受験者の数に合わせて合格者を出すという決まりは、推薦の側にはありません。受験者が少ない年でも、判定の基準そのものが甘くなるわけではありません。倍率が低い区分ほど、出願資格の欄と評価方法の欄を丁寧に読んでください。

国公立の推薦の合格率は、どこで見られますか

まず大学のサイトの入試情報や入試結果の頁と、大学案内を探します。要項は大学に、過去の人数や選抜区分ごとの人数を伝えるよう努めることを求めているからです。合格率は合格者を受験者で割った数で、実質倍率の逆数にあたります。共通テストを課す区分と課さない区分は別々に見て、見つからなければ大学の入試の窓口に尋ねます。

推薦の倍率が一般選抜より低いので、推薦のほうが受かりやすいのですか

倍率の高い低いだけでは比べられません。推薦の倍率は、出願資格と校長の推薦を通った人の中の比で、一般選抜とは集まる人も試験の形もまったく違います。そのうえ推薦に合格すると、専願の約束や入学手続の締切など、ほかの入試との関係を縛る決まりが付くことがあります。受かりやすさより、条件と約束が自分に合うかで選びます。

志願者より受験者が少ないのはなぜですか

出願したあとに、試験を受けなかった人がいるからです。理由は表からはわかりませんが、その人たちは試験の場で競っていません。当日の競争の厳しさを見たいときは、受験者で割った実質倍率を使います。

確かめる順番

推薦の出願が始まったいま、次の順で手を動かします。図3のように、倍率は出願資格と評価方法を読み終えてから扱います。高3で出願を終えた人はその区分の募集要項を、高2の人は去年の募集要項を使います。

  1. 志願する区分の募集要項を開き、出願資格(評定の条件・資格・卒業の条件・推薦できる人数の上限)と、評価方法(書類のほかに使う試験・面接の形式・配点)を 1 枚の紙に書き出す。
  2. 担任か進路指導の先生に、校長の推薦を受けるための高校の手続と締切を確かめる。
  3. 大学のサイトで、同じ区分の入試結果を 3 年分探し、志願者・受験者・合格者・募集人員を書き写す。区分の名前や試験の中身が変わった年には印を付ける。
  4. 書き写した数を自分で割り直し、表の「倍率」の列が何で割った数かを、列の名前と注で照らし合わせる。
  5. 段階ごとの人数の数え方や、見つからない年の数は、大学の入試の窓口に問い合わせる。
  6. 最後に、1 で書き出した条件といまの自分を並べ、届いていない所を 1 つずつ埋める予定を立てる。
図3 難易度は出願資格、試験の中身、判定の方法の順に読み、倍率は最後

個別指導で確かめること

入試結果の表を一緒に書き写し、倍率を割り直すところから始めます。そのうえで、募集要項の出願資格と評価方法を、お子さまの評定の見込みや志望理由書の下書きと 1 行ずつ突き合わせ、届いていない所を洗い出します。大学ごとの条件は、その年の募集要項に書かれた言葉のとおりに読み、こちらで目安の数字を書き足すことはしません。面接の練習では、書類に書いたことを自分の言葉で話せるかを録音で確かめ、倍率では測れない距離を縮めていきます。

まとめ

スマートフォンの画面に残った 3.1 は、去年のある区分の会場がどれだけ混んでいたかを示す数で、あなたの合否を前もって言い当てる数ではありません。表の中の数は、もう誰にも動かせません。割る数を確かめ、出願資格と試験の中身を書き出し、その条件にいまの自分を重ねたとき、受かる確率は初めて自分の手で動かせる数に変わります。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。

まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

チャットで質問チャット
無料相談を予約する 電話 0422-27-7828電話 LINE チャット
で質問