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城北中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度の城北中学校は帰国生選抜と算数選抜が加わり、2月1日に午前と午後の2回がある。4教科340点の配点と試験時間を表にし、小4から小6までの家庭の準備を順に並べた。
| 項目 | 内容(2027年度の募集要項で確かめた値) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都板橋区東新町2-28-1 |
| 最寄り駅 | 東武東上線 上板橋駅 南口から徒歩10分、東京メトロ有楽町線・副都心線 小竹向原駅から徒歩20分 |
| 共学か別学か | 男子校(募集人数は「男子」と記されています) |
| 中高一貫か | 中学と高校の6年を基礎期・錬成期・習熟期の3期に分けて一貫して教えます |
| 帰国生選抜 | 2027年1月5日(火)午前、国語・英語・算数 各100点 |
| 4教科選抜(第1回) | 2027年2月1日(月)午前、国語・算数 各100点、社会・理科 各70点 |
| 算数選抜 | 2027年2月1日(月)午後、算数のみ100点 |
| 4教科選抜(第2回) | 2027年2月2日(火)午前、国語・算数 各100点、社会・理科 各70点 |
| 武蔵境駅からの距離 | 直線で約14km |
よくあるのは、願書を取り寄せた週末、食卓に要項を広げてみたら「帰国生選抜」「算数選抜」という見慣れない言葉が並んでいて、去年の先輩の話と形が違うことに気づく、という場面です。2027年度の城北中学校は入試の形を一部変え、2月1日が午前と午後の2回になりました。回ごとに科目も集合時刻も受験料も違います。まず形を正確に押さえ、そのあとで家庭の準備を逆算します。
入試のかたち
2027年度の募集要項によると、城北中学校の入試の区分は4つです。帰国生選抜が1月5日(火)、4教科選抜の第1回が2月1日(月)の午前、算数選抜が同じ2月1日(月)の午後、4教科選抜の第2回が2月2日(火)の午前です。募集人数は帰国生選抜が約20名、第1回が約100名、算数選抜が約30名、第2回が約130名で、いずれも男子の募集です。
4教科選抜は第1回も第2回も同じ形です。国語が8時40分〜9時30分の50分で100点、算数が9時45分〜10時35分の50分で100点、社会が10時50分〜11時30分の40分で70点、理科が11時45分〜12時25分の40分で70点、合計340点です。集合は本校に8時20分で、会場への入場の開始は7時30分です。図1のように、国語と算数の2科目で340点のうち200点を占め、社会と理科はそれぞれ70点ずつです。配点が科目で違うので、同じ1問の重みも科目で違います。この比率は準備の時間配分の土台になります。

算数選抜は算数だけの1科目で、15時40分〜16時40分の60分、100点です。集合は15時20分、入場の開始は14時30分です。4教科選抜の算数が50分なのに対して、こちらは60分と長く、受験料も4教科選抜の25,000円に対して12,000円と別に定められています。2月1日の午前に第1回を受け、そのまま校内に残って午後に算数選抜を受けることが要項の上では可能で、午前の受験生と保護者のうち午後も受ける人に限って講堂と食堂を控室として使えると書かれています。昼食の提供や販売はないので、受けるなら弁当を持ち込みます。
帰国生選抜は国語・英語・算数の3科目で、各50分・各100点です。出願資格は日本国籍で、1年以上海外に在留した経験があり、帰国後3年以内(2024年1月1日以降に帰国)または在留中の人です。出願には会社や機関が発行した在住証明書の郵送が要ります。帰国生選抜の受験生が一般選抜(4教科選抜や算数選抜)を重ねて受けることもできます。
出願はすべてインターネットです。帰国生選抜は2026年12月1日(火)9時から12月25日(金)23時まで、第1回と算数選抜は2027年1月10日(日)9時から1月30日(土)23時まで、第2回は1月10日(日)9時から2月1日(月)23時59分までです。第2回の出願が2月1日の夜まで開いているのは、1日の結果を見てから2日に出すことを認めている設計です。合格発表は帰国生選抜が1月5日17時、第1回が2月1日20時、算数選抜が同日22時、第2回が2月2日20時で、いずれも専用サイトで出ます。入学手続きの期限は帰国生選抜が1月10日16時、一般選抜の3つが2月4日(木)14時です。
要項にはもう1つ、複数回受験生の優遇という項目があります。複数回受けた受験生が、いずれの試験でも合格点に近い得点だったとき、優遇して正規合格にするという規定で、帰国生選抜と第1回の組み合わせだけは対象外です。これは「何回も受ければ受かる」という意味ではなく、どの回も合格点の近くまで届いていることが前提です。もう1つ、複数回出願して先の回で合格し、あとの回を受けなかった入学者には、未受験の回の受験料を入学手続き後の納入金に充てる仕組みがあります。たとえば第1回と第2回に出願して第1回で合格した場合、第2回の25,000円が充当されます。この2つの規定を知っているかどうかで、出願の組み方が変わります。
学校が公表している方針
城北中学校・高等学校は1941年の創立で、教育目標として「人間形成と大学進学」を掲げ、校訓は「着実・勤勉・自主」です。公式サイトの教育ポリシーのページでは、生徒の発達段階に合わせて目標を定めた3期体制による一貫教育を実践すると説明しています。基礎期が中1・中2、錬成期が中3・高1、習熟期が高2・高3です。
基礎期のページを読むと、中1・中2を6年間の土台と位置づけ、生活習慣と学ぶ姿勢を身につけて教科の基礎を固める期間としています。英語・数学・国語・理科の授業時間を増やし、一部の科目は中3から高1の教科書に入るため、中学の課程を中2で終えられる組み方だと書かれています。数学は理解度に応じたグレード別の少人数クラスで、職員室の前に質問と補習のための場所を設け、再テストと補習で基礎の定着を図るとあります。授業は45分で、目を閉じて呼吸を整える静座を取り入れていること、総合学習「情報」でプログラミングと探究とプレゼンテーションに取り組むことも載っています。
入試についての考え方は、公式サイトの入試の方針を示すページに学校の言葉で書かれています。学校は「しっかりと受験の準備をしてきた生徒が、きちんとその力を発揮できるような入学試験にしたい」と心掛けていると述べ、難問ではなく基礎から応用へ無理なく進む構成にして、学力と思考力と日々の学習への取り組みを正しく測ることを重視すると説明しています。体調不良などの不測の事態に備えて別室受験の環境を整えているという記述もあります。2027年度の入試変更を知らせる文書では、帰国生をはじめ海外経験を持つ生徒と、粘り強い思考力や論理的に道筋を立てる力を持つ生徒が加わることで互いに刺激し合う環境を作りたいとし、4教科で学んで受験する生徒が大きな柱であることは変わらないと書いています。
この方針を家庭の側から読み直すと、要点は2つです。1つは、奇をてらった問題より、基礎から積み上げた力が素直に出る試験を学校が目指していること。もう1つは、算数選抜という「思考の道筋を見せる」入口が新しく加わったことです。どちらを目指すにしても、日々の学習の積み重ねをそのまま点にする準備が合います。
準備の進め方
図2のように、小4・小5・小6で役割を分けます。城北中学校の4教科選抜は国語と算数が各100点、社会と理科が各70点ですから、国語と算数を先に固め、社会と理科は小5から広げるのが配点に沿った順番です。

小4は、毎日の計算と漢字を欠かさない年にします。算数は整数の四則、小数と分数の計算、単位の換算を、1日10分でも手を動かして続けます。50分で100点の算数は、計算の正確さが欠けると後半の思考問題に取り組む時間が残りません。国語は漢字と語彙に加えて、1日1つの文章を音読し、「誰が」「何を」「なぜ」を口で説明する習慣をつけます。週末に、その週にできなかった問題だけをもう一度解き直す時間を30分とり、直した跡を残します。社会と理科は、この時期は教科書と生活の結びつきを楽しむ段階で、地図帳を開く、料理で水の状態変化を見る、といった体験を優先します。
小5は、4教科を本格的に広げる年です。算数は割合、速さ、図形の面積と体積、場合の数など、入試の主要な単元が一気に出てきます。単元ごとに「基本の型の問題を3問、少し形を変えた問題を2問」のように決めて、型を覚えるのではなく、なぜその式になるかを紙に書けるようにします。国語は記述の練習を始め、設問の条件(文字の数、文末、使う言葉)を守って書く訓練を積みます。社会は地理から歴史へ、理科は物理・化学・生物・地学の4分野を1周する時期なので、各70点という配点を念頭に、暗記だけでなく「表やグラフを読んで答える」形の問題に早めに触れておきます。この年の後半には、1日の学習時間の配分を国語と算数に6割、社会と理科に4割くらいに整えると、配点に近い形になります。
小6の前半は、弱い単元の洗い出しと補強です。模試や塾の確認テストで、間違えた問題を単元ごとに分けて並べ、同じ単元で3回以上落としているところを優先して戻ります。戻る先は小5の教材でも小4の教材でも構いません。城北中学校の算数は50分で100点ですから、1問あたりの時間を意識した練習、つまり「解ける問題から順に、解けない問題は飛ばす」判断を、この時期から練習しておきます。
小6の秋以降は過去問の期間です。過去問は学校が公表している形式で取り組み、最初は時間を計らずに全問を解いて、設問の形と記述の量を体で知ります。2回目からは本番と同じ時間で解き、国語50分、算数50分、社会40分、理科40分という時間の感覚を身につけます。採点したら、間違いを「知識の抜け」「読み違い」「時間切れ」の3つに分け、それぞれ別の対策をします。知識の抜けは単元に戻る、読み違いは設問に線を引いて条件を確かめる癖をつける、時間切れは解く順番を変える。過去問は点数を競う道具ではなく、この3つを見つける道具です。
算数選抜を考えるお子さまは、60分で算数だけという形に合わせ、1問に腰を据えて考える練習を別に取ります。学校はサンプル問題を公式サイトで公開しているので、形式はそこで確かめます。4教科選抜の算数が「50分で広く」であるのに対し、算数選抜は「60分で深く」です。午前の第1回を受けてから午後に臨む場合は、昼に食事と休憩をとり、午前の出来を引きずらない切り替えも練習のうちに入ります。
1月に入ったら、新しい教材を増やさず、これまで間違えた問題の解き直しに絞ります。試験当日の持ち物は受験票、鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、上履きで、机に置けるのは受験票と筆記用具だけ、腕時計は使えますが机には置けません。定規とコンパスは学校が用意します。こうした細かな決まりを前日に確かめておくと、当日の朝に慌てずに済みます。
併願の考え方
図3のように、城北中学校の試験は1月5日、2月1日の午前と午後、2月2日の午前に並び、それぞれの発表が当日の夜に出ます。この並びの読み方を、確かめた日程の範囲で整理します。

まず、2月1日の午前と午後を同じ学校で受けるかどうかです。第1回の発表は2月1日20時、算数選抜の発表は同日22時で、どちらも2日の朝より前に出ます。つまり2日の第2回に出願しておけば、1日の2つの結果を見てから2日の朝に受けるか決められます。第2回の出願が2月1日23時59分まで開いているので、1日の夜に結果を見てから出願することも時間の上では可能です。ただし、夜に出願して翌朝に受験票を印刷して持って行く慌ただしさは避けたいので、2日を受ける可能性が少しでもあるなら、1月のうちに出しておく方が落ち着きます。
次に、受験料の充当です。先の回で合格して、あとの回を受けなかった場合、未受験の回の受験料が入学手続き後の納入金に充てられます。「受けないかもしれない回に出願するのはもったいない」という迷いは、この規定を知っていれば軽くなります。ただし充当されるのは、合格した回の発表のあとに実施される出願済みの回を受けなかった場合に限られます。
3つ目は、複数回受験生の優遇です。どの回も合格点に近い得点であれば正規合格として扱う規定なので、1回だけ受けて終えるより、複数の回に出て安定した得点を重ねる方が、この規定の対象になります。帰国生選抜と第1回の組み合わせだけは対象外です。
他校との組み合わせは、この並びに他校の試験日と発表時刻を書き込んで決めます。1月5日の帰国生選抜に該当するお子さまは、1月中に一度結果が出るので、2月の組み方が変わります。2月1日の午後に算数選抜を入れるなら、同じ日の午後に他校を受けることはできません。2月2日の朝を空けておくか、別の学校に当てるかは、1日の夜の結果で決められるように、両方の受験票を用意しておきます。家族で紙に書くときは、日付、午前・午後、科目、発表の時刻、手続きの期限の5列を作ると、見落としが減ります。
説明会と学費で確かめること
学校の説明会・公開行事のページによると、2027年度入試に特化した小6限定の入試説明会が、来場型で2026年11月23日(月・祝)の8時30分と11時、11月29日(日)の8時30分にあり、オンライン型は11月23日16時から2027年1月29日(金)まで見られます。申し込みは予約サイトから先着制で、申込期間が実施日より前に閉まるので、期日を先に控えます。少人数制の学校見学ツアーは11月から2月にかけて土曜日を中心に組まれ、クラブ体験と体験授業もあります。
説明会で確かめる質問を挙げます。 − 算数選抜の問題の形式と記述の量は、公開されたサンプル問題のとおりか。 − 第1回と第2回で出題の方針に違いがあるか。 − 複数回受験生の優遇は、どの程度の得点を「合格点に近い」と見るか。 − 2月1日の午前と午後を続けて受ける場合、昼の過ごし方と控室の使い方はどうなるか。 − 別室受験は当日どこに申し出るか。 − 入学前に用意するモバイルデバイスとWi-Fi環境の条件は何か。 − 数学のグレード別の少人数クラスは、いつどのように分けるか。
学費は2027年度の予定として、入学金300,000円、入学手続き後の納入金が維持費238,000円とPTA・生徒会入会金3,500円の合計241,500円、年額の学費が授業料498,000円と教材費等144,760円の合計642,760円です。維持費は2年と3年への進級時にも年額238,000円を納めます。寄付金は1口100,000円で任意、年間成績優秀者から選ぶ特待生制度、井上奨学金と近藤奨学金、経済的事情による納付金減免制度があると要項に書かれています。学費は年度により改定されることがあると明記されているので、最新は募集要項で確かめます。
個別指導で確かめること
城北中学校の算数は50分で100点、国語も50分で100点で、合計340点のうち200点を2科目が占めます。個別指導で確かめるのは、この2科目で「どの単元の、どの型で、なぜ落とすか」です。模試の点ではなく、解き直しの跡を見て、小4の計算や小5の割合まで戻る必要があるかを判断します。社会と理科は各70点で40分ですから、知識の抜けと読み取りの速さを分けて見ます。
まとめ
2月1日の夜に2つの結果を見てから2日の朝を決められる並びは、1月のうちに受験票を2枚そろえた家庭にだけ開く扉です。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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