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助動詞の一覧—can may must should will の意味と書き換え|武蔵野個別指導塾

must not は禁止、don't have to は不要。取り違えると歓迎の張り紙が叱る紙に変わります。主な 10 語の意味と言い換え、否定と疑問の形を表で押さえれば、書き換え問題で手は止まりません。
| 助動詞 | 発音記号とカタカナ(カタカナは目安) | 主な意味 | 言い換え・書き換え | 否定の形 |
|---|---|---|---|---|
| can | /kæn/ キャン | 〜できる、〜してもよい、〜することがある | be able to(能力) | cannot、can’t |
| could | /kʊd/ クッド | 〜できた(can の過去)、〜していただけますか、〜かもしれない | was / were able to(過去の「できた」)、Would you 〜?(依頼) | could not、couldn’t |
| may | /meɪ/ メイ | 〜してもよい、〜かもしれない | can(許可)、maybe(推量) | may not |
| might | /maɪt/ マイト | 〜かもしれない(may より少し確信が弱い) | may(推量) | might not、mightn’t(主にイギリス英語) |
| will | /wɪl/ ウィル | 〜だろう、〜するつもりだ、〜してくれますか | be going to(予定)、Please 〜(依頼) | will not、won’t |
| would | /wʊd/ ウッド | 〜だろう(will の過去)、〜していただけますか、よく〜したものだ | Could you 〜?(依頼)、used to(過去の習慣) | would not、wouldn’t |
| shall | /ʃæl/ シャル | Shall I 〜?(〜しましょうか)、Shall we 〜?(〜しませんか) | Do you want me to 〜?、Let’s 〜 | shall not、shan’t(主にイギリス英語) |
| should | /ʃʊd/ シュッド | 〜すべきだ、〜したほうがよい、〜のはずだ | ought to | should not、shouldn’t |
| must | /mʌst/ マスト | 〜しなければならない、〜にちがいない | have to(義務) | must not、mustn’t(禁止) |
| ought to | /ɔːt tə/ オートゥ | 〜すべきだ、〜のはずだ | should | ought not to、oughtn’t to |
よくあるのは、海外の中学生を迎える交流会の準備で、教室の決まりを英語で模造紙に書く係になった、という場面です。「図書室で食べてはいけません」と「ずっと英語で話さなくてもかまいません」。日本語なら 10 秒で書ける 2 行なのに、must と not と have to が頭の中で混ざって、マーカーが止まります。取り違えれば、歓迎の張り紙がお客さんを叱る紙に変わります。上の表は、その手が止まったときに開くものです。
一覧の読み方
表は左から、語、発音、意味、言い換え、否定の形の順です。カタカナはあくまで目安で、本当の音は記号のほうにあります。can と must は文の中では弱く短く読まれて /kən/ や /məst/ に近づき、否定の can’t は強く読まれます。聞き取りで can と can’t を分ける手がかりは、語尾の t よりもこの強さです。can’t の音はアメリカ英語で /kænt/(目安はキャント)、イギリス英語で /kɑːnt/(目安はカーント)と違います。won’t はアメリカ英語で /woʊnt/、イギリス英語で /wəʊnt/ と書かれ、want(アメリカ英語で /wɑːnt/、イギリス英語で /wɒnt/)とは母音が違います。mustn’t は /ˈmʌsnt/ で、最初の t を読みません。ought はアメリカ英語で /ɑːt/ に近く読む人もいます。
意味の欄をよく見ると、並んでいる意味は 2 系統に分かれます。1 つは「できる」「してもよい」「しなければならない」のように、人の能力や行動の決まりを言うものです。もう 1 つは「かもしれない」「はずだ」「ちがいない」のように、話し手の確信の強さを言うものです。must が「しなければならない」と「ちがいない」を兼ねるのは、この 2 系統を両方持っているからです。確信の強さで並べると、He must be at home.(いるにちがいない)、He should be at home.(いるはずだ)、He may be at home.(いるかもしれない)、He might be at home.(もしかするといるかもしれない)の順に弱くなります。may と might の差は小さく、会話ではほぼ同じように使う人もいます。学年の目安としては、can は小学校の英語で早くから触れ、will、may、must、should は中学校で、ought to は高校で扱うことが多い語です。時期は学校によって前後します。
形の決まりは 3 つだけで、10 語すべてに効きます。後ろの動詞は原形にする。否定は助動詞のすぐ後ろに not を置く。疑問は助動詞を主語の前に出す。図1のように、疑問の文で前へ出るのは助動詞だけで、後ろの動詞の原形はそのままです。do や does の出番はありません。主語が she でも can に s は付かず、後ろの swim にも付きません。

否定と疑問の形
| 語 | 否定の文 | 疑問の文 | 短い答え |
|---|---|---|---|
| can | She can’t swim. | Can she swim? | Yes, she can. / No, she can’t. |
| may | You may not sit here. | May I sit here? | Yes, you may. / No, you may not. |
| will | He won’t come. | Will he come? | Yes, he will. / No, he won’t. |
| should | I shouldn’t go. | Should I go? | Yes, you should. / No, you shouldn’t. |
| must | I must not go. | Must I go? | Yes, you must. / No, you don’t have to. |
| have to | I don’t have to go. | Do I have to go? | Yes, you do. / No, you don’t. |
| be able to | She isn’t able to swim. | Is she able to swim? | Yes, she is. / No, she isn’t. |
下の 2 行だけ作りが違います。have to は一般動詞の have に従うので do が現れ、be able to は be 動詞に従うので is が前に出ます。must の行の答えにも落とし穴があって、No のあとに must not を続けると「してはいけません」になってしまいます。May I 〜? に Yes, you may. と答えると、先生が許可を出すような響きになるので、友だちどうしなら Sure. で十分です。cannot は 1 語で書くのがふつうで、may not にはふつう短縮形を使いません。
覚え方
10 語を縦に 10 個覚えようとしないでください。形で束ねると、かたまりは 6 つに減ります。図2のように、can と could、may と might、will と would、shall と should の 4 組は、右が左の過去形です。残る must と ought to には過去形がありません。だから「しなければならなかった」は must の過去を探しても見つからず、had to を借りることになります。

この組には注意が 1 つあります。could と would は過去の意味でも使いますが、might と should は今の英語では過去の意味よりも「かもしれない」「すべきだ」という現在の意味で使うことがほとんどです。形の組として覚え、意味は一覧の表で確かめてください。綴りでは could、would、should の 3 語が同じ ould で終わり、どれも l を読みません。might の gh も読みません。書く字と言う音がずれる 4 語なので、書きながら声に出すと綴りの穴が見えます。
声に出すときは、1 語につき 3 文を 1 セットにします。手順は次のとおりです。
- 肯定、否定、疑問の順に、I can swim. I can’t swim. Can I swim? のような 3 文を作ります。動詞は、自分がふだんしていることに替えてかまいません。
- 紙を伏せて 3 文を続けて言います。詰まった語には印を付けます。
- 最後に、自分の学校の決まりを 1 つ、must か must not か don’t have to で言います。
1 文を 5 秒で言えば、10 語 30 文で 150 秒です。2 分 30 秒なら、歯をみがくより短い時間で 1 周できます。3 つ目の手順を省かないでください。自分の学校の「スマートフォンは教室で使ってはいけない」「制服は土曜日には着なくてよい」を英語にしようとすると、must not と don’t have to のどちらかを自分で選ぶからです。
間隔は、あとに行くほど広げます。1 日目に 10 語を全部、2 日目は印の付いた語だけ、4 日目にもう一度全部、8 日目に書き換えの問題として紙に書きます。間が 1 日、2 日、4 日と倍に伸びる組み方です。4 日目に思い出せなかった語は、翌日にもう一度言います。少し詰まりながら思い出せるくらいの間隔が、ちょうどよいあき方です。お子さまの確かめをなさるなら、「must not は」「don’t have to は」と対の片方ずつ聞いて、意味を答えてもらうだけで足ります。10 語全部を聞くより、この 1 組の反応を見るほうが早いからです。
文の中での使い方
交流会の張り紙を、上から順に書いてみます。決まりを伝える文では、must と must not が骨組みになり、can と don’t have to がその間をゆるめます。
- You must wear your name tag.(名札を付けなければなりません。)
- You must not eat in the library.(図書室で食べてはいけません。)
- You can take photos in the gym.(体育館では写真を撮ってかまいません。)
- You should bring a water bottle.(水筒を持ってきたほうがよいです。)
- You don’t have to speak English all the time.(ずっと英語で話さなくてもかまいません。)
5 行とも主語は you で、助動詞を替えるだけで強さが変わります。must は逃げ場のない決まり、should は助言、can は許可です。お客さんに向けた紙で must が何行も並ぶと、さすがに硬すぎます。名札の行を Please wear your name tag. に替えるだけで、紙の温度が変わります。
当日の会話になると、頼む、誘う、見通しを言う文が増えます。
- Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか。)
- Shall we take a picture together?(一緒に写真を撮りませんか。)
- The party will start at ten.(会は 10 時に始まります。)
- It may rain in the afternoon.(午後は雨が降るかもしれません。)
Could you 〜? は Can you 〜? よりていねいな頼み方です。Shall we 〜? は誘いの形で、答えは Yes, let’s. か No, let’s not. です。Shall I 〜? は「しましょうか」という申し出で、答えは Yes, please. か No, thank you. になります。shall はイギリス英語に多く、アメリカ英語の会話では Shall I 〜? の代わりに Should I 〜? や Do you want me to 〜? がよく使われます。ought to は should とほぼ同じ意味ですが少し硬く、疑問や否定ではあまり使われません。強い忠告には had better もあり、You had better see a doctor. のように後ろは原形、否定は had better not です。「さもないと困るよ」という圧があるので、目上の人には使いません。
be able to と have to はどこが違うか
be able to は can の、have to は must の言い換えですが、いつでも入れ替えられるわけではありません。違いの 1 つ目は時制です。助動詞は 2 つ並べられないので、未来の「できる」「しなければならない」は will be able to、will have to で作ります。must に過去形がないので、過去は had to です。
- You will have to show this card at the door.(入口でこのカードを見せることになります。)
- We had to move all the chairs.(いすを全部動かさなければなりませんでした。)
2 つ目は意味の差です。could は「その力を持っていた」を言い、was / were able to は「あのとき実際にやりとげた」を言います。1 回やりとげたことを肯定文で言うときは、could はふつう使いません。否定の couldn’t なら、どちらの場面でも使えます。
- My grandfather could swim fast when he was young.(祖父は若いころ、速く泳ぐことができました。)
- We were able to talk with the guests in English.(私たちはお客さんと英語で話すことができました。)
must と have to にも差があります。must は話し手が「必要だ」と判断している感じ、have to は周りの決まりや事情でそうせざるをえない感じです。I must call my mother. は自分で決めた用事、I have to wear a uniform. は学校の決まりです。ただし、張り紙や規則のように決まりを作る側が書く文では must がよく使われます。決める人が自分で言っているからです。会話では have to のほうがよく使われます。音は have to が /hæf tə/(目安はハフタ)、has to が /hæs tə/(目安はハスタ)で、have の v は f の音に、has の s は /z/ から /s/ の音に変わります。
書き換えの 9 組
| もとの文 | 書き換えた文 |
|---|---|
| Ken can cook curry. | Ken is able to cook curry. |
| We must clean the room. | We have to clean the room. |
| I will visit Kyoto next week. | I am going to visit Kyoto next week. |
| You should see a doctor. | You ought to see a doctor. |
| You must not open this door. | Don’t open this door. |
| Shall we play tennis? | Let’s play tennis. |
| Will you close the window? | Please close the window. |
| It may snow tonight. | Maybe it will snow tonight. |
| May I use your pen? | Can I use your pen? |
テストでは同じ内容として扱われる組ですが、響きまで同じではありません。電話が鳴って、その場で「僕が出ます」と決めたときは I’ll get it. で、ここに be going to は使いません。be going to は前から決めていた予定に向く形です。テストの答えと、実際に口にする一言は、分けて持っておいてください。
まちがえやすいところ
後ろの動詞に s を残す
- 誤りの文: My sister can plays the piano.
- どこが違うか: can の後ろは、主語が何であっても原形です。plays の s は消え、can 自身にも s は付きません。疑問の文で Does my sister can play 〜? と do を足すのも同じ誤りから来ています。
- 正しい文: My sister can play the piano.
助動詞を 2 つ並べる
- 誤りの文: You will can use this room tomorrow.
- どこが違うか: will と can は同じ場所を取り合うので、1 つの文に並びません。未来の「できる」は、can のほうを be able to に替えます。must も同じで、will must ではなく will have to です。
- 正しい文: You will be able to use this room tomorrow.
must not と don’t have to を取り違える
- 誤りの文: You must not bring lunch. We will give you lunch.
- どこが違うか: 「昼食は用意するので持ってこなくていいです」と言いたいのに、「持ってきてはいけません」という禁止になっています。
- 正しい文: You don’t have to bring lunch. We will give you lunch.
図3のように、must not は「する」に×が付き、「しない」だけが許されます。don’t have to は「する」にも「しない」にも○が付きます。差を生むのは not の掛かる先です。must not は「しないこと」が必要だと言い、don’t have to は「すること」の必要を打ち消します。迷ったら、「してもよいか」を自分に聞いてください。してもよいなら don’t have to です。

don’t have to は don’t need to とも言えます。needn’t も同じ意味ですが、主にイギリス英語の形です。
確かめの問題
- My brother can ride a horse. に next year を加えて、未来の文にしてください。
- Don’t touch this button. を、You で始めて must を使った同じ内容の文にしてください。
- 「今日は祝日なので、学校へ行かなくてかまいません。」に合うように、空所に 3 語を入れてください。It is a holiday today, so we( )( )( )go to school.
- I must wash the dishes. に yesterday を加えて、過去の文にしてください。
- Must I finish this report today? と聞かれて、「いいえ、その必要はありません」と答える英語を書いてください。
答えと解説
- My brother will be able to ride a horse next year. will と can は並べられないので、can を be able to に替えます。be は will の後ろなので原形のままです。
- You must not touch this button. 否定の命令文は、must not を使って言い換えられます。「押してはいけない」という禁止の内容は変わりません。
- don’t have to です。「必要がない」という文で、must not を入れると「行ってはいけない」になり、祝日の話ではなくなります。
- I had to wash the dishes yesterday. must に過去形はないので had to を借ります。後ろの wash は原形のままで、washed にはしません。
- No, you don’t have to. No, you must not. と答えると「終わらせてはいけません」という意味になり、質問への答えからずれます。
5 問のうち 3 と 5 を落としたなら、覚える量の問題ではありません。図3の「する」「しない」の表をノートに写し、自分の学校の決まりを 3 つ、must not と don’t have to に振り分けてみてください。
次に覚える一覧
- 疑問詞の一覧: What can I do? のように、助動詞の疑問文の前に疑問詞を置くと、聞ける範囲が一気に広がります。
- 過去分詞の一覧: should have gone のように、助動詞の後ろに have と過去分詞を続けると、過去をふり返る言い方になります。
- 基本動詞の一覧: 助動詞の後ろに来るのは原形そのものなので、使える動詞が増えるほど書ける決まりも増えます。
個別指導では、can の文だけでなく、一般動詞の否定と疑問を作る do まで戻って確かめます。do の文があいまいなままだと、have to の否定と疑問で同じところにつまずくからです。
まとめ
助動詞の一覧は暗記の表に見えて、実は相手との距離を測る目盛りです。must と should と may のどれを選ぶかで、書き手は相手にどれだけ強く言うかを決めています。同じ張り紙が、1 語で命令にも提案にも変わります。not の置き場所を決められる人は、英語で人を迎えられます。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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