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シャドーイングと音読—聞いた英語をまねて口を慣らす練習の使い方|武蔵野個別指導塾

流れる音声を追いきれないときは、再生を止めて短くまねる段階に戻れます。意味を確かめた文を音読し、内容を入れ替えて話すと、借りた音が自分の話にもつながります。

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シャドーイングと音読—聞いた英語をまねて口を慣らす練習の使い方

音声だけが先へ進んでしまうとき

よくあるのは、家のピアノのある部屋で、譜面台に学校の英文を立てて音声を流し、声を出す練習を始めたものの、最初の文の途中で置いていかれるという場面です。聞こえた英語をまねようとしても、次の音が重なり、最後は口を動かすだけになります。もう一度再生しても同じ場所で止まり、「自分は英語を話すのに向いていない」と感じるかもしれません。

そんなときは、練習の入口を変えてください。英文を見て自分の速さで読む音読と、流れる音声を少し遅れて追うシャドーイングでは、同時にすることが違います。意味を確かめながら読める段階で、いきなり音声を追えば、難しく感じるのは自然です。

目指すのは、音声が終わるまで無理に走り切ることではありません。短い英文の意味と音を結びつけ、そのまとまりを自分の口で扱えるようにすることです。まずは学校で習った短い文を選び、聞く、止める、まねる、読む、少し変えて話す、という順で練習を組み立てましょう。

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音をまねる練習と自分で話す練習の間

音読は、書かれた英文を声に出す練習です。自分で速度を調整でき、読みにくい単語の前で止まることもできます。ただし、文字を声に変えるだけでは、意味を考えずに読み終えることもあります。最初に「誰が何をする文なのか」を確かめておくと、読むときに何を伝えるのかを見失いにくくなります。

音声を聞き、いったん止めてから同じ部分を言う練習は、リピーティングと呼ばれます。耳で聞く時間と口を動かす時間を分けられるので、短い音のまとまりを確かめたいときに使えます。最後まで聞く間に冒頭を忘れてしまうなら、止める位置を手前にします。長い文を覚える競争にする必要はありません。

シャドーイングは、音声を流したまま、聞こえた言葉を少し遅れて追いかけて言う練習です。聞きながら話すため、音声を止めてまねる場合より忙しくなります。文字を見ながら音声とほぼ同時に読む練習とも区別しましょう。どちらが上級という順位をつけるより、今の困り方に合う方法を選ぶことが役立ちます。

聞いた音をまねる練習を考える手がかりになる研究があります。字幕つき動画の音声をまねて繰り返す練習を、週3回、1学期にわたって行ったところ、音読と自由な発話の両方で発音が有意に向上し、特に音読での向上が大きくなりました(Martinsen・Montgomery・Willardson、2017)。米国で高校4年目のフランス語授業を受ける19人を対象とした探索的研究であり、日本の中学生が英語を練習した場合や、音読とシャドーイングのどちらが優れるかに、その結果をそのまま当てはめることはできません。この結果は、聞いた音を声に出す活動を取り入れ、その後にどんな場面で使えるかも確かめる、という練習づくりの手がかりになります。

ここで注目したいのは、「用意された文を読むこと」と「自分で内容を選んで話すこと」の違いです。音読では、使う単語も語順も紙にあります。自分の休日を話すときには、何を伝えるかを決め、その内容に合う英語を選びます。音声を上手にまねられたら、次はその文を少し変えて使う場面を作りましょう。

例えば、I like music. を聞いてまねる練習では、音のつながりや文の終わり方に耳を向けられます。その後で、自分が好きなものに合わせて I like tennis. と言えば、文の型を使いながら内容を選ぶことになります。同じ文を読む出来と、言い換えた文を話す出来を分けて見ると、次の練習が決まります。

「口を慣らす」という表現も、このように具体化すると便利です。読めない単語を読めるようにするのか、途中で切れる文をつなぐのか、文字を見ずに短い文を言うのか。練習の前に今日の目的を決めておきます。目的が見えると、再生した回数だけで満足したり、音声の速さについていけないことだけで落ち込んだりしにくくなります。

短い英文で聞く・読む・話すをつなぐ手順

ここからは、家庭で取り組むための時間配分の一例です。全部で12分ほどを目安にし、意味の確認に2分、音声を止めてまねる練習に3分、音読に2分、音声を追う練習に2分、言い換えと振り返りに3分を使います。途中の段階が難しければ、先へ進む時間をそちらに回してください。時計は急がせるためではなく、同じ失敗の繰り返しで疲れる前に区切るために使います。

まず教材と練習する範囲を決めます

教材には、学校で扱った英文など、本文と対応する音声がそろったものを使います。初めは短い文を2〜3文選びましょう。知らない単語が続く文章より、内容をすでに説明できる文章のほうが、音に注意を向けて練習を始めやすくなります。長い音声の全体を毎回流さず、使う部分の始まりと終わりを先に決めてください。

教材の使い方は、段階に合わせて変えます。意味を調べるときは本文と日本語の説明を並べます。音をまねるときは英文だけを見える位置に置きます。最後に自分のことを話すときは英文を伏せ、好きなものなどの内容を示すメモだけにします。同じ教材でも、何を見ながら取り組むかで、自分が頼る手がかりを調整できます。

最初の2分では、文を黙って読み、内容を日本語で短く説明します。I play tennis after school. なら、「放課後にテニスをする」という意味を確かめます。play と tennis の読み方があいまいなら、対応する音声を聞いて確認してください。意味を言えないまま音声を追うと、後で自分の内容へ変えるときにも困ります。

音声を止めて短くまねます

次の3分では、英文を見ながら音声を聞き、文の終わりで止めてまねます。長く感じたら、I play tennis と after school に分けます。自分で区切りを書き込む場合は、単語の途中を切らず、意味を説明できるまとまりを目安にしてください。区切りが迷う場所は印をつけ、先生に尋ねる材料にします。

まねる際には、一度に全部を直そうとせず、今日の注目点を決めます。「最後の school まで言う」「tennis の音を聞き直す」「after school をひとまとまりで言う」などから選んでください。聞いて、言って、もう一度聞く順にすれば、どこが違ったかを比べられます。音の高さ、速さ、声質までそっくりにする必要はありません。

短くしても難しいときは、文字を指で追いながら聞き、言える部分を確かめます。単語の読み方で止まるなら、その単語を確認してから前後につなぎます。知っている単語ばかりなのに文全体を保持できないなら、音声を止める場所を増やします。つまずいた理由に合わせて変えるのは、練習を簡単に済ませるためではなく、実際に口に出せる部分を作るためです。

自分の速さで音読します

続く2分は音声を止め、本文を見て読みます。初めの音読では、伝える内容を思い浮かべながら文の終わりまで声を出します。次の音読では、先ほど決めた注目点を確かめてください。音声の速さに合わせることより、途中の単語を抜かさず、意味のまとまりを保って読むことを優先します。

ここで一度、読む声を録音できると比較がしやすくなります。録音を使えない場合は、止まった場所に鉛筆で小さく印をつける方法でも構いません。すべての間違いを書き出す必要はなく、同じ場所で止まるか、文末まで読めるかを見ます。本文に印が増えすぎたら、次の練習で見る印を選び直しましょう。

自分で確かめる最初の観点は、意味です。読み終えた後に本文から目を離し、「いつ、何をする話だったか」を言います。次の観点は、文の中身です。録音と本文を照らし合わせ、抜けた語がないかを調べます。さらに、決めた注目点を音声と比べます。この3つを順に確かめれば、「何となく上手だった」だけで振り返りを終えずに済みます。

余裕が出たら音声を少し遅れて追います

次の2分で、同じ短い範囲のシャドーイングを試します。まず音声を聞き始め、聞こえた言葉を少し遅れて声にします。初めは本文を見ても構いませんが、文字を先回りして読むより、実際に聞こえた音を手がかりにしてください。途中で大きく遅れたら、残りを急いで詰め込まず、いったん止めて短い範囲に戻ります。

本文を見てなら追える場合は、同じ部分で文字を伏せて試します。文字を伏せた途端に言えなくなったら、今は文字の助けが必要だとわかります。無理に伏せたまま続けず、聞いて止める練習へ戻ってください。その日は音読までで終えても、何ができて何に助けが必要かを確かめた練習として整理できます。

録音を聞き比べるときは、見本を短く聞いて止め、次に自分の同じ部分を聞きます。全体を交互に流すと、気になった場所を忘れやすいので、今日選んだ部分だけに絞りましょう。最初の録音と練習後の録音を残す場合も、同じ文、同じ文字の見せ方で比べます。「前より上手」という感想に加え、「最後の語まで聞こえる」と具体的に言える変化を探してください。判断がつかなければ、その箇所を次の相談の材料にします。

速さを変えられる音声なら、追える程度にゆっくり再生する方法もあります。ただし、ゆっくりなら言えたことと、元の音声でも言えたことは別に記録します。速さの変更だけで解決しないときは、範囲を短くする、読む段階へ戻る、意味を確認する順に見直してください。速さを上げること自体を目標にはしません。

最後に自分の内容へ変えて話します

最後の3分では音声を止め、練習した文を自分に合う内容へ変えます。I play tennis after school. を使ったなら、tennis を soccer に変えるなど、習った語で言える内容を選びます。事実と違うなら I read books after school. のような文でも構いません。本文を伏せて言い、何を伝えたかを自分でも確かめましょう。

言い換えで止まったら、どこで困ったかを分けます。言いたい単語を知らないなら、知っている内容に変えます。語順が出てこないなら、本文を一度見て型を確認します。文は決まっているのに発音で止まるなら、その部分を音読します。原因を分けると、どの困り方にも同じシャドーイングを足す、という行き止まりを避けられます。

終わりには、紙に「使った範囲」「助けなしでできたこと」「次に確かめること」を書きます。例えば「放課後の文/音声なしで音読できた/本文を伏せると after school が抜ける」と残します。翌日は、その記録を見て最初に短く試してください。前日の文章を覚えているかだけでなく、好きな活動を変えても言えるかを確かめると、練習の出口が見えます。

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個別指導で確かめたい役割と進み具合

家庭で練習していると、本人にも保護者にも「つまずきの理由」がわかりにくいことがあります。同じ場所で止まっていても、単語の意味を知らない、音を聞き取れていない、読むときに口が動かない、次の文を考えている、など状況は異なります。個別指導を検討するときは、こうした違いを見分け、取り組む段階を選んでもらえるかを体験授業や面談で確かめてください。

相談の材料には、上手に録れた音声だけでなく、普段つまずく短い箇所が使えます。教材を示しながら「ここを聞いて止めれば言えるが、続けて流すと言えない」と伝えると、困り方を共有しやすくなります。録音を使うことに抵抗があるお子さまなら、止まる位置に印をつけた本文を持っていく方法もあります。無理に録音を提出する必要はありません。

塾に相談したい内容は、教材の難しさ、音への助言、話す課題へのつなぎ方です。意味がわかる長さに絞れているか、直す音を選べているか、最後に自分のことを言う機会があるかを尋ねてください。「毎日音読してください」という指示を受けた場合も、読む範囲と、できたと判断する目安を具体的にしてもらうと家庭で取り組めます。

音への助言では、先生が正しい形を示すだけで終わらず、その後に本人がもう一度言えるかを確認したいところです。例えば after school が切れる場合、まずそのまとまりを聞き、まねてから文全体へ戻します。そのうえで、活動を変えた文でも同じ部分を使えるか試します。

家庭が引き受けやすいのは、練習できる場所と時間を相談し、本人が選んだ注目点を聞くことです。保護者が英語の発音を採点する必要はありません。「今日は何を確かめるの」「どこまでなら言えたの」と尋ね、本人の説明を聞いてください。音声との違いが判断できないところは、印を残して先生に尋ねる候補にします。

また、音読する声が小さいからといって、すぐ意欲の問題にしないようにしましょう。家族に聞かれることが気になるのか、単語の読み方に迷っているのかで、必要な助けが変わります。声を出す場所を変える、短い文から始める、先に音声を聞くなど、本人が選べる調整を相談してください。大声を出したかどうかだけでは、練習の中身は見えません。

進み具合を見るときは、「音声を聞けば言える」「本文を見れば言える」「本文を伏せて自分の内容を言える」を分けて記録します。すべてを一度に達成する必要はありません。前は本文を見ても止まっていた箇所を、今日は文末まで読めたなら、それを記録します。自分の文に変えるとまだ止まることも、別の欄に残せば混同せずに済みます。

例えば、同じ短い文で「月曜は音声の後なら言えた」「水曜は本文だけで読めた」「金曜は活動を変えて言えた」と書く方法があります。日ごとの優劣をつけるより、どんな助けを使ったかをそろえて記録してください。本文を見た回と見なかった回をそのまま比べると、難しい条件に挑戦した日のほうが後退したように見えてしまいます。

練習の途中で疲れたり、別の用事が入ったりした日は、終えた段階を記録して区切ります。「意味を確認したところまで」「音読まで」と残しておけば、次にどこから始めるかを決められます。再開する日は、前の範囲を短く読んで状態を確かめてから進みましょう。練習できなかった分を一度に取り戻そうとして、長い文章へ広げる必要はありません。本人が再開する手順を選べる記録にしておくと、保護者も回数を数える声かけから、困った部分を尋ねる声かけへ移れます。

先生に相談するメモも、この区別を使うと短くまとめられます。「使った文」「取り組んだ方法」「止まった位置」「本人が知りたいこと」を並べます。「音声の後なら読めます。音声を追うと文末が抜けます。範囲を短くするか、音読を続けるか相談したいです」と書けば、次に何を判断してほしいかが伝わります。

家庭での記録は、お子さまの練習を監視するための表にしないことも大事です。毎回すべての欄を埋める負担が大きければ、困った箇所だけを残します。保護者の感想と本人の感想が違うときは、まず本人が何に注意していたかを聞きます。「今日は速さではなく、最後の語を言う練習だった」とわかれば、見るべき変化もそろいます。

学校の発表が近い場合は、練習する文が実際の課題にどうつながるかも確認しましょう。用意した文を読む課題なのか、質問に答える課題なのかで、最後に必要な練習が変わります。武蔵野個別指導塾に相談する際も、お子さまが今使っている英文から練習をどう組み立てるかを、体験授業や面談で確かめてください。

シャドーイングと音読についての3つの疑問

音読ができたらすぐシャドーイングに進むべきですか

音読ができたことを確かめたら、短い部分で試してみて構いません。ただし、毎回進まなければならない順番とは考えなくて大丈夫です。本文を見て読めても、音声の中の言葉を拾うことが難しければ、聞いて止めてまねる練習を使います。音声を追う段階で詰まったら、音読へ戻る行き来もできます。

判断の手がかりは、途中の語を飛ばさずに言えるか、文の意味を説明できるかです。追うことだけに集中して内容がわからなくなるなら、範囲を短くしてください。音読で文末まで言う練習を続ける日にも、最後に自分の内容へ変えて話す機会を少し入れられます。

毎回同じ音声を使うと丸暗記になりませんか

同じ音声を使えば、聞き直す場所をそろえて比べられます。覚えたこと自体を失敗にする必要はありません。気をつけたいのは、覚えた文を言えたことだけで、別の内容も自由に話せると判断することです。同じ文で音を確かめる練習と、内容を変えて使う練習を組み合わせてください。

好きなもの、放課後にすること、昨日したことなど、習った表現で言える範囲から選びます。変更する部分を増やしすぎず、まず活動を表す語だけを変えます。それでも止まる場所があれば、次の課題として残します。新しい文章へ移るのは、練習した部分と自分で変えた部分の違いを確かめてからでも十分です。

音声と同じ発音になるまで直す必要がありますか

見本の音声は比較する手がかりとして使いましょう。話し手の声の高さや声質まで一致させることを目指すと、何を直せばよいかがぼやけます。「文末の語が抜ける」「単語の途中で止まる」など、伝えたい文に関わる箇所から選んでください。自分で違いを判断しにくい部分は、先生に具体的に尋ねます。

直す箇所を決めたら、短い部分でまねた後、文全体に戻して確かめます。単語だけなら言えても、文に入れると難しくなることがあります。最後には自分の内容でも使ってみましょう。見本に近づける練習と、意味を持った言葉を相手へ届ける練習が、そこでつながります。

今日の短い文を自分の言葉へ

今日の練習は、意味のわかる短い文から始めてください。音声を止めてまね、自分の速さで読み、余裕があれば音声を追います。最後に内容を少し変えて話せば、口に出した英語を自分の表現として使う入口ができます。途中で詰まったときは、範囲、速さ、文字の助けを調整しましょう。

保護者は、聞こえた声の出来だけでなく、お子さまが何を確かめたのかに耳を向けてください。「今日はこの部分が言えた」「ここを先生に聞きたい」と説明できれば、次の練習を選べます。短い文でも、どこが変わったかが見える記録を残してみてください。まねた文に自分の内容を乗せて言えた、その一言を今日の到着点にしましょう。手本を止めた後にも自分の文が続くかどうかで、明日まねる範囲を決めていけます。

参考文献

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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