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英検1級リスニング第4部 インタビューの聞き方と復習の手順|武蔵野個別指導塾
インタビューの話者の立場、判断を変えた理由、賛成につく条件を聞き分ける練習ができます。3つの英文課題と復習記録を使い、正解の根拠を自分で確かめる手順を身につけます。

英検1級リスニング第4部 インタビューの聞き方と復習の手順
インタビューを聞いたあと、話題も専門用語も思い出せるのに、選択肢を読むと決められなくなることがあります。英検1級のリスニング第4部で困るのは、必ずしも英語が全部速すぎるときだけではありません。個々の発言は聞き取れても、「それは質問者の見方なのか、答えている人の結論なのか」が曖昧なまま残ると、内容の似た選択肢を比べにくくなります。
よくあるのは、自習机でイヤホンを外したあと、ノートには研究費、地域住民、技術革新といった名詞が並んでいるのに、「結局、その人は何に慎重だったのですか」と尋ねられて手が止まるという場面です。単語を拾った努力は無駄ではありません。ただ、その単語どうしの関係まで残すには、メモする対象を少し変える必要があります。
この記事では、インタビューを「人物の紹介」だけとして聞かず、その人がどんな判断をし、なぜそう考え、どこまで賛成しているのかを追います。練習では短い応答から始めますが、目標は短文の暗記ではありません。初めて聞く話でも、発言の主体と理由を結びつけて答えを選ぶことです。受験するご本人が一人で復習するときも、保護者がお子さまの学習を見守るときも、「何分聞いたか」の先にある変化を確かめられるように進めます。
第4部では話題よりも発言の関係を追います
日本英語検定協会が示す1級の目安は大学上級程度です。第4部はインタビューの内容一致選択で、問題数は2問、放送は1回、印刷された選択肢から選ぶ4肢選択です。リスニング全体の時間は約35分です。この約35分を第4部だけの時間と取り違えないようにしてください。英語で答えを書く問題ではないため、練習で英文の答えを作る場合も、聞いた内容を確かめる補助として扱います。
放送が1回である以上、途中の語句を思い出そうとしている間にも話は先へ進みます。そのため、すべての文を日本語に直して保存することを目標にすると、肝心の応答を追えなくなることがあります。練習では「何について」「誰が」「どう判断したか」の3点を優先して残してみてください。細部の理解を捨てるという意味ではありません。細部が何を支えているのかをつかむための順序です。
質問の前提と答えの立場を切り分けます
質問者は、相手の考えを確かめるために、あえて強い言い方で問いかけることがあります。「費用が高すぎたから中止したのですか」と聞かれたことと、実際に費用を理由に中止したことは同じではありません。答える側が、費用は負担だったと認めたうえで、決め手は利用者の不便さだったと説明すれば、記憶に残すべき中心は後者です。
ここで役立つのは、賛成か反対かを早く決めることより、質問の中の説明が答えの中で採用されたかを確かめることです。問いの中に出てきた名詞だけで選択肢を選ぶと、相手が修正した前提をそのまま答えにしてしまいます。メモには「費用も負担、決め手は不便」と残せば、話の関係が見えます。長い日本語に訳さなくても、主な理由と付随する事情は区別できます。
過去の考えと現在の結論を分けます
インタビューでは、以前の予想と経験後の判断が並ぶ応答を練習しておくと、立場の変化を追う助けになります。「初めは性能が評価されると考えたが、利用者は修理のしやすさを重視した」という内容なら、性能が大切だという最初の予想を、現在の結論として残さないようにします。時間の流れを示す語を聞いたら、メモを「以前」と「現在」に分けてみてください。
また、結論に近そうな文を聞いたところで理解を閉じないことも大切です。「導入すべきです」に続いて「ただし、運用を見直せる場合に限ります」と付けば、条件を含めた発言になります。最後の文だけを信じる、逆接のあとは必ず正解になる、といった決め方では、内容そのものを比べる作業が抜けてしまいます。接続表現は注目する場所を知らせる手掛かりであり、答えを保証する印ではありません。
聞き方を教わることと聞く量を増やすことを結びつけます
聞き方の方略指導をまとめたメタ分析では、聞く力への中程度の効果が報告されています(Dalman・Plonsky・2022)。対象は45研究・51標本であり、この結果だけで英検1級の第4部に同じ大きさの効果が出るとは言えません。ここから授業に取り入れたいのは、「集中して聞く」で終わらせず、何に注目し、聞いたあと何を確かめるかを具体的に教える姿勢です。本稿で使うメモの分け方そのものが、この研究で検証されたと考える必要はありません。
一方、聞く指導全体を扱う別のメタ分析では、全体の効果は小さく、指導期間が長いほど効果が大きいという結果が示されています(Chang・2022)。対象は32研究・2,797名であり、英検1級の受験者だけを対象とした結果として扱うことはできません。扱う指導や研究の範囲が違うので、前の研究と数値を並べて指導法の優劣を決めることも避けます。
この2本から、数回の練習で急に聞き取れるという約束はできません。ただ、聞き方を具体化し、その使い方を継続して点検する方針は立てられます。毎回新しい音声を流すだけでなく、質問と答えを混同したのか、理由を取り落としたのか、条件を外したのかを残します。次回の練習をその記録に合わせることで、聞いた量と学習の中身を結びつけていきます。

3つの応答で「誰の意見か」「なぜか」「どこまでか」を練習します
以下の英文は、この記事のために書き下ろした練習用のインタビューです。実際の試験の長さや設問の並びを再現するものではありません。読み上げ機能を使う場合は英文だけを再生対象にし、画面を見ずに聞いてください。自分で録音する場合は内容を先に知ることになるため、初めて聞く力の測定には使わず、音と意味をつなぐ復習として使います。
各練習では、準備を1分、音声を聞き終えてからの選択と理由の記録を1分、答え合わせと聞き直しを4分に区切ってみます。これは自習のための区切りで、試験の解答時間ではありません。準備では4つの選択肢の違いを読み、正解の予想は書かず、「何の違いを確かめるか」だけ決めます。音声は最初に1回通して聞きます。途中で止めたり戻したりするのは、答えを決めて記録したあとにします。
選ぶときは、正解と思う記号に加えて、根拠を短い日本語で書いてください。英文の解答例は自分の理解との照合用です。英文を暗記することや、同じ表現で言い直すことを正解の条件にしません。最後に、選ばなかった選択肢のうち最も迷ったものについて、発言と合わない部分を1つ特定します。
練習1 質問者の説明を話者が修正したかを聞きます
地域資料のデジタル公開についての応答を聞き、公開の計画を見直した理由を考えてください。聞く前には「費用」「正確さ」「アクセス」「寄付者」という違いを確かめます。
Interviewer: Was the expense of scanning the collection the main reason you reconsidered the project?
Archivist: It certainly put pressure on our budget, but that was not what changed my mind. During a trial, volunteers pointed out that several photographs had been assigned to the wrong neighborhoods. Making those records widely accessible would have spread the errors. We therefore decided to check the descriptions with local residents before expanding the online collection. Wider access remains our goal; reliable information has to come first.
設問: Why did the archivist decide to reconsider the project?
A. The scanning equipment had become too expensive to maintain.
B. The descriptions needed to be verified before access was expanded.
C. Local residents wanted the collection to remain unavailable online.
D. Donors demanded that the archive replace its entire collection.
正解はBです。費用が予算を圧迫したことは認めていますが、判断を変えた理由はそこではありません。写真に誤った地域情報がついており、そのまま公開範囲を広げると誤りも広がるという説明が根拠になります。Aは費用という共通語に引かれやすいものの、機材の維持費が主因だとは述べていません。Cは、公開の目標自体が残っている発言と合いません。Dの寄付者からの要求は、この応答では述べられていません。
内容確認の英文解答例:
The archivist wanted to verify the descriptions with local residents before giving more people access to potentially inaccurate records.
自分で確かめる際は、英文を見ながら「費用」と「判断を変えた理由」を別々に囲みます。そのあと文字を隠し、「公開をやめたのですか、公開の前に確認を加えたのですか」と自分に尋ねます。後者だと答えられれば、単なる賛否より細かく理解できています。聞き直しでも費用の話しか残らない場合は、否定を含む一文とその次の理由説明を続けて聞きます。否定の一語だけを抜き出すより、何を退けて何に置き換えたかを確認してください。
練習2 数字の改善と判断の変更を結びつけます
次は、新しい配送計画の評価についてです。「速くなったから採用した」という説明なのか、別の問題が見つかったのかに注意して聞いてください。
Interviewer: Your initial report emphasized shorter delivery times. Why did your team later revise its recommendation?
Researcher: The average delivery time did fall, which initially looked encouraging. However, interviews with drivers revealed that the new schedule left almost no room for unexpected delays. A minor disruption could force them to skip breaks to finish their routes. We still regard efficient routing as valuable, but we now recommend testing schedules under less predictable conditions before introducing them across the network.
設問: What led the team to revise its recommendation?
A. Drivers reported that the schedule was difficult to manage when disruptions occurred.
B. The new routes consistently increased the average delivery time.
C. The researchers concluded that efficient routing had no practical value.
D. Customers requested that the company suspend all deliveries.
正解はAです。平均の配送時間が短くなったことと、予定外の遅れに弱いことは両立します。Bは平均時間の変化を逆にしています。Cは効率的な経路設定の価値まで否定したことにしており、話者の発言より強すぎます。Dは顧客の要求に話を置き換えています。誰から何を聞いて判断が変わったのかを残せれば、選択肢の違いが明確になります。
内容確認の英文解答例:
Reports from drivers showed that the schedule could create pressure when disruptions occurred, so the team recommended further testing before wider implementation.
この練習のメモは、「最初: 平均時間が改善」「追加情報: 遅れへの余裕がない」「現在: 広げる前に試す」の3行で十分です。数字や評価を聞いたあとに別の情報が加わったとき、前の内容を消すのではなく、判断が変わった理由としてつなぎます。「効果はあったが、導入には追加確認が必要です」と日本語で説明できるかを確かめてください。
聞き取れなかった場合は、原因をさらに分けます。音声の段階で運転手という主体を取れなかったのか、休憩を省くという具体を理解できなかったのか、理解はしたが選択肢Aの表現と結びつかなかったのかで、次の練習は変わります。本文の単語と選択肢の単語が違うだけで迷ったなら、全文の書き取りを増やすより、同じ内容を言い換えた部分を対応させてください。
練習3 支持につく条件を残します
最後は、海岸地域の対策についての応答です。「支持する」という言葉の強さだけで決めず、支持の対象と条件を最後まで追ってください。
Interviewer: Does your support for restoring wetlands mean that you oppose engineered flood barriers?
Scientist: No. In some densely populated areas, barriers may remain essential. My concern is that relying on a single approach can leave communities vulnerable when conditions change. Wetland restoration deserves funding where it can reduce risk, but it should be combined with other measures and evaluated over time. I support a broader set of options, not the assumption that one solution will work everywhere.
設問: Which statement best reflects the scientist’s position?
A. Engineered barriers should be removed from all populated areas.
B. Wetland restoration is useful only when no other measures are available.
C. Communities should combine suitable measures and review their effectiveness.
D. A single method can protect every community if sufficient funding is provided.
正解はCです。話者は防潮施設を全面否定していません。一部の人口密集地域では必要な可能性を認めたうえで、1つの方法だけに頼ることに懸念を示しています。湿地の再生も、危険を減らせる場所で、ほかの対策と組み合わせ、継続的に評価するという条件の中に置かれています。AとDは範囲を広げすぎ、Bはほかの手段がない場合だけという条件を新たに加えています。
内容確認の英文解答例:
The scientist supports combining measures that suit local conditions and evaluating them over time, rather than expecting one approach to protect every community.
復習では、Aのall、Bのonly、Dのeveryに注目し、それぞれ本文がその強さまで述べているかを確認します。ただし、強い語がある選択肢は必ず不正解だという規則にしないでください。この練習では発言の範囲と合わないため外せますが、実際に全面的な主張が語られていれば、強い表現が内容に合う場合もあります。語の見た目で消すのではなく、発言の範囲を比べる練習です。
聞き直しを「答えを知った状態の再生」で終わらせません
3つの練習を終えたら、正答数とは別に、自分の説明を読み返してください。B、A、Cと選べても、理由が「その単語が聞こえたから」だけなら、違う表現の選択肢では迷う余地が残ります。逆に不正解でも、話者が何を認め、何に反対したかが残っていれば、選択肢との照合を直すところから進められます。
復習の最初の2分は、音声も英文も開かず、覚えている関係を書きます。次の3分で英文を読み、抜けていた主体・理由・条件を別の色で足します。最後の3分は、必要な区間だけを聞いてから全体を通します。この区切りも自習用の提案です。文字を見れば理解できるのに音では結びつかない場合は、意味を確認した短いまとまりを声に出し、音声のどこにそのまとまりがあるかを探してください。
文字を読んでも理由がつながらない場合は、音声の速度だけを下げても問題が残ります。代名詞が何を指すか、否定が何にかかるか、条件がどの判断を限定するかを読む段階で確かめます。わからなかった専門語は、応答の結論を変える語かどうかも点検します。たとえば練習1では、資料整理の細かな専門知識がなくても、「誤りを広げる前に確かめる」という理由を取ることが中心になります。
次の日には、同じ題材で正解できたことだけを成果にせず、説明を見ずに理由を言えるか確かめます。その後、別の初見のインタビュー音声でも同じ見方を試します。同じ題材の再確認と初見の理解は記録の欄を分けてください。覚えた答えが出せることと、聞き方が別の話に使えることを分けるためです。
記録は長い日記にせず、「初見か再確認か」「選択した答え」「聞こえた根拠」「見直して足した情報」「次に注意する1点」を残します。次に注意することを全部書くと、聞くときに使いにくくなります。質問の前提を受け入れすぎた日なら、「答える人が前提を認めたかを確かめる」の1点に絞ってください。条件を落とした日なら、「賛成を聞いても応答の終わりまで待つ」とします。
週の中では、最初の日に初見で聞き、次の日に根拠を再確認し、別の日に新しい題材で試すという並べ方ができます。これは効果が保証された日程ではなく、復習と初見の点検を混ぜないための学習案です。負担が大きい日は題材を増やすより、前回の誤答の理由を1つ説明するところまでにします。記録があると、学習時間を短くしても何を続けるかを選びやすくなります。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

個別指導では答えを選ぶまでの判断を見ます
個別指導で塾が持つべきなのは、正解を伝える役割だけではありません。本人がどの発言をどう受け取ったかを確かめ、次に使う練習を選ぶ責任です。第4部なら、まず初見で選んだ答えと、その直後のメモを残してもらいます。解説を読んだあとの整った説明だけを見ると、最初にどこで読み違えたのかが見えにくいためです。
講師は「どこが聞けませんでしたか」と一度に尋ねず、「質問者は何を理由だと考えていましたか」「答える人はそれを認めましたか」「最後に何をする方針でしたか」と順に確かめます。本人が理由を理解していても、選択肢の言い換えが読めなかったなら、指導の中心は選択肢の意味を比べる作業になります。音を聞き取れていない人に大量の選択肢分析をさせることも、選択肢で迷う人に聞く回数だけを増やさせることも避け、実際のつまずきに合わせて課題を変えます。
よくあるのは、授業の終わりに小さなホワイトボードへ「費用」と「情報の正確さ」を並べ、本人が「どちらも話に出ました」と説明するという場面です。そこで講師は単語の意味をもう一度教えるのではなく、「判断を変えたのはどちらでしたか」と尋ねます。本人がその違いを自分の言葉で言えれば、次はメモを短くする練習へ進めます。言えなければ、応答の修正が起きた箇所をいっしょに確かめます。
本人が持つのは、初回の答えを消さずに残すことと、次回までに試す注意点を1つ選ぶことです。うまく説明できない部分も、そのまま持ってきて構いません。「全部わからなかった」と感じた場合にも、話題だけは取れたのか、人物の立場まで取れたのかを分けることで、授業で扱う入口が見つかります。家庭で答えをきれいに直してから提出する必要はありません。
保護者がお子さまを支える場合は、毎回の英語を採点する役を引き受けるより、聞く時間と場所を確保し、本人が選んだ注意点を聞く程度から始められます。「何問正解でしたか」だけでなく、「前よりどの理由が残りましたか」と尋ねれば、本人は学習の変化を説明できます。社会人の方なら、この役割を短い自己記録に置き換えます。忙しい週にも、初見の結果と復習後の理解を同じ欄に混ぜないことを優先してください。
進み具合は、正答、根拠の説明、別の選択肢を外す理由の3項目で見ます。たとえば、正答しても根拠が言えない状態から、条件を含めて説明できる状態へ変われば、その変化を記録します。一方、同じ音声の正答だけが増えているなら、初見の題材でも使えるかを確かめます。塾からの振り返りも「リスニングが上達しました」で止めず、「質問者の推測と話者の結論を分けられました」のように、次の学習につながる内容を伝えることが大切です。
よくある誤解を確かめます
Q. メモは多いほど有利ですか。
メモの量だけでは判断できません。名詞を多く書いても、誰の意見か、何が理由かが消えていれば、選択肢の比較には使いにくくなります。練習ではまず、書いたメモだけを見て結論を説明できるかを試してください。「技術、予算、住民」よりも「拡大前に住民と誤りを確認」と残したほうが、練習1の判断を再現しやすくなります。ただし、いつも同じ短さに削る必要もありません。詳細を問われた場合に役立つ情報まで落ちていないか、解答後に点検します。メモを書く間に次の応答を聞き落とすなら、書く項目を減らし、理由か条件のどちらを優先するか決めて練習してください。
Q. 専門的な話題の知識が少ないと解けませんか。
話題の語を知っていると英文を理解しやすい場合はありますが、一般知識だけで話者の考えを決めることはできません。環境対策に詳しくても、練習3の話者がどの対策をどの範囲で支持したかは、実際の発言から取る必要があります。自分ならこう考えるという判断と、話者が述べたことは分けてください。知らない語が出たら、復習で意味を調べるとともに、その語がわからないことで理由や条件を取り違えたかも確かめます。専門用語をすべて増やしてから演習に戻るのではなく、発言の関係を追う練習と、必要な語の確認を並べて進められます。
Q. 同じインタビューを何度も聞いて正解できれば十分ですか。
同じ音声の反復は、聞こえなかった箇所を確かめるために使えます。ただ、正解を覚えたあとには、聞き取れたから選べたのか、記憶で選べたのかを区別しにくくなります。そこで、同じ題材では根拠の再現を目標にし、別の題材では初見で関係を追えるかを点検します。「何回聞いたら終わり」と固定するより、文字なしで理由を説明できるか、迷った選択肢の違いを言えるかを終了の目安にしてください。うまくいかなければ回数だけを足さず、音の聞き取り、文の理解、選択肢との照合のどこを直すかを決めます。その記録があれば、次の練習に目的を持って入れます。
次の1回では話者が判断した理由を残します
インタビューの理解は、耳に残った単語の数だけでは測れません。質問者の前提を相手が修正したこと、当初の評価が追加情報で変わったこと、支持には条件がついていたことまで取れると、選択肢を比べる根拠がはっきりします。すべてを一度に改善しようとせず、次の音声では自分の記録に残った注意点を1つだけ使ってみてください。
練習が終わったら、正答数の横に「なぜその答えを選んだか」を1文添えます。その1文が書けなければ、理解を責める材料にせず、どの区間に戻るかを決める材料にします。保護者も本人も、聞いた時間だけでは見えなかった変化を、理由の説明から確かめられます。第4部の対策を、解説を読んで納得する学習から、自分の耳で判断の根拠を残す学習へ進めていきましょう。
インタビューの正解に丸がついた日も、選んだ理由を話せる時間を授業に残します。
参考文献
- 日本英語検定協会「1級の試験内容」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/
- 日本英語検定協会「1級の過去問・試験内容」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html
- Dalman・Plonsky・2022。Language Teaching Research。聞き方の方略指導を扱うメタ分析、45研究・51標本。https://consensus.app/papers/details/2e1e18b5132e5ae68eec623f95a0a93d/
- Chang・2022。International Journal of Listening。聞く指導を扱うメタ分析、32研究・2,797名。https://consensus.app/papers/details/c57c1353f38e5995bd6e11e14ed13759/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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