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英検1級リスニング第3部対策:Real-Life形式で条件を聞き分ける|武蔵野個別指導塾
聞こえた単語だけで選ぶ癖を見直し、目的・制約・変更点から答えを絞る練習ができます。独自の3題と復習手順で、放送1回の判断に備えます。

英検1級リスニング第3部対策:Real-Life形式で条件を聞き分ける
よくあるのは、自習席でアナウンスの問題を解き、「時刻も場所も聞こえたのに、選んだ答えが違いました」とノートを開く場面です。書き取った語を見ると、会場名も予約の締め切りも合っています。それでも、その案内が誰に向けられたものか、どの条件の場合に利用できるのかが抜けていると、聞き取れた情報を正解につなげられません。英検1級のリスニング第3部であるReal-Life形式では、このずれを丁寧に扱いたいところです。
難しい語を増やす練習だけでは、選ぶときの迷いが残ることがあります。案内の中で紹介された方法と、自分の状況で実際に使える方法は、必ずしも同じではないからです。便利そうな最初の案が後半で取り消されることも、一般の利用者向けの説明に例外が加わることもあります。練習では、聞いた情報をすべて覚えようとする前に、「何を決めるために聞くのか」を短く言える状態を作ります。
この記事では、目的、制約、変更点の3つを軸にした練習を提案します。初めから速く処理しようとせず、判断の理由を説明できる段階を経て、音声を1回聞いて選ぶ段階へ進みます。受験する本人が1人で取り組めるように、英文、選択肢、解答の理由、時間の区切り方まで示します。保護者の方は、正答数だけでなく、どの条件を使って選べるようになったかを見る手がかりにしてください。
第3部で問われる形式と、聞けても間違える理由
公式の形式を押さえ、練習の時間と区別します
日本英語検定協会の試験内容では、1級の第3部はアナウンスなどを聞くReal-Life形式の内容一致選択で、問題数は5問です。放送は1回で、印刷された選択肢から答える4肢選択です。リスニング全体は約35分ですが、これを第3部だけの時間と考えないようにしてください。以下で示す準備や復習の秒数は、家庭で練習を区切るための提案であり、試験の進行時間を表すものではありません。
1級の目安は大学上級程度です。専門的な話題について、推論をしながら複雑な話の展開、要点、詳細を理解する力が目安に含まれています。ただし、難しい語が出た回数を数えることと、話の要点を理解することは別です。Real-Life形式の練習では、案内の内容を受けてどの行動が条件に合うかを考えると、詳細と全体の関係を確かめやすくなります。
放送が1回であることから、途中の語にこだわって後続の情報を失う事態にも備えます。聞き逃した固有名詞を頭の中で繰り返すより、その場所が候補として残るのか、対象者が限定されるのかを追う練習をします。すべてを理解できなかった場合でも、条件の矛盾から候補を外せることがあります。一方、聞こえなかった部分を都合よく補って選ぶのは避けます。「聞いて得た条件」と「自分が予想した内容」を分ける姿勢が必要です。
単語の一致より、条件の組み合わせを見ます
練習で区別したい誤りは3つあります。1つ目は、選択肢と同じ語が聞こえたことだけを根拠にする誤りです。案内が予約窓口に触れていても、その窓口はすでに締め切られたという説明かもしれません。語の一致は、その選択肢について話していた証拠にはなりますが、選ぶべき行動だという証拠にはなりません。
2つ目は、条件を別々に覚えてしまう誤りです。「早く着ける」「予約が必要」「オンラインで変更できる」を覚えていても、どの手段にどの条件が付くのかが曖昧だと判断が崩れます。復習では、名詞だけの一覧より、「シャトルは早いが予約済みの人だけ」のように、対象と条件を結び付けた短い文を残します。
3つ目は、自分の役割を途中で見失う誤りです。一般参加者向けの案内と発表者向けの案内が続くと、詳しく説明された方に注意が引かれることがあります。自分が一般参加者なのか発表者なのかを先に押さえ、関係する条件を選びます。これは他の情報を聞かなくてよいという意味ではありません。聞いた内容を、自分の判断に関係するものとして使うかどうかを決める練習です。
研究は聞き方を教える意義を支えます
聞き方の方略を教える介入をまとめたメタ分析では、聞く力に中程度の改善が報告されています(Dalman・Plonsky・2022)。対象は45研究・51標本に含まれる学習者であり、特定の国や年齢の英検1級受験者に、ここで提案する3分類を使わせた効果を直接示す結果ではありません。したがって、研究を理由に特定のメモの取り方を全員に強制するのではなく、どの情報へ注意を向けたかを振り返る指導の支えとして使います。
別のメタ分析では、聞く指導全体の効果は小さく、指導期間が長いほど効果が大きいという結果が示されています(Chang・2022)。対象は32研究・2,797名の学習者であり、国や年齢を限定した1級第3部の得点上昇や、必要な学習日数を示す研究としては扱えません。ここから「この方法なら短期間で何問増える」とは言えませんが、1回の説明で習得を判断せず、継続して取り組み方を見る理由にはなります。
以下の具体的な練習は、この2本の論文に掲載された手順を再現するものではなく、Real-Life形式に備えるための学習上の提案です。合う手順かどうかは、正答数に加えて、選択理由を音声の内容に戻って説明できるかで確かめます。聞き取りの改善と選択の改善を分けて記録すれば、次に取り組む課題が具体的になります。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

目的・制約・変更点をつないで選ぶ練習
聞く前、聞いている間、聞いた後の仕事を決めます
準備では、自分が達成したいことを1つの短い日本語にします。「受付に間に合う」「編集できるファイルを出す」「指定された資料を閲覧する」などです。次に、譲れない条件を添えます。「予約なし」「申込済み」「必要なのは原本」といった条件があると、ただ便利そうな選択肢を選ぶのを防げます。
聞いている間は、最初の案をすぐに最終回答にせず、利用条件と変更の説明を追います。たとえば、通常の手続き、今回だけの変更、自分に適用される例外という順で話が進むなら、最後に残る手段を考えます。メモを使う練習では、全文ではなく「通常不可」「予約必要」「代わりに窓口」のように、候補の扱いが変わる情報を短く残してください。
聞いた後は、「選んだ理由」と「最も迷った候補を外した理由」をそれぞれ1つ言います。両方を説明できない場合、正解していても偶然の一致が含まれているかもしれません。反対に、誤答した理由が条件の読み違いとわかれば、音声の速度だけを落として練習し続ける必要はありません。判断に使った条件を直す練習へ進めます。
以下の3題は、この記事のために書いた練習用の英文です。まず文字で条件の関係を確かめ、その後は端末の読み上げ機能で本文だけを再生し、本文を隠して聞いてください。読み上げ音声で判断の練習はできますが、公式の放送と同じ速さや抑揚を再現するものではありません。すでに読んだ本文での正解は、初めて聞く音声を理解できた証拠とは分けて記録します。
練習1:速さだけでなく、利用資格を確かめます
状況は、博物館の来館者で、予約をしておらず、開場時刻までに到着したい場合です。選択肢を読む時間を練習用に30秒取り、「予約なしで間に合う交通手段」を聞く目的にしてください。
音声用本文
Due to roadworks, the museum shuttle will depart from the east entrance rather than the main gate this morning. The first shuttle leaves at nine, but seats are reserved for visitors who booked online yesterday. If you have not made a reservation, take bus 18 from the library. It stops across from the museum and should arrive before the galleries open at ten. A taxi is another option, although traffic near the main gate may cause substantial delays. Staff cannot accept new shuttle reservations at the departure point.
問い
What should you do to reach the museum before it opens?
- Wait at the main gate for the shuttle.
- Reserve a shuttle seat at the east entrance.
- Take bus 18 from the library.
- Take a taxi to the main gate.
解答と理由
答えは3です。解答の根拠を英語で言う練習では、次のようにまとめられます。
Take bus 18 from the library because it accepts passengers without shuttle reservations and should arrive before the galleries open.
ここで優先するのは、最も早い出発時刻ではなく、予約をしていない自分が使えて、開場前の到着が見込める手段です。1は乗り場が変更されています。2は出発場所で新しい予約を受け付けないという条件に反します。4は利用可能な手段として出てきますが、渋滞による遅れの可能性が示されています。本文は到着を絶対に保証しているわけではないため、理由を説明するときも「必ず間に合う」と言い換えないでください。
自己確認は、選んだ後の20秒で「予約していない人への案内はどこか」を指せるかどうかです。文字を見て復習するときは、予約済みの人への条件と、予約なしの人への条件を別々に囲みます。交通手段の名前を3つ覚えただけなのか、それぞれの条件まで結べたのかが見えます。聞き直す際は、同じ時刻を繰り返し覚えるより、条件の切り替わる文を優先します。
練習2:通常の手続きから、変更後の手続きへ移ります
状況は、研究発表への参加申込を済ませていて、原稿に修正が必要となった場合です。原稿を編集可能な形式で今日提出したいものとします。準備に40秒使い、「申込済み」「今日」「編集可能」の3条件を短く言ってから本文を聞いてください。
音声用本文
The submission portal is temporarily unavailable while our technical team installs a security update. Participants who have already registered may send revised abstracts directly to the conference secretary until five this afternoon. Please attach an editable document, not a scanned copy, and include your registration number in the subject line. New participants must wait until the portal reopens tomorrow to register and submit their work. Documents left at the reception desk will be forwarded next week, so that service is unsuitable for anyone who needs confirmation today.
問い
How should you submit your revised abstract today?
- Upload it through the submission portal.
- Send an editable document to the conference secretary.
- Leave a printed copy at the reception desk.
- Register again when the portal reopens tomorrow.
解答と理由
答えは2です。英語での説明は、次のように必要な行動をまとめられます。
Send an editable document to the conference secretary before five, with your registration number in the subject line.
通常の提出窓口であるオンラインの仕組みは、一時的に使えません。そこだけ聞くと翌日まで待つように思えますが、申込済みの参加者には別の提出方法が用意されています。1は利用できない窓口です。3は翌週に転送されるので、今日提出を確認したい条件に合いません。4は新規参加者への説明を、自分にも当てはめた候補です。新しく登録する人と、登録を終えた人を区別する必要があります。
自己確認では、復習の2分を「誰が」「何を」「いつまでに」の3つに使います。解答番号を思い出すだけで終えず、申込番号を件名に入れるという追加条件も言ってください。これは選択肢を選ぶための条件より細かい内容ですが、手続きを実行できるところまで理解したかを確かめられます。わからない語は、先に文の役割を説明した後で調べると、その語をどの場面で使うのかも結び付きます。
練習3:代替案が、同じ目的を満たすかを考えます
状況は、研究のために図書館の古地図の原本を閲覧したい場合です。デジタル画像を見るだけでは目的を満たせず、まだ予約をしていません。練習では準備を30秒に区切り、「原本を閲覧するための次の行動」を聞きます。
音声用本文
The library’s historical maps have been moved to the conservation room while the upper floor is being renovated. Researchers may consult the originals by appointment on weekday afternoons. Requests must reach the archives team at least two working days before the visit, and a librarian will confirm whether the requested materials can be handled safely. Digital images remain available on the public computers without an appointment. However, visitors who need to inspect the paper or handwritten annotations should email the archives team with the relevant catalogue numbers rather than ask at the general information desk.
問い
What should you do next to arrange access to the original maps?
- Visit the upper floor without an appointment.
- Ask the general information desk for immediate access.
- Use digital images instead of the original maps.
- Email the archives team with the catalogue numbers.
解答と理由
答えは4です。英語で理由を含めて説明するなら、次のように言えます。
Email the archives team with the catalogue numbers to request an appointment for viewing the original maps.
デジタル画像がすぐ使えるという案内は、便利ですが、今回の目的を満たしません。1は改修中の場所へ予約なしで向かう候補です。2も、指定された連絡先と手続きに合いません。3は資料の内容を画像で見るには役立ちますが、原本そのものを閲覧するという条件から外れます。本文では資料を安全に扱えるかどうかを図書館員が確認するため、連絡すれば必ず希望どおりに閲覧できるとも言い切れません。
自己確認では、解答後の30秒に「今すぐできること」と「確認を待つこと」を分けます。今できるのは目録番号を添えて連絡することです。閲覧の実現には予約と資料の扱いに関する確認が関係します。目録番号や営業日の表現を聞き取れても、次に取る行動を言えないなら、細部から目的へ戻る練習が必要です。逆に、正解の行動だけわかって細かな条件が残ったなら、その部分を次の復習課題にします。
3題を使い、翌日までに判断のずれを確かめます
最初の学習は15分程度に区切れます。最初の3分で1題の状況と選択肢を確かめ、本文を1回聞いて答えます。次の5分で本文を読み、正解を支える部分と誤答候補に反する部分を探します。続く4分で、つまずいた文を意味のまとまりごとに読み、文字を隠して再度聞きます。最後の3分で「次は何を確かめるか」を1文にします。この時間配分は、負担に合わせて調整してください。
「聞き取れなかった」だけの記録では、翌日の練習を決めにくくなります。たとえば「予約済みという条件は読めたが、音では拾えなかった」「デジタル画像を原本の代わりにしてよいと思った」「今日という期限を途中で忘れた」と書き分けます。順に、音と文字の対応、目的の保持、時間条件の保持を練習する必要があります。同じ不正解でも、取り組む場所は違います。
翌日は5分だけ使い、本文を開く前に状況と判断理由を言います。その後に音声を聞き、理由が内容と一致していたかを確かめます。ただし、前日に覚えた正解を言えることと、初めて聞く別の案内で選べることは同一ではありません。同じ問題では条件の理解を確かめ、別の音声ではその手順を使えるかを確かめる、と役割を分けてください。
慣れたら、状況の条件だけを変えて読み直す練習もできます。練習3で目的をデジタル画像の閲覧に変えると、利用すべき案内が変わります。練習2で未登録の参加者という条件に変えると、今日の代替提出方法を使えるとは言えなくなります。音声を速くする前に、条件が変われば結論も変わることを確かめると、記憶した番号への依存を見つけられます。
個別指導では、正答の前に選んだ経路を確かめます
個別指導で塾が担うのは、聞き取れた部分と判断に使った部分を照らし合わせ、次の練習を絞ることです。本人が「全部難しかった」と感じていても、時刻や場所は取れていて、対象者の条件だけ抜けているかもしれません。その場合、すべての文を同じ回数聞く課題より、対象者が切り替わる部分を含む短い案内を使い、誰向けの情報かを言う課題を優先します。
講師は正解を伝える前に、本人が選んだ理由を残します。「何番ですか」に続けて、「どの条件を使いましたか」「迷った方はどこが合いませんでしたか」と尋ねます。解説を聞いた後は筋道がわかったように感じやすいため、最初の判断と、修正後の判断を並べることに意味があります。これは本人の説明の巧拙を採点するためではなく、次の練習を選ぶためです。英語で理由を言うのが負担なら、日本語の短い説明で構いません。
塾側が用意する課題では、交通、提出手続き、施設利用など、場面を変えても共通して追える条件を扱います。同時に、同じ場面に偏って背景知識だけで答えていないかも確かめます。何回も聞いた問題での改善だけでは学習の移り具合を判断しにくいため、初めて聞く課題と、復習する課題を記録上も区別します。本人の負担が大きい日は、量を増やす前に、聞く目的を1つに絞れるかを見直します。
本人が持つ役割は、練習を実行し、最初に選んだ答えを消さずに残すことです。解説を読んでから正解番号へ書き換えると、何を直したかが見えなくなります。最初の答え、そのときの理由、修正した条件の3つだけで十分です。長い反省文は必要ありません。自分で読み返したときに、次の音声で注意を向ける場所がわかる記録を目指します。
家庭が持つ役割は、本人が取り組める時間と音声を聞ける環境を相談することです。保護者の方が英文を逐一訳したり、お子さまの横で毎問正誤を確かめたりする必要はありません。「今回はどの条件が決め手でしたか」と1つ聞き、本人が言えるようになった点を確かめる関わり方ができます。大学生や社会人の方なら、同じ確認を自分の記録の見直しに置き換えられます。
進み具合は、日付、初見か復習か、正誤、選べた理由、次の課題を1行にまとめると見やすくなります。たとえば「復習・正解・予約の条件を説明できた・次は初見で確認」のように書きます。初見で不正解でも、「期限を聞き取れたが対象者を誤った」と残れば改善点が見えます。正答数と条件の説明の両方を見て、音声の理解と判断のどちらを先に支えるかを決めます。
面談でも、聞いた総時間だけを成果にしないようにします。「予約の有無を使えた」「代替案が目的を満たさないと説明できた」という変化を共有すると、家庭でも学習の意味を追いやすくなります。そのうえで、次は異なる場面でも同じ条件を扱えるか、本文を見ずに説明できるかを課題にします。得点がまだ変わらない段階でも、できたことと残る課題を混同せず、取り組みの方向を相談できます。

よくある疑問
Q1. 全文を日本語に訳せるまで、次へ進まない方がよいですか
必要な文を正確に理解する復習は大切ですが、毎回全文の和訳を完成させることだけを目標にすると、行動を選ぶ練習が後回しになります。まず、目的に合う候補と、それを支える条件を説明してください。その後、理由の説明に関係した文を丁寧に読み直します。訳せない箇所が対象者、期限、例外に当たるなら優先して確認します。背景説明の一部なら、意味を確かめたうえで、判断への関わりが小さかったことも記録します。全部わかるか、全部わからないかの2択で振り返らず、どこまで理解できれば今回の判断が成り立ったかを考えると、復習の焦点が定まります。
Q2. メモを増やせば、聞き落としを防げますか
メモを増やすほどよいとは決められません。書いている間に次の条件を聞き逃しているなら、短くする必要があります。家庭の練習では、1題は名詞中心のメモ、別の1題は「予約必要」「当日不可」のような条件中心のメモで取り組み、後から理由を説明しやすい方を確かめてください。問題が違えば難しさも違うので、1回の正誤だけで優劣を決めず、書きながら聞き逃した箇所も見ます。メモを取らない方が内容を追える人は、無理に増やす必要はありません。紙に残った語の多さより、候補と条件が結び付いているかを基準にしてください。
Q3. 答えを覚えた問題は、もう使えませんか
使えますが、使う目的を変えます。答えの番号を覚えている問題は、初見で何問解けるかを測る材料には向きません。その代わり、誤答候補を外す理由を言う、条件を変えて結論を考え直す、聞き落とした文だけを音で確かめる、といった復習に使えます。練習1なら予約の有無、練習2なら申込の完了、練習3なら原本が必要かどうかを変えて考えられます。同じ問題の正答が続いたら、手順を覚えた可能性と音声を理解できた可能性の両方を考え、別の案内で確認してください。覚えた問題を捨てる必要も、正解できた回数だけを積み上げる必要もありません。
次の1題では、決め手になった条件を残してください
Real-Life形式への準備では、聞こえた語を増やす練習と、その情報から行動を選ぶ練習をつなげます。まず目的を短く言い、譲れない条件を確認します。音声では利用条件と変更点を追い、答えた後は正解の理由と迷った候補を外す理由を1つずつ説明します。この流れを、家庭で続けられる分量に区切って試してください。
正解しても理由が曖昧な日は、その条件を確かめる余地があります。不正解でも、聞けた部分と選び損ねた部分を分けられた日は、次に練習する場所が見えています。初見と復習を分けて記録し、同じ番号を覚えることから、違う案内でも自分で判断できることへ進めます。
次の1題では、正誤の横に「この条件が決め手でした」と書いてみてください。短い1文があれば、講師も本人も、次の練習を具体的に相談できます。Real-Life形式の1問に残った「なぜその行動を選んだか」という迷いに、授業の時間を使います。
参考文献
- 日本英語検定協会「1級の試験内容・過去問」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/
- 日本英語検定協会「1級の試験内容」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html
- Dalman・Plonsky・2022。Language Teaching Research。聞き方の方略指導に関するメタ分析、45研究・51標本。https://consensus.app/papers/details/2e1e18b5132e5ae68eec623f95a0a93d/
- Chang・2022。International Journal of Listening。聞く指導に関するメタ分析、32研究・2,797名。https://consensus.app/papers/details/c57c1353f38e5995bd6e11e14ed13759/
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