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聞く力の伸ばし方—準1級の音声の速さに慣れる|武蔵野個別指導塾
聞き取れない原因を音・意味・話の展開に分け、短い書き取りと内容確認で復習する手順を紹介します。3つの英文練習と家庭での記録方法から、準1級のリスニングで次に直す箇所を見つけられます。

聞く力の伸ばし方—準1級の音声の速さに慣れる
よくあるのは、塾の自習机でイヤホンを外し、「文字なら読めるのに、音になると途中から置いていかれます」と、同じ箇所を何度も再生する場面です。最初の文は聞けても、知らない表現を考えている間に次の説明が始まります。答え合わせで英文を読むと難しい内容には見えず、「もっと速い音声で練習するしかないのでしょうか」と考えてしまいます。
英検準1級のリスニングで音声の速さに慣れるには、再生速度だけを課題にしないことが大切です。耳に入った音を単語として捉えるところで止まったのか、単語は捉えたものの意味をまとめるのに時間がかかったのか、話の結論を取り違えたのかで、次に行う練習は変わります。「聞けなかった」という感想を、手を動かして確かめられる小さな課題に変えましょう。
この記事では、初めて聞くときの確認、短い区間の復習、文字を閉じた聞き直しを組み合わせます。本人が一人で取り組む場合にも、保護者がお子さまの学習を見守る場合にも、再生した回数だけでなく、どの情報が新たに取れるようになったかを残す方法です。長い音声を最後まで聞けなかった日も、原因が1つ絞れれば次の練習を決められます。最初から全文を正確に書き取ることを目標にせず、聞く作業と確かめる作業を分けて始めてください。
放送1回の試験に向けて、何を鍛えるのでしょうか
聞こえた単語と、問われた内容を結び付けます
日本英語検定協会は準1級の目安を「大学中級程度」としています。社会的な話題について、複雑な話の展開に加え、概要、要点、詳細を理解することが求められます。耳に残った単語があるだけではなく、その単語が説明の中でどの役割を持つかを捉えることが学習の目標になります。
公式の試験内容では、リスニングは約30分です。会話の内容一致選択が12問、説明文などの文の内容一致選択が12問、アナウンスなどのReal-Life形式の内容一致選択が5問あり、いずれも放送は1回です。解答は印刷された選択肢から選ぶ4肢選択です。したがって、練習でも「何度か聞けば理解できる状態」と「最初の1回で必要な内容を取れる状態」を分けて確認する必要があります。
会話なら、最初に出た提案と最後に決まった行動が違うことを想定した練習ができます。説明文なら、ある制度の利点と、それを制限する条件を分ける練習ができます。アナウンスなら、誰に向けた案内か、条件に応じて何をすればよいかを確かめます。これは各形式の対策として提案する読み取りの観点であり、すべての問題が同じ内容を問うという意味ではありません。実際の設問が何を尋ねているかに戻って判断してください。
「速い」を3つの原因に分けます
第1は、音と知っている単語が結び付かない場合です。英文を見ると意味を説明できるのに、音声では単語の境目を違う位置で捉えていた、という状態です。この場合は、長い文章を増やす前に、聞き違えた短い区間と文字を照合する練習を入れます。単語を知っているかどうかは、綴りだけでなく、音声から取り出せるかでも確かめましょう。
第2は、意味をまとめる途中で遅れる場合です。音としては追えていても、誰が何をするのか、何が理由なのかを整理しているうちに次へ進んでしまいます。この場合は、文字で読んでも理解に時間がかかる表現がないかを確認します。知らない語句や複雑な文の関係が残っていれば、そこを解決してから音声に戻ります。再生を繰り返すだけで解決しようとしないことが、練習を具体的にします。
第3は、話の展開や設問との対応を取り違える場合です。話の大部分は説明できるのに、取り消された案を答えにしていたり、一般的な説明を特定の人への指示と思ったりします。この場合は、書き取りを増やすより、結論と理由を区別し、選んだ答えを支える情報を言葉にする練習を優先します。同じ誤答でも、耳だけに原因があるとは限りません。
研究から考える練習の組み立て方
音声の速さに慣れる練習を組む際には、聞き方そのものを教える意義にも目を向けたいところです。聞く際の方略を指導した研究をまとめると、聞く力の向上に中程度の効果が認められています(Dalman・Plonsky・2022)。これは45研究・51標本をまとめた結果であり、集計された対象の違いを含むため、特定の受験生や準1級の得点に同じ大きさの変化が起こるとは限りません。ここから授業で重視したいのは、ただ聞く課題を渡すだけでなく、どこに注意し、聞いた後に何を確かめるかまで決めることです。以下の具体的な時間配分や例題は、この論文が検証した手順そのものではなく、家庭でも実行できるように組み立てた練習案です。
一方、聞く指導全体を扱うメタ分析では、効果は小さく、指導期間が長いほど効果が大きいことが報告されています(Chang・2022)。対象は32研究・2,797名であり、さまざまな指導をまとめた結果なので、全員に共通する必要日数や毎日の最適な練習時間を決める資料にはなりません。方略指導の分析と効果の大きさが違っても、対象とする指導の範囲が異なるため、数字だけを並べて方法の優劣を決めないようにします。短期間の正答数だけで結論を出さず、続けられる量で学習の記録を取る方針に生かします。
シャドーイングについては、発話のわかりやすさ、流暢さ、リズムへの効果を示す証拠がある一方、個々の音の改善については結論が出ていないとするレビューがあります(Whitworthほか・2025)。44研究を扱う系統的レビューであり、ここで述べた発話面の知見を、そのまま準1級の聞き取りや正答数の改善に置き換えることはできません。音をまねる練習は目的を決めて取り入れ、最後には内容を理解できたかを別に確かめましょう。

一人で進める、音と意味をつなぐ練習
最初の1回を残してから、復習に入ります
音声と、その内容を確認できる英文を用意してください。最初から長い素材を選ばず、聞いた後に内容を短く説明できそうな範囲を使います。問題を解くための初回は文字を見ずに聞き、答えや要点とともに、自信を「高い・迷う・低い」のどれかで記録します。記録を残す前に再生し直すと、初めて聞いたときの状態がわからなくなるので、先に鉛筆を動かしてください。
1回の練習を18分に区切るなら、準備と初回確認に3分、原因を調べる作業に5分、短い区間の聞き直しに6分、文字を閉じた確認と記録に4分を使う案があります。これは学習のための区切りであり、試験の解答時間や研究で決まった配分ではありません。疲れている日は最後の確認まで行えるよう素材を短くし、元気な日にだけ分量を増やす形でも構いません。
答え合わせでは、正解かどうかに続けて、音・意味・展開のどこに課題があったかを仮に決めます。次に、聞き取れなかった区間だけを書き取ってください。空欄が残っても先に進み、英文と比べてから、その空欄が知らない語だったのか、知っているのに音で捉えられなかった語だったのかを分けます。全部を書き取ることが目的になると、内容を確かめる時間がなくなるので、対象は困った箇所に絞ります。
練習1: 提案の変更を追います
次の英文は、この記事のために作成した聞く練習用の素材です。端末の読み上げ機能で音声にする場合は、画面の文字を隠して再生してください。音声を保存できる環境なら、準備した日に答えを覚えてしまわないよう、学習は別の日に行えます。すでに読んだ素材は初見の測定には使わず、復習用として扱います。読み上げ音声だけで本番への対応を判断せず、普段使っている音声付きの問題でも同じ確認手順を行ってください。
英文素材1:
We had planned to hold the workshop in the main library, but the building will be closed for repairs. The community center is available, although it cannot provide computers. Participants should therefore bring their own laptops. We will send the revised location to everyone who has registered.
問いは「参加者は何を持参する必要がありますか」です。初回は途中で止めずに聞き、答えに加えて、持参が必要になった理由も日本語で残してください。聞き取れた施設名だけを書いて終わらず、会場変更と持ち物の関係まで確かめます。
解答例1:
They should bring their own laptops because the community center cannot provide computers.
解答の要点は、自分のノートパソコンを持参することです。図書館が修理で閉まることは会場変更の理由ですが、持参物を直接説明するのは、変更先でコンピューターを用意できないという情報です。聞こえた理由をすべて同じ役割として扱わず、何の理由かを区別してください。
練習は8分を目安にします。初回確認に2分、会場変更から持ち物の指示までの照合に3分、文字を隠した聞き直しに2分、記録に1分を使います。自分で確かめるときは、旧会場、新会場、持参物を別々に書き、最後に理由を付けます。旧会場と新会場を逆にしたなら展開の確認を、持参物の語を音から取れなかったなら音の照合を、次の課題にしてください。
練習2: 利点と制限を切り分けます
英文素材2:
A city introduced a bicycle sharing program to reduce traffic in its business district. Although the number of users increased, many bicycles were left far from busy stations. Officials are now asking riders to return bicycles to areas with high demand. The proposal aims to improve availability without purchasing more bicycles.
問いは「この提案は、自転車を追加購入せずに何を改善しようとしていますか」です。聞く前に話題を知っている場合も、環境に関する一般論で答えを埋めず、この説明に出た問題と提案を対応させてください。
解答例2:
It aims to make bicycles available where they are needed without buying additional bicycles.
要点は、必要とされる場所で自転車を利用できるようにすることです。制度導入の目的は交通量を減らすことですが、今回の提案の狙いは自転車の配置にあります。「自転車が足りない」という大まかな印象だけでは、利用者が増えた話と、必要な場所にない話を区別できません。説明の最初にある目的が、そのまま問いへの答えになると決めないことが大切です。
この練習には10分を割り当てる案があります。初回と内容メモに2分、知らない表現の確認に3分、文ごとの役割の確認に3分、再確認に2分です。メモには「導入の目的」「生じた問題」「新しい提案の狙い」の3項目を作り、それぞれを日本語で短く埋めます。英文を閉じた後に3項目を混同せず説明できるかが、自分で確かめるポイントです。解答例と同じ英語を再現する必要はありません。
練習3: 自分に当てはまる条件を選びます
英文素材3:
Passengers traveling to the science museum should leave the bus at Harbor Square today because road construction has closed the usual stop. A free shuttle will run from the square to the museum entrance. Visitors who need step free access should remain on the bus and speak to the driver before the next stop.
問いは「段差を避けて移動する必要がある来館者は、どうすればよいですか」です。一般の乗客向けの案内を聞いた後にも、自分に関係する条件が加わらないかを追ってください。
解答例3:
They should stay on the bus and speak to the driver before the next stop.
答えは、バスに残り、次の停留所に着く前に運転手に話すことです。無料の送迎があるという情報自体は正しくても、この問いで指定された来館者への指示とは異なります。復習では、広場で降りる案内と、バスに残る案内に、それぞれ誰が当てはまるのかを書いてください。場所だけを覚える練習にしないことが、この素材の狙いです。
12分で取り組むなら、初回と答えの記録に3分、条件を表す部分の確認に4分、文字を隠した聞き直しに3分、行動の説明に2分を使います。自分で確かめる方法は、対象者、行動、行動の期限を1つずつ答えることです。バスに残ることまで取れていても、運転手に話す必要を落とした場合は、部分的な理解として記録しましょう。取れた情報を消して「全部できませんでした」とまとめる必要はありません。
音読、シャドーイング、速度調整の目的を分けます
以上の英文解答は、理解した内容を確かめるために用意しています。リスニング本番は選択式なので、英語で書く力を聞く力の評価に混ぜたくない日は、日本語で答えて構いません。英語で答える場合も、解答例の暗記より、問いに必要な情報が入っているかを優先します。練習用の英文解答には語数の目標を設けず、短くても内容が満たされているかを見ます。
音と文字の対応を確かめたいときは、短い区間を聞き、止めてから音読します。聞いた音声と自分の読み方で区切りが違う箇所を見つけ、もう一度音声に戻ります。いきなり長い範囲を追いかけるより、どの部分を確かめるかを先に決める方法です。音読ができても内容が説明できなければ、文の意味を先に確認します。
シャドーイングを取り入れる場合は、意味を確認した短い区間で、音声を追いかけて発話します。発話が追い付かなくなったら、区間を短くするか、止めてから繰り返す方法に戻してください。練習後は発話をやめ、音声だけを聞いて結論や条件を答えます。口が動いたことと、情報が取れたことを別に記録すれば、練習の目的が曖昧になりません。
速度を下げる場合にも、どの語や区切りを確認したいのかを決めます。確認が終わったら元の速度で聞き、同じ情報が取れるかを試してください。遅い音声では意味が取れ、元の速度では途中から崩れるなら、崩れ始めた箇所の直前を短く復習します。速くする練習を加える前に、元の速度で何ができるかを残しましょう。再生倍率そのものを達成目標にする必要はありません。
復習した素材と、新しい素材の記録を分けます
記録は「初回の答え」「原因の仮説」「行った修正」「復習後の確認」の4項目で十分です。たとえば、初回は旧会場と回答し、原因を提案の変更の見落としと考え、変更を示す文を照合し、復習後には新会場と理由を説明できた、という形にします。「音声を5回聞きました」よりも、次の学習を決める材料になります。
翌日や数日後には、同じ素材を文字なしで聞き、必要な内容を思い出せるかを確かめる案もあります。ただし、答えを覚えていて選べる場合と、音声中の根拠を取れる場合は分けてください。答えだけ出るなら、その答えを支える理由や条件も尋ねます。間隔の取り方を全員共通の正解とせず、忘れ方と生活の予定に合わせて調整します。
さらに、別の短い素材を初めて聞いた記録を残します。復習素材で改善しても、新しい素材では同じ原因で止まるなら、まだ練習の支えが必要です。新しい素材でも根拠を取れるようになれば、次は少し長い範囲へ進む判断材料になります。練習量を増やすかどうかは、同じ音声をすらすら言えるかだけで決めないようにしましょう。
個別指導では、聞けなかった箇所から次の課題を決めます
個別指導でまず担いたいのは、本人の「速すぎます」という感想を、確かめられる状態に整理することです。講師が正解を説明する前に、どこまで聞けたか、何を根拠に答えたかを話してもらいます。正解していても根拠が違えば偶然の可能性を残し、誤答でも結論の直前まで理解できていれば、そこを出発点にします。正誤だけから必要な宿題を決めないことが、授業の役割です。
音が課題なら、聞き違えた区間と本人が知っている語を照合し、短い復習範囲を講師側で選びます。意味が課題なら、語句の不足なのか文の関係なのかを一緒に確認します。展開が課題なら、本文のどの情報が答えを支えるかを本人の言葉で説明してもらいます。全部の練習を毎回行わせるのではなく、その日に見えた原因に合うものを選ぶ方針です。
講師側が持つのは、素材の難しさの調整、問いの選び方、復習範囲の指定、次回の確認です。家庭学習として渡す際には、どこからどこまで聞くのか、何を答えるのか、どの状態まで進めばその日は終えてよいのかを具体的にします。「聞けるまで続ける」という終わりのない課題にすると、本人も保護者も努力の区切りを判断できません。学習時間内に終わらなければ、本人の集中だけを原因にせず、課題の量や段階も見直します。
本人が持つのは、初回の状態を隠さず残すことと、指定された箇所を確かめることです。わからなかった語を推測で埋めても、後で推測と記録してあれば構いません。復習後に初回の答えを消すと変化が見えなくなるので、修正は別の欄に書きます。ノートをきれいに完成させることより、次にどの箇所を教わりたいかが残っていることを重視します。
保護者にお願いしたいのは、英語の正誤判定を引き受けることではなく、取り組む時間と機器を使える環境について相談することです。お子さまに声をかけるなら、「今日は何問正解したのですか」だけでなく、「文字を見る前はどこまで取れましたか」「次は何を確かめる予定ですか」と、本人が学習の中身を説明できる問いにします。毎回説明を求める負担が大きければ、記録の1項目を見せてもらうだけでも構いません。
進み具合は、正答数に加えて、初回で要点を取れたか、答えの根拠を説明できたか、文字を閉じて聞き直せたかで見えるようにします。異なる難しさの素材を使う週は、数字の増減をそのまま成長や後退と扱いません。同じ種類の課題で何が変わったかを見て、次の素材を決めます。復習では理解できるのに初回で崩れる場合には、その違いを共有し、合格への距離を曖昧な励ましで埋めず、次週に確かめる行動へ落とし込みます。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

よくある誤解を整理します
Q1. 毎日聞き流せば、速さには自然に慣れますか
聞く時間を作ることと、何が聞けるようになったかを確認することは分けて考えてください。聞き流した後に内容を確認しなければ、聞こえた語が増えたのか、前から知っていた話題を推測していたのかを判別しにくくなります。すべての時間を細かな分析に使う必要はありませんが、その日の短い一区間については、主題や結論を答える時間を置きましょう。
たとえば、通学中に聞いた内容から、帰宅後に1つの理由や条件を思い出し、文字と照合する方法があります。音声を再生した時間だけを記録するより、残った情報を見られます。集中して聞く余裕のない日は、無理に長い素材を追加するより、机で短い区間を確認する時間を別に設けてください。聞き流しだけで十分とも、意味がないとも決めず、内容を確かめる練習を組み合わせます。
Q2. シャドーイングが最後までできれば、対策は十分ですか
最後まで発話できることは練習の1つの到達点ですが、それだけで聞き取りの準備が整ったとは判断しません。音声を追って口を動かせても、話し手の意図や条件を尋ねると答えられない場合には、理解の確認が残っています。反対に、発話が途中で止まっても、問いに必要な内容は理解できている場合があります。
前述のレビューが扱う発話面の成果と、試験で必要な内容理解を分け、練習の最後に問いを置いてください。今日の目的がリズムの確認なら、その区間の発話を確かめます。目的が結論の聞き取りなら、発話せずに聞いて結論を説明します。1つの練習法にすべての役割を求めない方が、どこに時間を使うべきかを決めやすくなります。
Q3. 本番が放送1回なら、練習も1回で終えるべきですか
初回の状態を測るときは1回にしますが、原因を調べる復習では繰り返して構いません。初回で取れなかった情報をそのままにすると、次の問題でも何を変えればよいかがわからないためです。大切なのは、繰り返した後の理解を初回の成績として扱わないことです。
まず1回で答えと根拠を残し、その後に文字との照合や部分的な聞き直しを行います。理解が整ったら、文字を閉じてもう一度内容を確かめてください。それでも取れない箇所があれば、さらに短い範囲へ戻ります。次に別の素材を初めて聞くとき、同じ注意点を使えるかを確認すれば、測定と学習を両方行えます。「1回でできなかった」という結果を、練習を終える理由にする必要はありません。
今日の練習は、止まった場所を1つ見つけるところからです
準1級の音声の速さに慣れるために、今日からすべての学習を変える必要はありません。まずは短い素材を1回聞き、何を理解し、何を取り違えたかを残してください。次に、音、意味、展開のどこに原因がありそうかを確かめ、困った区間だけを復習します。最後は文字を閉じ、問いに必要な内容が取れるかを確認します。この順序なら、聞き直す目的が毎回はっきりします。
正答数がすぐに増えない日にも、昨日は混同していた条件を今日は分けられた、と説明できる変化を探しましょう。一方で、覚えた答えだけが出ているときは、新しい素材で確認する工程を省かないようにします。本人の努力を確かめるにも、家庭で見通しを持つにも、必要なのは再生回数の競争ではなく、次に取り組む箇所が決まる記録です。
リスニングの宿題は、聞けなかった5秒の原因を確かめ、その区間で何を聞き取るかまで絞って渡します。
参考文献
- 日本英語検定協会「準1級」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/
- 日本英語検定協会「準1級の試験内容」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/solutions.html
- Dalman・Plonsky(2022)。Language Teaching Research。聞き方の方略指導を扱うメタ分析、45研究・51標本。https://consensus.app/papers/details/2e1e18b5132e5ae68eec623f95a0a93d/
- Chang(2022)。International Journal of Listening。聞く指導の効果を扱うメタ分析、32研究・2,797名。https://consensus.app/papers/details/c57c1353f38e5995bd6e11e14ed13759/
- Whitworthほか(2025)。Research Synthesis in Applied Linguistics。シャドーイングを扱う系統的レビュー、44研究。https://consensus.app/papers/details/10ff3aaf873b50638e6335903e13254c/
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