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【中学受験国語】文法②助詞 助動詞 敬語を図解で総まとめ—「の」「に」の識別 「れる られる」 尊敬 謙譲 丁寧|武蔵野個別指導塾

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「弟の作った船」の「の」や「れる・られる」の意味を、言い換えと図で確かめます。敬語は動作をする人と相手を整理し、自作の例題と練習問題で使い分けを確かめられます。

よくあるのは、塾の面談の席で「先生がおっしゃったことを、私が母に申し上げました」という文を読み、お子さまが「どちらも丁寧だから、同じ敬語です」と答えて止まる場面です。言葉づかいが改まっていることは感じ取れても、だれの動作をどう表しているのかまでは、まだ整理できていません。「先生にほめられた」の「られた」も、先生が出てくるという理由だけで尊敬と判断してしまうことがあります。

助詞・助動詞・敬語の問題では、目立つ言葉だけを見ると答えが揺れます。必要なのは、短い言葉の前後を読み、動作をする人、相手、伝えたい意味を確かめることです。「の」を「が」に直す、「られる」を「できる」に直すなど、小さな言い換えを使えば、意味の違いを自分で説明できます。

名前を覚えることと、文を読み分けることをつなげていきましょう。家庭で答えを確かめるときも、「何という名前か」に加えて「どの言葉が根拠か」を聞くと、覚え違いと読み違いを区別できます。

この単元で身につけること

前に学んだ主語と述語、修飾する言葉と修飾される言葉の関係が、この単元の土台になります。品詞の名前があいまいでも、まずは「だれが、どうする」の組を取り出せるところから始められます。

基本の考え方

助詞は言葉どうしの関係を示します

「妹が紙を切る」では、「が」が動作をする妹を示し、「を」が切る対象の紙を示しています。「妹を紙が切る」と助詞を入れ替えると、同じ名詞と動詞を使っていても意味が変わります。助詞は短くても、文の関係を決める大切な言葉です。「は」のように話題を取り立てるものや、「ね」「よ」のように文末で気持ちを添えるものもあります。

助詞と助動詞は、ほかの言葉について働きます。中学の文法では、どちらも「付属語」と呼びます。そのうえで、助詞は活用せず、助動詞は活用するという違いがあります。活用とは、後に続く言葉などに応じて形が変わることです。「読まれる・読まれた・読まれない」の「れる」は形を変えます。一方、「庭に」の「に」自体が過去や打ち消しに応じて変わるわけではありません。

ただし、見えている1文字だけを切り出して品詞を決めてはいけません。「静かに話す」の「に」は、「庭に」の「に」と同じ助詞として扱うものではなく、「静かだ」という言葉が形を変えた部分です。問題で示された範囲と、その言葉のまとまりを確かめる必要があります。

「の」は、まず次の違いを押さえます。「妹の帽子」では、帽子の持ち主を示します。「木の机」では、机の材料を示します。どちらも前の言葉が後の名詞を説明していますが、意味を詳しく問われたときには、所有と材料を区別します。「東京の駅」のように場所との関係を表すこともあるため、「の」は全部「持ち物」とは限りません。

「弟の作った船」の「の」は、「弟が作った船」と言い換えられます。作ったのは弟ですから、この「の」は、後の名詞を説明するまとまりの中で主語を示しています。「弟の船」と比べると、直後に「作った」という動作を表す言葉がある点が違います。図1のように、表面の「の」を見比べるだけでなく、言い換えたときの関係を並べてください。

図1 同じ「の」を所有と主語の働きで見比べる図

図1の上の例は、だれの船かを説明しています。下の例は、だれが作ったかを説明しています。「が」に変える方法は役立ちますが、「妹が帽子」として意味がつながらなければ、主語を示す「の」ではないと考えます。「の」は必ず「が」に置き換えられる、という規則ではありません。

また、「赤いのを選ぶ」の「の」は、「赤いものを選ぶ」と言い換えられます。ここでは「もの」の代わりをしています。「もの」に当たる内容は、服、鉛筆、箱など、前後の話によって決まります。「どうして帰るの」のように文末にある「の」は、問いかけの気持ちを添えています。後ろの名詞を探しても見つからないときは、文のどこにあるかも手がかりにしましょう。

「に」も、述語との関係で意味が決まります。「棚に箱がある」なら物が存在する場所、「昼に集まる」なら時、「駅に着く」なら到着する地点、「友達に手紙を渡す」なら渡す相手です。「水を飲みに行く」では、何をしに行くのかという目的を示します。「に」のすぐ前の語だけでなく、後ろの「ある」「集まる」「着く」「渡す」「行く」まで読むと違いを整理できます。

助動詞は出来事のとらえ方を添えます

「れる・られる」には、代表的に4つの意味があります。受け身は、ほかの人などから動作を受けることです。「私は係の人に呼ばれる」なら、呼ぶのは係の人で、私は呼ぶ動作を受けます。可能は、することができるという意味です。「この道なら一人で帰れる」の「帰れる」は可能を表す動詞ですが、助動詞「れる」の例とは区別します。助動詞の例としては「この量なら全部食べられる」がわかりやすく、「食べることができる」と言い換えられます。

自発は、意志でそうしようとしなくても、自然にそうなることです。「古い写真を見ると、幼い日の景色が思い出される」では、思い出そうと努力するというより、思い出が自然に浮かびます。「自然に思い出す」と言い換えると、とらえ方がわかります。自発は「思われる」「感じられる」など、心の動きと結びつく場合によく見られますが、単語だけで決めず、文脈を読みます。

尊敬は、動作をする人を敬う意味です。「先生が式で話される」では、話す先生への敬意があります。「先生がお話しになる」と言い換えて意味が保たれます。ただし「先生が生徒に呼ばれる」なら、先生は呼ばれる側なので、普通は受け身です。主語が先生であることだけでは尊敬の根拠になりません。

「だ」は、「これは見本だ」のように、そうであると言い切る断定の意味を添えます。「これは見本です」に変えると丁寧な言い方になりますが、「見本である」という内容は共通です。一方、「静かだ」「元気だ」の「だ」は、形容動詞という品詞の語尾として扱います。「だ」が見えたらすべて断定の助動詞、と切り分けないでください。

「そうだ」には伝聞と様態があります。伝聞は、聞いたり読んだりした情報を伝えることです。「予報によると、夜は雨が降るそうだ」なら、情報源は予報です。様態は、見た様子などから状態や起こりそうなことを判断することです。「空が暗い。今にも雨が降りそうだ」なら、空の様子が判断の手がかりになっています。

動詞につく場合は、「降るそうだ」と「降りそうだ」のように、直前の形にも違いが出ます。「おいしいそうだ」は、人から聞いておいしいと伝える言い方で、「おいしそうだ」は、見た目などから判断する言い方です。形と意味を両方確かめれば、単に「そうだ」に線が引いてある問題でも、根拠を説明できます。

敬語はだれへの敬意かを整理します

中学受験の基本として、敬語を尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類で整理します。尊敬語は、相手や話題の人の動作などを高めて、その人を敬う表現です。「先生が読む」を「先生がお読みになる」「先生が読まれる」とする形のほか、「言う」を「おっしゃる」、「食べる」を「召し上がる」とする特別な言い方があります。

謙譲語は、自分側の動作を控えめに表し、動作の向かう相手などへの敬意を示す言い方です。「私が先生に聞く」を「私が先生に伺う」とすれば、聞くのは私で、敬意を向ける相手は先生です。「先生のお宅を訪ねる」を「先生のお宅に伺う」とすることもできます。「伺う」は、聞く・訪ねるなど、元になる動作が文脈で変わるので注意してください。

丁寧語は、「です」「ます」などを使って、話を聞く相手に丁寧に述べる言い方です。「弟が走ります」は丁寧語ですが、弟の動作を高めた尊敬語ではありません。「先生がいらっしゃいます」では、「いらっしゃる」に尊敬、「ます」に丁寧の働きがあります。1つの文に複数の種類の敬語が入るため、問われた部分を見て答えます。

まず動作をする人を確認し、次にだれに向けた動作かを確認し、最後に聞き手への丁寧さを考えます。自分の動作なら何でも謙譲語にするわけではありません。「私が公園で走る」を改まって伝えるなら、「私が公園で走ります」で十分です。場面に合う敬語を選ぶには、言葉の暗記と人物関係の整理を一緒に進めます。

例題で解き方を確かめる

例題1 「の」と「に」の働きを説明する

次の文章を読み、アの「の」とイの「に」の働きを答えましょう。

「姉の描いた絵を、夕方に居間へ飾りました。」

アは「姉の」の「の」、イは「夕方に」の「に」です。アは「所有・主語」、イは「時・場所・目的」から選びます。

  1. まず「描いた」の動作をする人を探します。「だれが描いたか」と聞くと姉だとわかるため、姉と描く動作の関係を先に確かめます。
  2. 「姉が描いた絵」と言い換えます。元の意味を保てるので、この「の」は主語を示すと判断できます。「姉の絵」と途中を省くと見分けの根拠が失われるため、元の文章で考えます。
  3. 「いつ飾りましたか」と問い直します。「夕方に」がその答えになるので、イは時を示します。飾る場所の「居間」と混同しないよう、示された「に」の直前も確かめます。

「姉の作品だから所有」と答えると、文章から想像できる事実と、助詞の文法的な働きが混ざってしまいます。実際に姉の作品であっても、この文では「描いた」の主語を示している、という区別が必要です。

答え:アは主語、イは時を示します。

例題2 「れる・られる」の4つの意味を見分ける

次のア〜エの「れる・られる」の意味を、受け身・可能・自発・尊敬から1つずつ選びましょう。

ア「私は友達に名前を呼ばれた。」 イ「この柔らかさなら、弟も食べられる。」 ウ「この歌を聞くと、遠い日のことが思い出される。」 エ「先生は明日の会で話される。」

  1. 動作をする人と、文の主語を確かめます。アは友達が呼び、私は呼ばれる側なので、動作を受けていると判断できます。
  2. 「できる」に言い換えて意味を比べます。イは「弟も食べることができる」と直せるので可能です。柔らかさが、食べることを可能にする条件になっています。
  3. 自然に起こる心の動きかを読みます。ウは歌をきっかけに思い出が浮かぶ内容なので自発です。「だれかに思い出してもらう」という内容ではありません。
  4. 動作をする人への敬意があるかを確かめます。エは「先生がお話しになる」と直せるため尊敬です。「会で」は場所や場面を示す言葉で、先生に動作を加える人ではありません。

図2のように、候補の意味を短い言い換えにしておくと、選択肢をただ見比べるよりも判断しやすくなります。図の順番だけで機械的に決めず、それぞれの言い換えが文脈に合うかを確認します。

図2 「れる・られる」の意味を言い換えで確かめる図

「食べられる」などは、文脈が短すぎると受け身にも可能にも読める場合があります。この問題では「この柔らかさなら」と「弟も」が能力や条件を示すため、可能と判断できます。曖昧な文を無理に1つに決める癖ではなく、意味を絞る言葉を見つける習慣をつけましょう。

答え:アは受け身、イは可能、ウは自発、エは尊敬です。

例題3 「だ」と「そうだ」を文脈から見分ける

次の文章のア「見本だ」の「だ」、イ「届くそうだ」の「そうだ」、ウ「落ちそうだ」の「そうだ」が添える意味を答えましょう。

「これは展示用の見本だ。係の人の話では、本物は明日届くそうだ。私は机の端を見た。箱が傾いて、今にも落ちそうだ。」

  1. アを「見本である」と言い換えます。何であるかを言い切っているため、断定の意味です。前の「見本」が名詞であることも確かめます。
  2. イの情報がどこから来たかを探します。「係の人の話では」と書いてあるため、聞いた情報を伝える伝聞です。「届く」という形に続く点も手がかりになります。
  3. ウの判断の根拠を探します。箱が傾いている様子から、落ちる可能性が高いと判断しているため様態です。「今にも」は、まもなくそうなりそうな状態を補っています。

未来のことならすべて様態、という決め方はできません。イもウもまだ起きていないことですが、イは聞いた情報、ウは目の前の状態に基づく判断です。時の前後と情報の伝え方を分けて考えます。

答え:アは断定、イは伝聞、ウは様態です。

例題4 敬語の種類と動作の主をそろえる

先生に話す場面です。次の括弧内から適切な言葉を選び、選んだ言葉の敬語の種類を答えましょう。ア「先生はそう(おっしゃいました・申しました)。」イ「私が先生のお宅に(いらっしゃいました・伺いました)。」では、種類は「ました」を除いた「おっしゃる」「申す」「いらっしゃる」「伺う」について考えます。

  1. アの「言う」動作の主を確かめます。主語は先生なので、先生の動作を高める「おっしゃる」を選びます。「申す」は自分側の言う動作を改まって述べるときの言い方で、この場面の先生には使いません。
  2. イの「訪ねる」動作の主を確かめます。主語は私なので、自分の動作を尊敬語の「いらっしゃる」で高めず、「伺う」を選びます。訪ねる先の先生への敬意を表すためです。
  3. 動作を表す部分と文末を分けます。「おっしゃる」は尊敬語、「伺う」は謙譲語で、両方の「ました」には丁寧語「ます」が含まれます。設問が指定した範囲に合わせて答えるために、最後に線の範囲を確認します。

敬語を書き直す問題では、動作の内容まで変えないことも大切です。「先生が言いました」を「先生がいらっしゃいました」とすると、丁寧な文でも元の意味と異なります。まず「言う」「訪ねる」という基本の動作に戻してから、対応する敬語を選びます。

答え:アは「おっしゃいました」で尊敬語、イは「伺いました」で謙譲語です。

つまずきやすいところと直し方

「の」をすべて所有にしてしまう

誤った書き方は、「『風の吹く道』の『の』は所有を示す」です。どこが違うかというと、道が風の持ち物だと考え、実際にある「吹く」という動作を見ていません。「風が吹く道」と言い換えると、吹くのは風だと確かめられます。

正しい書き方は、「『の』は『吹く』の主語を示す」です。直すときは答えの「所有」を「主語」に交換するだけで終えず、「風が吹く」にも線を引いてください。次に「風の音」のように後ろが名詞だけの表現と比べると、どこまで読めばよいかをつかめます。後ろの語を読まずに判断したことが原因なら、用語の暗記を増やすより、読む範囲を直すほうが有効です。

「先生」があれば尊敬と決めてしまう

誤った書き方は、「『私は先生に励まされた』の『れ』は尊敬」です。どこが違うかというと、文に先生が登場することと、先生の動作を尊敬語で表すことを同じにしています。この文では、励ますのは先生で、私はその働きかけを受けています。

正しい書き方は、「『れ』は受け身を表す」です。「先生が私を励ました」という文と比べ、動作をする人と受ける人を対応させると確かめられます。なお、「された」の全部を1つの助動詞と考える必要はありません。「励まされた」には、受け身を表す「れる」が形を変えた「れ」と、過去を表す「た」が含まれます。問題で「れ」に線があるときは、その範囲に答えます。

自分の動作を尊敬語にしてしまう

誤った書き方は、先生に対して「私が先生のお宅にいらっしゃいます」と言うことです。どこが違うかというと、訪ねる私の動作を高めています。丁寧にしようという気持ちがあっても、選んだ敬語の向きが合っていません。

正しい書き方は、「私が先生のお宅に伺います」です。図3のように、だれが動くのかを左に、だれへの敬意かを右に置くと、尊敬語と謙譲語の違いを整理できます。丁寧語は、動作の相手に限らず、話を聞く相手に向けた言い方です。

図3 動作をする人と敬意を向ける相手を整理する図

図3の上段では先生の動作を高め、中段では私の動作を控えめにして先生を敬っています。「おっしゃられる」のように「おっしゃる」へさらに尊敬の形を重ねる誤りにも注意します。基本の書き直しでは「おっしゃる」または「言われる」のように、適切な尊敬表現を1つ選べば十分です。

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練習問題

答えを書く前に、判断の根拠にした言葉にも印をつけましょう。名前だけが合っていても、理由が別の文に当てはまらない場合は、もう一度言い換えて確かめます。選択肢がない問いでは、短い説明で答えてかまいません。

練習1

「弟の拾った石を、三時に箱へしまった。」という文を読みます。「弟の」の「の」と、「三時に」の「に」の働きを、それぞれ答えましょう。また、「散歩に出かける」の「に」は何を示しますか。

練習2

次のア〜ウの「れる・られる」の意味を答えましょう。ア「私は犬に手をなめられた。」イ「この高さなら、一人で越えられる。」ウ「先生は玄関で待たれる。」です。受け身・可能・自発・尊敬から、それぞれ選びます。

練習3

ア「友達の話では、山の上は寒いそうだ。」イ「薄着の弟が震えていて、寒そうだ。」の「そうだ」の意味をそれぞれ答えましょう。また、アとイの判断の根拠になる部分を、文中から抜き出しましょう。

練習4

先生に話す言い方に直します。ア「先生は昼食を食べます。」の「食べます」を、「召し上がる」を使って書き直しましょう。イ「私が先生に作品を見せます。」の「見せます」を、「お目にかける」を使って書き直しましょう。書き直した動作の部分の敬語の種類と、共通する「ます」の種類も答えましょう。

答えと解説

練習1の答え:「の」は主語、「三時に」の「に」は時、「散歩に」の「に」は目的を示します。「弟が拾った石」と言い換えると、拾った人を示していると確かめられます。三時はいつしまったか、散歩は何をしに出かけるかに対応します。

練習2の答え:アは受け身、イは可能、ウは尊敬です。アは犬がなめ、私はその動作を受けています。イは「越えることができる」と言い換えられます。ウは「先生がお待ちになる」と直せます。「玄関で」は先生に何かをする人ではなく、待つ場所を示しています。

練習3の答え:アは伝聞で、根拠は「友達の話では」です。イは様態で、根拠は「薄着の弟が震えていて」です。「寒いそうだ」は聞いた内容を伝え、「寒そうだ」は弟の様子から判断しています。イから「弟は必ず寒いと話した」とまで読み足してはいけません。

練習4の答え:アは「召し上がります」で尊敬語、イは「お目にかけます」で謙譲語、共通する「ます」は丁寧語です。アは食べる先生を敬い、イは見せる自分の動作を控えめにして先生への敬意を表しています。「作品を拝見します」では自分が見る動作になり、元の「見せる」と内容が変わってしまいます。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

助詞を正確に読む力は、長い説明文で主語と述語を対応させるときに役立ちます。受け身や敬語を読めると、物語の会話でも、だれが何をしたのかを取り違えにくくなります。伝聞と様態の区別は、書き手が得た情報と、様子から判断した内容を区別する足場になります。

家庭では、まず5分で「弟のかばん」と「弟の選んだかばん」を並べ、どちらの「の」を「が」に変えられるか、理由とともに話してみてください。慣れたら「の」の後ろを紙で隠し、後ろを読まないと働きが決まらないことも確認できます。お子さまが迷った場合は、答えの名前を先に教えるより、「選んだのはだれですか」と動作に戻します。

もう1つは、別の5分で「先生が見る」「私が先生の作品を見る」を敬語に直す方法です。「先生がご覧になる」「私が先生の作品を拝見する」と直し、見る人と敬意を向ける人を指で示します。個別指導で確かめるときも、敬語の暗記だけでなく、主語と動作の組を取り出せるかまで戻ります。助詞で迷う場合は、短い文を言い換えて意味が保たれるかを一緒に確かめます。

まとめ

「何となく丁寧」「何となく同じ意味」という感覚だけでは、似た形の言葉を読み分けられません。迷った場所で立ち止まり、動作をする人を書き出したり、短い言葉に言い換えたりすると、答えを支える関係が見えてきます。

間違いを直すときに残したいのは、正解の名前に加えて、その文のどこから判断したかという跡です。短い助詞にも、会話の敬語にも、文全体と結びつく理由があります。

敬語の正しさを決めるのは、丁寧そうな響きではなく、だれの動作をだれへの敬意として表したかです。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

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