獨協大学の自己推薦入試 完全対策2027年度——「併願の代金は英検スコアで払う」という設計

【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ

① 獨協大学の総合型選抜の主力は「自己推薦入試」です。 外国語学部・国際教養学部・経済学部・法学部の11学科すべてで実施され、募集人員は合計200名。英語学科だけで50名という大きな枠です。

② いちばん大事なしくみ:AグループとBグループ。 多くの学科は出願の入口が2つに分かれています。

  • Aグループ=専願(獨協に合格したら入学する)。英語の基準は低め
  • Bグループ=〈他大学との併願可〉。英語の基準は高め

つまり、併願したいなら英検のスコアを余分に積む必要がある。 これが獨協の設計です。

③ どれくらい違うか。 英語学科はA=CSE2150/B=CSE2200(+50点)。交流文化学科はA=CSE2150/B=CSE2250(+100点)。言語文化学科はA=CSE2050/B=CSE2200(+150点)。

④ 法学部だけルールが違います。評定3.9以上」または「英語資格」のどちらか一方でOK。しかもその英語基準がCSE1728——これは英検準2級の合格基準スコアと同じ数字です。

⑤ 経済学部の筆記は「小論文」ではなく「英語」です。 経済・経営・国際環境経済とも、9:30〜10:30に英語の筆記。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ。

⑥ 経済学部にはもうひとつの入口があります。 Bグループの条件が英語ではなく、簿記2級・ITパスポート・基本情報技術者・数学検定2級・数学/情報オリンピックなど。商業高校・情報系の生徒に開かれた枠です。

⑦ ドイツ語学科・フランス語学科には「既習者枠(Cグループ)」があり、〈他大学との併願可〉です。 独学でも構いません。

⑧ 「Q(課題探究)入試」という別の入試もあります。 日本語3000字の提出課題を出し、通ればプレゼン10分+質疑応答20分。ドイツ語学科5名、フランス語学科(未習者)5名。

⑨ Q入試は自己推薦入試と併願できます(同一学科に限る)。しかもQで受かれば自己推薦の検定料35,000円は返還されます。

⑩ 日程。 自己推薦:出願10月1日〜14日、試験11月22日(日)、発表12月3日。Q入試:出願9月24日〜10月2日、一次発表10月13日、二次10月24日(土)、発表10月30日。

この記事について

本記事は、獨協大学が公開している2027年度入学試験要項PDFの原本(自己推薦入試/Q(課題探究)入試/課外活動推薦入試/卒業生子女・弟妹入試/グローバル入試/社会人入試/編入学試験/再入学試験)にあたって作成しています。

一次資料で確認できなかった項目、および公式情報どうしで食い違いがあった項目には「要確認」と明記し、出典を示します。推測で埋めることはしません。

1. 獨協大学の「一般選抜・指定校推薦以外」の全方式

方式 対象 実施学科
自己推薦入試 一般の高校生 11学科すべて(計200名)
Q(課題探究)入試 一般の高校生 外国語学部 ドイツ語・フランス語
課外活動推薦入試 課外活動の実績がある生徒 英語・交流文化・経済・経営・国際環境経済
卒業生子女・弟妹入試 親が獨協卒/兄弟姉妹が獨協 11学科(法学部は卒業生子女のみ)
全商協会特別推薦入試 商業高校生 経済・経営・国際環境経済
併設校推薦入試 獨協学園の併設校 (要項本文未確認/要確認
グローバル入試【帰国生徒】 帰国生 11学科
グローバル入試【外国人留学生】 留学生 11学科
グローバル入試【外国にルーツを持つ生徒】 該当者 5学科
社会人入試 社会人 ドイツ語・フランス語・交流文化ほか
編入学試験(第2・第3学年) 大学・短大在学者等 11学科
再入学試験 元在籍者

この記事では、一般の高校生が受けられる上の6方式を中心に扱います。

2. 自己推薦入試——募集200名の主力

2-1. 学科別の募集人員

学部 学科 募集人員
外国語学部 英語学科 50名
国際教養学部 言語文化学科 30名
外国語学部 交流文化学科 20名
法学部 法律学科 20名
外国語学部 ドイツ語学科 10名
外国語学部 フランス語学科 10名
経済学部 経済学科 15名
経済学部 経営学科 15名
経済学部 国際環境経済学科 10名
法学部 国際関係法学科 10名
法学部 総合政策学科 10名
合計 200名

英語学科50名は、本シリーズで扱った19大学の単一学科としては最大級です(明治学院法学部消費情報環境法学科の約34名を上回る)。

2-2. 最重要——AグループとBグループ

獨協の自己推薦入試を理解する鍵は、ここにあります。

要項の共通条件はこうです。

獨協大学を入学第一志望校とし、入学試験に合格した場合には獨協大学に入学する者(但し、〈他大学との併願可〉のグループを除く

つまり、原則は専願。ただし特定のグループだけ併願できる。

そして併願できるグループは、英語の基準が高く設定されています。

学科 Aグループ(専願 Bグループ(他大学との併願可
英語学科 CSE2150 CSE2200 +50
交流文化学科 CSE2150 CSE2250 +100
言語文化学科 CSE2050 CSE2200 +150

(いずれも実用英語技能検定のCSEスコア。TEAP・TOEFL・GTEC・TOEIC・IELTS・ケンブリッジ英検でも出願可)

併願の自由は、英検のスコアで買う。これが獨協の設計思想です。

言語文化学科は差が150点と最も大きい。専願ならCSE2050で出せるが、併願したければCSE2200が要る。150点は、英検の級でいえば準1級に近づく差です。

そして要項にはこう書かれています。

なお、Bグループに該当する資格を有する場合も、Aグループを選択して出願することも可

高いスコアを持っている人は、あえてAグループ(専願)で出すこともできる。専願のほうが大学側の評価は高いと考えられます(確証はありません/要確認)。

2-3. 評定の条件は学科でバラバラ

評定が要る学科と、要らない学科があります。

学科 評定の条件
英語学科(A・Bとも) 全体3.5以上+英語資格
交流文化学科 Bグループ 全体3.5以上+英語資格(別表B)
交流文化学科 Aグループ 評定の指定なし(英語資格のみ)
言語文化学科 Bグループ 全体3.5以上+英語資格(別表B)
言語文化学科 Aグループ 評定の指定なし(英語資格のみ)
ドイツ語学科・フランス語学科 評定の指定なし
経済学部3学科 評定の指定なし
法学部3学科 全体3.9以上または英語資格

評定がなくても、資格だけで出せる学科が多い。これは評定に自信がない受験生にとって大きな意味があります。

交流文化学科・言語文化学科のAグループには評定の指定がありません。専願を選べば、英語資格(CSE2150/2050)だけで出願できる。逆に併願したいBグループでは、評定3.5も要求される。

つまりBグループは「英検スコアも評定も、両方高く」という設計です。併願の代金は二重に払うことになります。

2-4. 法学部だけ、まったく違うルール

法学部(法律・国際関係法・総合政策)の出願基準は、要項にこうあります。

下記(1)又は(2)のいずれか一つを満たしていること。<br>(1)履修教科全体の学習成績の状況が3.9以上であること。<br>(2)出願資格基準別表A(P.6)のうち、いずれか一つを満たしていること。

「評定3.9」か「英語資格」か、どちらか片方でいい。他学科のような「評定かつ資格」ではありません。

そして法学部の英語基準がこれです。

学部・学科 実用英検CSE TEAP TOEFL iBT GTEC TOEIC(L&R+S&W) IELTS ケンブリッジ
法学部3学科 CSE1728 186点 3.0(45点) 900点 700点 3.0 130

CSE1728は、英検準2級の合格基準スコアと同じ数字です。

要項は級ではなくCSEスコアで指定しているため、準2級に合格していれば、そのCSEスコアで出願できる可能性が高い(ただし要項が「2級以上の試験に限る」等の制限を置いていないかは必ず要項原本で確認してください/要確認)。

この条件は、本シリーズで調べた19大学のなかで最も低い英語基準です。比較すると、

大学 最も低い英語基準
獨協 法学部 CSE1728
明治学院(英文・国際経営ほか) CSE1980(2級以上の試験に限る)
立教 学部により異なる(合否不問・二次受験必須)
上智 2級A以上の合格
学習院 準1級合格かつCSE2304/2級合格かつCSE1980

評定3.9が難しくても、英語資格ルートがある。逆に英語が苦手でも、評定3.9があれば出せる。二者択一なので、どちらか得意なほうで勝負できます。

2-5. ドイツ語学科・フランス語学科の3グループ

この2学科だけ、グループの意味がまったく違います。

グループ 条件 併願
Aグループ ドイツ語/フランス語の資格(独検3級、Goethe A2、TestDaF TDN3、ÖSD A2、仏検3級、DELF A2、TCF250 など) 専願
Bグループ 英語の資格(CSE1980 等) 専願
Cグループ ドイツ語/フランス語の既習者(教育機関での学習、独学を問わない 〈他大学との併願可〉

Cグループが決定的に重要です。

ドイツ語既習者(教育機関での学習、独学を問わない

独学でいい。資格も評定も要りません。「学んだことがある」だけで、他大学と併願しながら出願できる。

これは本シリーズで最も入口の広い枠のひとつです。高校でドイツ語・フランス語の授業がなくても、独学で学んでいれば出せます。

ただしCグループの筆記試験は「ドイツ語」「フランス語」です(9:30〜10:30、100点)。面接もドイツ語/フランス語と日本語の両方で行われます。

面接要領:A・Cはドイツ語と日本語による面接(ドイツ語にはドイツ語による応答、日本語には日本語による応答)

つまり、入口は広いが、実力は試される。「独学を問わない」というのは、資格を問わないという意味であって、できなくていいという意味ではありません。

なおAグループ(仏語資格保有者)とCグループ(既習者)で入学した場合、フランス語の能力により既習クラスまたは未習クラスに振り分けられます。

2-6. 経済学部の「もうひとつの入口」

経済学部のBグループは、英語ではありません。

経済学科・経営学科のBグループ(要項原文):

  1. 日本商工会議所簿記検定試験2級以上に合格
  2. ITパスポート試験または基本情報技術者試験に合格
  3. 全国商業高等学校協会の検定(簿記実務1級/情報処理1級/英語検定1級/商業経済1級)のうち3種類以上
  4. 実用数学技能検定2級以上に合格
  5. 国際科学技術コンテスト(日本数学オリンピック予選Bランク以上、日本情報オリンピック予選Bランク以上、科学地理オリンピック二次予選通過、日本学生科学賞地方審査通過、JSEC最終審査進出)

国際環境経済学科のBグループ:数学検定2級以上、または国際科学技術コンテスト。

但し、(1)から(4)の取得日は出願締切日から遡って2年以内、(5)は3年以内であること。

簿記2級、ITパスポート、数検2級——これらで獨協の経済学部に出願できる。

商業高校・工業高校・情報科の生徒にとって、これは極めて現実的な枠です。英検のスコアを積むより、簿記2級を取るほうが早い生徒は少なくありません。

なお要項の表記上、経済学部のグループには〈他大学との併願可〉の表示がありません。つまり経済学部は専願と読めます(要確認)。

2-7. 二次試験(筆記・面接)の中身

全学科共通で、試験日は2026年11月22日(日)です。

学部・学科 筆記(9:30〜10:30・100点) 面接(60点) 面接の言語
ドイツ語学科 A・B 小論文 11:00〜 ドイツ語と日本語(A)/日本語(B)
ドイツ語学科 C ドイツ語 11:00〜 ドイツ語と日本語
英語学科 A・B 小論文 11:00〜 英語と日本語
フランス語学科 A・B 小論文 11:00〜 フランス語と日本語(A)/日本語(B)
フランス語学科 C フランス語 11:00〜 フランス語と日本語
交流文化学科 A・B 小論文 11:00〜 英語と日本語
言語文化学科 A・B 小論文 11:00〜 日本語
経済学科・経営学科・国際環境経済学科 英語(英コミュⅠ・Ⅱ・Ⅲ) 11:00〜 日本語
法学部3学科 英語(9:30〜10:30)+小論文(11:00〜12:00) 13:00〜 日本語

3つの重要な違いがあります。

第一に、経済学部は小論文ではなく英語の筆記。出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ」と明示されています。共通テストの英語リーディングに近い準備が有効でしょう(難易度・形式は要項に記載がなく要確認)。

第二に、法学部だけ3科目。英語60分+小論文60分+面接。休憩12:00〜12:45を挟んで13:00から面接。朝9時5分集合、終わりは午後という長丁場です。

第三に、面接が外国語で行われる学科がある。英語学科・交流文化学科は英語と日本語の両方。ドイツ語学科A・C、フランス語学科A・Cはその言語と日本語の両方

面接は英語と日本語による面接(英語には英語による応答、日本語には日本語による応答

質問された言語で答える。日本語で聞かれたら日本語、英語で聞かれたら英語。切り替えが要求されます。

配点は筆記100点・面接60点。面接の比重が小さくないことに注意してください。

2-8. 日程

段階 日程
マイページ登録開始 2026年9月24日(木)10時〜
ネット出願登録・入金・書類郵送 2026年10月1日(木)10時〜10月14日(水)(消印有効)
※登録締切 出願最終日の17時
※入金締切 出願最終日の18時
試験日 2026年11月22日(日)
合格発表 2026年12月3日(木)9時(マイページ「合否照会」)
入学手続 12月3日〜12月14日(郵送・消印有効)

登録は17時、入金は18時で締まります。最終日に慌てないこと。

3. Q(課題探究)入試——3000字とプレゼン

3-1. どういう入試か

ドイツ語学科(5名)とフランス語学科で実施される、まったく別系統の入試です。

学科 グループ 募集人員
ドイツ語学科 5名
フランス語学科 Aグループ(既習者対象) 若干名
フランス語学科 Bグループ(未習者対象) 5名

フランス語学科は既習者と未習者で枠が分かれています。未習者に5名の枠がある——フランス語を学んだことがなくても、関心があれば出せるということです。

3-2. 一次選考——日本語3000字の提出課題

出願時に、A4横書き・日本語3000字程度の課題を提出します。配点60点。

課題テーマ(要項原文):

ドイツ語学科……ドイツ語圏についてあなたが興味をもっている事柄を一つ取り上げ、日本と比較しながらその特徴を論じなさい。<br><br>フランス語学科(A・Bグループ)……フランス語圏に関連してあなたが興味をもっている事柄について、あなた自身の経験をふまえて論理的に説明しなさい。

書き方のルールも明示されています。

  • 表紙をつけ、氏名・課題のタイトルを明記し、クリップでとめる
  • A4横書き(ワープロまたは手書き)、日本語3000字程度。ワープロなら1ページ40字×30行が目安
  • 注と文献(参照Webサイト)リストは文字数に含めない
  • 文献からの引用や参照箇所、図表や資料の出典も注で明記する
  • 注と文献リストの作成には、論文・レポートの書き方の本を参考にする

そして「提出課題のポイント」が3つ示されています。

1.興味を持っている事柄について自分なりの問いを立てる。<br>2.確かな事実・情報(参考文献・データなどの根拠)を用いて、問いに答える。<br>3.それによって新たな視点を提示する

これは、大学のレポートそのものの作法です。「思ったこと」を書く作文ではありません。問い→根拠→新しい視点という構造が求められています。

対策の手順

  1. 7〜8月にテーマを決める。ドイツ語圏/フランス語圏の、具体的で調べられるもの(例:ドイツの再生可能エネルギー政策、フランスのライシテと学校、ドイツの職業教育制度、フランスの移民二世の言語)
  2. 文献を5冊以上読む。新書、学術書、統計。Webだけで済ませない
  3. 問いを1文で書く。「なぜドイツは〜なのか」という形にする
  4. 8月末に初稿、9月に3回書き直す
  5. 注と文献リストの形式を守る。これは採点者が最初に見る部分です

3-3. 二次選考——プレゼン10分+質疑20分

一次を通ると、2026年10月24日(土)に本学キャンパスで二次選考。配点100点、所要30分。

要項の実施概要

  • プレゼンテーション10分、質疑応答・面接20分
  • 別に冒頭5分以内の準備時間、終了後5分以内の撤収時間
  • プレゼンの方法は自由。パソコン投影、模造紙、スケッチブックなど
  • 投影する場合は獨協大学のパソコンを使用、ソフトはMicrosoft PowerPointに限る
  • プレゼンテーションおよび質疑応答は日本語
  • スマートフォン、タブレット、スマートウォッチなどインターネットに接続できるデバイスは使用不可
  • 内容は提出課題から逸脱しないこと

パソコンで投影する場合の指示が具体的です。

  • USBメモリ(受験番号と氏名をサインペンで記入)にPowerPointデータを保存して持参。使用するデータのみを保存すること
  • 動作不良に備えてスライドを3部印刷して持参
  • 大学のパソコンはWindows。Mac向けにフォーマットされたUSBは読めない可能性があるので、事前にWindowsで動作確認すること
  • パソコンはインターネットに接続しない状態で使用

この最後の指示は実務的に重要です。Macで作ったPowerPointがWindowsで開けない、フォントが崩れる、動画が再生されない——毎年どこかで起きる事故です。高校や自宅のWindowsで必ず開いて確認してください。

プレゼン対策

  • 10分はスライド8〜12枚が目安
  • 構成は「問い→背景→調べたこと→わかったこと→新しい視点」
  • 質疑20分がプレゼンの倍であることに注意。聞かれそうな質問を30個想定し、答えを用意する
  • 「なぜこのテーマを選んだか」「この文献のどこが根拠か」「反対の立場からはどう言えるか」は必ず来ると考える

3-4. Q入試の「おいしい」ところ——併願と検定料返還

要項にこうあります。

Q(課題探究)入試は、「自己推薦入試」又は「卒業生子女・弟妹入試」と併願可能です(同一学科に限る)。その際、初めに登録した入試制度において入金を済ませると、もう一つの入試制度の出願登録が可能になります。<br><br>なお、Q(課題探究)入試の2次選考で合格した場合は、併願している「自己推薦入試」又は「卒業生子女・弟妹入試」の検定料35,000円は返還します(検定料入金時のサービス利用料は除く/振込手数料は志願者の負担)。

ドイツ語学科・フランス語学科を志望するなら、Q入試と自己推薦入試の両方に出すのが合理的です。

日程を見てください。

Q(課題探究)入試 自己推薦入試
出願 9月24日〜10月2日 10月1日〜10月14日
一次発表 10月13日
試験 10月24日(土) 11月22日(日)
合格発表 10月30日 12月3日

Q入試の結果が10月30日に出て、自己推薦の試験は11月22日。つまり、

  • Qで受かれば……10月末に進路が決まり、自己推薦の検定料35,000円が戻ってくる
  • Qで落ちても……11月22日の自己推薦にそのまま臨める

二段構えが組める。しかも失敗してもお金は無駄にならない設計です。

なお、Q入試も専願です(「獨協大学を入学第一志望校とし、入学試験に合格した場合は獨協大学に入学する者」)。

4. 課外活動推薦入試——実績で出す

募集は各学科若干名。英語学科・交流文化学科・経済学科・経営学科・国際環境経済学科の5学科。

学科 評定 英語資格 併願
英語学科 全体3.5以上 CSE2000等 専願
交流文化学科 全体3.5以上、または英語・国語がそれぞれ4.0以上 CSE2000等 専願
経済学科 全体3.5以上 不要 〈他大学との併願可〉
経営学科 全体3.5以上 不要 〈他大学との併願可〉
国際環境経済学科 全体3.5以上かつ外国語3.5以上 不要 〈他大学との併願可〉

経済学部の3学科は、英語資格が不要で、しかも他大学と併願できます。評定3.5と課外活動の実績だけ。部活に打ち込んできた生徒にとって、かなり現実的な枠です。

交流文化学科の評定に注目してください。

履修教科全体の学習成績の状況が3.5以上又は外国語(英語)および国語の各教科の学習成績の状況がそれぞれ4.0以上であること

全体が3.5に届かなくても、英語と国語が4.0ずつあれば出せる。得意科目で勝負できる二段構えです。

二次試験:集合9:05、ガイダンス9:10〜9:30。英語学科・交流文化学科は小論文(100点、9:30〜10:30)+面接(60点、11:00〜)。経済学部3学科は英語(100点)+面接(60点)。

出願期間が自己推薦と違います。

Web登録 10月1日〜11月6日、書類郵送 11月1日〜11月6日

自己推薦(10月1日〜14日)より約3週間遅い自己推薦に出したあとでも、課外活動推薦には間に合うということです(ただし専願条件との整合は要確認)。

5. 卒業生子女・弟妹入試——親か兄弟姉妹が獨協なら

5-1. 対象

外国語学部・国際教養学部・経済学部:両親のいずれかが獨協大学(学部学科は不問)を卒業、もしくは兄弟姉妹が出願時に獨協大学に在籍又は卒業しており、獨協大学を入学第一志望校とし、合格した場合には入学する者<br><br>法学部:両親のいずれかが獨協大学を卒業しており(…)

法学部だけ「卒業生子女のみ」です。要項に「法学部は卒業生子女のみ実施(卒業生・在学生の兄弟姉妹は募集なし)」と明記されています。

5-2. 評定は3.8——しかも学科ごとに条件が違う

学科 評定の条件
ドイツ語学科・フランス語学科 全体3.8以上 かつ 外国語3.8以上
英語学科・交流文化学科 全体3.8以上 かつ 英語資格(CSE2000等)
言語文化学科 英語資格(CSE1980等)※評定の指定は確認できず(要確認
経済学科・経営学科 全体3.8以上
国際環境経済学科 全体3.8以上 かつ 外国語3.8以上
法学部3学科 全体3.8以上 かつ 地理歴史と公民の全科目が3.8以上

法学部の条件が特徴的です。「地理歴史と公民の全科目」——世界史も日本史も地理も、政治経済も倫理も、履修したすべてが3.8以上。1科目でも下回ると出せません。

経済学科・経営学科は全体3.8だけ。科目の指定がなく、最もシンプルです。

5-3. 二次試験

  • ドイツ語・フランス語・経済・経営・国際環境経済……英語(100点、9:30〜10:30)+面接(60点、11:00〜)
  • 英語・交流文化・言語文化……小論文(100点)+面接(60点)
  • 法学部3学科……集合10:40小論文(100点、11:00〜12:00)+面接(60点、13:00〜

法学部だけ開始が遅い(集合10:40)。休憩12:00〜12:45。

6. 全商協会特別推薦入試・併設校推薦入試

全商協会特別推薦入試は経済学科・経営学科・国際環境経済学科で実施。全国商業高等学校協会の推薦による方式です。募集人員・出願資格の詳細は今回の調査で要項本文を確認できませんでした(要確認)。商業高校に在籍している方は、高校の進路指導部にお問い合わせください。

併設校推薦入試は獨協学園の併設校(獨協中学・高等学校、獨協埼玉中学・高等学校)を対象とする方式です。詳細は在籍校を通じて確認してください(要確認)。

7. 英語資格の共通ルール

要項の注記から確認できるものです。

資格は、2024年4月1日以降かつ出願締切日までに取得したものを有効とします。

約2年半の有効期間です。高1の4月以降に取ったものなら使えます。高1で英検を受けておくことに意味があるということです。

TEAP(R+L,W,S)、TEAP CBTは、同一試験日のスコアの合計点に限ります。

TEAPは技能を別日で組み合わせられません。

使える試験:実用英語技能検定(CSE)/TEAP/TEAP CBT/TOEFL iBT/GTEC 4技能版(Advanced又はCBTに限る)/TOEIC L&R+TOEIC S&W/IELTS/ケンブリッジ英語検定/獨協大学全国高校生英語ストーリーテリングコンテスト本選出場

最後のものに注目してください。獨協大学が主催するコンテストの本選に出場するだけで、英語資格の要件を満たせます。同様に、獨協大学全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト本選出場(ドイツ語学科)、高校生フランス語スケッチコンクール/暗唱コンクール本選出場(フランス語学科)も出願資格になります。

これは「獨協を志望する生徒への入口」として意図的に用意されたものと読めます。高2のうちにこれらのコンテストに挑戦しておくことは、そのまま出願資格になります。

言語文化学科は英語以外の言語でも出願できます。スペイン語(DELE 4級/SIELE A2)、中国語(中検2級/HSK 5級以上で6割)、韓国語(ハングル検定3級/韓国語能力試験3級)。

8. 獨協大学という学校——志望理由書を書く前に

8-1. 「語学の獨協」

獨協大学は1964年開学、埼玉県草加市に全学部がひとつのキャンパスに集まっています(松原団地駅——現在の獨協大学前〈草加松原〉駅——から徒歩5分)。

創立の原点は1883年の獨逸学協会学校(現在の獨協中学・高等学校)。ドイツ学を学ぶ学校として始まったという歴史が、いまの外国語学部・国際教養学部に繋がっています。

初代学長は天野貞祐。「大学は学問を通じての人間形成の場である」という言葉が、いまも大学の理念として掲げられています。

志望理由書では、この2点に触れられると厚みが出ます。

8-2. 「全学部生が外国語を学ぶ」

獨協の特徴は、外国語学部以外の学生も外国語を必修で学ぶことです。経済学部でも法学部でも、英語+もう1言語(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・韓国語など)を学びます。

国際教養学部言語文化学科の出願基準にこうあります。

本学部の教育目的を十分理解し、2外国語の習得と幅広い国際的教養を身につけることに熱意を持っていること

「2外国語」が明示されている。志望理由書では、英語のほかに何を学びたいかを書けると強い。ドイツ語なのか、フランス語なのか、スペイン語なのか。理由とセットで書くこと。

8-3. 母語の注意

言語文化学科の注記にこうあります。

(注)出願資格の検定等の対象となる言語は出願者の母語にあたらないものとする。母語に当たるか不明な場合は、事前に入試課(TEL:048-946-1900)まで問い合わせすること。

母語の検定は使えません。中国語を母語とする生徒がHSKで出願することはできない、ということです。

9. 出願の実務——落とし穴

9-1. 締切時刻が2つある

登録締切:出願最終日の17時/入金締切:出願最終日の18時

日付ではなく時刻で締まります。10月14日の夜には間に合いません。

9-2. 「マイページ」の登録は9月24日から

出願そのものは10月1日からですが、マイページの登録は9月24日10時から可能です。先に登録だけ済ませておくのが安全です。

9-3. 書類は郵送、消印有効

ネット出願登録・入金・書類郵送がセット。消印有効です。

9-4. 合格発表は郵送されない

合格発表:「マイページ」の合否照会から合否の確認をしてください。合格通知は郵送しません。

12月3日9時から。自分で見に行く必要があります。

9-5. Q入試と自己推薦の併願手続

初めに登録した入試制度において入金を済ませると、もう一つの入試制度の出願登録が可能になります。

順番があります。片方を登録して入金 → もう片方が登録できる。同時には登録できません。

10. 確認できなかった項目——要確認リスト

項目 状況 出典・備考
全商協会特別推薦入試の募集人員・出願資格・選考方法 要項本文未確認 高校の進路指導部経由で確認を
併設校推薦入試の詳細 要項本文未確認 在籍校を通じて確認を
試験曜日の食い違い 公式情報が矛盾 入学試験要項・日程一覧はグローバル入試/社会人入試の試験日を2026年10月24日(土)、入試情報サイト経済学部ページは同日を10月24日(日)と記載。本記事は要項(土)を採用
日程一覧PDFの時点 注意書きあり 「2026年5月時点の情報です」。9月公開の各要項と確認した範囲では一致
編入学の公開時期 記述の食い違い 受験の手引き・入試情報サイトは「8月頃公開予定」、実際は2026年9月8日に公開済み
法学部のCSE1728と英検の級の対応 要確認 要項は級ではなくCSEスコアで指定。準2級のスコアが使えるかは要項原本・入試課で確認を
経済学部の〈他大学との併願可〉表示 表示なし 要項の経済学部グループに併願可の表記がないため専願と読めるが、明示されていない
言語文化学科 卒業生子女・弟妹入試の評定要件 記載を確認できず 英語資格の指定のみ確認
各筆記試験の難易度・分量・過去問 記載なし 大学へ要問い合わせ
Q(課題探究)入試のフランス語仏検表記 原文どおり記載 「仏検4級程度(学習時間の目安:100時間以上)、又はこれと同等以上の能力を有する者(但し、証明書は提出不要)」
社会人入試の英語学科 実施なし ドイツ語・フランス語・交流文化のみ。日程一覧でも英語学科に印がない

編集方針について。当塾の入試データベースは「推測や二次情報で埋めた項目は載せない」を原則としています。本記事では、確証が取れない項目は出典を示したうえで「要確認」と明記しました。公式情報どうしが食い違っている箇所は、どちらかを正しいものとして採用せず、両方を書いています。

10-5. 小論文と英語筆記——何を準備するか

要項には出題形式・難易度・過去問の記載がありません(要確認)。ここでは学科の性格から準備の方向を示します。以下は当塾の設計であり、大学が公表した出題範囲ではありません。

小論文が課される学科(英語・交流文化・言語文化・独仏A/B・法学部・卒業生子女の一部)

60分・100点。分量は不明ですが、60分なら800〜1200字が一般的な設計です。

学科別の想定テーマ

英語学科……英語という言語そのもの、英語教育、World Englishes(世界の多様な英語)、機械翻訳と外国語学習、英語圏の文学・文化。「AIが翻訳できる時代に、なぜ人が外国語を学ぶのか」は、外国語系学部の定番です。自分の答えを用意しておいてください。

交流文化学科……観光、異文化間コミュニケーション、地域と観光の関係、オーバーツーリズム、移民と多文化共生、文化遺産。交流文化学科は観光学・国際文化交流を扱う学科なので、「観光が地域に何をもたらすか」は必修のテーマです。

言語文化学科……言語と文化の関係、多言語社会、言語の消滅、翻訳、アイデンティティと言語。「2外国語の習得」を掲げる学部なので、複数言語を学ぶ意味を自分の言葉で語れることが重要です。

法学部……法と社会、人権、憲法、国際法、地方自治、デジタル社会と法。法律学科・国際関係法学科・総合政策学科で関心の重心は違いますが、「ルールはなぜ必要か」「ルールが現実に合わなくなったときどうするか」という根本が問われます。

書き方の型(60分用):

  1. 構想10分……問いを1文で言い換える。立場を決める。根拠を2つ出す
  2. 執筆40分……序論(問題の所在と自分の立場)→本論1(根拠1と具体例)→本論2(根拠2、または反対意見への応答)→結論
  3. 見直し10分……誤字、主語述語のねじれ、字数

練習は週1本。書いたら必ず添削を受けてください。独りで書き続けても伸びません。

英語筆記が課される学科(経済学部3学科・法学部・卒業生子女の一部)

出題範囲は要項に明示されています。

出題範囲:「英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ

「論理・表現」は範囲外です。つまり英作文や文法単独問題より、読解が中心と読めます(ただし形式は要確認)。

準備

  • 共通テストのリーディングを時間を計って解く(60分・100点という配点も近い)
  • 語彙は英検2級〜準1級の間を目安に
  • 経済学部志望なら、経済・ビジネス・環境の英文に慣れておく(国際環境経済学科は特に環境・SDGs系)
  • 法学部志望なら、社会・人権・国際関係の英文

法学部は英語60分のあと、休憩なしで11:00から小論文60分です。連続2時間の筆記に耐える体力も準備のうちです。

面接(60点)

配点60点は軽くありません。筆記100点に対して6割の重みがあります。

全学科共通で聞かれること

  • なぜ獨協大学か(「語学の獨協」「2外国語」「1964年開学」「天野貞祐」に触れられると厚い)
  • なぜこの学科か(学科名を正確に、カリキュラムを具体的に
  • 高校で何をしてきたか
  • 入学後に何を学びたいか
  • 卒業後の進路

外国語で行われる学科の注意

英語学科・交流文化学科は英語と日本語の両方、ドイツ語学科A・C、フランス語学科A・Cはその言語と日本語の両方

英語には英語による応答、日本語には日本語による応答

質問された言語で返す。途中で切り替わります。日本語で準備した答えを、英語でも言えるようにしておくこと。丸暗記ではなく、キーワードを英語で持っておくのが実戦的です。

模擬面接は最低3回。うち1回はその言語で。当塾ではここまで対応しています。

11. 戦略——獨協をどう使うか

11-1. 3つの型

型①:獨協が第一志望——Aグループで専願

英語基準が低いAグループで出す。英語学科ならCSE2150、言語文化学科ならCSE2050。交流文化・言語文化のAグループは評定の指定すらありません。

型②:併願しながら——Bグループ

英検スコアを+50〜150点積んで、Bグループで出す。評定3.5も必要になります。他大学の総合型や一般選抜と並行できる。

型③:ドイツ語・フランス語で二段構え

Q入試(10月24日)+自己推薦入試(11月22日)。Qで受かれば自己推薦の検定料35,000円が戻る。Cグループ(既習者・独学可)なら他大学との併願も可能。

11-2. 本シリーズ他大学との位置づけ

成成明学獨國グループ内で

大学 併願 出願時期 特徴
成蹊 専願 9〜10月
成城 併願可 9〜11月 英検合否不問
明治学院 条件つき併願可 9/14〜9/24 評定3.2・約34名の枠
獨協 グループによる(A=専願/B=併願可) 10/1〜10/14 併願の代金は英検スコア
國學院 併願可 9〜11月

獨協の出願は10月1日〜14日。明治学院(9月14日〜24日)より約2週間遅い。明治学院に出したあとで、獨協の準備をする時間があります。

そして獨協の試験は11月22日、明治学院は11月15日。1週間ずれています。両方受けられる。

ただし明治学院は「合格したら入学」が条件なので、明治学院に受かった時点で獨協は辞退することになります。順序を考えるなら、獨協のBグループ(併願可)で出しておき、明治学院の結果を待つという組み方が成立します(各大学の規定は必ず自分で確認してください)。

11-3. 評定・英検別の推奨

あなたの状況 狙うべき枠
評定3.9以上ある 法学部の自己推薦(英語資格なしで出せる)
英検準2級(CSE1728)はある 法学部の自己推薦(評定を問われない)
英検2級(CSE2150前後) 英語学科Aグループ(専願・50名枠)
英検2級+評定3.5 交流文化・言語文化のBグループ(併願可)
簿記2級/ITパスポート/数検2級 経済学部Bグループ
部活の実績+評定3.5 経済学部の課外活動推薦(英語不要・併願可
独語・仏語を独学している ドイツ語/フランス語学科Cグループ(資格不要・併願可
調べて書くのが好き Q(課題探究)入試(3000字+プレゼン)
親か兄弟姉妹が獨協 卒業生子女・弟妹入試(評定3.8)

12. 準備スケジュール

高2の冬(1〜3月)

  • 評定を確認する。全体・外国語・国語・地歴公民の平均を担任に聞く
  • 英検の受験計画。2024年4月1日以降のスコアが有効なので、高1で取ったものも使える
  • 商業科・情報科なら簿記2級・ITパスポートの受験計画

高3の4〜6月

  • 英検第1回(5〜6月)を受験。AグループとBグループのどちらを狙うかでスコア目標が変わる
  • 獨協大学全国高校生英語ストーリーテリングコンテストの応募時期を確認(出場が出願資格になる)
  • オープンキャンパス(草加キャンパス)
  • Q入試を狙うなら、この時期にテーマを決めて文献を集め始める

高3の7〜8月

  • 英検第2回(8〜9月)で最終挑戦
  • Q入試の提出課題(3000字)の初稿を8月末までに
  • 志望理由書の初稿
  • 小論文・英語筆記の練習開始(週1本)

高3の9月

  • 9月24日 マイページ登録開始
  • Q入試:9月24日〜10月2日出願(3000字の課題を完成させる)
  • 調査書を高校に依頼

高3の10月

  • 10月1日〜14日 自己推薦入試 出願(登録17時・入金18時締切)
  • 10月13日 Q入試一次発表
  • 10月24日(土)Q入試二次(プレゼン)
  • 10月30日 Q入試合格発表
  • 課外活動推薦の出願(Web 10月1日〜11月6日)

高3の11月

  • 筆記・面接の実戦練習。面接が英語/独語/仏語で行われる学科は、その言語での模擬面接を必ず
  • 11月22日(日)自己推薦入試 試験日

高3の12月

  • 12月3日9時 合格発表(マイページ・郵送なし)
  • 手続は12月14日まで(郵送・消印有効)

13. まとめ——獨協の総合型は「入口が多い」

① 自己推薦入試は200名。英語学科50名、言語文化学科30名、交流文化学科20名、法律学科20名。枠が大きい。

② AグループとBグループの意味を理解する。A=専願・基準低め、B=併願可・基準高め。併願の自由は英検スコアで買う。

③ 法学部は「評定3.9」か「CSE1728」の二者択一。どちらか得意なほうで出せる。CSE1728は本シリーズ最低水準。

④ 経済学部には英語以外の入口がある。簿記2級、ITパスポート、基本情報技術者、数学検定2級、科学オリンピック。

⑤ ドイツ語・フランス語学科のCグループは「既習者・独学可」で併願可。資格も評定も要らない。ただし試験はその言語で行われる。

⑥ Q入試は3000字+プレゼン。自己推薦と併願でき、Qで受かれば検定料35,000円が戻る。

⑦ 課外活動推薦の経済学部3学科は、英語資格不要・他大学との併願可。評定3.5+活動実績。

⑧ 獨協主催のコンテスト本選出場が、そのまま出願資格になる。英語ストーリーテリング、ドイツ語スピーチ、フランス語スケッチ/暗唱。

⑨ 資格は2024年4月1日以降に取ったものが有効。高1で受けた英検も使えます。

⑩ 合格発表は郵送されません。12月3日9時、マイページの合否照会で自分で確認します。

最後に、獨協を志望するみなさんへ。

獨協大学の入試要項を読んで印象的なのは、「どうすれば受けられるか」を細かく分岐させていることです。専願なら基準を下げる、併願なら上げる。英語が苦手なら簿記でもいい。資格がなくても独学の語学でいい。評定が高ければ資格は要らない。

これは、いろいろな背景の生徒に来てほしいという意思表示だと読めます。語学の学校として始まり、全学生が2つの外国語を学ぶ大学が、入口も複数用意している。

だからこそ、「自分はどの入口か」を早く決めることが、そのまま対策になります。評定、英検スコア、持っている資格、続けてきた活動——手持ちの札を全部並べて、いちばん強く出られる入口を選ぶ。それが獨協の総合型選抜の戦い方です。

獨協は「一本の狭い道」ではなく、「たくさんの入口」を用意している大学です。自分がどの入口に合うかを見極めることが、そのまま対策になります。

武蔵野個別指導塾からのご案内

武蔵野個別指導塾(JR中央線 武蔵境駅)では、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を、大学・学部・学科ごとに設計しています。

獨協大学については、

  • AグループとBグループのどちらで出すかの判断(英検スコアと評定の棚卸しから)
  • 志望理由書の設計と添削(初稿から完成まで、回数無制限)
  • 小論文の個別添削(学科の出題傾向に合わせて)
  • 英語筆記の対策(経済学部・法学部・卒業生子女入試の「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」範囲)
  • Q入試の提出課題指導(テーマ設定、文献の探し方、注と文献リストの作法、3000字の構成)
  • プレゼンテーション指導(10分のスライド構成、想定質問30問、Windows実機での動作確認)
  • 外国語での面接練習(英語・ドイツ語・フランス語と日本語の切り替え)

を、一人ひとりの状況に合わせて進めます。

「評定が足りない」「英検が2級止まり」と思っている方へ。獨協には、評定を問わない枠、英語以外の資格で出せる枠、独学の語学で出せる枠があります。探し方と、そこに合わせた準備の仕方があります。

まずは、いまの評定・英検スコア・持っている資格・課外活動の実績をお聞かせください。出せる入試を一緒に洗い出すところから始めます。

無料相談・体験授業のお申し込みはこちら

【出典】

  • 獨協大学「2027年度 自己推薦入試 入学試験要項」
  • 獨協大学「2027年度 Q(課題探究)入試 入学試験要項」
  • 獨協大学「2027年度 課外活動推薦入試 入学試験要項」
  • 獨協大学「2027年度 卒業生子女・弟妹入試 入学試験要項」
  • 獨協大学「2027年度 グローバル入試/社会人入試/編入学試験/再入学試験 入学試験要項」
  • 獨協大学「2027年度 入試制度日程一覧(総合型選抜・学校推薦型選抜・編入学)」(2026年5月時点)
  • 獨協大学「受験の手引き2027」
  • 獨協大学 入試情報サイト(nyushi.dokkyo.ac.jp)各学部ページ

【重要なお断り】 本記事は2026年9月時点で公開されている資料に基づいています。募集人員・出願資格・日程・試験内容は変更される可能性があります。出願にあたっては、必ず大学公式サイトで最新の入学試験要項を確認してください。本記事中の「要確認」と記した事項については、獨協大学 入試課(TEL:048-946-1900)へ直接お問い合わせいただくことを強く推奨します。

どの入口から出すかを決める——武蔵野個別指導塾

獨協大学の自己推薦入試は募集200名(英語学科だけで50名)。そして出願の入口がAグループ=専願・英語基準低め/Bグループ=他大学との併願可・英語基準高めに分かれています。併願の自由を、英検のスコアで買うという設計です。

さらに、法学部は「評定3.9」か「CSE1728」の二者択一経済学部は簿記2級・ITパスポート・数学検定2級でも出願可ドイツ語・フランス語学科のCグループは独学の既習者でも併願可。評定や英検が足りなくても、別の入口があります。

当塾では、評定・英検スコア・保有資格・課外活動の棚卸しからどの入口で出すかの判断、志望理由書の設計と添削、小論文・英語筆記(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ)の対策、Q(課題探究)入試の3000字課題とプレゼン指導、そして英語・ドイツ語・フランス語での面接練習まで対応しています。

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