
講師陣と指導の仕組み
高校の探究のレポートを、論文を書いてきた人の隣で書く—問いが立たない高校生と、大学教員・大学院生の講師に頼む90分の中身

高校の探究の授業で、レポートを書く課題が出た。テーマを決める欄が、何週間も空いたままになっている。調べたことを貼り合わせた下書きは、どこにも問いがない。問いを立て、資料を読み、自分の言葉で書く。それは、論文を書いてきた人がいちばんよく知っている仕事です。

探究のレポートで、止まる場所はだいたい同じ
探究のレポートで高校生が止まる場所は、だいたい三つに分かれます。
一つ目は、問いが立たないことです。
「環境問題について調べる」「SNSについて考える」。テーマは決まっても、それは問いではありません。何を明らかにしたいのかが一文で言えないと、調べ物はどこまでも広がり、レポートは終わりません。
二つ目は、資料を読めないことです。
検索して出てきたページを、そのまま写してしまう。本や論文を開いても、どこが大事なのかが分からない。資料の中から、自分の問いに答える一行を探す読み方を、まだ知らないのです。
三つ目は、自分の言葉で書けないことです。
調べたことを並べることはできる。けれど、「だから何が言えるのか」が書けない。結論の段落に、最初の段落と同じことが書いてある。
この三つを正面から扱う単元は、学校の教科書には多くありません。授業で習う古典や数学とは違い、答えの決まった問題ではないからです。だから、家で親が教えようとすると、親自身も困ってしまうことが多いのです。
隣に座れる人がいる
武蔵野個別指導塾の講師陣には、次のような人がいます。
- 大学教員・大学の非常勤講師
- 在野の哲学者・元研究者(修士号・博士号取得者)
- 東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学の修士課程・博士課程の大学院生
- 現役の難関国立大学の学生(東京大学・一橋大学・東京外国語大学・東京農工大学など)
修士号や博士号を取るには、自分で問いを立て、先行研究を読み、論文を書き上げる必要があります。大学教員は、学生のレポートや論文を読み、直してきた側の人です。大学院生は、論文を書いている途中の人でもあります。
探究のレポートで高校生が止まる三つの場所は、この人たちが毎日くぐっている場所です。
講師は、専門の科目を担当制で受け持つ業務委託(準委任)の形で教室に来ています。アルバイト講師はいないと公式に記載しています。1回90分の完全マンツーマンなので、講師の目は、その90分のあいだ、ずっとその子の下書きの上にあります。

90分で頼めること—問いを一文にする
最初に頼むのは、問いを一文にすることです。
講師に頼むのは、答えではありません。問いを重ねてもらうことです。
「なぜそのテーマを選んだのか」「調べていて、いちばん引っかかったところはどこか」「それは、誰にとっての問題なのか」。高校生が答えるたびに、テーマは少しずつ狭くなっていきます。「SNSについて」が、「中学生が夜にSNSを使う時間は、何で決まっているのか」になる。ここまで来ると、何を調べればよいかが見えてきます。
この時間は、講師が話す時間ではなく、生徒が話す時間です。武蔵野個別指導塾が明示的に採用しているアクティブラーニングの考え方は、探究のレポートでも生きる考え方です。自分で言葉にしたことは、自分で書けるからです。
問いが一文になったら、それを紙のいちばん上に書いて、90分を終えてもかまいません。それだけで、次の一週間の調べ物の向きが変わります。
一文の問いは、途中で変わってもかまいません。調べるうちに、最初の問いより面白い問いに出会うことがあります。研究とは、もともとそういうものです。そのときは、紙のいちばん上の一文を書き換えて、また持ってきてください。
90分で頼めること—資料を読み、下書きを直す
問いが立ったら、次は資料です。
検索で出てきたページと、本や論文とでは、信頼できる度合いが違います。誰が書いたのか、いつ書かれたのか、どこから引いているのか。それを確かめる手順を、実際の資料を一緒に開きながら見せてもらうことを頼めます。
長い資料を、全部読む必要はありません。自分の問いに答える一行がどこにあるかを探す読み方があります。目次を見る。見出しを拾う。結論の段落を先に読む。研究者がよく使う読み方です。
下書きができたら、それを持ってきてください。
頼むのは、赤ペンで全部を書き直してもらうことではありません。それでは、本人のレポートでなくなるからです。頼むのは、段落ごとに「この段落は何を言っているのか、一文で言ってみて」と聞いてもらうことです。言えない段落は、書き直す場所です。言えた一文が、その段落の最初の文になります。
この作業を繰り返すと、レポートの骨組みが見えてきます。問い、資料から分かったこと、そこから言えること、言えないこと。最後に「だから何が言えるのか」を書く段落が、最初の段落と違う中身になっていれば、レポートは形になっています。

学校の課題を、塾で見てもらってよいのか
親が迷うのは、ここかもしれません。
学校の課題を塾で見てもらうのは、ずるいことではないか。
答えは、何を頼むかによります。
講師がレポートを書いてしまうのなら、それは本人の課題ではなくなります。けれど、問いを一文にするための質問、資料の読み方の手本、段落ごとの問いかけ。これは、書き方を教わることです。書くのは本人です。
学校によって、外の人に見てもらうことの扱いは違うかもしれません。気になるなら、学校の課題の説明をよく読み、必要なら学校に確かめてください。
もう一つ、探究のレポートで身につけた力は、その先でも使われます。総合型選抜や公募推薦(学校推薦型選抜)の志望理由書、小論文、大学に入ってからのレポート。問いを立て、資料を読み、自分の言葉で書く力は、どこでも同じです。武蔵野個別指導塾では、総合型選抜は宮川と藤崎の二人が担当し、公募推薦の対策にも対応しています。探究のレポートで止まっている高校生は、その手前の場所に立っているとも言えます。
家で親ができること
親は、レポートの中身に口を出さなくてかまいません。代わりに、一つだけ聞いてください。
「それで、何が知りたいの」
夕ごはんのあと、思い出したように一度だけ。答えが一文で返ってくれば、問いは立っています。「えっと、環境のことを……」と言葉が散らばるなら、まだ立っていません。どちらでも、責めずに「そうなんだ」と受け取ってください。
この問いは、講師が90分の中で重ねる問いと同じ形です。家と教室の両方で同じ問いを向けられると、高校生は、自分が何を知りたいのかを、少しずつ自分の言葉で言えるようになります。
もう一つ、締め切りの日付だけは、家のカレンダーに書いておいてください。探究のレポートは、定期試験や部活の大会と重なる時期に締め切られることがあります。締め切りの三週間前に一度、二週間前にもう一度、下書きがどこまで進んだかを聞く。中身ではなく、進み具合だけを聞く。それだけで、前の晩に慌てて資料を貼り合わせる夜はずいぶん減ります。
頼む前に、家で用意する物
最初の90分の前に、次の物を用意してください。
- 学校の課題の説明(プリントや配布資料)
- 締め切りの日付と、求められている字数
- 今あるメモや下書き(どれほど途中でもかまいません)
- 調べた資料の題名と出どころ
下書きが一行も無くても、来てかまいません。問いが立たないことこそ、最初の90分で頼む仕事だからです。
時間帯は、教室の対面なら4限から7限(15:00〜21:30)です。家の机で受けたいときは、Zoomのオンライン授業が10:00〜24:45まであります。
よくある質問
Q. 探究のレポートだけを見てもらうことはできますか。 A. 科目と中身は、入塾前カウンセリングで相談してください。どの講師が担当するかも、そこで確かめてください。入塾前カウンセリングと事前診断テストは無料です。
Q. 講師がレポートを書いてくれるのですか。 A. 書くのは本人です。講師に頼むのは、問いを一文にするための質問、資料の読み方の手本、下書きの段落ごとの問いかけです。
Q. どんな講師が担当しますか。 A. 講師陣には、大学教員・大学の非常勤講師、修士号・博士号を持つ元研究者、東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学の大学院生、難関国立大学の学生などがいます。担当は入塾前カウンセリングで相談してください。
Q. 総合型選抜の志望理由書にもつながりますか。 A. 問いを立て、資料を読み、自分の言葉で書く力は、志望理由書や小論文でも使われます。武蔵野個別指導塾では、総合型選抜は宮川と藤崎の二人が担当し、公募推薦(学校推薦型選抜)の対策にも対応しています。
Q. 費用はいくらかかりますか。 A. 週1回の月謝は学年で決まり、高1高2は税抜39,980円(税込43,978円)、高3は税抜39,980円(税込43,978円)です。このほかに入塾金が税抜25,000円(税込27,500円)、登録料が税抜5,000円(税込5,500円)、毎月の諸経費が税抜5,000円(税込5,500円)かかります。
Q. 家から受けることはできますか。 A. Zoomのオンライン授業が10:00〜24:45まであります。下書きの見せ方は、入塾前カウンセリングで確かめてください。
まとめ
探究のレポートで高校生が止まる場所は三つです。問いが立たないこと、資料を読めないこと、自分の言葉で書けないこと。どれも、論文を書いてきた人がいちばんよく知っている場所です。武蔵野個別指導塾の講師陣には、大学教員、修士号・博士号を持つ元研究者、大学院生がいます。1対1の90分で、問いを一文にし、資料の読み方を見て、下書きを段落ごとに直す。書くのは本人です。
課題の説明と途中の下書きを持って、教室に相談してください。
- 武蔵野個別指導塾(東京都武蔵野市境2-2-3 渡辺ビル4F・JR中央線 武蔵境駅 徒歩30秒)
- 電話: 0422-27-7828(365日・24時間)
- メール: essen@musashinkobetu.com
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