
保護者のよくある質問
塾を断っても失礼にならない—体験のあとの断り方と、そのまま使える電話とメールの言葉

体験のあと、入らないと決めた。そこから先の一本の電話が、いちばん気の重い仕事になることがあります。塾の側から言います。断っても失礼になりません。短く、早く伝えてください。理由を立派にする必要もありません。この記事の文面を、そのまま使ってください。

断りにくいのは、相手の顔を見たから
断りにくさには、理由があります。
カウンセリングで、親の話を長く聞いてもらった。子どもの答案を一緒に見てもらった。体験の90分で、知らない大人が子どもの隣に座ってくれた。そこまでしてもらった相手に、「やめます」と言うのは、気がとがめます。
けれど、塾にとって、入る前に断られることは仕事の一部です。入らないと判断する家があるからこそ、入ると判断した家の答えにも意味があります。
いちばん困るのは、断られることではありません。返事のないまま時間の過ぎることです。その間、話は宙に浮いたままです。先延ばしにするほど、電話は重くなります。
だから、気の重い電話ほど、先に済ませてください。結論を伝えた瞬間から、親の頭の中の半分が空きます。空いた分は、次に子どものために何をするかを考える時間に回せます。
断る前に、家で一度だけ確かめる
電話の前に、一つだけ確かめてください。
その「入らない」は、誰の答えですか。
親が決めたのか、子どもが決めたのか。子どもの顔が曇ったから親が決めたのか、月謝を計算して親が決めたのか。どれでもかまいません。ただ、理由が分かっていると、次に探すときの物差しになります。
次の三つのうち、どれに近いかを、家で言葉にしてください。
一つ目は、金額です。月謝と諸経費と、これから先の講習を足した額が、家の暮らしに合わない。これは立派な理由です。無理をして始めて、半年で続かなくなるより、最初に見送るほうが子どもにとっても正直です。
二つ目は、子どもの様子です。体験の後、子どもが「また行きたい」と言わなかった。隣の大人と話せなかった。友だちのいない机が寂しかった。1対1の形が合わない子も、もちろんいます。
三つ目は、中身です。聞きたかったことに、はっきり答えてもらえなかった。止まっている場所の話より、回数の話が先に出た。こう感じたなら、その感覚を信じてください。
もし「金額は合わないけれど、子どもは行きたがっている」のように、理由が分かれているときは、断る前に一度だけ相談してもかまいません。週1回から始める、科目を一つに絞る、といった形が残っている場合があります。ただ、相談しなければならないわけではありません。

電話で伝えるときの言葉
電話が苦手でなければ、電話がいちばん短く終わります。言うことは三つだけです。名前、お礼、結論。
「先日、体験授業でお世話になりました○○の母です。ありがとうございました。家で話し合い、今回は入塾を見送ることにしました」
これで足ります。
「理由をうかがってもよろしいですか」と聞かれたら、答えられる範囲で一言だけ返してください。
「家の予定と費用を考えて決めました」「本人とも話して決めました」
それ以上、説明する必要はありません。もし引きとめられて困ったら、次の一言で終えられます。
「ありがとうございます。家で決めたことなので、今回はこれで失礼いたします」
同じ言葉を二度言うことになっても、かまいません。声を荒らげる必要もありません。電話を切った後、胸の奥に少し重さが残るかもしれません。それは、相手を大事に思っていた証拠です。
断る側が、相手を納得させる必要はありません。納得させようとすると話が長くなり、気の重さが増えます。結論は、もう家で出ているのです。
メールで伝えるときの文面
電話がつらいなら、メールで何の問題もありません。件名に結論を書いてください。
件名: 入塾の見送りについて(○○ ○○)
○○塾 ご担当者様
先日は、カウンセリングと体験授業でお世話になりました。ありがとうございました。
家で話し合った結果、今回は入塾を見送ることにいたしました。
ご丁寧に見ていただいたことに感謝しております。どうぞよろしくお願いいたします。
○○ ○○(保護者)
これだけで十分です。理由を書かなくてもかまいません。書くなら一行にしてください。
「通う曜日と費用が家の予定に合わないため、見送ることにいたしました」
子どもの欠点や、塾への不満を長く書く必要はありません。不満を伝えたいなら、一通目と分けて書くほうが読まれやすくなります。

いつ伝えるか
できるだけ早く、が答えです。
体験の後、家で話し合って結論が出たなら、その週のうちに伝えてください。迷っているなら、「もう少し考えます」と一言だけ先に伝えておく方法もあります。
入塾申込書を出す前なら、話はここで終わります。すでに申し込みや決済まで進めていた場合は、断るというより、やめる手続きの話になります。どの塾でも規約を読み、締め切りを確かめてください。
武蔵野個別指導塾の場合、支払いはクレジットカード決済で、授業開始日の1週間前までに決済します。入塾を決めた後に退塾するときの連絡の期限は前月10日までです。体験授業は有料で、季節講習の1コマ分です。無料なのは事前診断テストと入塾前カウンセリングです。
子どもには、誰が決めたかを言う
断った後、見落としやすいのが子どもへの一言です。
体験の90分は、子どもにとっても、知らない大人の隣に座る大仕事でした。そして「入らない」という結論を、自分のせいだと受け取る子がいます。テストの点が悪かったから、うまく話せなかったから、と考えるのです。
家の都合で決めたなら、そう言ってください。
「今回は、お金のことと予定のことで、家で決めたよ。あなたの点数のせいじゃないよ」
子どもの言葉で決めたなら、それも言ってください。子ども自身の判断を、親が受け取ったと示すことになります。
「あなたがそう言ったから、やめておくことにした。言ってくれて助かった」
自分の言ったことで大人が動いた。この経験は、次に塾を選ぶとき、子どもが自分の言葉で話す土台になります。
体験で見つかった止まった場所は、断った後も消えません。答案のどの問題だったかを紙に残しておいてください。次の塾でも、家でも、そこから始められます。
次の場所を探すときに、持っていくもの
断った後の家には、手に入れたものが残っています。次の塾を探すとき、あるいは家で続けるとき、次の三つを持っていってください。
一つ目は、止まった場所です。診断や体験で分かった単元と問題の番号を、そのまま書き写しておきます。話を聞く次の大人へ、最初に渡せる一枚です。
二つ目は、断った理由です。「費用」「曜日」「子どもが話せなかった」。一行でかまいません。同じ理由でまた迷わないための物差しになります。たとえば「子どもが話せなかった」が理由なら、次の体験では、子どもがどれだけ話したかを先に見ればよいと分かります。
三つ目は、子どもの言葉です。帰り道に何と言ったのか。「あの人は早口だった」「机が狭かった」。大人には小さく聞こえる一言の中に、次に選ぶ場所の条件が入っています。
体験を一つ受けて断ったことは、遠回りではありません。入らなかった塾が一つ増えるたび、家の中で「うちの子に要るもの」の言葉が増えていくことがあります。比べる相手を持って初めて、親は条件を言葉にしやすくなります。
断った後に、もう一度来てもよい
断ったら二度と行けない、と思っている親もいます。そんなことはありません。
半年たてば、子どもの様子は変わります。受験が近づけば、考えも変わります。「以前、体験でお世話になった○○です」と連絡すれば、それで話は始まります。武蔵野個別指導塾へも、ためらわず電話してください。
逆に、入らないと決めた塾から、断った後の連絡が続いて困るなら、「今後のご連絡は不要です」と一行で伝えてかまいません。これも失礼にはあたりません。
よくある質問
Q. 体験の後で断ると、失礼になりませんか。 A. なりません。体験は、入る前の判断のために受けるものです。短く、早く伝えてください。
Q. 電話とメールのどちらで断ればよいですか。 A. どちらでもかまいません。メールでも何の問題もありません。電話なら名前、お礼、結論の三つを言えば足ります。
Q. 理由は言わなければいけませんか。 A. 言わなくてもかまいません。聞かれたら「家の予定と費用を考えて決めました」と一言だけ返してください。相手を納得させる必要はありません。
Q. 武蔵野個別指導塾の体験授業は無料ですか。 A. 体験授業は有料で、季節講習の1コマ分です。事前診断テストと入塾前カウンセリングは無料です。入塾後と同じ講師が、本番と同じ90分の授業をします。
Q. 断った後に、やはりお願いしたくなったらどうしますか。 A. そのまま連絡してください。武蔵野個別指導塾の電話は0422-27-7828で、受付は365日・24時間です。
Q. 子どもが「行きたい」と言っているのに、費用が合わないときは。 A. 断る前に、週1回から始める形や科目を絞る形を一度相談してもかまいません。それでも合わなければ、家の事情で決めたと子どもに話し、本人のせいではないことをはっきり伝えてください。
まとめ
塾を断っても失礼になりません。家で理由を一つ言葉にし、名前、お礼、結論の三つを、早めに伝えてください。電話でもメールでもかまいません。そして子どもには、誰が何の理由で決めたのかを話し、本人のせいではないと伝えてください。止まった場所を書いた紙は、次の場所へ持っていける財産です。
入るかどうかを決める前の相談も、教室で受けています。
- 武蔵野個別指導塾(東京都武蔵野市境2-2-3 渡辺ビル4F・JR中央線 武蔵境駅 徒歩30秒)
- 電話: 0422-27-7828(365日・24時間)
- メール: essen@musashinkobetu.com
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