
武蔵野個別指導塾の特徴
同じ意味の英単語の覚え分け—訳が同じ語を、場面と後ろに来る語で分ける|武蔵野個別指導塾

see・look・watch のように訳が同じ英単語は、話し言葉と書き言葉、意味の広さ、後ろに来る語の3つの型で分けられます。組の頁に分ける一言と句を書き、英作文で選び直す手順を示します。
訳が同じ英単語は、訳を覚え直しても分けられません。分ける手がかりは「どんな場面で使う語か」と「すぐ後ろに何を置く語か」の2つです。自然に目に入ったのなら see、自分から目を向けたのなら look で後ろに at、動く物をしばらく目で追ったのなら watch を使います。英作文で手が止まる組は、話し言葉と書き言葉の差、意味の広さの差、後ろに来る語の差という3つの型で見ると分けやすくなります。読んで意味が取れれば足りる語なら、訳1つのままでかまいません。自分が英作文で書く語なら、組にして並べ、語ごとに違いを言う一言と、後ろの語まで入った短い句を1つずつ持ってください。
よくあるのは、高1の英作文の答案で、「見る」が出てくる文がすべて see で書かれている場面です。夕食の後に家族とテレビを見た話は「I saw TV with my family after dinner.」、先生に言われたことは「My teacher said, “Please see the blackboard.”」、放課後に空の虹を見た話は「I saw a rainbow in the sky after school.」です。赤ペンが入ったのは前の2文だけで、虹の文は丸のまま返ってきました。「同じ see なのに、どうして虹だけ直されていないんですか」と尋ねられて単語帳を開くと、see の欄には「見る」としか書いてありません。
「見る」が see・look・watch に割れるわけと、訳が同じになる3つの型
単語帳の訳の欄は狭く、1語に訳を1つか2つしか書けません。see にも look にも watch にも「見る」と書かれ、3語の違いは欄の外にこぼれます。日本語の「見る」は、たまたま目に入ったときも、わざわざ目を向けたときも、しばらく目で追ったときも1語で言えます。英語はその3つを別の語で言います。訳を何度読み返しても違いが出てこないのは、違いが最初から訳の外にあるからです。
図1のように、see は物のほうから目に入ってくる見方で、見ようとしていなくても使えます。帰り道にふと気づくと空に虹がかかっていた、というときは see です。look は自分から目を向ける見方で、向ける先を at で示します。黒板に目を向けてほしいなら look at the blackboard と言います。watch は動く物や変わっていく物を、しばらく目で追い続ける見方です。テレビの番組もサッカーの試合も画面や競技場の中で動き続けるので、watch を使います。場面の答案で虹の文だけが丸だったのは、虹がたまたま目に入った物で、see の場面にちょうど重なっていたからです。

ただし、こうした分け方はあくまで入り口の目安です。映画館へ映画を見に行くことを see a movie と言うように、目安から少し外れる句にも出会います。そうした句は、出会ったときに組の頁へ1行足せば十分で、分け方そのものを捨てる必要はありません。
英作文の答案に入る赤ペンは、難しい語よりも、中学で習う基本の動詞のまわりに集まりがちです。訳が同じになる組は、次の3つの型に分けて見ると、どこで線を引けばよいかが決まります。
1つ目は話し言葉と書き言葉の型です。buy と purchase はどちらも「買う」ですが、purchase は店のお知らせや説明書のような改まった文で目にする語で、友だちとの会話や日記には buy を使います。この型の組は、自分が書く語を1つに決め、もう片方は読んで意味がわかれば足ります。
2つ目は意味の広さの型です。「作る」の make はいちばん広く、お茶にも料理にも箱にも使えます。cook は火を使って仕上げる料理に、build は家や橋のように材料を組み立てて建てる物に使います。広い語は多くの場面で通じますが、家や橋のように狭い語のほうが決まっている物もあります。狭い語は、条件がそろったときに、何をどう作ったかまで相手に伝えます。「見る」の see と watch も、この型で見ることができます。目に入る物なら何にでも使える see が広く、動く物をしばらく追うときに限る watch が狭い語です。
3つ目は後ろに来る語の型です。「着く」の arrive は、後ろに at か in を置いてから場所を書きます。駅や学校のような地点なら at、町や国のような広い場所なら in です。ただし here のように、それだけで場所を表す語は、arrive のすぐ後ろに置きます。reach は後ろにすぐ場所を置きます。訳は同じでも後ろの形が違うので、片方の形のまま語だけを入れ替えると、答案に誤りが出ます。see と look の差にも、この型が混じっています。
下の表は、組の頁に書く使い分けの例です。訳の列が同じ行どうしを、右の2列で分けます。
| 訳 | 語 | 分ける一言 | 後ろの語まで入れた句 |
|---|---|---|---|
| 見る | see | 自然に目に入る | see a rainbow |
| 見る | look | 自分から目を向ける | look at the map |
| 見る | watch | 動く物を見続ける | watch a soccer game |
| 作る | make | いちばん広い | make tea |
| 作る | cook | 火を使う料理 | cook dinner |
| 作る | build | 家や橋を建てる | build a bridge |
| 着く | arrive | 後ろに at か in | arrive at the station |
| 着く | reach | 後ろにすぐ場所 | reach the station |
| 買う | buy | 会話や日記の文 | buy a ticket |
| 買う | purchase | お知らせや説明の文 | purchase a ticket |
組にして並べて覚えるのは、違う部分だけが目に入るようにするためです。see を月曜に、watch を木曜に別々に覚えると、どちらにも「見る」の札が付くだけで、間に引くべき線が残りません。2語を同じ頁に並べると、重なる部分は読み飛ばされ、違う部分にだけ目が留まります。
組の頁で覚え分ける6つの手順と、英作文での選び方
ノートの見開きの片側を「組の頁」にして、次の順に進めます。図2は、組を拾ってから英作文で選ぶまでの流れです。上の段を左から右へ、下の段を右から左へたどります。

-
組を拾う。単語帳、教科書の本文、返ってきた英作文の赤ペンから、訳が同じ語を見つけて頁に並べます。1組は2〜3語までにします。英作文で直された語があれば、単語帳の組より先にそれを拾います。直された語は、自分が実際に取り違えた組だからです。
-
型を決める。組の左の余白に「改まり」「広さ」「後ろ」のどれかを書きます。話し言葉と書き言葉の差なら「改まり」、意味の広さの差なら「広さ」、後ろに来る語の差なら「後ろ」です。「見る」の3語のように、広さと後ろの2つの型にまたがる組は、英作文で直された点のほうを書きます。型が1つに決まると、次に書く一言の向きが定まります。
-
分ける一言を書く。語ごとに、組のほかの語と違う点を15字以内の日本語で書きます。「似ている」「ほぼ同じ」は一言に数えません。表の「自然に目に入る」「後ろにすぐ場所」のように、それを読めば片方を選べる言葉にします。
-
句を1つ書く。語ごとに、後ろの語まで入った3〜5語の英語の句を書きます。「後ろ」の型の組では、前置詞があるかないかが句の中で見えるようにします。書いたら2回ずつ声に出して読みます。arrive at the station と reach the station を続けて読むと、at の有無が耳にも残ります。
-
隠して言う。頁の右の2列を手か紙で隠し、日本語の短い場面だけを見て、語と後ろの語を言います。「テレビの番組」と読んだら watch、「駅に着く、前置詞あり」と読んだら arrive at です。3秒で出なかった語には、組の左に小さな点を1つ付けます。点が2つたまった語は、次の日の最初に句を読み直します。
-
英作文で選ぶ。英作文を書き終えたら動詞に下線を引き、同じ動詞が3回以上出ていたら組の頁を開きます。この節の最後に置いた3つの問いを順に当てて、語を選び直します。
始める量は、1日に使える時間と英作文の課題の回数から決めます。たとえば、平日に英単語へ1日15分を使い、そのうち5分(英作文の課題と照らす金曜だけは10分)を組の頁に回せる高1を考えます。学校の英作文の課題が週1回あるなら、次の割り振りから始めます。
| 曜日 | 組の頁でやること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 月 | 組を1つ拾い、型を決める | 5分 |
| 火 | 月曜の組に分ける一言と句を書き、2回ずつ読む | 5分 |
| 水 | 新しい組を1つ拾い、一言と句まで書く | 5分 |
| 木 | 2つの組を隠して言い、点の付いた語の句を読み直す | 5分 |
| 金 | 英作文の課題の動詞に下線を引き、組の頁と照らす | 10分 |
| 土 | その週の組を全部隠して言い、点が2つの語に印を付ける | 10分 |
| 日 | 休み。印の付いた語の句だけを1回読む | 2分 |
1週間で新しく拾う組は月曜と水曜の2つで、残りの日は隠して言うことと照らし合わせに使います。5分で一言と句まで書き切れない週は、新しい組を週1つに減らして、隠して言う日を増やします。逆に、木曜に隠して言っても点が1つも付かない週が2回続いたら、水曜に拾う組を2つにします。英作文の課題が週2回ある学校なら、金曜の照らし合わせを、課題を書いた日ごとに行います。
英作文で迷ったときに当てる3つの問い
1つ目は「この文はだれに向けた文か」です。友だちへの手紙や日記なら会話に近い語を、学校への報告や説明の文なら改まった語を考えます。迷ったときは、会話でも説明でも意味を取り違えられない buy のような語を書けば足ります。
2つ目は「広い語で足りるか」です。make で書いて意味が通るなら、それで誤りにはなりません。狭い語は、その条件を自分で言えるときにだけ選びます。火を使って夕食を作ったと伝えたいなら cook dinner と書けます。家や橋のように、狭い語のほうが決まっている物は、広い語に逃げずに build を使います。
3つ目は「後ろに何を置くか」です。語を決めたら、組の頁の句をそのまま思い出し、前置詞が要るかどうかを確かめます。語の選び方は合っているのに、後ろの形で赤ペンが入る答案は珍しくありません。
「ほぼ同じ」で止まる、前置詞を足す——覚え分けの4つのつまずき
分ける一言に「ほぼ同じ」と書いて終えてしまう
違いがすぐに言えない組ほど、一言の欄に「ほぼ同じ」と書きたくなります。これでは隠して言う練習で選ぶ手がかりがなく、英作文でもその場の勘で選ぶことになります。こう変えます。辞書の例文から、組の語を使った句を2つずつ抜き出し、片方の語でしか言えない句を探します。make a salad は言えても cook a salad とはふつう言わない、とわかれば、cook の一言は「火を使う料理」と書けます。言えない句が1つ見つかるだけで、一言の欄は埋まります。
前置詞を足したり落としたりしてしまう
arrive at の形を覚えた後で reach を知ると、reach to the station と書いてしまうことがあります。逆に、「話し合う」の discuss を talk about の形に引きずられて、discuss about the plan と書く答案も出ます。discuss は後ろにすぐ話題を置く語なので、discuss the plan が正しい形です。
図3のように、arrive は at を通して the station につながり、reach は何も挟まずにつながります。reach to と書くと、赤い×の付いた矢印のように句が成り立ちません。こう変えます。動詞だけを覚えず、前置詞まで句で覚えます。英作文で前置詞を書いたときは、その句が組の頁にある形と同じかを1回だけ照らします。

改まった語を使えば点が上がると思ってしまう
訳が同じ組を覚えると、難しいほうの語を使いたくなります。「週末に新しいかばんを買った」という日記の文に purchase を入れると、意味は通じても、日記の調子から1語だけ浮きます。改まった語ほど、場面の条件や後ろの形を正しく背負わなければならず、まちがえる場所も増えます。こう変えます。組の頁の語の横に「書」か「読」の1文字を付け、英作文で使うのは「書」の語に限ります。「読」の語は、長文で出会ったときに訳が取れれば十分です。
組を大きく広げすぎてしまう
辞書の類義語の欄を開くと、「見る」に近い語が5語も6語も並んでいることがあります。それを全部組の頁に写すと、1語ずつの違いを15字で言い切れなくなり、隠して言う練習が回りません。こう変えます。1組は、教科書と単語帳で実際に出会った2〜3語に絞ります。欄に並んでいたほかの語は、本文で出会ったときに組へ足せば間に合います。
確かめの問題
問1 次の2つの文の( )に、hear か listen のどちらかを、必要なら形を変えて入れてください。後ろに語を足す必要があれば、それも書きます。
-
昨日の夜、外で犬がほえるのが聞こえた。 I ( ) a dog barking outside last night.
-
毎朝、ラジオを聞いてから家を出る。 I ( ) the radio every morning before I leave home.
問2 次の2つの文の( )に、tall か high のどちらかを入れてください。また、その語を選んだ決め手が、後ろの語だったか、文の改まり方だったかも答えてください。
-
公園に背の高い木がある。 There is a ( ) tree in the park.
-
このあたりは、夏の気温が高い。 This area has ( ) temperatures in summer.
問3 「博物館までの道を教えてくださいませんか」を英語にします。ある生徒は Could you teach me the way to the museum? と書きました。どこをどう直すとよいかを、直した文と理由で答えてください。
答えと考え方
問1の(1)は heard です。犬の声は、聞こうとしていなくても耳に入ってくる音なので、hear の過去形を使います。(2)は listen to です。ラジオには自分から耳を向けるので listen を使い、聞く相手の前に to を置きます。listen だけで止めて the radio を続けると、後ろの語が足りません。目に入る見方と目を向ける見方を分けたのと同じ線が、耳にも引けます。
問2の(1)は tall、(2)は high です。人や木のように、下から上へ細長く伸びた物の背の高さには tall を使います。気温や値段のように、数の大きさを言うときは high です。決め手はどちらも後ろの語で、tree が来るなら tall、temperatures が来るなら high と、組む名詞で分かれます。改まり方では分かれない組です。
問3は、teach を tell に直して Could you tell me the way to the museum? とします。teach は、勉強や技術のように相手が身につける中身があるときに使う語です。道順はその場で伝える情報なので、言葉で伝える tell を使います。地図を指さしたり、そこまで一緒に歩いたりして伝えるなら、show を使った Could you show me the way to the museum? も言えます。日本語の「教える」1語に英語の3語が対応する組なので、組の頁に3行で並べておくと英作文で迷いません。
保護者が家でできること
お子さまの英作文や単語帳を目にする機会があれば、訳が合っているかより、「どこで分けたか」を尋ねてみてください。声のかけ方は「この2つ、どんなときに使い分けるの」の一言で足ります。お子さまが組の頁を見ずに答えられたら、その組はもう分けられています。詰まったら、頁を一緒に開いて、句を1つ読んでもらうだけにします。
確かめるなら、組の頁の右の列を手で隠し、日本語の場面を保護者の方が読み上げる形が手軽です。「テレビの番組を見る」と読んで watch と返ってくれば十分で、つづりまで問わなくてかまいません。英語の発音に自信がなくても、読み上げるのは日本語の側だけなので、どなたでもできます。1回に3組までにして、夕食の前の5分ほどで終えます。
言わないほうがよい言葉もあります。「同じ意味なら1つ覚えれば十分でしょう」は、お子さまが組で並べている手間を無駄に見せてしまいます。「もっと難しい単語を使いなさい」は、改まった語を日記の文に入れるつまずきを呼びます。「また同じ単語ばかり」は、直す先を示さないまま気持ちだけを下げます。言い換えるなら「ここを別の語にするなら候補は何がある」「その語はどんな場面の語」と、選ぶ材料を尋ねる形にします。答えが出なくても、組の頁を開くきっかけになれば十分です。
個別指導で確かめること
個別指導では、返ってきた英作文の答案の動詞すべてに下線を引き、赤ペンが入った語が3つの型のどれでつまずいたものかを生徒と一緒に分けます。後ろの語の誤りが続く場合は、中学で習う look at や arrive at のような基本の句まで戻り、句のまま口で言えるかを確かめてから、高校で出会う語の組に進みます。改まりの型で迷う生徒とは、組の頁に付けた「書」と「読」の印が、自分の答案の場面に合っているかを一文ずつ見ていきます。
まとめ
虹の文だけが丸で返ってきたのは、運がよかったからではありません。虹がふと目に入った物で、see の場面にぴったり合っていたからです。訳の欄の外にある違いを、組の頁の一言と句に書き出しておくと、英作文の途中で手が止まったときに開く場所ができます。次に「見る」を英語にするとき、テレビの文には watch を、黒板の文には look at を、組の頁の句ごと選べます。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
まず15分だけ電話で話したい方は、無料電話相談(15分)から。塾からお電話を差し上げます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。



