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【中学音楽】音楽の記号を一覧で総まとめ—強弱・速度・反復・奏法|武蔵野個別指導塾

mp と mf の順や Andante と Moderato の速さで迷う人へ。読み方の一覧を手元に、反復記号の進み方を路線図のような図でたどり、演奏順序を書く例題まで通しておきましょう。
よくあるのは、テスト当日の朝、通学電車の窓に映る自分の顔ごしに単語カードをめくっていて、mp と mf のどちらが強いのかで指が止まる場面です。トンネルに入って窓が暗くなっても答えは浮かばず、Andante と Moderato の順まであやしくなり、D.S. はどこへ戻るのだったかと不安が広がっていきます。音楽の記号は数が多く見えますが、強弱・速度・反復・奏法の 4 つの棚に分け、語の成り立ちと順序を手がかりにすれば、丸暗記の量はかなり減ります。この単元を終えると、記号を見て読み方と意味が言え、弱い順や遅い順に並べ替えられ、反復記号のある楽譜の演奏順序を自分の指でたどれるようになります。
この単元で押さえること
- 強弱記号の順序: pp、p、mp、mf、f、ff の順に強くなります。m が付くと真ん中に寄ると考えます。
- 強弱の変化: cresc. はだんだん強く、decresc. と dim. はだんだん弱く演奏します。文字のほかに、細長いくさび形でも書かれます。
- 速度記号の順序: Largo、Adagio、Andante、Moderato、Allegro、Presto の順に速くなります。つづりと読み方を組で覚えます。
- 速さの変化: rit. はだんだん遅く、accel. はだんだん速く、a tempo はもとの速さに戻す指示です。
- 反復記号: D.C. は曲の初めへ、D.S. はセーニョの印へ戻ります。Fine で曲を終え、コーダの印からは終わりの部分へ跳びます。
- 奏法の記号: スタッカート、テヌート、アクセント、フェルマータ、タイ、スラーを、形と意味の組で見分けます。
音符の長さと拍の数え方を土台にしている単元で、ここで覚えた記号は、歌唱や鑑賞の単元で楽譜と曲の表情を読み取るときにそのまま使います。
基本の考え方
音楽の記号の多くはイタリア語から来ています。カタカナの呪文に見えても、もとは「強い」「歩く」「頭」といった普通の言葉なので、意味をたどると忘れにくくなります。棚の順に、強弱から見ていきましょう。
強弱記号は真ん中から外へ広がる
forte は「強い」、piano は「弱い」という意味のイタリア語で、f と p はその頭文字です。楽器のピアノも、弱い音も強い音も出せる鍵盤楽器という意味の「ピアノフォルテ」という呼び名がもとになったとされます。この 2 文字に 2 つの決まりを足すと、6 つの記号がすべて組み立てられます。
1 つ目は、文字を重ねると「とても」の意味が加わることです。pp はピアニッシモ、ff はフォルティッシモと読みます。2 つ目は、m が付くと真ん中に寄ることです。m はメッゾの頭文字で、記号の意味としては「少し」と訳します。mp はメッゾピアノで少し弱く、mf はメッゾフォルテで少し強く演奏します。メゾピアノと書く資料もありますが、同じ記号です。

図1のように、真ん中の点線をはさんで上側が p の仲間、下側が f の仲間です。文字を重ねた記号ほど線から遠く、m の付いた記号は線のすぐ隣に来ます。棒の長さは順番を示すだけで、音量を測った値ではありません。同じ f でも独唱と吹奏楽では音の大きさが違い、記号はその曲の中での相対的な強さを伝えています。
強さが少しずつ変わる場面には別の記号を使います。踏切で待っていると、遠くの電車の音がだんだん大きくなり、通り過ぎるとだんだん小さくなっていきます。大きくなるほうが cresc.(クレッシェンド)、小さくなるほうが decresc.(デクレッシェンド)または dim.(ディミヌエンド)です。文字の代わりに細長いくさび形でも書かれ、右へ開いていく形は「だんだん強く」、右へ閉じていく形は「だんだん弱く」を表します。このほか、その音を特に強くする sf(スフォルツァンド)や、強く出してすぐ弱くする fp(フォルテピアノ)も、学校の範囲に入っていれば覚えておきます。
速度記号は歩く速さを物差しにする
速度記号の手がかりは Andante です。「歩く」という意味の言葉から来ており、ゆっくり歩くような速さを表します。これより遅いのが Largo(ラルゴ)と Adagio(アダージョ)です。少し速いのが中ぐらいの速さの Moderato(モデラート)で、さらに速いのが Allegro(アレグロ)と Presto(プレスト)です。Andante を歩く速さと決めておくと、ほかの 5 つの位置が自然に決まります。なお Largo と Adagio はどちらもゆるやかな速さで、本によって並べ方や訳語に少し違いがあります。テストでは授業のプリントの順に合わせてください。
速さを数字で示す書き方もあります。楽譜では音符の形のあとに =60 のように書かれ、文字で表すと「4 分音符=60」です。1 分間に 4 分音符を 60 回打つ速さという意味で、1 拍がちょうど 1 秒になります。数字が大きいほど速く、4 分音符=120 なら 1 拍は 0.5 秒です。
途中で速さが変わる記号は、電車の動きに重ねて覚えましょう。rit.(リタルダンド)は駅に近づいてブレーキをかける電車で、だんだん遅くなります。accel.(アッチェレランド)は発車して加速していく電車で、だんだん速くなります。a tempo(ア テンポ)は徐行の区間を抜けて、もとの速さに戻る電車です。a tempo は「速く」ではなく「もとの速さで」という意味なので、rit. のあとなら速くなり、accel. のあとなら遅くなります。
反復記号は路線図として読む
反復記号は、楽譜の上を走る電車の路線図だと考えてみてください。リピート記号は、太い線と細い線の内側に 2 つの点を打った形で、点のある側へ同じ区間をもう一度走ります。1 番かっこと 2 番かっこは分かれ道です。1 回目は 1 番かっこを通り、2 回目は 1 番かっこを飛ばして 2 番かっこへ進みます。
D.C. はダ カーポと読みます。カーポは「頭」のことで、曲の初めまで、いわば始発駅まで戻る指示です。D.S. はダル セーニョと読み、セーニョは「印」のことで、途中の駅にあたるセーニョの印まで戻ります。セーニョの印は、S の字に斜めの線と 2 つの点を添えた形をしています。戻る先が違うだけで、どちらも「戻れ」の指示だと押さえてください。
戻ったあとの行き先を決めるのが Fine と Coda です。Fine(フィーネ)は「終わり」という意味の終点で、戻ってきて 2 回目に通るときに曲を終えます。Coda(コーダ)はもともと「尾」を意味する語で、曲の終わりに付け足された部分を指します。丸に十字を重ねた形のコーダの印が楽譜に 2 か所あり、戻ってきたあとに 1 つ目の印まで来たら、2 つ目の印へ跳びます。D.C. や D.S. で戻ったあとのリピート記号は繰り返さないことが多いのですが、楽譜や先生の指示があればそちらを優先します。
奏法の記号は形と意味を組にする
奏法の記号は音符のそばに付いて、1 つ 1 つの音の出し方を指示します。点の形のスタッカートは音を短く切って、短い横線のテヌートは音の長さを十分に保って、小さなくさび形のアクセントはその音を目立たせて演奏します。半円の中に点を打ったフェルマータは、その音符や休符をほどよくのばす記号で、何拍のばすかは決まっていません。
形がよく似ているのがタイとスラーです。どちらも音符を弧線で結びますが、同じ高さの 2 つの音を結ぶのがタイで、結ばれた音は切らずに 1 つの音としてのばします。違う高さの音を結ぶのがスラーで、音の間を切らずになめらかに演奏します。見分けるときは弧線ではなく、結ばれた音符の高さを見ます。歌の楽譜に出てくるカンマや V の字の印はブレスといい、息つぎの場所を示します。
速さや強さとは別に、曲の表情を言葉で示す記号もあります。dolce(ドルチェ)は甘くやわらかに、cantabile(カンタービレ)は歌うように演奏します。espressivo(エスプレッシーヴォ)は表情豊かに、maestoso(マエストーソ)は堂々と、という意味です。歌唱の曲で見かけたら、その場で意味を確かめておくとよいでしょう。
例題で解き方を確かめる
例題1 強弱記号を並べ替える
次の強弱記号を弱い順に並べなさい。また、ff と mp の読み方を書きなさい。
mf、pp、f、mp、ff、p
- p を含む pp、p、mp と、f を含む mf、f、ff の 2 組に分けます。先に弱い側と強い側に分けると、比べる相手が 3 つずつに減るからです。
- 弱い側を pp、p、mp の順に並べます。文字を重ねた記号はいちばん外側に、m の付いた記号は真ん中寄りに来るからです。
- 強い側を mf、f、ff の順に並べ、弱い側の続きにつなげます。同じ決まりで考えると、強い側では m の付いた記号が先頭に来るからです。
- 読み方は言葉を組み立てて答えます。ff はフォルテに「とても」の語尾が付いてフォルティッシモ、mp はメッゾとピアノを合わせてメッゾピアノです。組み立てで考えると、カタカナを丸ごと覚えるより忘れにくくなります。
答え: pp、p、mp、mf、f、ff(ff はフォルティッシモ、mp はメッゾピアノ)
例題2 図から奏法の記号を読み取る
楽譜の中で次のアからエの印を見つけました。図2を見ながら、それぞれの記号の名前と演奏のしかたを答えなさい。
ア 音符の玉のそばの小さな点 イ 音符の玉のそばの短い横線 ウ 右へ閉じる小さなくさび形 エ 半円の中に点を打った形

- まず印の形を言葉にして、図2の同じ形と照らします。奏法の記号は読み方ではなく形で問われることが多いからです。
- アの点はスタッカート、イの横線はテヌートです。この 2 つは位置が同じで形だけが違うので、点は「短い」、線は「長さ」と形の印象で結ぶと取り違えが減ります。
- ウのくさび形はアクセントです。太く開いた側から音が始まり、すっと細くなる形を思い浮かべると、その音の出だしを目立たせる意味につながります。
- エはフェルマータです。駅でしばらく止まる電車のように音をのばす記号で、半円が屋根、点が止まった電車に見えると覚えておくと、形から意味へ戻れます。
答え: ア スタッカート(音を短く切る)、イ テヌート(音の長さを十分に保つ)、ウ アクセント(その音を目立たせる)、エ フェルマータ(その音をほどよくのばす)
例題3 速さの数字を時間に直す
4 分音符=90 の速さで、4 分の 3 拍子の曲を 20 小節演奏します。かかる時間は何秒ですか。また、4 分音符=60 で同じ 20 小節を演奏するときと比べて、何秒短いですか。
- 小節の数を拍の数に直します。3 拍 × 20 小節 = 60 拍です。速さの数字は拍の数え方でしか使えないので、最初に単位をそろえます。
- 1 分間に 90 拍打つ速さなので、60 拍にかかる時間は 60 ÷ 90 = 2/3 分です。割る数が 1 分あたりの拍の数なので、答えはまず分の単位で出ます。秒に直すと 2/3 × 60 = 40 秒です。
- 同じ 60 拍で 4 分音符=60 の時間を出します。1 拍が 1 秒なので 60 秒です。比べる相手も同じ拍の数で計算しないと、差に意味がなくなるからです。
- 60 秒から 40 秒を引いて、差は 20 秒です。数字が大きいほど速いという決まりと、時間が短くなった結果が合っているので、計算の向きも正しいと確かめられます。
答え: 40 秒、20 秒短い
例題4 反復記号のある楽譜の演奏順序を書く
ある楽譜は A、B、C、D、E の 5 つのまとまりからできています。B の頭にセーニョの印、C の終わりにコーダの印、D の終わりに D.S.、E の頭にコーダの印があります。演奏する順番を A から E の文字で書きなさい。

- A から順に D まで進みます。C の終わりのコーダの印で跳ぶのは戻ってきたあとなので、1 回目は印を通り過ぎます。
- D の終わりの D.S. で、B の頭のセーニョの印へ戻ります。D.S. の行き先は曲の初めではなく印なので、A はもう演奏しません。
- B、C と進み、C の終わりのコーダの印から E の頭のコーダの印へ跳びます。図3の緑の矢印がこの動きで、2 回目は D を通りません。
- E を演奏して終わりです。書き終えたら文字の数を確かめます。図3のように A と D と E は 1 回、戻って通る B と C は 2 回で、合計 7 文字になれば、書き落としがないとわかります。
答え: A→B→C→D→B→C→E
まちがえやすいところと直し方
誤り1 mp と mf を同じ強さだと書く
- 誤った書き方: 「mp も mf も中くらいの強さなので、順番はどちらでもよい」と考えて、強い順の問題で mp、mf と書いてしまう。
- どこが違うか: m は強さをならす記号ではなく、もとの p や f を真ん中寄りにする記号です。mp の土台は p なので弱い側に、mf の土台は f なので強い側に残ります。図1の点線をまたいでいる 2 つです。
- 正しい書き方: 強い順なら f、mf、mp、p と書きます。mp と mf で迷ったら 2 文字目だけを見て、p なら弱い側、f なら強い側と決めます。
誤り2 Andante をいちばん遅いと書く
- 誤った書き方: 「ゆっくり歩くような速さ」の「ゆっくり」だけを覚えて、遅い順に Andante、Adagio、Largo と並べてしまう。
- どこが違うか: Andante の基準は「歩く」ことです。歩く人は止まりそうなほど遅くはないので、図4のように Largo や Adagio より速く、Moderato のすぐ下に入ります。段の高さは順番を示すだけで、実際の速さの比ではありません。
- 正しい書き方: 遅い順に Largo、Adagio、Andante、Moderato、Allegro、Presto と書きます。Andante と Moderato の組を真ん中に置いてから、両側を埋めると崩れません。

誤り3 Fine を見た瞬間に曲を止める
- 誤った書き方: A、B、C の 3 つのまとまりで、B の終わりに Fine、C の終わりに D.C. がある楽譜の順番を、A→B と書いてしまう。
- どこが違うか: Fine は戻って 2 回目に通るときに効く記号です。1 回目で止めると C も D.C. も演奏されず、書かれている記号が使われないまま終わります。コーダの印も同じで、1 回目は通り過ぎます。
- 正しい書き方: A→B→C→A→B と書きます。D.C. で曲の初めに戻り、2 回目の Fine で終わるからです。書いたあとに、楽譜の記号がすべて 1 度は使われたかを確かめると、この誤りを防げます。
用語のまとめ
テストの前に右の 2 列を手で隠し、左の記号だけを見て読み方と意味を言えるか確かめる表です。奏法の表は、名前から形と意味を言えるかを確かめます。
強弱
| 記号 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| pp | ピアニッシモ | とても弱く |
| p | ピアノ | 弱く |
| mp | メッゾピアノ | 少し弱く |
| mf | メッゾフォルテ | 少し強く |
| f | フォルテ | 強く |
| ff | フォルティッシモ | とても強く |
| cresc. | クレッシェンド | だんだん強く |
| decresc. | デクレッシェンド | だんだん弱く |
| dim. | ディミヌエンド | だんだん弱く |
速度
| 記号 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| Largo | ラルゴ | 幅広くゆるやかに |
| Adagio | アダージョ | ゆるやかに |
| Andante | アンダンテ | ゆっくり歩くような速さで |
| Moderato | モデラート | 中ぐらいの速さで |
| Allegro | アレグロ | 速く |
| Presto | プレスト | 急速に |
| rit. | リタルダンド | だんだん遅く |
| accel. | アッチェレランド | だんだん速く |
| a tempo | ア テンポ | もとの速さで |
反復
| 記号 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| D.C. | ダ カーポ | 曲の初めに戻る |
| D.S. | ダル セーニョ | セーニョの印に戻る |
| Fine | フィーネ | 戻ったあと、ここで終わる |
| Coda | コーダ | 印から印へ跳んだ先の、曲の終わりの部分 |
奏法
| 記号 | 形 | 意味 |
|---|---|---|
| スタッカート | 音符のそばの点 | 音を短く切って |
| テヌート | 音符のそばの短い横線 | 音の長さを十分に保って |
| アクセント | 小さなくさび形 | その音を目立たせて |
| フェルマータ | 半円の中に点 | その音符や休符をほどよくのばして |
| タイ | 同じ高さの音を結ぶ弧線 | 1 つの音としてのばす |
| スラー | 違う高さの音を結ぶ弧線 | なめらかに |
| ブレス | カンマや V の字 | 息つぎ |
練習問題
練習1 次の記号の読み方と意味を書きなさい。rit.、accel.、a tempo、dim.
練習2 次の記号を、指示の順に並べなさい。
-
遅い順に: Allegro、Largo、Moderato、Andante、Presto
-
強い順に: p、ff、mf、pp
練習3 次の問いに答えなさい。
-
同じ高さの 2 つの音符を結ぶ弧線の名前を書きなさい。
-
違う高さの音符を結ぶ弧線の名前と、演奏のしかたを書きなさい。
-
音符の玉のそばに小さな点が付いています。この記号の名前と演奏のしかたを書きなさい。
練習4 次の楽譜の演奏順序を書きなさい。
-
A、B、C、D の 4 つのまとまりからなり、B の頭にセーニョの印、C の終わりに Fine、D の終わりに D.S. がある。
-
A、B のあとに 1 番かっこの C があり、C の終わりに曲の初めへ戻るリピート記号がある。そのあとに 2 番かっこの D がある。
答えと解説
練習1 rit. はリタルダンドでだんだん遅く、accel. はアッチェレランドでだんだん速く、a tempo はア テンポでもとの速さで、dim. はディミヌエンドでだんだん弱くです。a tempo を「速く」と書かないこと、dim. を速さの記号と取り違えないことがポイントです。
練習2 (1) Largo、Andante、Moderato、Allegro、Presto の順です。Andante と Moderato を先に真ん中へ置くと並べやすくなります。(2) ff、mf、p、pp の順です。mf は f の仲間なので、p より強い側に入ります。
練習3 (1) タイです。(2) スラーで、音の間を切らずになめらかに演奏します。(3) スタッカートで、音を短く切って演奏します。タイとスラーは弧線の形ではなく、結ばれた音符の高さで見分けます。
練習4 (1) A→B→C→D→B→C です。D.S. でセーニョの印の B へ戻り、2 回目に通る C の終わりの Fine で曲を終えます。A はもう演奏しません。(2) A→B→C→A→B→D です。1 回目は 1 番かっこの C を通って初めへ戻り、2 回目は C を飛ばして 2 番かっこの D へ進みます。
次の単元へのつながりと確かめ方
ここで覚えた記号は、歌唱の曲で楽譜の指示を読むときや、鑑賞の曲で「だんだん強くなる」「途中で速さが変わる」と聴き取ったことを言葉にするときに使います。家で 5 分でできる確かめ方は 2 つあります。1 つは白い紙に pp から ff まで、Largo から Presto までを読み方つきで書き出し、書けなかった場所にだけ印を付けることです。もう 1 つは教科書の歌の楽譜を 1 ページ開き、見つけた記号に指を置いて意味を声に出し、反復記号があれば指で演奏順序をたどることです。お子さまが読み方で詰まったところだけをカードに残すと、次の日に見返す量が減ります。個別指導では、暗記で止まるなら語の成り立ちまで、速さの計算で止まるなら音符の長さと拍の数え方まで、演奏順序で止まるなら印を 1 つずつ指でたどるところまで戻って確かめます。
まとめ
音の高さと長さだけなら、楽譜は電車の時刻表と変わりません。そこに pp を置き、rit. を置き、フェルマータを置いたとたん、紙はだれかの息づかいを持ちはじめます。テストの朝に窓の外へ目を逃がしたくなったら、カードの記号を 1 つ、声に出さずに頭の中で鳴らしてみてください。楽譜の隅の小さな p は飾りではなく、ここはそっと、と頼んだ人の声です。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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本気になった日が、入塾の日。
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