
読み物 家庭と子どもの日々(10-27 本人「読み物として引き込む記事」)
三者面談の帰り道、誰も口を開かない夜—「志望校は厳しい」と言われた中3の家で、次の朝に確かめること

三者面談で「厳しい」と言われた夜は、家の中が静かになります。その一言は、点数から出た見立てです。答案の中身までは、まだ見ていないかもしれません。次の朝、答案を机に並べて、どの問題で落としたかを確かめてください。志望校を決めるのは、そのあとで遅くありません。

帰り道の、長い信号
※以下の場面は、状況を考えるための架空の例です。
三者面談は、十五分ほどで終わりました。教室を出て、廊下を歩き、昇降口で靴を履き替える。そのあいだ、母親と子どものどちらも、何も言いません。
校門を出て、大通りの信号で止まります。赤の時間が、いつもより長く感じられます。母親は何か言おうとして、やめます。子どもは、制服の袖口をいじっています。
担任は、ていねいな言葉を選んでいました。「今の成績だと、少し厳しいかもしれません」。それから、もう一つ下の学校の名前を出しました。「こちらも考えておくと安心です」。子どもは「はい」と言いました。母親も「はい」と言いました。
家に着いて、子どもはすぐに自分の部屋へ入りました。夕食のとき、誰も面談の話をしません。テレビの音だけが流れています。父親が帰ってきて、「どうだった」と聞きます。母親は小さく首を振ります。
その夜、子どもの部屋の明かりは、いつもより遅くまでついていました。勉強をしていたのか、ただ天井を見ていたのか、親にはわかりません。
その一言は、何から出てきたのか
三者面談で担任が伝える見立ては、多くの場合、それまでのテストの点数や成績をもとにしています。担任は、たくさんの生徒を見ています。限られた時間の中で、一人ずつの答案の中身まで細かく見ることは、むずかしい場合もあるでしょう。
だから、「厳しい」という一言は、点数から出た見立てとして受け取ってください。点数は大切です。けれど、点数だけでは見えないものがあります。
たとえば、同じ60点でも、中身は違います。基本の問題をすべて取って、難しい問題を落とした60点。基本の問題をいくつも落として、難しい問題を一つ取った60点。前者と後者では、残りの時間でできることが違います。
もう一つ、点数には「どこで止まっているか」が書かれていません。数学で点を落とした原因は、一つの単元なのか、計算の途中の小さな崩れなのか。英語で点を落とした原因は、単語なのか、長い文を読む速さなのか。止まっている場所が一つなら、そこを埋めると点が動く場合もあります。止まっている場所がいくつもあるなら、残りの時間の使い方を慎重に考える必要があります。
内申や換算内申の計算、評定の話は、この記事では書きません。ここで書くのは、答案の中身を確かめる順番だけです。

次の朝、答案を机に並べる
面談の翌朝、まず答案を集めてください。二学期の定期テストの答案、手元にあれば模試の結果の紙も。それを机の上に並べます。
並べたら、点数ではなく、問題の番号を見てください。どの番号で落としたか。落とした問題に、同じ型が繰り返し出ていないか。計算の問題なのか、文章を読む問題なのか、記述の問題なのか。
この作業は、子どもと一緒にしても、親が先に一人でしてもかまいません。ただ、子どもと一緒にするなら、一つだけ決めておいてください。答案を見ながら、責める言葉を言わないことです。「なんでこれを落としたの」と言いたくなる問題が、きっとあります。その言葉を飲み込んで、「この問題は、どこで止まったんだろう」と聞いてください。
問題の番号で見ていくと、面談で言われた「厳しい」の中身が、少しずつ言葉になっていきます。「数学の後半の問題が、毎回白紙になっている」。「英語の長い文の問題で、時間が足りていない」。言葉になれば、次にすることが見えてきます。
志望校を変えるかを決めるのは、本人と家族
面談で、もう一つ下の学校の名前を出されたかもしれません。その学校を考えておくことは、大切です。けれど、志望校を変えるかどうかを決めるのは、担任ではなく、本人と家族です。
決めるための材料は、二つあります。
一つは、今の答案の中身です。止まっている場所の数と、残りの週の数を並べて、どこまで埋められそうかを見ます。ここで「間に合う」と言い切ることは、誰にもできません。けれど、止まっている場所の数がわかれば、見通しは立てやすくなります。
もう一つは、本人の気持ちです。その学校に行きたい理由を、本人の言葉で聞いてください。理由がはっきりしているなら、その理由は残りの時間を支える力になります。理由がはっきりしないなら、それを話し合うことも、志望校を考えることの一部です。
親が先に「下げなさい」と言うと、本人は自分で決めた気がしなくなります。親が「絶対に変えるな」と言うと、本人は逃げ場をなくします。親の役目は、材料を机の上に並べるところまでです。

止まった場所を、外の目で一度見る
答案を家で並べても、わからないことがあります。問題を解いている手元です。どこで鉛筆が止まるか。どの式を書きかけてやめるか。それは、隣で見ないとわかりません。
武蔵野個別指導塾では、入塾の前に、無料の事前診断テストと、無料の入塾前カウンセリングを受けられます。面談のあとに事前診断テストを受けると、止まっている場所を知る手がかりを、外の目で一度得ることができます。入塾前カウンセリングでは、残りの週にどう90分を置くかを相談できます。
授業は、講師1名と生徒1名の完全マンツーマンです。1対2で講師が二人のあいだを行き来する巡回型ではありません。1回の授業は90分です。講師が90分ずっと隣にいるので、問題を解く手元を見ながら、止まった場所を探せます。
授業では、アクティブリコール(何も見ずに思い出す練習)と間隔反復を明示的に採用しています。一度埋めた場所を、入試の日まで抜けさせないための工夫です。
講師陣には、次のような人たちがいます。
- 大学教員・大学の非常勤講師
- 現役の難関国立大学の学生(東京大学・一橋大学・東京外国語大学・東京農工大学など)
- 東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学の修士課程・博士課程の大学院生
- 現役の中学校の非常勤講師
講師は専門の科目を担当制で受け持つ業務委託の形で、アルバイト講師はいません。
冬の講習だけ受けるか、続けて通うか
入塾せずに、冬の講習だけ受ける道もあります。その場合の手数料は9,980円(税込10,978円)です。
続けて通う場合、週1回の1対1の月謝は次のとおりです(月額)。
- 中3 33,980円(税込37,378円)
- 高校受験 39,980円(税込43,978円)
どの行になるかは、入塾前カウンセリングで確かめてください。入塾のときに入塾金25,000円(税込27,500円)と登録料5,000円(税込5,500円)がかかり、諸経費は毎月5,000円(税込5,500円)です。支払いはクレジットカード決済で、授業開始日の1週間前までに決済します。
対面の時間割は、4限15:00〜16:30、5限16:40〜18:10、6限18:20〜19:50、7限20:00〜21:30です。オンライン授業(Zoom)は、10:00から24:45までのあいだで組めます。毎月の第5週は閉室で、授業はありません。
回数や科目を増やす変更には、手数料がかかりません。減らす変更には、手数料5,000円(税込5,500円)がかかります。
面談の夜に、親が言えること
面談の帰り道に、何も言えなかったことを、悔やまなくてかまいません。あの沈黙は、親子のどちらもが、言われたことを受け止めようとしていた時間です。
その夜か、次の朝に、一言だけ言えることがあります。「答案、一緒に見てみようか」。それは、慰めでも、叱りでもありません。次にすることを、一つだけ示す言葉です。
子どもは、面談で言われた一言を、親よりも重く受け取っていることがあります。自分の名前の横に「厳しい」と書かれたような気持ちになっているかもしれません。その気持ちをほどくのは、励ましの言葉より、具体的な次の一手であることが多いのです。答案を並べ、問題の番号を見て、止まった場所を一つ見つける。その一つが見つかったとき、子どもの顔は、面談の帰り道とは少し違って見えるはずです。
よくある質問
Q. 三者面談で厳しいと言われました。志望校を下げるべきでしょうか。 A. 決めるのは本人と家族です。その前に、答案を問題の番号で見直して、止まっている場所の数を確かめてください。数がわかると、決める材料が増えます。
Q. 面談のあとから塾を始めても、間に合いますか。 A. 間に合うと言い切ることはできません。止まっている場所の数と、残りの週の数によります。無料の事前診断テストを、止まっている場所を知る手がかりにしてください。
Q. 子どもが面談のあと、話をしてくれません。 A. 少し待ってください。そのあいだに、親が答案を集めて並べておくと、子どもが話せるようになった日、すぐ次の話を始められます。
Q. 冬の講習だけ受けることはできますか。 A. 入塾せずに講習だけ受ける道があります。手数料は9,980円(税込10,978円)です。講習の日程は、入塾前カウンセリングで確かめてください。
Q. 中3と高校受験、どちらの月謝になりますか。 A. どの行になるかは、入塾前カウンセリングで確かめてください。中3は月額33,980円(税込37,378円)、高校受験は月額39,980円(税込43,978円)です。
まとめ 「厳しい」の中身を、答案で確かめる
三者面談で「厳しい」と言われた夜は、家の中が静かになります。その一言は、点数から出た見立てです。次の朝、答案を机に並べて、問題の番号で中身を確かめてください。志望校を変えるかどうかを決めるのは、本人と家族です。
止まっている場所を外の目で見たいときは、無料の事前診断テストと入塾前カウンセリングを受けに来てください。教室は東京都武蔵野市境2-2-3 渡辺ビル4F、JR中央線・武蔵境駅から徒歩30秒です。電話は0422-27-7828で、365日・24時間受け付けています。メールはmusashinokobetu.daily@gmail.comです。面談で渡された紙と、二学期の答案を持ってきてください。
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