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高校受験の面接で長所と短所を聞かれたら—心配性や優柔不断を、短所のまま終わらせない言い方|武蔵野個別指導塾

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心配性や優柔不断を短所と言ったあとに、困った小さな場面と、ふだん気をつけている行動を続ける答え方と、長所を一つの場面で裏付ける順を、自己PRカードの言葉と見比べながら整えます。

長所と短所は、別々に2つ探すより、一つの性格の両面として選ぶと答えがぶれません。短所は「心配性です」で止めず、そのせいで困った小さな場面と、そうならないためにしている工夫まで続けます。長所は「責任感があります」と並べるだけでなく、実際にそう動いた場面を一つ添えます。面接で何を聞かれ、どう答えさせるかに都の決まりはないので、答えの形は塾の練習で整えます。

よくあるのは、面接練習で「短所を教えてください」と聞かれ、「短所は心配性です」と言ったきり、次の言葉が出てこなくなる場面です。本人は答えようとしているのに、短所という言葉だけが先に立ち、そのあとに何を足せばよいかがわからなくなっています。沈黙そのものより、短所を言い切って終わったように聞こえる答えのほうが、練習では直しやすいところです。

長所と短所は、一つの性格の両面から選ぶ

面接で長所と短所を続けて聞かれると、別々の性格を2つ用意したくなります。けれど、短所が「心配性」で長所が「体力がある」では、同じ人の話としてつながりません。塾の練習では、まず最近の自分の行動を3つ思い出し、その行動の裏にある性格を一つ決めて、そこから短所側と長所側の両方を言葉にします。図1のように、真ん中に性格を一つ置き、左に短所側、右に長所側を書くと、答えが一つの人物像にまとまります。

図1 一つの性格を短所側と長所側に分けて見る

心配性なら、短所側は「不安が先に立つ」、長所側は「下調べが丁寧」になります。優柔不断なら、短所側は「決めるのに時間がかかる」、長所側は「いくつも比べてから選ぶ」です。マイペースなら、短所側は「周りと同じ速さで動けない」、長所側は「自分の間合いで最後まで進める」になります。どれも、同じ性格を別の場面から見ただけです。長所を別に作らなくてよいぶん、練習の時間も短くなります。

選ぶときの目安は、今も少し困っていること、そして直そうとしている途中のことです。「完璧主義なので、つい時間をかけてしまいます」のように、短所の形をした長所だけを置くと、質問に答えていないように聞こえます。短所として困った場面を一つ言えるかどうかを、選ぶ前の確かめにしてください。困った場面が思い出せないなら、その言葉はまだ短所ではなく、長所の言い換えです。

両面で持っておくと、面接の途中で聞き返されても戻る場所があります。「その短所で困ったのはどんなときですか」と聞かれたら、図1の左側の話をします。「それは長所でもありますね」と返ってきたら、右側の話に移ります。二つの言葉を別々に覚えるのではなく、一つの性格から行き来できるようにしておくと、質問が変わっても同じ人物の話を続けられます。

短所は「どう気をつけているか」まで続ける

短所の答えは、三つの部分で一組にします。短所の言葉、そのせいで困った小さな場面、そして今している工夫です。図2のように、短所で止めず、場面と工夫まで続けて話すと、答えが途中で切れません。塾の練習でこの順にしておくと、次の質問が来ても、工夫の話から具体例を出せます。

図2 短所のあとに場面と工夫を続ける順

工夫は、気持ちではなく行動で言います。「気をつけています」だけでは、何をしているのかが聞き手に伝わりません。「前の晩に持ち物リストを作り、朝はリストだけを見る」「決める時間を3分と決めて、過ぎたら仮に決めて翌朝見直す」のように、いつ、何をするかを言います。工夫は大きくなくてかまいません。一つの小さな行動のほうが、続いているかどうかを自分でも説明できます。

たとえば、心配性を短所に選んだときは、「心配性で、行事の前の晩は何度も持ち物を確かめてしまい、寝るのが遅くなります。前は、夜中に何度もかばんを開けていました。今は、寝る前にリストを作って一度だけ合わせ、それからはかばんを開けないと決めています」という形です。短所、困った場面、工夫が一つずつ入り、最後が行動で終わっています。

この形に置き換えるときは、例の文をそのまま覚えないでください。自分の持ち物、自分の時刻、自分の回数に直します。思い出す手順は、短所で困った日を一日選び、その日にしたことを朝から順に書き、最後に「では今はどうしているか」を一行足すだけです。書いた行のうち、実際に続いている行動だけを答えに残します。続いていない工夫を言うと、次の質問で具体的に聞かれたときに言葉が足りなくなります。

「でも、よいところもあって」と長所に飛ぶと、工夫の話が抜けます。短所と長所の行き来は、図1の両面を使って別の質問で行い、この質問では工夫まで話し切ります。短所を言い換えて隠すのも同じで、「優柔不断ではなく慎重です」と言い直すだけでは、困った場面が消えたままです。言い換えは入口に使い、そのあとに場面と工夫を続けます。

心配性・優柔不断・マイペースを、そのまま終わらせない言い方

短所の言葉は、思いつきやすいものから選んでかまいません。心配性、優柔不断、マイペースは、塾の練習でもよく出る三つです。どれも、言い方によっては長所にも短所にもなります。短所として出すときは、困った場面を一つ添え、長所として出すときは、その性格が役に立った場面を一つ添えます。同じ言葉でも、添える場面で意味が決まります。

たとえば、優柔不断なら、「文房具屋でノートの色を決められず、一緒にいた友達を待たせました。今は、選択肢を三つに絞り、店内を一周したら決めると自分に決めています」のように言います。短所の言葉だけを「優柔不断です」で終えると、何に困っているのかが伝わりません。困った場面と、決め方を変えた行動が入ると、同じ短所でも、直している途中の説明になります。

たとえば、マイペースなら、「班の話し合いで、自分の考えがまとまるまで黙ってしまい、周りを待たせることがあります。今は、最初に『少し考える時間をください』と伝え、考えをメモしてから話すようにしています」のように言います。マイペースは、よい意味で使われることも多い言葉です。短所として出すなら、周りに迷惑がかかった場面を一つ入れ、工夫まで続けます。長所として出すなら、一人で集中して仕上げた場面を選びます。

言い換えの言葉も、いくつか持っておくと便利です。心配性は「準備を先に進める」、優柔不断は「比べてから決める」、マイペースは「自分の間合いを保つ」と言えます。ただし、言い換えだけで答えを終えないでください。言い換えは短所の言葉を柔らかくするための入口で、そのあとに困った場面と工夫が続いて初めて、答えが一つの組になります。

例を自分の経験に置き換えるときは、三つの問いに答えます。いつごろか、誰といたか、そのとき自分が何をしたか。この三つが埋まらない場面は、まだ記憶が粗いので、答えに使うと途中で詰まります。埋まらないなら、同じ短所の別の日を選ぶか、短所そのものを一つ替えてください。替えることは失敗ではなく、練習で見つける調整です。

長所は、一つの場面で裏付ける

長所は、言葉だけを並べても伝わりません。「責任感があります」「継続力があります」は、どちらもよい言葉ですが、そのままでは誰の話にも当てはまります。塾の練習では、長所の言葉を一つ決めたら、その言葉に合う場面を一つだけ選び、いつ、どこで、何をしたかを足します。場面は一つで足ります。三つ並べると、どれも薄くなります。

責任感なら、任されたことを最後までやった場面、継続力なら、同じことを続けた場面を選びます。場面を選んだら、時、場所、自分がしたこと、その結果の四つを一行ずつ書きます。結果は、大会の成績のような大きなものでなくてかまいません。配布物をそろえた、窓を開けるのを学期の終わりまで続けた、という小さな結果で十分です。

長所と短所を同じ性格の両面にしたときは、場面も同じ時期から選ぶとつながります。心配性の例で持ち物の話をしたなら、長所の「下調べが丁寧」も、旅行や行事の準備の場面から選びます。別の年の別の話にすると、聞き手は同じ人の話として追えません。練習では、短所の場面と長所の場面を並べ、同じ学期の出来事かどうかを確かめます。

長所を聞かれて言葉が出てこないときは、短所から逆にたどります。短所の場面で、自分が実際にしたことを一つ拾い、それが役に立ったと言える形に言い直します。心配性の下調べ、優柔不断の比べ方、マイペースの集中。どれも、場面を変えれば長所の材料になります。調査書の言葉と合わせる必要はありませんが、中学校の先生と話すときに、自分の言葉で説明できるようにしておくと、練習の軸がぶれません。

高校の決まりに触れる短所と、自己PRカードとの食い違い

短所の中には、高校の決まりに触れるものがあります。寝坊して遅刻が多い、提出物の期限を過ぎたことがある、といった内容です。これを選ぶかどうかは、直している途中かどうかで決めます。今も続いているなら、練習の答えには別の短所を選び、本当のことは中学校の先生に相談してください。直している途中で、工夫を具体的に言えるなら、短所として出してもかまいません。どちらがよいと決めつけず、自分の状態で選びます。

遅刻を出すときは、工夫を行動で言います。「目覚ましを二つかけ、前の晩に制服と持ち物をそろえてから寝ます。先月から続けていて、遅れた日はありません」のように、いつから、何をして、どうなったかまで言います。一度も直っていないのに「気をつけています」とだけ言うと、次の質問で具体的な話が続きません。逆に、直した途中の小さな変化を言えるなら、短所の答えとして一つの組になります。

短所を一つ選んだところで、その人が決まるわけではありません。面接では、短所のあとに続く場面と工夫のほうが長く話されます。だから、短所の言葉を飾るより、実際にしたことを正確に言うほうが役に立ちます。高校の決まりに触れる内容でも、今の状態と、これからどうするかを自分の言葉で説明できれば、答えは一つにまとまります。

自己PRカードは点数化されませんが、面接の資料として使われると決まっています。だから、カードに書いた短所と長所の言葉と、面接で口にする言葉をそろえておきます。カードに「継続力」と書いたなら、面接でも同じ言葉か、同じ性格を別の言葉で言います。カードに書いていない短所を急に出すと、練習のときから説明が増えます。図3のように、カードの写しと練習の答えを並べ、同じ場面を使っているかを見比べます。

食い違いを防ぐ手順は簡単です。カードの写しを一枚用意し、短所と長所にあたる部分に線を引きます。その横に、面接で話す場面を一行ずつ書きます。二つの場面が同じ学期の出来事なら、食い違いは起きにくくなります。違う学期でもかまいませんが、性格の言葉だけは変えないでください。練習の最後に、カードを声に出して読み、そのあと何も見ずに同じ内容を話します。言葉が変わったところだけを、カードか答えのどちらかに寄せます。

よくある質問

長所が一つも思い浮かびません。どこから探せばよいですか。

短所から逆にたどってください。最近困った場面を一つ選び、そのときに実際にしたことを拾うと、長所の材料になります。心配性なら下調べ、優柔不断なら比べ方、マイペースなら集中の仕方です。それでも出てこないときは、中学校の先生や家族に、自分がどんなときに真剣に見えるかを聞きます。人から見えた行動は、自分では覚えていないことが多いので、材料になります。

短所を「慎重」と言い換えるだけでは足りませんか。

足りません。言い換えは、短所の言葉を柔らかくする入口です。そのあとに、困った場面と、今している工夫が必要です。言い換えだけで終わると、質問に答えたことにならず、次の質問で具体的な話を求められます。言い換えを使うときも、短所の言葉を消さずに、両方を持っておくと答えやすくなります。

短所が寝坊や提出物の遅れに関わるときは、別の短所に替えたほうがよいですか。

今も続いているなら、練習の答えは別の短所に替えてください。直している途中で、工夫を行動で言えるなら、そのまま出してもかまいません。どちらが正しいと決まっているわけではなく、自分の状態で選びます。判断に迷うときは、中学校の先生に相談し、学校の指示に従ってください。

自己PRカードと面接で、少し違うことを言ってしまいました。

同じ性格を別の場面で説明するのは自然なことです。直す必要があるのは、短所と長所が入れ替わっているときや、書いた場面と話した場面がまったく別のときです。練習の最後にカードを読み、そのあと何も見ずに話して、言葉と場面のずれを確かめます。ずれが残るなら、カードか答えのどちらかに寄せて、同じ組にします。

確かめる順番

家庭で今週確かめることは五つです。まず、自己PRカードの写しを一枚用意し、短所と長所にあたる部分に線を引きます。次に、その言葉の裏にある場面を、いつ、誰と、何をしたかの三つでメモします。三つ目に、携帯で録音しながら、短所、困った場面、工夫の順に話し、聞き返します。四つ目に、受検票と学校の案内を見て、面接の形式と持ち物を確かめます。最後に、家族に聞いてもらい、言い換えの言葉が口から自然に出るかを確かめます。

録音を聞き返すときは、三つの点だけを見ます。短所のあとに場面が続いているか。工夫が行動の言葉になっているか。長所の場面が、短所と同じ時期から選ばれているか。この三つがそろうと、答えは一つの組になります。長さは学校の指示で変わるので、時間を測るより、順番が崩れていないかを見てください。

図3 自己PRカードの言葉と面接の答えを見比べる

図3のように、カードの写しと練習の答えを並べ、同じ性格を同じ言葉で説明しているかを見比べます。言葉が違っても、同じ場面を指していればかまいません。場面が違うときは、どちらかを直し、もう一度声に出します。都立の一般推薦は2027年1月26日(火)・27日(水)に検査があり、志願者全員に個人面接を行うと決まっていますが、質問の内容や時間は学校ごとです。受検票と学校の案内の指示が最優先なので、練習の形をその指示に合わせて直してください。

個別指導で確かめること

講師が聞き手の役をして、短所、困った場面、工夫の順に言えるかを聞き返します。答えの長さと中身を一緒に確かめ、カードに書いた言葉とのずれがあれば、その場でどちらかに寄せます。長所は、場面を一つに絞れているかを見ます。結果を約束する場ではなく、本番で同じ順番を思い出せるようにするための練習です。

まとめ

短所を言い切ったあとに続く場面と行動が、その人の輪郭を作ります。同じ性格から選んだ長所を一つ添え、カードの言葉と口の言葉をそろえておけば、練習で直す場所は自然に絞られます。覚えた文を出すのではなく、自分の行動を順番どおりに並べることが、当日いちばん落ち着いて話せる形です。

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