
武蔵野個別指導塾の特徴
東大和南高校の令和9年度入試|作文の推薦と総合得点の組み立て|武蔵野個別指導塾
令和6・7年度の集団討論と5年度分の作文を、令和9年度の推薦の配点と分けて読みます。改善策の数や自分の役割など、課題ごとに異なる条件を抜き出して練習に生かせます。

東大和南高校の令和9年度入試|作文の推薦と総合得点の組み立て
学校名が候補に出たら、選抜方法から確かめる
よくあるのは、自転車の空気を入れながら東大和南高校の話になり、お子さまの「推薦では話し合いもあるのかな」という疑問に、保護者が資料の年度を確かめたくなるという場面です。学校名は口にできても、推薦では何を準備し、一般入試では何が得点になるのかまでは、まだ整理していないことがあります。
東大和南高校は普通科の高校で、武蔵境駅から直線で約11.4kmです。武蔵境や武蔵野市、三鷹市、小金井市などから志望校を考えるご家庭も、まずは入試の仕組みを分けて読むところから始めてください。「作文のある学校」という情報だけでは、一般入試の準備までは見えてきません。
武蔵境の個別指導塾の受験担当として、ここでは令和9年度の方法、過去に出された推薦の課題、応募倍率を順に整理します。読みながら、学力検査、調査書、英語のスピーキング、推薦で話すことと書くことを別々にメモしてみてください。ご家庭で次に確かめる項目を、学校名と結び付けて考えやすくなります。

一般入試は5教科と調査書を7:3で組み立てる
令和9年度に東大和南を一般入試で受ける家庭は、国語・数学・英語・社会・理科を準備します。5教科の学力検査700点と調査書300点を合わせる7:3の比率で、面接と実技検査はありません。普通科の一般入試を準備する際は、この配点を基に、5教科の答案と評定を並べて確認します(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』7 頁)。
自校作成問題は実施しません。この点を確認したうえで学力検査の準備を進めますが、自校作成問題の有無を、そのまま問題の易しさや必要な学習量の説明に置き換えないようにしてください(都教委, 令和9年度『自校作成問題の高校一覧』1 頁)。
得点を合算する段階では、異なる満点の数字を直接足さないことが出発点です。5教科の素点合計を700点満点に換算した点と、換算内申を300点満点に換算した調査書点を合わせます。この2つで1000点満点となり、さらにESAT-Jの点を加えた総合得点は1020点満点です。換算内申の計算では、5教科の検査対象に入る教科の評定には1を、残り4教科の評定には2を掛けます。これらを加えると65点満点となります。ESAT-Jでは評価1つの違いが4点の差になり、A20点、B16点、C12点、D8点、E4点、F0点と並びます(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。
「内申」という言葉だけで話していると、通知表に記された各教科の評定、65点満点の換算内申、300点満点の調査書点が混ざりがちです。ご家庭で記録する紙にも、それぞれの名前を添えてください。学力検査についても、5教科の素点合計と、700点満点へ換算した点は別の欄に書きます。途中の数字が何を意味するかを残すと、計算を見直す際に戻る場所がはっきりします。
計算は、換算内申65、5教科の素点合計430点、ESAT-JがC評価の場合で確かめます。これらは計算手順を示すための数値であり、目指すべき成績を示すものではありません。
- 学力検査の換算点: 430÷500×700=602点
- 調査書点: 65÷65×300=300点
- ESAT-Jの点: C評価で12点
- 総合得点: 602+300+12=914点
最初の式では、5教科の素点合計が500点満点のどの位置にあるかを求め、700点満点の尺度に移しています。次の式は、65点満点の換算内申を300点満点に移す計算です。最後にESAT-Jの点を加えます。この順序を押さえれば、答案の合計をそのまま調査書点に足したり、換算内申を300点の欄に直接入れたりする混同を防げます。
7:3という比率を読むときも、学力検査の方が大きいという理解だけで止めないようにします。学力検査は5教科ですが、調査書の換算内申には9教科が関わります。入試で筆記の学力検査を受ける教科だけに目を向けると、計算のもう一方に使う評定を見落とします。普段の学習を振り返る際には、5教科の答案を調べる時間と、9教科の評定を確認する時間を分けて設けると整理できます。
また、総合得点だけを書き残しても、次に何を学ぶかは決まりません。学力検査の準備では、国語なら設問に求められた内容を書けたか、数学なら途中の考え方を再現できるかなど、答案に戻って確かめる必要があります。点数の計算は現在地を整理する作業であり、その後の学習は間違えた箇所と結び付けて決めます。集計する紙と、解き直す問題を記した紙の役割を分けてください。
ESAT-Jも5教科の素点合計には含めず、最後に加える項目として扱います。英語の筆記の練習状況と、自分の考えを声にして伝える練習状況を同じ欄にまとめない方が、家庭で確かめる内容は明確です。総合得点を構成する項目がわかったら、各項目について、すでに確かめたことと、これから取り組むことを区別しておきましょう。
推薦の作文は、問いの条件を読んで考えを書く
令和9年度の推薦は、募集人員に対する割合が22%で、調査書450点、個人面接250点、作文200点です。調査書は評定を基にします。一般入試の調査書300点とは配点が異なるので、推薦の準備用のメモには推薦の内訳を書いてください。作文だけでなく、個人面接で自分の経験や考えを伝える準備も必要です(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』7 頁)。
過去の作文を読むときは、題材の面白さに加えて、誰に向けて何を述べる課題なのかを確認します。以下は過年度の課題です。作文5年分に、令和6・7年度の集団討論を併せ、年度の順に見ていきます。
令和4年度の作文は、学校にあったら楽しいと思うものについて、自分の考えを書く課題でした。分量は500-600字、時間は50分です。練習するなら、提案するものを最初に明らかにし、それを楽しいと考える理由が読み手に伝わるかを点検します。名前を挙げるだけで終わらず、自分の考えを文章として説明する入口になる課題です(都教委, 令和4年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』15 頁)。
令和5年度の作文は、2年次の海外修学旅行先をクラスメイトに提案するプレゼンテーション原稿でした。具体的な国や地域、そこが良い理由、そこで学べることを書く条件で、540-600字、50分です。練習では、行きたい理由だけを述べていないか、教育的な意味と場所が結び付いているかを見直せます。これは入試課題の設定であり、学校の旅行先を説明するものではありません(都教委, 令和5年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』19 頁)。
令和6年度の作文は、ある高校についての2人の感想を読み、問題点を1つ挙げ、具体的な改善策を2つ、理由とともに述べる課題で、540-600字、50分でした。同年度の集団討論は、学校生活に取り入れる遊びについて、内容と場面、導入する理由、実現する上での課題を話し合うものでした。作文では改善策の数を満たしているか、討論の課題では提案だけでなく実現の障害にも目を向けているか、と設問を分けて読み取れます(都教委, 令和6年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』15 頁・『推薦の集団討論テーマ一覧』1 頁)。
令和7年度の作文は、40人の月面基地建設チームの一員として、1年後の出発に向けて地球で何を準備するかを述べる課題でした。複数のグループに分かれること、自分の役割を明らかにすることが条件で、540-600字、50分です。同年度の集団討論では、外国人旅行者が多言語表示やコミュニケーションで困った場所についての資料を踏まえ、起こり得る困りごとと解決策を考え、共有してよりよい案を話し合いました。どちらも、課題の中で自分が何を考える立場なのかを読み取ってから答えを組み立てたい内容です(都教委, 令和7年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』18 頁・『推薦の集団討論テーマ一覧』1 頁)。
令和8年度の作文は、課題がなく登校も自由な夏休みと、課題や登校する日が設定された夏休みの両方の良さに触れ、最も望ましい過ごし方を理由とともに述べる課題でした。分量は540-600字、時間は50分です。どの立場を選んでも採点に影響しないという留意事項もありました。練習では、選んだ立場だけを説明していないか、もう一方の良さも書けているかを見直してください(都教委, 令和8年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』17 頁)。
この5年分の作文から練習の手順を考えるなら、書き始める前に、問いが求める内容を抜き出すことができます。旅行先なら場所と学べること、改善策なら求められた数、月面基地なら自分の役割、と課題ごとに点検項目を変えます。完成した文章は、その項目に答えた箇所を指で示せるか確かめてください。題材に合った知識を並べるだけでは、問いへの答えになっているかを判断できません。
学校が期待する生徒の姿は、学習や諸活動を続けて将来に生かすこと、難関大学進学の目標に向けて自ら学ぶこと、中学校などでの活動に積極的に取り組むこと、幅広い関心を持って教養を身に付けようとすることの4点です。原文の「積極的、継続的」や「自ら学習に取り組む」という言葉にも注目してください。推薦では特に、目標に向けた自発的な学習と、中学校などでの積極的な活動に該当する生徒を特に望んでいます(都教委, 令和9年度『期待する生徒の姿』13 頁)。
これを面接のために読む際は、学校の言葉をそのまま自分の長所に置き換えるのではなく、裏付けになる経験を探します。何を目標にして、実際にどのような行動を続けたのか。途中で困ったことに対し、どこを変えたのか。お子さま自身が説明できる経験を基にすると、保護者が整えた立派な表現に頼らずに話す準備ができます。

5年分の応募倍率は年度と人数を一緒に読む
一般の第一次募集・分割前期の最終応募状況は、令和4年度が募集222人、応募350人、1.58倍、令和5年度が募集222人、応募313人、1.41倍、令和6年度が募集220人、応募304人、1.38倍、令和7年度が募集220人、応募288人、1.31倍、令和8年度が募集220人、応募367人、1.67倍でした。ここで挙げているのは、各年度の一般入試の応募倍率です(都教委, 令和4-8年度『最終応募状況』各3 頁)。
数字を見るときには、倍率だけを抜き出さず、募集人員と応募人員を一緒に読みます。令和4・5年度は募集222人、令和6-8年度は募集220人という違いがあります。年度をまたいで比較する際に、倍率の分母になる人数が同じかどうかを確かめるためです。応募した人数と募集する人数の関係を示す値として読むと、学校名の横にある小数だけで判断せずに済みます。
直近の令和8年度の1.67倍は、令和7年度の1.31倍より高い数字です。ただし、その比較から令和9年度の倍率を延長して考えることはできません。5年の数字はそれぞれの年度の記録であり、次の年度の応募人数を示してはいません。高い年だけを見て志望をためらったり、低い年だけを選んで安心したりする材料にしないようにしてください。
また、応募倍率からは、個々の受検者の得点や答案の内容はわかりません。ご家庭で見直せるのは、お子さまの評定と実際に解いた問題です。倍率を確認したあとに、5教科のどこを復習するか、作文のどの条件を読み落としたかまで話を戻せると、数字を見る時間が準備につながります。
推薦の話をしているときに、ここに並べた一般入試の倍率を持ち込まないことも必要です。家族で数字を共有するなら、「何年度の、どの選抜の数字か」を一緒に伝えてください。年度と選抜の名前が外れると、同じ学校について話していても、見ている入試が食い違います。過去の応募状況を調べた記録と、自分の学習課題を記した記録は、分けて残しておきましょう。
中1から中3まで、評定と答案と自分の言葉を確かめる
中1で東大和南高校が気になり始めた段階では、評定の確認を5教科だけで終えないことから始めてください。一般入試の換算内申は9教科を使うため、学期の振り返りでは全教科を見渡します。気になる評定がある場合は、その教科で何に取り組み、どの課題が残っているかを、お子さまの言葉で確かめます。数字だけを先に問い詰めず、授業や提出した課題に話を戻すための確認です。
学力検査に向けては、5教科のそれぞれで、学んだ内容を自分で解き直せるかを見ます。中1のうちは、正解だったかどうかと、解き方や答えの理由を説明できるかを分けて確認してください。一般入試の5教科という枠に沿って、まだ説明しにくい内容を残しておくと、中2で復習する際にも使えます。入試の総合得点を繰り返し計算するより先に、点数の基になる理解を確かめる段階です。
推薦にも関心があるなら、中1から活動名だけでなく、その中で自分がしたことを短く残しておきましょう。学校の期待する姿には、積極的に活動することと、経験を将来に生かすことが含まれています。成果の大きさを飾るためではなく、自分の行動を思い出せる記録にします。後から読み返したときに、誰かに言われてしたことと、自分で考えてしたことを説明できるかも確かめてください。
中2では、評定の記録と5教科の学習記録を照らし合わせます。同じ教科でも、評定について確かめたいことと、問題を解く際につまずく内容は分けて書きます。一般入試には調査書点と学力検査点の両方があるため、片方の記録だけで準備を済ませないためです。復習したあとには、以前間違えた問題をもう一度解き、答えを覚えているだけになっていないか確認します。
作文の準備を始める場合、中2では過去の課題を読み、条件を書き出すところまで取り組んでみてください。令和6年度なら問題点と改善策を混同していないか、令和7年度なら自分の役割が抜けていないかを点検できます。保護者は答えの内容を決めるより、問題文のどこを読んでそう考えたのかを尋ねてください。自分で読み取った条件を説明する練習になります。
ESAT-Jについては、中1・中2の英語学習でも、書いた英文を読むだけでなく、自分の伝えたい内容を声に出して確かめる時間を取れます。中3では、筆記の問題を解く記録とは別に、話そうとして言葉が続かなかった箇所を残してください。総合得点では独立して加える項目なので、筆記の得点だけで準備の状況を判断せず、口にして伝える練習も確かめます。
中3で一般入試の準備を進めるときは、5教科の答案から、次に解き直す問題を具体的に選びます。合計点だけを見て「もっと頑張る」と決めるのではなく、設問を読み落としたのか、知識を思い出せなかったのか、説明を書き切れなかったのかを確認します。総合得点の計算に用いた評定や答案には、いつの記録かも添えてください。異なる時期の数字が混ざったまま、現在の状況として扱わないためです。
推薦を受ける中3のお子さまは、書類に書く経験と、個人面接で説明する経験を照らし合わせます。保護者が読みやすく直した文章でも、本人が意味を説明しにくい表現なら戻して考えます。学校の期待する姿に合わせようとして経験を足す必要はありません。実際に取り組んだことの中から、目標、行動、続けたことを整理し、自分の言葉で伝えられるか確かめてください。
作文は過年度の条件に沿って書いたあと、分量と時間、問いへの答えを別々に点検します。令和8年度の課題を練習するなら、両方の意見の良さを書いた箇所と、自分が望む過ごし方の理由を書いた箇所を示してみます。文章が滑らかに読めるかを整える前に、求められた内容がそろっているかを確認する手順です。
東大和南の計算材料を書き出した紙とともに、入試の道具「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」を開いてもよいでしょう。学校ごとの方法を示すページで、評定と答案が入る欄をそれぞれ確かめます。
次の一歩は、本人が説明できる課題にする
東大和南高校を考えるとき、一般入試は5教科と調査書、ESAT-Jを分け、推薦は評定と個人面接、作文を分けて準備します。過去の作文には、その年ごとに答えるべき条件があります。応募倍率にも年度と選抜の区別があります。情報をひとまとめにせず、目の前の答案や経験と照らし合わせてください。
入塾前カウンセリングでは、東大和南高校に向けて今の評定や学習内容をどう整理するか、ご家庭が迷っている点をお聞かせください。
改善策が2つ必要な問いに、よい案を1つだけ書いて満足していないか。東大和南の作文では、文章の見栄えを整える前に、求められた答えがそろうまで点検を続けます。
参考文献
- 東京都教育委員会, 令和9年度『東京都立高等学校入学者選抜実施要綱』18-19 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『普通教育を主とする学科』7 頁。
- 東京都教育委員会, 『令和9年度第一次募集・分割前期募集における学力検査問題を自校で作成する高校一覧』1 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『期待する生徒の姿(全日制課程)』13 頁。
- 東京都教育委員会, 『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』令和4年度15 頁、令和5年度19 頁、令和6年度15 頁、令和7年度18 頁、令和8年度17 頁。
- 東京都教育委員会, 『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した集団討論のテーマ等一覧』令和6年度1 頁、令和7年度1 頁。
- 東京都教育委員会, 『最終応募状況 / 普通科(コース・単位制以外)』令和4-8年度各3 頁。
学校ごとの比率で総合得点を試算するには「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」を、7対3の学校の計算だけなら「都立高校入試 総合得点計算機」を使えます。
東大和南高校の年度ごとの応募倍率と推薦のテーマは、都の資料の頁つきで「都立東大和南高校の入試:推薦の配点・倍率の推移・期待する生徒の姿」に表にしています。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。



