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【中学家庭】衣服と住まいを図解で総まとめ—繊維・洗濯表示・縫い方・安全|武蔵野個別指導塾

綿と毛の洗い方の違い、洗濯おけの下線やアイロンの点の読み方、表と裏で見分ける 4 つの縫い方、右前の図、地震に備える部屋の整え方まで、定期テスト前にひと続きで追える内容です。
よくあるのは、テスト当日の朝、電車を 1 本見送った駅のホームのベンチで家庭科のノートを開き、洗濯おけの絵の前で手が止まる場面です。おけの下に線が 1 本の記号と 2 本の記号が並んでいて、線が増えるほど念入りに洗うように見えるのに、ノートには逆のことが書いてあった気がします。思い出せないうちに次の電車がホームに入ってきます。じつは同じ記号が、いま着ている制服の内側のタグにも縫いつけられています。記号の形が何を知らせる印なのかをつかめば、丸暗記に頼らず読めるようになります。この単元を学ぶと、繊維の性質から洗い方と干し方を判断でき、縫い方を表と裏の糸の見え方で見分けられます。和服の着方を説明し、部屋の中の危険と地震への備えを自分の言葉で挙げることもできるようになります。
この単元で押さえること
- 繊維の分類と性質: 天然繊維(綿・麻・毛・絹)と化学繊維(ポリエステル・ナイロン・アクリルなど)があり、水の吸いやすさやしわのでき方が違います。
- 取り扱い表示: 洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの 5 つの基本記号に、数字や線を足して条件を示します。
- 手縫いとミシン: なみ縫い・本返し縫い・半返し縫い・まつり縫いは、丈夫さと糸の見え方で使い分けます。ミシンは上糸と下糸が絡んで縫い目をつくります。
- 和服の基本: 和服は右前に着ます。直線に裁った布を縫い合わせ、帯やひもで体に合わせます。
- 住まいの役割: 雨風や暑さ寒さから身を守って疲れをとる場所で、家族と過ごし子どもを育てる場所でもあります。
- 室内の安全と防災: 幼児や高齢者に起こりやすい家庭内の事故と、地震に備えた家具の置き方や避難の準備を押さえます。
食生活や幼児の生活で学んだ「暮らしを自分で整える」見方がここでも土台になり、後の消費生活の単元では、服を選んで買い、長く使って手放すまでの判断へ広がります。
基本の考え方
衣服のはたらきと繊維の分類
衣服のはたらきは大きく 3 つに分けられます。体温を調節し、皮膚を汚れやけがから守るのは保健衛生上のはたらき、仕事や運動をしやすくするのは生活活動上のはたらきです。職業や所属を示したり、気持ちや個性を表したり、場にふさわしい礼儀を示したりする面は、社会生活上のはたらきと呼ばれます。冬のコート、体育の運動着、式典で着る制服を思い浮かべると、順に当てはまります。時(Time)・場所(Place)・場合(Occasion)に合わせて服を選ぶ考え方を TPO といいます。
服の生地は繊維からできていて、図1のように、自然のものから取る天然繊維と、工場で化学的につくる化学繊維に分かれます。天然繊維はさらに、植物から取る綿と麻、動物から取る毛と絹に分かれます。化学繊維の代表は石油などを原料にする合成繊維で、ポリエステル・ナイロン・アクリルがあります。木材パルプを原料にするレーヨンは再生繊維と呼ばれます。

テストでは名前だけでなく性質も問われるので、次の表で長所と扱いの注意を組にして覚えます。
| 繊維 | 分類 | 長所 | 扱いの注意 |
|---|---|---|---|
| 綿 | 植物繊維 | 水をよく吸う・肌ざわりがよい・丈夫 | しわになりやすい・洗うと縮むことがある |
| 麻 | 植物繊維 | 水をよく吸う・涼しく感じる | しわになりやすい |
| 毛 | 動物繊維 | あたたかい・しわになりにくい | 水の中でもむと縮む・虫の害を受けやすい |
| 絹 | 動物繊維 | 光沢がある・なめらか | 摩擦に弱い・虫の害を受けやすい・日光で黄ばむ |
| ポリエステル | 合成繊維 | 丈夫・しわになりにくい・乾きやすい | 水を吸いにくい・静電気を帯びやすい |
| ナイロン | 合成繊維 | 軽くて丈夫・摩擦に強い | 水を吸いにくい・熱に弱い・日光で黄ばむ |
| アクリル | 合成繊維 | 毛に似て軽くあたたかい | 毛玉ができやすい・熱に弱い |
大きな流れをつかむなら、天然繊維は水をよく吸い、合成繊維は水を吸いにくいかわりに乾きやすくてしわになりにくい、と押さえます。汗を吸ってほしい肌着に綿が多く、洗ってすぐ乾いてほしい運動着にポリエステルが多いのは、この性質を使っているからです。シャツに見られる綿とポリエステルの混紡は、2 つの繊維を混ぜて糸にし、両方の長所を生かす工夫です。どの繊維が使われているかは、服についた組成表示で確かめられます。
布のつくりにも違いがあります。たて糸とよこ糸を交差させた織物は伸びにくく、糸の輪をつなげた編物はよく伸び縮みします。ワイシャツの生地に織物が多く、T シャツの生地に編物が多いのは、形を保ちたいか動きについてきてほしいかの違いです。
取り扱い表示は 5 つの基本記号から読む
取り扱い表示は、その服の手入れのしかたを記号で示したものです。いまの記号は国際規格に合わせて 2016 年 12 月から使われていて、2024 年 8 月に一部が改正されました。2016 年より古い服には別の形の記号が残っていることがあります。基本の形は 5 つで、洗濯は洗濯おけ、漂白は三角、乾燥は四角、アイロンはアイロンの形、クリーニングは円です。形で何についての印かが決まり、そこに足された数字や線で条件が決まります。読み方は次のとおりです。
- 洗濯おけ: 中の数字は液温の上限で、40 なら 40 度までの水で洗えます。下の線は弱さを示し、1 本で弱く、2 本で非常に弱く洗います。手の絵は手洗いの印です。
- 三角: 何も足していなければ塩素系と酸素系の漂白剤が使えます。中に斜線が 2 本あれば、使えるのは酸素系だけです。
- 四角: 中に丸があれば機械で回して乾かすタンブル乾燥で、中に線があれば自然乾燥です。縦線はつり干し、横線は平干し、左上の斜線は日陰で干す印です。
- アイロン: 中の点の数が底面の温度の上限を示します。点 1 つで 120 度、2 つで 160 度、3 つで 210 度までです。2024 年 8 月の改正の前は 110 度、150 度、200 度だったので、教科書やプリントが改正の前の値なら、テストはそちらに合わせてください。
- 円: 専門の店で行うクリーニングの印です。中の P や F はドライクリーニング、W はウエットクリーニングを表します。
どの記号でも × が重なっていれば、その処理をしてはいけないという意味です。形と印の組み合わせは、例題2の図2で確かめてください。
洗濯に使う洗剤の主な成分は界面活性剤です。水と油の両方になじむ性質を持ち、汚れに入り込んで布から引き離し、水の中に細かく散らします。綿・麻・合成繊維には弱アルカリ性の洗剤が向き、毛と絹には中性の洗剤を使います。量を増やしても汚れ落ちがその分よくなるわけではなく、すすぎの水が余計に要るだけなので、表示の使用量を守ります。
手縫いとミシン
手縫いでは、縫い始めに玉結びを作り、縫い終わりに玉どめをして糸が抜けないようにします。なみ縫いは表と裏に同じような間隔で縫い目が出る基本の縫い方です。本返し縫いは 1 針ごとに 1 針分戻るので丈夫で、力のかかる所に向きます。半返し縫いは半針分だけ戻る縫い方で、なみ縫いより丈夫です。まつり縫いはスカートやズボンのすそを留める縫い方で、表に出る糸がごく小さく目立ちません。ボタンをつけるときは、ボタンと布の間に布の厚みほどのすき間を残し、そこに糸を巻いて糸足をつくります。糸足があると、留めたときに重なる布が無理なくおさまります。
ミシンは、針についた上糸と、ボビンに巻いた下糸が布の中で絡んで縫い目をつくります。縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしてほつれを防ぎ、角では針を布に刺したまま押さえを上げて布の向きを変えます。糸の調子が正しいと、2 本の糸は布の厚みの中ほどで絡みます。上糸が強すぎると布の表に下糸が見え、上糸が弱すぎると布の裏に上糸が見えるので、上糸調節装置で直します。糸を通すときや針を替えるときは電源を切り、縫っている間は針の近くに指を置きません。
和服の基本
洋服は体の曲線に合わせて布を曲線に裁ち、立体に縫い上げます。これに対して和服は、反物を直線に裁って直線に縫い、平面のまま仕立てます。体の大きさへの合わせ方は着るときに決まり、帯やひもで調節します。脱げば平らにたためるので、しまう場所をとりません。浴衣も和服の一つで、襟・袖・身頃・おくみといった部分からできています。着るときは右前にします。この「右前」は意味を取り違えやすいので、後の節の図4で確かめます。
住まいの役割と室内の安全・防災
住まいには、雨風や暑さ寒さから命と健康を守る、睡眠や休養で疲れをとる、家族で過ごし子どもを育てる、という役割があります。家の中の空間は 5 つに分けて考えることができます。居間や食事の場は家族の空間、寝室や勉強部屋は個人の空間、台所は家事の空間、浴室やトイレは衛生の空間、玄関・廊下・階段・押し入れは移動と収納の空間です。呼び方は教科書によって少し違います。日本の住まいには、畳に座ったり布団を敷いたりする和式と、いすやベッドを使う洋式の暮らし方があります。和室は布団を片づければ同じ部屋を食事にも就寝にも使え、洋室は立ったり座ったりが楽です。窓の内側に水滴がつく結露はカビやダニのもとになるので、換気で湿気を逃がします。
家の中の事故は、体の動きや判断の力に合わせて起こり方が変わります。幼児は転落・おぼれ・誤飲、高齢者は転倒が代表で、場所ごとに次のように防ぎます。
| 場所 | 起こりやすい事故 | 防ぐ工夫 |
|---|---|---|
| 階段・段差 | 高齢者の転倒・転落 | 手すりをつける・段差をなくす・足元を明るくする |
| ベランダ・窓 | 幼児の転落 | 踏み台になる物を置かない・窓に補助錠をつける |
| 浴室 | 幼児がおぼれる・滑って転ぶ | 浴槽に水をためたままにしない・滑り止めを敷く |
| 台所 | 幼児のやけど | 熱い物を手の届く所に置かない |
| 居間 | 幼児の誤飲・窒息 | 小さな物、薬、たばこを手の届かない所にしまう |
地震に備えるときは、家具が倒れること・動くこと・出口をふさぐことの 3 つを順に防ぎます。背の高い家具は L 字金具などで壁に固定し、寝る場所に倒れかからない位置に置き、部屋の出入り口をふさがない向きにします。窓ガラスには飛散を防ぐフィルムをはる方法があります。あわせて非常持ち出し袋を用意し、ハザードマップで避難場所を確かめ、家族の連絡方法を決めておきます。連絡には災害用伝言ダイヤル 171 が使えます。火事に備えては住宅用火災警報器を設置し、避難の通り道に物を置きません。
例題で解き方を確かめる
例題1 繊維の性質から名前を選ぶ
次の (1)〜(3) の説明に当てはまる繊維を、綿・毛・ポリエステルから 1 つずつ選びなさい。(1) 水をよく吸い肌着に向くが、しわになりやすい。(2) あたたかいが、水の中でもむと縮み、虫の害を受けやすい。(3) しわになりにくく乾きやすいが、水を吸いにくく静電気を帯びやすい。
- 「水を吸いにくい」という語を探し、(3) を合成繊維のポリエステルと決めます。天然繊維と合成繊維を分けるいちばん大きな目じるしだからです。
- 残る (1) と (2) を原料で分けます。「水の中でもむと縮む」「虫の害」は選択肢の中で毛だけに当てはまるので、(2) を毛とします。
- 残った (1) を綿とし、肌着に使われる理由と結びつけて確かめます。用途まで思い浮かべると、選び間違いに自分で気づけるからです。
答え: (1) 綿 (2) 毛 (3) ポリエステル
例題2 タグの記号を読み取る
図2は、あるセーターのタグにある記号を模式的に並べたものです。(1) 家で洗うときの水温の上限と洗い方の強さ、(2) 塩素系の漂白剤が使えるかどうか、(3) 干し方、(4) アイロンの底面の温度の上限を答えなさい。

- 左から順に、形だけを見て何の記号かを決めます。洗濯おけ・三角・四角・アイロン・円の順です。形が決まらないと、足された数字や線の意味が読めないからです。
- 足された印を拾います。洗濯おけの 40 と下線 2 本、三角の ×、四角の横線、アイロンの点 2 つです。問われているのはこの印の意味だからです。
- 印を言葉に直します。40 は液温の上限が 40 度、下線 2 本は非常に弱い洗い方、三角の × は漂白できない、四角の横線は平干し、点 2 つは底面が 160 度までです。テストの答えは言葉で書くので、ここで文にしておきます。
- 平干しの意味を繊維の性質と結びつけます。毛のセーターは水を含むと重くなり、つるすと形がくずれやすいので、平らに干すと考えると記号と理由がつながるからです。
答え: (1) 40 度まで・非常に弱く洗う (2) 使えない (3) 平干し (4) 160 度まで(改正の前の資料では 150 度)
例題3 縫い目の見え方から縫い方を当てる
図3のア〜エは、手縫いの 4 つの縫い方について、布の表と裏に見える糸を模式的に示したものです。なみ縫い・本返し縫い・半返し縫い・まつり縫いのどれにあたるか答えなさい。

- 表の糸がすき間なくつながるものを探します。1 針ごとに 1 針分戻ると、前の縫い目の端まで糸が戻るので、表が 1 本の線のように見えるからです。これでアが本返し縫いと決まります。
- 表にごく小さな点しか出ていないものを探します。まつり縫いは表から目立たせないための縫い方だからです。イがこれにあたり、裏の斜めの糸が折り山を留めています。
- 表が同じように見えるウとエは、裏で比べます。なみ縫いは裏も表と同じ間隔に見え、半返し縫いは戻った分だけ裏の糸が重なるからです。裏の糸が重ならないウがなみ縫い、重なるエが半返し縫いです。
答え: ア 本返し縫い イ まつり縫い ウ なみ縫い エ 半返し縫い
例題4 部屋の説明から危険を見つける
祖母と 3 歳の弟が一緒に暮らす家です。「寝室の出入り口の横に、背の高い本棚を固定せずに置いている。ベランダの手すりの近くにエアコンの室外機がある。階段に手すりがなく、途中に荷物を置いている。」この説明から、事故や地震のときに危険な点を 3 つ挙げ、それぞれの対策を書きなさい。
- 文を 1 つずつ区切り、誰にとっての危険かを考えます。同じ家でも、幼児と高齢者では起こる事故が違うからです。
- 起こりうることを具体的に言葉にします。本棚は揺れで倒れて寝ている人に当たり、出入り口もふさぎます。室外機は幼児の踏み台になります。階段は高齢者がつまずいて転落するおそれがあります。危険の中身が書けないと、対策がずれるからです。
- 倒れる物を止める、登れないようにする、つかまる所をつくって通り道を空ける、と対策を結びます。原因に直接はたらきかける対策でないと、危険が残るからです。
答え: 本棚は壁に固定して出入り口をふさがない位置へ移す・窓に補助錠をつけて幼児だけでベランダに出られないようにする・階段に手すりをつけて荷物を置かない
まちがえやすいところと直し方
3 つとも、語や記号を見た目の印象で読んでしまうことから起こる誤りです。正しい文だけでなく誤った文と並べて見ると、どこで引っかかったのかを自分で確かめられます。
誤り1 洗濯おけの下の線を強さと読む
- 誤った書き方: 「下線が 2 本の記号は、2 本分しっかり洗う」
- どこが違うか: 下線は洗濯機の力を弱める印で、線が増えるほどやさしく扱います。数字のほうも「この温度で洗う」という指定ではなく上限なので、40 なら 40 度より低い水で洗ってもかまいません。アイロンの点も同じで、増えるほど高い温度まで使えるという上限の印であり、必ずその温度にするという意味ではありません。
- 正しい書き方: 「40 と下線 2 本は、液温 40 度までで、非常に弱く洗う」
誤り2 右前を「右側が上」と読む
- 誤った書き方: 「右前とは、着る人の右側の襟を上に重ねること」
- どこが違うか: この「前」は手前や上という意味ではなく、時間の「先」という意味です。図4のように、着る人の右側を先に体に合わせ、その上に左側を重ねます。正面にいる人からは向かって右側の身頃が上に重なり、襟が小文字の y の形に見えます。着ている人の右手が襟元に入る、と体で覚える方法もあります。左右を逆にする左前は亡くなった人に着せる形とされるので、ふだんの着方では避けます。
- 正しい書き方: 「右前とは、着る人の右側を先に合わせ、左側を上に重ねる着方」

誤り3 同じ天然繊維なら同じように洗えると考える
- 誤った書き方: 「綿も毛も天然繊維なので、どちらも弱アルカリ性の洗剤でよくもみ洗いする」
- どこが違うか: 分類が同じ天然繊維でも、植物繊維と動物繊維では扱いが違います。毛と絹はアルカリに弱く、毛は水の中でもむと縮みます。表で「天然」とひとまとめにせず、植物と動物の段まで分けて覚えると防げます。
- 正しい書き方: 「綿は弱アルカリ性の洗剤で洗える。毛と絹は中性の洗剤を使い、毛はもまずに押し洗いする」
用語のまとめ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 天然繊維 | 植物や動物から取る繊維。綿・麻は植物繊維、毛・絹は動物繊維 |
| 化学繊維 | 工場で化学的につくる繊維。ポリエステル・ナイロン・アクリルなど |
| 混紡 | 種類の違う繊維を混ぜて糸にすること |
| 組成表示 | 服に使われている繊維の種類と割合を示す表示 |
| 取り扱い表示 | 洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの 5 つの基本記号で手入れの方法を示す表示 |
| 界面活性剤 | 洗剤の主な成分。汚れを布から引き離して水の中に散らす |
| 玉結び・玉どめ | 縫い始めと縫い終わりに糸が抜けないように作る結び目 |
| 本返し縫い | 1 針ごとに 1 針分戻る丈夫な縫い方 |
| まつり縫い | すそを留める、表の糸が目立たない縫い方 |
| 糸足 | ボタンと布の間に糸を巻いて作るすき間 |
| 上糸・下糸 | ミシンの針の糸とボビンの糸。布の中で絡んで縫い目をつくる |
| 反物 | 和服を仕立てるための細長い布 |
| 右前 | 着る人の右側を先に合わせ、左側を上に重ねる着方 |
| 結露 | 室内の湿気が冷たい窓や壁で水滴になること |
| 家具の固定 | 地震で倒れないよう、金具などで家具を壁に留めること |
| ハザードマップ | 災害の危険がある場所や避難場所を示した地図 |
練習問題
練習1 次の繊維のうち、動物繊維を 2 つ選びなさい。綿・絹・ポリエステル・毛・麻
練習2 洗濯おけの中に 30、下に線が 1 本ある記号の意味を書きなさい。また、四角の中に縦線が 1 本ある記号と、アイロンの中に点が 1 つある記号の意味も書きなさい。
練習3 ミシンで縫っていたら、布の表に下糸が点々と見えました。原因と直し方を書きなさい。また、ボタンつけで糸足をつくる理由を書きなさい。
練習4 和服と洋服の仕立て方の違いを 1 文で書きなさい。次に、地震に備えて自分の部屋でできることを 2 つ書きなさい。
答えと解説
練習1 答えは絹と毛です。綿と麻は植物繊維、ポリエステルは合成繊維です。絹はかいこのまゆ、毛は羊などの毛から取る、と原料で覚えると迷いません。
練習2 順に「液温 30 度までで弱く洗う」「つり干しにする」「アイロンの底面の温度は 120 度まで(改正の前の資料では 110 度)」です。数字と点はどちらも上限を示し、下線は弱さを示します。線の向きが干し方の向きと同じだと考えると、縦はつるす、横は寝かせると結びつきます。
練習3 原因は上糸の調子が強すぎることで、上糸調節装置で上糸を弱くします。2 本の糸の絡む位置が布の表側へ引き上げられている状態です。糸足は、留めたときに重なる布の厚みの分だけゆとりをつくるためのものです。
練習4 和服は布を直線に裁って平面に仕立て、洋服は曲線に裁って体に合う立体に仕立てます。部屋でできることには、背の高い家具を壁に固定する、寝る場所や出入り口に家具が倒れかからない位置に置く、があります。非常持ち出し袋の置き場所を決める、なども正解です。
次の単元へのつながりと確かめ方
繊維の性質と取り扱い表示は、消費生活の単元で、服を買う前にタグを見て判断する力としてまた出てきます。着なくなった服をどう生かすかは 3R と環境の話につながり、防災の準備は保健の安全の学習とも重なります。階段やベランダの事故の話は、幼児の生活の単元で学ぶ安全の考え方と同じ根を持っています。
家で確かめるなら、次の 2 つが 5 分で足ります。1 つ目は、手元の服を 3 枚出してタグを読み、繊維の名前と 5 つの記号の意味を声に出すことです。2 つ目は、寝る場所から玄関まで歩いてみて、倒れてきそうな物と通り道をふさぐ物を 2 つずつ挙げることです。保護者の方がお子さまと非常持ち出し袋の中身を確かめると、そのまま復習にもなります。個別指導では、記号が読めないときは 5 つの基本の形の名前まで戻り、実物のタグを 1 枚読み上げてもらって確かめます。
まとめ
洗濯おけの下の線は、ホームのベンチで悩む記号から、帰って制服を脱げばその場で答え合わせができる記号に変わります。繊維の名前を 1 つ覚えれば、洗剤と干し方が 1 つ決まります。糸の裏側をのぞく目と、家具の倒れる向きを考える目は、どちらも見えにくい所まで確かめる同じ目です。服は裏返したときに、部屋は揺れたときに、それまでの手のかけ方を隠さず見せます。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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本気になった日が、入塾の日。
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