
保護者のよくある質問
入塾して三か月、点がまだ動かない—テストの数字より先に、答案の中で変わったものを数える

入塾して三か月で、点がまだ動かないことはあります。点は、いちばん最後に動くものです。その前に、答案の中で変わり始めるものがいくつかあります。やめるか続けるかを決める前に、それを数えてください。

返ってきた答案を、また引き出しにしまう夜
入塾して最初の定期テストが返ってきます。親は少し期待して点数を見ます。前回と、ほとんど変わっていない。子どもは「次は上がる」と言い、答案を引き出しにしまいます。
二回目の定期テストでも、点はほとんど動きません。親の頭に、月謝の数字が浮かびます。毎月払っている額と、動かない点。その二つを並べて、やめどきを考え始めます。
その考えは、まっとうです。払った分の中身があるかどうかを、親が確かめるのは当然のことです。ただ、確かめる物差しが、点数だけになっていないか。そこを一度、疑ってみてほしいのです。
点は、いちばん最後に動く
勉強の中身が変わってから、定期テストの点が変わるまでには、時間差があります。
理由はいくつかあります。定期テストの範囲は、入塾する前から学校で積み上がってきた内容を含んでいます。塾で直し始めたのが前の学年の単元なら、今の範囲の点にすぐには表れません。また、穴が深いほど、直す順番は下から上へ進みます。いちばん下の穴を埋めているあいだは、上の階のテストの点は動きにくいのです。
武蔵野個別指導塾は、「三か月で上がる」とは言いません。どのくらいで点に表れるかは、止まっていた場所の深さと、通う回数と、家での時間で変わるからです。言えるのは、点が動く前に別のものが先に動く、ということです。それが動いていれば、中身は進んでいます。動いていなければ、何かを変える必要があります。

点より先に変わる、四つのもの
点より先に変わり始めるものを、四つ挙げます。どれも、返ってきた答案と、家での様子から親が自分の目で数えられるものです。
一つ目は、消し跡です。止まっていた子の答案は、白いか、きれいすぎるかのどちらかです。何も書かずに次へ進むか、自信のある問題だけを書いているか。中身が動き始めると、答案に消しゴムの跡が増えます。書いて、間違いに気づいて、消して、書き直した跡です。点にならなくても、消し跡は、考えた量の印です。
二つ目は、途中式と途中の言葉です。数学なら式、国語なら本文の根拠の線、英語なら文の区切りの斜線。答えだけを書いていた子が、途中を書くようになる。途中が書けるようになると、間違えた場所が、答案の紙の上に見えてきます。
三つ目は、質問の数です。家で、あるいは授業のあとに、子どもが「ここはなんでこうなるの」と口に出す回数です。止まっていた子は、わからないことを口に出しません。中身が動き始めると、わからない場所を自分で言えるようになります。
四つ目は、思い出せる量です。武蔵野個別指導塾では、アクティブリコール(何も見ずに思い出す練習)と間隔反復を、授業の中で明示的に使います。前の週に教わったことを、次の週の最初に本人が先に説明する。三か月のあいだに、何も見ずに説明できることが増えているか。これは、授業を受け持つ講師に聞けばわかります。
この四つのうち、二つ以上が動いていれば、点はまだでも、中身は進んでいると考えてよいと思います。一つも動いていなければ、続け方を変える相談をする時期です。
家で見る、もう一つの物差し
四つのものに加えて、家で見てほしいことがあります。宿題や問題集に向かってから、最初の一行を書くまでの時間です。
止まっていた子は、机に向かってから鉛筆が動くまでが長い。問題集を開き、ページをめくり、消しゴムをいじり、また最初のページに戻る。どこから手をつけていいかわからないからです。中身が動き始めると、この時間が短くなります。どの問題から始めればいいかが、自分でわかるようになるからです。
計る必要はありません。夕食のあと、子どもが部屋に入ってから、ノートに何か書く音がするまでのあいだを、なんとなく覚えておく。入塾した最初の月と、三か月目とで、その長さが変わっていれば、それも中身が進んでいる印です。点数の欄には決して出てこない、家の中でしか見えない物差しです。

教室へ伝えること、教室から聞くこと
四つを数えたら、教室へ伝えてください。武蔵野個別指導塾では、LINEで学習の様子を伝え、保護者面談もあります。そこで、親の側から見えていることと、教室の側から見えていることを突き合わせます。
伝えてほしいのは、次のようなことです。
- 家で何も見ずに説明できること、まだできないこと
- 宿題の前に固まる時間の長さの変わり方
- 本人が「わからない」と口に出す回数
- 学校の定期テストの答案のうち、点を落とした問題の番号
聞いてほしいのは、次のようなことです。
- 今、どの単元のどの穴を埋めているのか
- その穴は、今の定期テストの範囲より下にあるのか
- 前の週の内容を、本人はどのくらい思い出せているか
- 点に表れるまでに、あとどの単元が残っているか
ここで大切なのは、点数ではなく、番号と単元で話すことです。「点が上がらない」という言葉は、どこで止まっているかを何も伝えません。「この三問を落とした」と番号で言えば、講師はその三問の裏にある穴を探せます。
続け方を変える、三つの相談
四つのものが動いていないとわかったら、やめる前に、続け方を変える相談ができます。
一つ目は、回数です。週1回の授業では、埋めるべき穴に対して時間が足りない、ということがあります。回数を増やす変更には、手数料がかかりません。逆に、家での時間がとれていない子もいます。授業で教わったことを、次の週までに思い出す練習ができていない。そういうときは、回数より先に家での時間の作り方を相談してください。
二つ目は、講師です。完全マンツーマンでは、隣に座る一人との相性が、中身に大きく響きます。講師は専門の科目を担当制で受け持つ業務委託の形をとり、アルバイト講師はいません。それでも、合わないと感じることはあります。そう感じたら、本人の感じ方をそのまま教室へ伝えてください。言いにくいことほど、早く伝えたほうが、残りの時間を無駄にしません。
三つ目は、自習室です。塾の許可があれば24時間使える自習室があり、テキストは1500冊以上あります。授業で教わったことを、授業のない日に自習室で何も見ずに書き出す。家で時間がとれない子には、この往復が、四つ目の「思い出せる量」を増やす近道になります。
やめると決めたときの決まり
続け方を変えても動かない、あるいは家庭の事情で通えなくなる。そういうときは、やめるという判断もあります。それを決めるのは、家庭です。
決まりとして知っておいてほしいことが二つあります。
一つ目は、退塾の連絡期限です。退塾するときは、前月10日までに教室へ連絡してください。
二つ目は、回数や科目を減らす変更の手数料です。やめるのではなく、回数や科目を減らす場合には、手数料5,000円(税込5,500円)がかかります。
月謝の決済はクレジットカードで、授業開始日の1週間前までに行います。第5週は閉室で、授業はありません。やめるか続けるかを考えるときは、この二つの日付と、退塾の連絡期限を、家の予定表に並べて書いてください。期限が先に見えていれば、慌てて決めずに済みます。
三か月目の面談で、見せてほしい一枚
三か月目の保護者面談には、一枚の紙を持ってきてください。入塾する前の定期テストの答案と、最近の定期テストの答案を、並べてコピーした一枚です。
点数の欄は、折って隠してもかまいません。見てほしいのは、答案の白い部分の面積と、消し跡の数と、途中式の行数です。二枚を並べると、点数より先に、答案の顔つきが変わっているかどうかがわかります。顔つきが変わっていれば、次の三か月で点が動く準備は進んでいます。変わっていなければ、その一枚を前に、講師と続け方を相談してください。
よくある質問
Q. 何か月たっても点が上がらなければ、やめるべきでしょうか。 A. 何か月という線は、止まっていた場所の深さと通う回数で変わるので、決めることはできません。点より先に変わる四つのもの(消し跡、途中式と途中の言葉、質問の数、思い出せる量)が動いているかを見てから、判断してください。
Q. 週1回では足りないのでしょうか。 A. 足りるかどうかは、埋める穴の大きさで変わります。回数を増やす変更には手数料がかかりません。家での時間がとれているかとあわせて、教室で相談してください。
Q. 講師が合わないと教室へ伝えるのは、失礼ではないでしょうか。 A. 失礼ではありません。完全マンツーマンでは、相性が中身に響きます。本人の感じ方を、そのまま教室へ伝えてください。どうするかは、そこから教室と相談します。
Q. 子どもは「塾は楽しい」と言いますが、点は動きません。 A. 楽しいと感じているのは、大切なことです。そのうえで、答案の四つのものが動いているかを見てください。楽しいのに動いていないなら、授業の中身の使い方を変える相談をする時期です。
Q. 退塾の連絡は、いつまでにすればよいですか。 A. 前月10日までに教室へ連絡してください。
まとめ 点の前に、答案の顔つきを見る
入塾して三か月で点が動かないことは、ありえます。点は、いちばん最後に動くものだからです。その前に、消し跡、途中式と途中の言葉、質問の数、思い出せる量の四つが動き始めます。それを数え、教室へ番号と単元で伝え、続け方を相談してください。やめるか続けるかは、そのあとで決めても遅くありません。
教室は東京都武蔵野市境2-2-3 渡辺ビル4F、JR中央線・武蔵境駅から徒歩30秒です。電話は0422-27-7828で、365日・24時間受け付けています。メールはmusashinokobetu.daily@gmail.comです。入塾を考えている家庭は、無料の事前診断テストと入塾前カウンセリングで、まず止まっている場所を見てください。
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