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【小6社会】わたしたちのくらしと政治を図解で総まとめ—日本国憲法・国会 内閣 裁判所・選挙と税金|武蔵野個別指導塾

【小6社会】わたしたちのくらしと政治を図解で総まとめ—日本国憲法・国会 内閣 裁判所・選挙と税金のアイキャッチ 武蔵野個別指導塾
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憲法の3つの原則、国会・内閣・裁判所の役割、選挙と税金を3枚の図で整理します。予算案と議決を区別する例題や、理由を短く書く練習を通して、政治と身近なくらしのつながりを親子で確かめられます。

よくあるのは、学校のテストの日、教室の入口でノートを見直しながら、「国会は法律、内閣は政治」とは言えても、「国のお金の使い方を決めるのはどこですか」と聞かれると止まる場面です。国会も政治を行う場所ですから、短い合言葉だけでは、仕事の違いがはっきりしません。「何を」「どうする」という動きまで読むと、似て見えた用語を区別できます。

政治は、遠くにある建物の中だけの話ではありません。学校で学ぶこと、道路を安全に通ること、災害の後にくらしを立て直すことにも関わっています。それらを支える決まりと費用を、だれがどのように考え、決め、使うのかを学ぶのが、この単元です。

日本国憲法を土台にして、国会・内閣・裁判所、選挙、税金を順につなげましょう。お子さまが用語を答えた後に、その用語とくらしを結ぶ一文まで話せるようになることを目指します。図の矢印を言葉に直す練習も、その助けになります。

この単元で身につけること

小3・小4で学んだ消防、ごみの処理、水道などの地域の仕事が、「だれが方針を決め、費用をどう支えるのか」という問いにつながります。身近な施設の名前を1つ思い浮かべると、政治の学習を始めやすくなります。

基本の考え方

日本国憲法は政治の土台です

憲法は、国の政治のしくみや、国民の権利などを定めた、国の最も基本となるきまりです。日本国憲法は、ほかの法律よりも上に位置する最高法規です。法律や政治の進め方も、憲法に反するものにはできません。国民に命令をするためだけのきまりだと考えず、政治を行う側が守るべき土台であることを押さえます。

日本国憲法は1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました。公布は広く知らせること、施行は実際に効力をもつようになることです。日付を覚えるときも、この2つの動作を区別します。先に知らせ、その後に効力をもつという順序を、年と月日の両方で確かめましょう。

図1のように、日本国憲法には3つの原則があります。3つの箱は、どれか1つを選ぶための選択肢ではありません。どれも政治の土台となる考え方です。

図1 日本国憲法を支える3つの原則とそれぞれの意味

国民主権は、国の政治のあり方を最終的に決める力が国民にあるという原則です。国民全員が、毎日すべての法律を集まって決めるという意味ではありません。国民が選挙で代表を選び、その代表が国会で話し合うしくみは、国民主権にもとづく政治の進め方です。

基本的人権の尊重は、人が生まれながらにもつ、人間らしく生きるための権利を大切にする原則です。一人ひとりが個人として尊重されること、差別されないこと、自分の考えをもつこと、教育を受けることなどに関わります。「人権」という言葉を、人に親切にする気持ちだけに置き換えないようにしましょう。政治のしくみの中で保障される権利という意味があります。

自分の権利が大切であるのと同じように、ほかの人の権利も大切です。意見を述べる自由があるからといって、人を傷つけたり、ほかの人の権利を無視したりしてよいわけではありません。多数の人が賛成したという理由だけで、少数の人の権利をなくしてよいともいえません。

平和主義は、戦争を放棄し、平和を大切にする原則です。日本国憲法では、国際的な争いを解決する手段としての戦争を放棄しています。「友達と仲よくする」といった身近なたとえは入り口になりますが、答えを書くときには、国のあり方として戦争を放棄していることまで戻します。

天皇は、日本国と日本国民統合の象徴です。国の政治を決める権限はもたず、憲法に定められた国事行為を、内閣の助言と承認にもとづいて行います。「象徴」と「主権者」を混ぜないことが大事です。政治を決める力のもとは国民にあります。

政治を行う3つの機関は仕事を分けます

国会は、国民が選挙で選んだ議員で構成され、衆議院と参議院があります。法律をつくること、国の予算を議決すること、内閣総理大臣を指名することなどが主な仕事です。議決とは、話し合ったことについて議会として決定することです。国会を単に「話す場所」と覚えず、話し合いの結果、何を決めるのかまで確かめます。

内閣は、内閣総理大臣と、そのほかの国務大臣で組織されます。法律や予算にもとづいて、国の政治を実際に進めます。国の予算案を作って国会に提出するのも内閣です。予算案は、これから入るお金と使うお金の計画の案です。内閣が案を作ることと、国会が予算を議決することは、同じ仕事ではありません。

裁判所は、法律にもとづいて争いを解決したり、罪があるかどうかを判断したりする裁判を行います。また、裁判を通して、法律などが憲法に違反していないかを判断するはたらきもあります。警察が事件を捜査することと、裁判所が裁判で判断することを分けましょう。

法律をつくるはたらきを立法、法律などにもとづいて政治を進めるはたらきを行政、裁判を行うはたらきを司法といいます。この3つの権力を、国会・内閣・裁判所に分けるしくみが三権分立です。1つの機関に力が集まりすぎないように、おたがいに行き過ぎをおさえることで、国民の権利と自由を守ります。仕事を早く終わらせるためだけの分担ではありません。

選挙と税金はくらしを政治につなぎます

国会議員の選挙では、満18歳以上の日本国民に選挙権があります。有権者は、候補者や政党の考え方を確かめ、投票を通して代表を選びます。だれに投票したかという秘密は守られます。他人に投票先を見張られたり、無理に決められたりせず、自分の意思を示せることが重要だからです。

国民が内閣総理大臣を選挙で直接選ぶわけではありません。国民が国会議員を選び、国会が国会議員の中から内閣総理大臣を指名します。また、都道府県や市区町村には、それぞれの議会があり、知事や市区町村長がいます。地域の選挙では、議員と知事・市区町村長を住民が直接選びます。国と地域のしくみを、同じ矢印1本で覚えないようにします。

税金は、国や地方公共団体の仕事を支える重要なお金です。学校、道路、消防、ごみの処理、災害からの復旧、医療や福祉を支えるしくみなどに使われます。税には、所得に応じてかかる所得税や、商品などの購入に関係する消費税などがあります。消費税を負担する場面もあるため、税金は、働く大人だけに関係するものではありません。

国民の義務として学ぶのは、子どもに普通教育を受けさせる義務、勤労の義務、納税の義務です。教育を受けることは子どもの権利であり、教育を受けさせる義務は保護者にあります。権利と義務を対にして学んでも、「義務を果たした人だけに人権がある」という意味にはなりません。

例題で解き方を確かめる

例題1 文の中の手がかりから原則を選ぶ

問題です。「国民が選挙で選んだ代表が、国会で法律について話し合います。」このしくみと最も直接関係する、日本国憲法の原則を答えましょう。選択肢は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義です。

  1. 文の中から「だれが選ぶか」を取り出します。「国民が選ぶ」が手がかりになるのは、政治を決める力のもとを問う文だからです。
  2. 選ばれた人が何をするかを確かめます。代表が国会で話し合うとわかるので、国民の意思と国の政治のつながりを読み取れます。
  3. 原則の意味と照らし合わせます。人権や戦争について直接説明した文ではなく、国民が政治に関わるしくみを説明しているため、国民主権を選びます。

「選挙」という1語だけで答えを決めず、「国民が代表を選ぶから」と理由を足せるか確かめてください。実際の社会では、投票の自由など人権に関わる面もあります。問題の「最も直接関係する」という条件に合わせ、中心となる内容を選びます。

答え:国民主権です。

例題2 矢印をたどって国会と内閣を区別する

図2を見て、A「国の予算案を作って提出する機関」と、B「提出された予算案を審議し、予算を議決する機関」を答えましょう。審議とは、案の内容を詳しく調べ、話し合うことです。

図2 国民の選挙と国会による指名および予算の流れ

図2のように、上の矢印は国民から国会へ進み、下の2本の矢印は国会と内閣を結びます。「指名」と「予算案」では、矢印の向きが逆です。右側の短いラベルは、それぞれの機関が予算について何をするかを示しています。

  1. まずAの文の動作を読みます。「案を作って提出する」とあるので、まだ国会が話し合う前の仕事だとわかります。
  2. 「予算案」の矢印の出発点を確かめます。内閣から国会へ向かっているため、Aは内閣です。
  3. 次にBの「審議し、議決する」を読みます。図で国会に「予算の議決」と示されているので、Bは国会です。

予算案を作るのは内閣ですが、国会に提出しただけでそのまま決まるわけではありません。国民の代表が集まる国会で審議し、議決します。また、この図は選挙・指名・予算案の関係を取り出したもので、国の政治のすべての仕事を表したものではありません。

答え:Aは内閣、Bは国会です。

例題3 資料から税金とくらしのつながりを説明する

次の3つの仕事に税金が使われる理由を、「多くの人のくらし」という言葉を使って1文で説明しましょう。資料に挙げる仕事は「公立小学校の校舎を修理する」「消防の活動を支える」「災害で壊れた道路を直す」です。

  1. 3つの仕事が、それぞれ何を支えるかを考えます。校舎は学ぶ場、消防は安全、道路は移動を支えるので、別々に見える仕事の共通点を探せます。
  2. 利用する人を考えます。特定の家族だけが使うものではなく、地域で学ぶ人、生活する人、道路を通る人などが関係します。
  3. 共通点と税金を結びます。多くの人のくらしを支える仕事に必要な費用を、社会全体で負担するという形にすれば、使われる理由を説明できます。

「学校に使うからです」だけでは、資料の言葉をくり返しているだけです。「安全に学ぶ場を支える」のように、使われた先で何ができるようになるかを考えましょう。実際の公共の仕事には税金以外のお金が使われることもあるので、すべての費用が必ず税金だけでまかなわれるとは書きません。

答え:多くの人のくらしを支える仕事に必要な費用を、社会全体で負担するためです。

例題4 三権分立の目的を短く書く

「国会・内閣・裁判所に権力を分けるのはなぜですか。」という問いに、「力」と「権利」の2語を使って答えましょう。機関の名前の暗記から、しくみの目的を説明する問題へ進みます。

  1. 何を聞かれているかを確かめます。「どこに分けるか」ではなく「なぜ分けるか」なので、3つの名前だけを書いても答えになりません。
  2. 分けない場合を考えます。1つの機関が決まりを作り、実行し、その正しさまで自分だけで判断すると、力の行き過ぎをおさえにくくなります。
  3. 防ぎたいことと守りたいことをつなぎます。「力の集中を防ぐ」が手段で、「国民の権利を守る」が目的なので、この順に書くと理由が伝わります。

「国会の仕事を内閣が手伝うため」とすると、機関の役割も目的もずれてしまいます。3つの機関は、それぞれの役割をもちながら、関係し合っています。独立していることと、関係がないことは同じではありません。

答え:1つの機関への力の集中を防ぎ、国民の権利と自由を守るためです。

つまずきやすいところと直し方

誤り1 主権者と政治を進める機関を混ぜる

誤った書き方は「日本の主権者は、国の政治を進める内閣総理大臣です」です。どこが違うかというと、実際に政治を進める役割と、政治を決める力のもとを同じにしています。正しい書き方は「日本の主権者は国民です。内閣総理大臣は内閣の中心として政治を進めます」です。

直すときには、図2の一番上に戻ります。国民が国会議員を選び、国会が内閣総理大臣を指名するという2段階を、指でたどって話してください。「国民が首相を直接選ぶ」という別の誤りも、矢印を1本飛ばしていないかを見れば見つけられます。

誤り2 三権分立を3つの無関係な仕事と考える

誤った書き方は「国会・内閣・裁判所は、仕事を分けた後は互いに関係しません」です。どこが違うかというと、力が集まりすぎないように、互いに行き過ぎをおさえるはたらきを落としています。正しい書き方は「3つの機関が権力を分けもち、互いに行き過ぎをおさえます」です。

図3のように、仕事の名前はそれぞれ別ですが、機関どうしには関係があります。線は仕事の時間順や上下の順位を表しているのではありません。相互の関係を示す線です。

図3 国会と内閣と裁判所の役割を分ける三権分立

例えば、国会は内閣の仕事について調べることができ、裁判所は裁判を通して法律などが憲法に違反していないかを判断します。細かな関係を一度に暗記する前に、「だれかの行うことを、別の機関が確かめられる」という意味を押さえます。図3の線に指を置いて、「なぜ別々の機関が必要なのか」を説明できれば、用語だけの暗記から一歩進んでいます。

誤り3 税金を施設の利用料金と同じに考える

誤った書き方は「税金は、自分が使った公共施設の代金を後から払うお金です」です。どこが違うかというと、税金を、利用した人だけが利用した分を払う料金と同じにしています。正しい書き方は「税金は、社会全体のくらしを支える仕事の費用を分担するお金です」です。

消防の活動は、今日消防車を呼ばなかった家庭の安全にも関係します。学校への支出も、今そこに通う人だけで費用を負担するしくみではありません。自分がすぐ利用するかどうかだけで、税金との関係を判断しないようにしましょう。

一方で、公共の施設やサービスにも、利用料金を払うものがあります。水道料金のような料金と税金は区別します。「公共の仕事だから、使うお金は全部税金」と決めつけず、資料に「税」「料金」のどちらが書かれているかを確かめてください。

練習問題

練習1 原則と場面を結ぶ

次のア〜ウに最も直接関係する原則を、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義から1つずつ選びましょう。ア「一人ひとりが個人として尊重され、差別されない」、イ「国際的な争いを解決する手段としての戦争を放棄する」、ウ「国民が選挙で代表を選び、その代表が国会で話し合う」です。各文のどの言葉が手がかりかも考えます。

練習2 機関と仕事を結ぶ

次のア〜エに当てはまる機関を、国会、内閣、裁判所から選びましょう。同じ機関を2回使ってもかまいません。ア「法律をつくる」、イ「国の予算案を作る」、ウ「法律にもとづいて裁判を行う」、エ「国の予算を議決する」です。「予算」という共通の言葉の後に続く動作を、特に注意して読みます。

練習3 選挙についての文を直す

「国民は、国会議員の選挙で内閣総理大臣を直接選びます。」という文を、2つの短い文に直しましょう。「国民」「国会議員」「国会」「内閣総理大臣」の4つの言葉をすべて使います。だれが何を選び、だれが何を指名するかが伝わるように書きます。

練習4 税金が関係する理由を書く

「自分の家では今年、消防車を呼んでいないので、消防を支える税金は自分たちに関係ありません。」という考えについて、消防のはたらきに触れて説明しましょう。「地域」と「安全」の2語を使って1文で書きます。税金の使い道を1つ挙げるだけでなく、利用していない家庭ともどう関係するかを考えます。

答えと解説

練習1の答えは、アが基本的人権の尊重、イが平和主義、ウが国民主権です。「個人として尊重」「戦争を放棄」「国民が代表を選ぶ」が手がかりになります。場面を読む前に3つの名称を書いてしまわず、文と意味が合うかを確かめます。

練習2の答えは、アが国会、イが内閣、ウが裁判所、エが国会です。イとエはどちらも予算に関係しますが、案を作る役割と議決する役割が異なります。アとエで国会が重なっても誤りではありません。

練習3の答えは「国民は選挙で国会議員を選びます。国会は国会議員の中から内閣総理大臣を指名します」です。国民から内閣総理大臣へ直接進む矢印を、国会を通る2段階に直しています。「選ぶ」と「指名する」の主語も区別しましょう。

練習4の答えの例は「消防は地域全体の安全を支えるため、消防車を呼んでいない家庭にも、消防を支える税金は関係します」です。火事を防ぐ取り組みや、必要なときに出動できる備えは、地域で暮らす人に共通する支えです。同じ意味が伝われば、言葉の並びが違ってもかまいません。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

この学習は、歴史で政治のしくみの変化を考えたり、世界の国々との協力を学んだりするときの土台になります。時代によって、政治を決める人や人々の権利の扱いは異なります。今の国民主権を、そのまま過去のすべての時代に当てはめず、いつの話かを意識して読みましょう。

家庭では、5分でできる確かめ方が2つあります。1つ目は、紙に「国民」「国会」「内閣」と書き、お子さまに「選挙」「指名」「予算案」の矢印を足してもらうことです。向きが合っているかだけでなく、「だれが何をする」と読んでもらいます。

2つ目は、通学路にある道路や学校を1つ選び、「どのようなくらしを支えるか」「費用はどう支えるか」を順に話すことです。施設名だけで終えず、「安全に通るため」「学ぶ場所を整えるため」と、使われる目的を言葉にします。

個別指導では、機関名を忘れたのか、「案を作る」と「議決する」の動作を混ぜたのかまで戻って確かめます。税金の説明で止まる場合は、小3・小4で学んだ消防やごみの処理を取り上げ、くらしと公共の仕事の関係からつなぎ直します。

まとめ

政治の問題で迷ったときは、文の主語と動作を見つけてみましょう。「国民が選ぶ」「内閣が案を作る」「国会が議決する」と読めると、長い用語の間に具体的な関係が見えてきます。その先にあるのは、道路を通る人、学校で学ぶ子ども、安全な生活を願う人の姿です。

図の矢印を1本説明できるたびに、政治は自分のくらしとつながります。政治を読む出発点は、だれが決め、その決定がだれのくらしを支えるのかを問うことです。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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