
武蔵野個別指導塾の特徴
語順と疑問文—並べ替えで鍛える|武蔵野個別指導塾
並べ替えは正解できても疑問文を書くと止まるときは、尋ねたい内容と語順を結び直します。語群を隠す段階まで支えを減らすと、自分で補えない助動詞や、迷う並びを探せます。

語順と疑問文—並べ替えで鍛える
単語は全部あるのに、最初の語が決まらない
よくあるのは、部活後のベンチで開いた英語のノートで並べ替え問題の語句を指で追い、「意味はわかるのに、どれから書けばいいのだろう」と手が止まる場面です。日本語訳を読むと聞きたいことは理解できます。単語の意味も知っています。それでも最初に疑問詞を書くべきか、動詞を先に出すべきかが決まりません。隣の解答を見ればすぐ納得できるだけに、自分で作れない理由が見えにくくなります。
こうしたとき、単語をもっと覚えることだけで解決しようとすると、練習の焦点がずれることがあります。語順の問題では、知っている単語を文の中の役割に結びつける必要があるからです。疑問文なら、それに加えて「何について尋ねるのか」「どんな形の文をもとにするのか」を判断します。
並べ替えは、その判断を練習する入口になります。ただし、正しい順番を覚えて終えると、語群がなくなった途端に手が止まります。ここでは、意味をつかみ、文の骨組みを作り、語群を外すところまでをつなげます。お子さまが一人で取り組むときにも、保護者が進み具合を見守るときにも使える手順です。

疑問文では、意味と文の骨組みを同時に扱う
日本語では、文の終わりを変えることで質問にできる場合があります。英語の基本的な疑問文では、文の先頭付近の並びや助動詞にも注意が必要です。日本語訳の順に単語を置こうとすると、知っている語を使っているのに英文としてはつながらないことが起こります。これは単なる不注意と決めつけず、どの順序で判断しているかを見たいところです。
例えば、You play tennis. は、相手がテニスをすることを述べる文です。これを「テニスをしますか」と尋ねると、Do you play tennis? になります。もとの文で主語だった語は、質問になっても主語のままです。一般動詞をそのまま先頭へ移すのではなく、疑問文を作るための助動詞を主語の前に置きます。語句の位置だけを見ると、この役割の違いが隠れてしまいます。
さらに「どこでしますか」と場所を尋ねるなら、Where do you play tennis? です。先ほどの疑問文の骨組みに、尋ねたい情報を示す疑問詞が加わっています。「疑問詞を前に置く」と覚えていても、その後ろが肯定文の並びに戻ってしまうなら、疑問詞と疑問文の骨組みを別々に確かめる必要があります。長い説明を足す前に、どちらがまだ安定していないのかを分けます。
一方、Is he busy? のように、be動詞を使う文ではbe動詞を主語の前に置きます。一般動詞の疑問文と同じつもりで助動詞を足すと、余分なものが入ります。見た目の似た問題を続けるだけでは、同じ操作を繰り返して正解できてしまいます。be動詞なのか、一般動詞なのか、すでに助動詞があるのかを見分けることが、並べる前の大事な判断です。
疑問文の組み立てを言葉で整理する学び方には、明示的指導の研究が参考になります。韓国の40研究を集めたメタ分析では、暗示的な指導に比べて明示的な指導の効果が大きく、特に文法と語彙の知識で差が現れました(Maeng・2020)。この分野では英語以外を母語とする海外の学習者の研究が多く、韓国の研究を統合した知識面の成果を、日本の中高生が語群なしで疑問文を書く力と同一視することはできません。家庭で試す際には、並べ方を説明できるかに加えて、必要な助動詞を自分で補えるかも見ます。説明で整理した知識を、語群がない条件へ持ち出して確かめるわけです。
つまり、並べ替えの正答だけでは見えない部分があります。語群に助動詞があれば、その存在を思い出す負担は小さくなります。文頭になる語が大文字なら、それを手がかりに始められます。こうした支えは学び始めには役立ちますが、支えを使ってできたことと、自分で必要な語を選べたことは分けて記録したいところです。
語順を学ぶ目標は、すべての語を機械的に動かすことではありません。誰について、どんな動作や状態を、何を尋ねるために表すのかを捉えることです。その判断が見えると、間違い直しも「答えをもう一度写す」から「助動詞を選ぶところへ戻る」に変わります。苦手という大きなくくりを、手をつけられる小さな課題にできます。
意味を決めてから並べ、最後に語群を外す
最初に、手元の教科書や授業用の問題集から、習った範囲の短い疑問文を選んでください。難しい単語や長い修飾部分が多い問題は、語順の判断と語彙の確認が重なります。まずは単語の意味を説明できるものに絞り、解答は紙で隠します。ノートには、解答を書く場所のほかに「尋ねること」「主語」「動詞の種類」を短く記す余白を作ります。
始めの3分は、英語を並べず、日本語で問いの目的を決めます。「はい・いいえで答えてほしい」「場所を知りたい」「誰がしたのか知りたい」など、求める答えの種類を書きます。日本語訳をそのまま長く写す必要はありません。答えが場所になるのか、人になるのかを考えると、疑問詞を単語の意味だけで選ぶ状態から一歩進めます。
問いの目的が決めにくければ、先に日本語で答えを用意してみます。場所を答えにしたいなら場所を尋ねる問い、動作をした人を答えにしたいならその人を尋ねる問いです。教材に質問と応答が載っている場合は、応答を読んでから質問のどの部分と対応するかを探してください。疑問詞の訳を暗記する練習に加えて、質問と答えの関係を見る練習になります。英語を書かないこの段階でも、問いの意味は確かめられます。
次の5分で、語群の中の主語と動詞を探します。主語には下線、動詞には丸というように、自分が見分けられる印を決めてください。色を増やすより、なぜその印をつけたか説明できることを優先します。主語は「誰の動作や状態についての文か」、動詞は「何をする、どんな状態である、を支える部分か」と問い直します。日本語訳の最初の言葉を、そのまま英語の主語だと思わないことも大切です。
続いて、動詞の種類から疑問文の骨組みを選びます。be動詞なら、主語との位置関係を確認します。一般動詞なら、現在か過去か、主語は何かを見て、必要な助動詞を選びます。現在の文でdoesを使う場合や、過去の文でdidを使う場合には、後ろの一般動詞を原形にするところまでをまとめて点検します。先頭だけを直して後半を見ないと、助動詞と動詞の形がかみ合わなくなります。
canなどの助動詞がある文なら、その助動詞を使って疑問文を作ります。この段階で全部の規則を一度に覚え直す必要はありません。今解いている問題について「すでに助動詞があるか」を確認し、習った形に戻ります。迷ったときは教科書の該当箇所を開き、必要な型だけを見るようにしてください。解答そのものを見る前に、判断のための手がかりを探す使い方です。
骨組みが決まったら、目的語や場所、時を表す語句を加えます。複数の語でまとまって意味を表す部分は、ばらばらの札だと思わず、ひとまとまりとして扱います。最初から文全体を一気に並べるより、主語と動詞の周辺を決めてから残りを置くと、迷っている場所がはっきりします。使った語に小さく印をつけると、語の重複や置き忘れも見つけやすくなります。
並べ替えの解答と自分の文で、場所や時の表現の位置だけが違う場合は、すぐに骨組み全体が誤りだと考えないようにします。英文によっては語句の置き方に幅があります。解説で許される並びを確かめ、判断に迷うものはそのまま質問用に残してください。疑問文を作るうえで必要な語順と、付け加える情報の位置を分けると、何でも一つの順番だけに固定して覚えることを避けられます。
ここで3分を使い、答え合わせの前に自分で点検します。まず、完成した文が最初に決めた内容を尋ねているかを見ます。次に、主語の前に何があり、その理由を説明できるか確かめます。最後に、語群をすべて使ったか、動詞の形は合っているか、文頭と疑問符は整っているかを見ます。「なんとなく聞き覚えがある」で丸にせず、意味、骨組み、表記の順に確かめます。
解答を開いたら、違う箇所を全部消して写し直す前に、自分の最初の答えを残します。違いが助動詞の有無なら「一般動詞なのに助動詞を入れ忘れた」、動詞の形なら「didの後ろを過去形にした」と書きます。記録は短い日本語で十分です。「語順ミス」とだけ書くより、次に確認する動作がわかる言葉にしてください。正解した場合も、理由を言えなければ印をつけておきます。
次の5分では、語群を紙で隠し、日本語の問いだけから英文を作ります。完全に白紙から始めるのが難しければ、最初は主語だけを残してかまいません。できたら、その主語も隠します。並べ替えでは見えていた助動詞を自分で用意できるかが、この練習の確認点です。語群を隠して失敗しても、前の正解が無意味になるわけではありません。必要な支えが一つ見つかったと考えます。
慣れてきたら、同じ文で変える条件を一つだけ決めます。主語を変える、現在から過去に変える、はい・いいえの質問から場所を尋ねる質問に変える、といった方法です。条件を一度に増やすと、何が原因で間違えたかわかりにくくなります。変えた条件に合わせて、どの語の位置や形が動いたかを元の文と比べてください。変わらなかった部分も言えると、文の骨組みが捉えやすくなります。
ただし、疑問詞があれば必ず主語の前に助動詞を足す、と覚えないようにします。Who opened the door? は、誰がその動作をしたのかを尋ねています。ここではwhoが主語の役割を担っています。最初からあらゆる疑問文を混ぜる必要はありませんが、この形を習ったら「主語そのものを尋ねているか」を点検項目に加えます。答えの人を仮に当てはめ、誰が動作をした文になるかを考えると整理できます。
終わりの2分は、今日つまずいた判断を一つ選び、ノートの端に次回の確認を書きます。「主語を見て助動詞を選ぶ」「疑問詞の後ろも点検する」のように、行動で書くのがこつです。別の日の学習の始めには、解答を見ずに同じ判断を含む問題を解きます。ここで示した時間は練習を区切るための目安です。終わらなければ問題数を減らし、直し方まで進められる量にしてください。
教材も役割で使い分けられます。教科書では型と意味の対応を確かめ、問題集では語順を選び、ノートでは語群のない状態を試します。同じ教材を最初から最後まで繰り返すことだけが復習ではありません。間違えた理由を見て、必要な場所に戻る使い方をすると、「今日は何を確かめたか」が学習の終わりに残ります。

個別指導では、止まった判断を授業の中心に置く
個別指導でまず見たいのは、完成した解答だけでなく、並べ始める前のお子さまの判断です。疑問詞を見てすぐ文頭に置くのか、主語を探すのか、日本語を小分けに訳しているのかで、必要な支援が変わります。正解までの速さを急いで測るより、「今、何を決めようとしていましたか」と尋ねて、途中の考えを言葉にしてもらいます。
同じ誤答でも、理由は異なります。助動詞を入れ忘れたお子さまが、一般動詞とbe動詞を見分けられていないなら、文の種類へ戻ります。種類はわかるけれど、語群がないと助動詞を思いつけないなら、必要な語を自分で補う練習に進みます。主語の単語の意味が曖昧なら、語彙の確認が先です。誤りの見た目だけで同じ宿題を出すと、戻る場所がずれることがあります。
授業では、支えの量を変えて確かめる方法が使えます。語群をすべて見せる段階、主語と問いの意味だけを示す段階、日本語の問いだけを示す段階を分けます。同じ学習内容でも、どこまで手がかりが必要かが見えてきます。できなかった段階で長く止めるより、一段階戻して何を手がかりにしたかを確認し、もう一度支えを減らします。
塾が持つのは、文法上の誤りを見立て、戻る範囲を決め、次に確かめる問題を選ぶ責任です。お子さまが考える前に答えを言ってしまうと、自分で判断できたかを確認できません。そこで、問いかけを「ここは何を書くの」だけにせず、「誰についての文ですか」「何を答えてほしい質問ですか」と分けます。答えの一部を教える前に、どの判断なら一人でできるのかを探ります。
教える側の声かけも記録に含めたい情報です。「動詞の形を見よう」と言われて直せた場合と、何も言われずに自分で見直せた場合では、次の課題が違います。前者なら、点検項目を自分で思い出す練習が必要です。後者なら、別の語彙や別の場面でも同じ確認ができるかを試せます。講師が直した直後の正解だけで理解を判断せず、少し別の活動を挟んで、同じ判断をもう一度使ってもらいます。
説明する量も調整が必要です。一つの疑問文で迷ったときに、関連する例外までまとめて説明すると、今使う規則が埋もれることがあります。基本の疑問文が安定してから疑問詞のある文へ進み、主語を尋ねる形や間接疑問は、習う段階で別に整理します。先の内容を知っているお子さまには、現在の練習でどの範囲の文を扱っているかを明らかにします。
進み具合は、正答数に加えて、条件と支えを記録すると伝わります。「一般動詞の現在の疑問文は語群なしで作れた」「過去の疑問文は動詞を原形に戻す声かけが必要だった」という書き方です。「疑問文が苦手」の一言より、できた範囲と次の確認が具体的になります。初めの答えを残したノートは、その変化を見る資料にもなります。
家庭への連絡も、同じ順にそろえます。扱った問いの種類、本人が自分でできた判断、まだ必要だった手がかり、次回確かめることを短く伝えます。例えば、場所を尋ねる疑問文で、疑問詞は選べたが、その後ろの骨組みに確認が必要だったとわかれば、家庭では疑問詞を増やして覚えさせるより、指定された短い復習に取り組みやすくなります。学習量を増やす判断も、まずこの情報をもとにします。
家庭が持つ役割は、塾と同じ説明を再現することではありません。取り組む時間と場所を整え、指定された範囲がわかるかを確認し、困った点を塾に渡せれば十分です。お子さまが「今日はどこを確かめるか」を言えないときは、宿題の指示を一緒に読み、わからなかった部分に印をつけて持たせてください。保護者が英文法を説明できなくても、学習の行き止まりを知らせることはできます。
声をかけるなら、「全部できた」だけを尋ねるより、「語群を隠すと、どこで止まった」と聞くと、次の支援につながります。疲れている日に答えを求め続ける必要はありません。始められなかったのか、途中の判断で止まったのか、量が多かったのかを区別して伝えれば、塾側で調整しやすくなります。家庭での負担も含めて、続けられる練習量に整えます。
宿題の戻り方も決めておきます。単語の意味がわからなければ意味を調べ、型を忘れたら教科書の該当箇所を見て、それでも進めなければ途中の答えを残す、という順です。家で止まった問題が空欄だけだと、どこまでは考えたかが伝わりにくくなります。主語につけた線や、選びかけた助動詞が残っていれば、次の授業はその続きから始められます。完答することだけを宿題の目的にせず、考えた跡を共有できるようにします。
並べ替えでできたことを読解や作文へ渡す確認も、授業の役割です。短い文章の中の疑問文について、誰が誰に何を尋ねているかを説明してもらいます。作文では、自分が知りたいことを日本語で決めてから質問を作ります。問題の指示が変わっても同じ判断を使えるかを見ることで、練習帳の正解が実際に使える知識へつながっているかを確かめます。
よくある誤解をほどく3つの問い
並べ替えができれば、英作文の練習は不要ですか
並べ替えは語順を考える練習になりますが、必要な単語がすでに用意されています。英作文では、伝えたい意味に合わせて単語や助動詞を自分で選ぶ必要があります。そのため、並べ替えの正解を確かめた後に、語群を隠す短い練習を加えてください。何も見ずに書けない場合は、主語だけを残すなど、支えを少し戻せます。
解答を覚えている直後には書けても、条件を変えると止まることもあります。主語か時のどちらかを変えて、必要な部分も直せるかを見ます。同じ文を書いた回数だけで判断せず、変化に合わせて形を選べたかを確認します。
語順は、音読していれば自然に身につきますか
正しい英文を声に出すことは、語のつながりに注意を向ける練習に使えます。ただ、口が動いていても、主語や助動詞の役割を説明できるとは限りません。音読の前に尋ねている内容を確かめ、読んだ後に文を隠して骨組みを書いてみてください。目で追えていた部分と、自分で作れる部分が区別できます。
声を出すことが負担なら、まず黙読して役割に印をつける方法でも進められます。読む速さや声の大きさを目標にせず、疑問詞の後ろがどう並ぶのか、一般動詞の形がどうなるのかを意識して扱います。
間違えた文は、正解を何度も写せばよいですか
写すときには答えが見えているため、語順を自分で選ぶ場面が少なくなります。最初に正しい形を確認するために写したら、次は隠して書く流れにしてください。その際、間違いの理由を短く添えると、直す場所が明確になります。「注意する」だけでは、次に何を見るかが決まりません。
同じ誤りが続いたら、書く回数を増やす前に、問いの目的、主語、動詞の種類のどこから迷うかを見ます。全部をやり直す必要があるとは限りません。迷った判断だけに戻り、支えを使って確かめた後、再び自分で作ります。
最初の語を選んだ理由が、次の一文を支える
語順と疑問文の学習では、答えを見て納得したところから、もう一歩だけ進めてみてください。何を尋ねるのかを決め、主語と動詞を見つけ、助動詞や疑問詞を選びます。最後に語群を隠すと、次に練習したい判断が見えてきます。
一度に全部できなくても、昨日は必要だった印が今日はなくても書けた、という変化を拾えます。家庭ではその変化と困った点を伝え、塾では次に外せる手がかりを探します。武蔵境で英語の学び直しを考えるときも、できたかどうかに加えて、どの支えがあればできたかを相談の材料にしてください。語群を覆った紙の横で、「場所を聞くから」と最初の語を選べたら、問いの目的と語順がつながっています。質問の出発点を自分で決める姿が、並べ替え練習の到達を示します。
参考文献
- Maeng(2020)Modern English Education。韓国の40研究を統合し、明示的指導と暗示的指導の効果を検討したメタ分析。https://consensus.app/papers/details/1d51f813264e5a9da03419d6897784e3/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




