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【小5社会】日本の国土と領土を図解で総まとめ—位置・範囲・領土をめぐる課題・地球儀と緯度経度|武蔵野個別指導塾

緯度・経度の読み取りと海の範囲を3枚の図で整理し、日本の端の島や領土をめぐる課題を学びます。手順つきの例題と練習問題で、位置と範囲を根拠を添えて説明する力を確かめましょう。
よくあるのは、駅前の本屋の参考書の棚で、お子さまが世界地図を見比べ、「こっちでは日本が真ん中なのに、こっちでは右にある。日本は世界のどこにあるの」と手を止める場面です。どちらも日本の位置を変えた地図ではありません。丸い地球をどこで区切って平面に表すかによって、紙の上の並び方が変わっています。
この単元では、地図の真ん中や端だけに頼らず、大陸や海洋、緯度や経度を手がかりにして、日本の位置を説明します。さらに、日本をつくる島々、領土と周りの海の違い、領土をめぐる課題へと学びを広げます。島の名前を覚えることと、地図の中で場所を指せることを結びつけるのが目標です。
家庭では、答えが合ったかに加えて、「どの線をたどったの」「何と比べて東だと考えたの」と確かめてみてください。見た印象から答える段階を抜け出すと、初めて見る地図でも、根拠を探しながら落ち着いて読めるようになります。
この単元で身につけること
- 世界の6つの大陸と3つの主な海洋を見つけます。名前を唱えるだけでなく、日本から見た位置や、大陸の間にある海を確かめます。
- 日本の位置と国土の広がりを説明します。北海道、本州、四国、九州のほかにも多くの島があり、離れた島まで日本の国土が広がっていることを押さえます。
- 緯度と経度を組み合わせて地点を読みます。赤道と本初子午線を出発点にして、北緯・南緯、東経・西経を区別します。
- 領土、領海、領空と排他的経済水域を区別します。陸地の範囲と、海で資源を利用する権利の範囲を同じものとして扱わないようにします。
- 領土をめぐる課題を、場所と状況を分けて整理します。日本政府の立場と現在の管理状況を読み取り、国や人々への好き嫌いで説明しないようにします。
小4で学んだ都道府県の位置や方位の読み方を、世界の中の日本へと広げる学習です。都道府県の境を読むときと同じように、地図の色や線が何を表すかを確かめる習慣が役立ちます。ただし、国境や海の範囲を示す線は、県境と同じ意味ではありません。凡例を見てから読む順番を大事にしましょう。
基本の考え方
大陸と海洋を目印にして日本を探す
地球上の大きな陸地を大陸といいます。小学校では、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸の6つを学びます。ユーラシア大陸は、アジアとヨーロッパが一続きになった大陸です。「アジア」は地域を表す名前で、「ユーラシア大陸」は大きな陸地を表す名前なので、問いに合わせて使い分けます。
主な海洋は、太平洋、大西洋、インド洋です。太平洋はアジアやオーストラリアと、南北アメリカの間にあります。大西洋は南北アメリカと、ヨーロッパやアフリカの間にあります。インド洋はアフリカ、アジア、オーストラリアに囲まれる側に広がっています。名前の位置だけを覚えず、両側の陸地を一緒に見ると、並び方の違う世界地図でも探せます。
日本はユーラシア大陸の東側、太平洋の西側に位置する島国です。「日本の東には太平洋がある」と「日本は太平洋の西側にある」は、どちらも正しい説明です。前者は日本を出発点に海を見ていて、後者は太平洋全体の中で日本のある側を見ています。何を中心に説明しているのかを言葉で確かめると、東と西の混乱を減らせます。
日本の周りには、日本海、東シナ海、オホーツク海などもあります。日本海は日本列島とアジア大陸の間、東シナ海は九州の西側から南西諸島の周辺、オホーツク海は北海道の北東側にあります。地図帳では海の文字が陸地から離れた場所に置かれることもあるので、文字だけでなく海の広がりを指でたどりましょう。
地球儀と緯度・経度の読み方
地球儀は、ほぼ球の形をした地球を小さく表したものです。世界地図は持ち運びや書き込みに便利ですが、球面を平面にするため、形や面積、距離などにゆがみが生じます。地図には表し方による違いがあるので、平面上で大きく見える地域が、実際にも同じ割合で大きいとは限りません。広い範囲の位置関係は地球儀でも確かめるとよいでしょう。
緯度は、赤道を0度として南北の位置を表すものです。赤道より北は北緯、南は南緯で表し、北極が北緯90度、南極が南緯90度です。同じ緯度の地点をつないだ線を緯線といいます。赤道は北半球と南半球を分ける線でもあります。地球儀では、赤道から北極や南極に近づくにつれて緯線の輪が小さくなります。
経度は、本初子午線を0度として東西の位置を表すものです。本初子午線はイギリスのロンドンにある旧グリニッジ天文台を通ります。そこから東へ東経、西へ西経として、それぞれ180度まで数えます。同じ経度の地点をつないで北極と南極を結ぶ線を経線といいます。東経180度と西経180度は、地球上では同じ経線です。
図1のように、緯度は赤道の北か南か、経度は本初子午線の東か西かをまず読みます。この図は線の読み分けに使う、赤道と本初子午線付近の平面の目盛り図です。陸地の形は省き、緯度も経度も30度ごとに等間隔で表しています。地球全体の形や、地球上の実際の距離を示した図ではありません。

図1で点Pは、赤道より北の北緯30度、本初子午線より東の東経60度にあります。点Qは、南緯30度、西経30度です。「30度」だけでは北か南かが決まらず、同じ緯線上にも多くの地点があります。地点を決めるには、北緯や南緯という向きと、東経や西経という向きを付けて、2つの値を組み合わせます。
地球儀を読むときは、まず赤道を見つけ、次に目的の場所を通る緯線と経線を探します。台に対して地軸が傾いていても、赤道や北極の位置が基準です。置いてある机に対して上か下かで、北半球と南半球を決めるわけではありません。日本は赤道より北、本初子午線から東経で表す側にあります。
日本の範囲と、海の範囲を分ける
日本の国土は、北海道、本州、四国、九州という4つの大きな島と、多くの島々からなります。沖縄島をはじめとする南西諸島や、太平洋にある小笠原諸島なども含まれます。4つの大きな島だけを囲んで「日本の全部」と考えると、国土の広がりを読み違えます。離島は、大きな島から離れた場所にある島のことで、人々のくらしや自然、周りの海とのつながりを持っています。
日本の東西南北の端を示す島は、東が南鳥島、西が与那国島、南が沖ノ鳥島、北が択捉島です。南鳥島と沖ノ鳥島は東京都、与那国島は沖縄県、択捉島は北海道に属します。名前に「南」が入る南鳥島が最南端とは限りません。島名の文字から推測せず、地図の中の位置を根拠に判断します。択捉島を含む北方領土には、後で説明する領土をめぐる課題があります。
領土は、その国の主権が及ぶ陸地です。主権とは、国が自分の国のことを決め、治める権利を指します。領海は国の主権が及ぶ海の範囲で、原則として、その幅を測る基準の線である基線から12海里までです。領土や領海などの上空を領空といいます。海里は海の距離によく使う単位で、12海里は約22 kmです。ふだんの地図で使うkmと、単位が違うことにも注意しましょう。
排他的経済水域は、沿岸の国が水産資源や海底の資源を調べたり利用したりする権利などを持つ海の範囲です。原則として基線から200海里までのうち、領海の外側の海を指します。200海里は約370 kmです。これは国の領土や領海そのものではなく、資源に関する権利などが認められる範囲です。ほかの国の船が通る自由などもあり、「海も空もすべて自由に決められる場所」とは考えません。
向かい合う国どうしの距離が近いと、それぞれの基線から200海里の範囲が重なることがあります。その場合の境界は国どうしで調整する必要があり、地図に円を描くだけで全部が決まるわけではありません。日本の離れた島々は、国土の一部であるとともに、広い海との関わりを考える手がかりになります。
例題で解き方を確かめる
例題1 大陸と海洋から位置を説明する
問題です。「日本は、何という大陸の東側、何という海洋の西側にありますか」。世界地図を見て、2つの名前を答えましょう。地図の中央に日本が描かれている場合でも、紙の中央という表現は使わずに考えます。
- 日本を見つけ、その西側にある大きな陸地をたどります。近くの国名だけを見ると大陸名と混ざるので、一続きの大きな陸地に目を向けます。
- その陸地がユーラシア大陸であることを確かめます。日本は大陸の東側にあり、大陸とは海を隔てているため、陸続きと説明しないようにします。
- 日本の東側に広がる海を、南北アメリカの方までたどります。広い太平洋を見渡すと、日本がその西側にあると判断できます。
大陸名を聞かれているので、「アジア」とだけ答えるのでは十分ではありません。また、「太平洋の東側」と答えた場合は、日本から東にある海を答えたのか、海の中での日本の位置を答えたのかを点検します。主語を「日本」にして文を完成させると、向きをそろえやすくなります。
答え:日本はユーラシア大陸の東側、太平洋の西側にあります。
例題2 目盛りから地点と方位を読む
問題です。図2のAとBの緯度・経度を読み、BはAから見てどの方位にあるか答えましょう。図2は日本付近の緯度・経度を読むための目盛り図で、AとBは読み取り練習用の地点です。都市や島の位置を表す記号ではありません。

- 縦方向の値を見て、横に引かれた緯線を読みます。下から北緯20度、30度、40度、50度と増えるので、線の間隔が10度だと確かめられます。
- AとBを通る緯線と経線をそれぞれたどります。Aは北緯30度・東経130度、Bは北緯40度・東経140度の交点にあります。点の近くの文字ではなく、点そのものから線を追うのが理由です。
- Aを出発点にして、Bの南北と東西を別々に比べます。この図では北緯の値が大きいBが北、東経の値が大きいBが東にあるので、2つを合わせて北東と判断します。
緯線が横に走るので「緯度は東西を表す」と考えやすいところです。しかし、1本の緯線上を東西に動いても緯度は変わりません。緯度が変わるのは南北に動いたときです。線の向きと、その値が表す位置の向きを分けて読む練習になります。
答え:Aは北緯30度・東経130度、Bは北緯40度・東経140度で、BはAの北東にあります。
例題3 日本の端の島を選ぶ
問題です。「南鳥島、与那国島、沖ノ鳥島、択捉島」を、日本の最東端、最西端、最南端、最北端の順に並べましょう。さらに、東京都に属する2つの島を答えます。島の名前と方位だけでなく、都道府県との結びつきも確かめる問題です。
- 地図帳で日本全体の範囲が載っているページを開きます。本州周辺だけの地図では離れた島が載らない場合があるため、まず見ている範囲を確かめます。
- 東西南北の端の島をそれぞれ探し、方位と名前を結びつけます。別枠に拡大された島は紙の上の配置が移されているので、緯度・経度や位置を示す補助図も見ます。
- 島名のそばの都道府県名を確認します。東京都という名前から都心周辺だけを思い浮かべると、遠くの島も東京都に属することを見落とすためです。
ここでは、択捉島を最北端と答えることと、現在の管理状況を説明することを分けます。日本の領土としての範囲を学ぶ問題に対して、旅行で行きやすい地点を代わりに答えることはできません。何の範囲について尋ねられているかを、問題文に戻って確かめましょう。
答え:最東端・最西端・最南端・最北端の順に南鳥島・与那国島・沖ノ鳥島・択捉島で、東京都に属するのは南鳥島と沖ノ鳥島です。
例題4 領海と排他的経済水域を説明する
問題です。ある島の基線から海へ向かって、地点Cは8海里、地点Dは100海里離れています。領海を12海里まで、排他的経済水域の外側の限界を200海里とし、ほかの国との範囲の重なりはないものとします。CとDはそれぞれどの範囲にあり、Dを「その国の領土」と呼べるでしょうか。
- 距離を測り始める場所を確認します。どちらも基線からの距離なので、そのまま12海里、200海里という境目と比べられます。
- 8は12より小さく、100は12より大きく200より小さいことを確かめます。数字の大きさを比べることで、Cは領海、Dは領海の外側の排他的経済水域だと決められます。
- 場所の分類と、認められる権利をつなげます。排他的経済水域は資源を利用する権利などを持つ海であり、陸地を表す領土とは意味が違うため、Dを領土とは呼びません。
距離が100海里だから遠い、という印象だけで分類せず、どの境目の間かを説明します。また、200海里は領海の外端からさらに測る距離ではありません。領海の幅と排他的経済水域の外側の限界は、同じ基線をもとに考えます。
答え:Cは領海、Dは排他的経済水域にあり、Dを領土とは呼びません。
つまずきやすいところと直し方
緯度と経度を、線が伸びる向きで逆にする
誤った書き方は「Aは北経30度、東緯130度」です。どこが違うかというと、南北の位置を表す緯度に東西を、東西の位置を表す経度に南北を組み合わせています。正しい書き方は「Aは北緯30度、東経130度」です。言葉を直すだけでなく、図2で赤道側から北への値と、西側から東への値を別々に追いましょう。
「横の線だから横の位置」と覚えてしまった場合は、同じ緯線の上に点を2つ置きます。2点の経度は違っても緯度は同じです。そのあと一方の点を北へ動かすと、初めて緯度が変わります。線の名前を暗記する前に、どの移動で値が変わるかを確かめると整理できます。
排他的経済水域をすべて領海と書く
誤った書き方は「基線から200海里まではすべて日本の領海です」です。どこが違うかというと、領海と、資源に関する権利などを持つ海を一緒にしています。正しい書き方は「領海は原則として基線から12海里までで、その外側には原則として基線から200海里までの排他的経済水域があります」です。
図3のように、同じ基線を出発点にして境目を読むと、12と200の関係が見えます。図は説明用にまっすぐな基線と海への向きを置いたもので、実際の日本の海岸線や国境の形ではありません。横方向の長さは海里で表す距離に比例させてあり、領海の帯が排他的経済水域の帯に比べて細いのは、距離の割合をそろえているためです。

図3では、基線から12海里の線までが領海、その線の外側から200海里の線までが排他的経済水域です。海底の資源を調べること、魚をとること、船が通ることは、すべて同じ決まりで扱われるわけではありません。小5ではまず、「領海と排他的経済水域では意味が違う」と説明できることを目指します。
領土をめぐる課題をすべて同じ状況で書く
誤った書き方は「北方領土、竹島、尖閣諸島は、どれも今はほかの国が管理しています」です。どこが違うかというと、それぞれの場所と現在の状況を区別していません。正しい書き方は「北方領土はロシア、竹島は韓国が占拠しており、尖閣諸島は日本が管理しています」です。日本政府の立場と併せて、次のように整理します。
北方領土は、北海道の北東にある歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島です。日本政府は日本固有の領土であり、ロシアによる不法占拠が続いているという立場で、返還を求めています。4つの名前を読むときは、歯舞群島がいくつもの島からなることにも目を向けます。地図で北海道からの位置を確かめると、日本の最北端として学ぶ択捉島ともつながります。
竹島は日本海にあり、島根県に属します。日本政府は日本固有の領土であり、韓国による不法占拠が続いているという立場です。韓国も領有権を主張しています。まず地図で日本海に位置を取ってから、名前と現在の状況を結びつけましょう。北方領土とは場所も相手の国も違います。
尖閣諸島は東シナ海にあり、沖縄県に属し、日本が管理しています。中国と台湾も領有権を主張していますが、日本政府は日本固有の領土であり、解決すべき領有権の問題は存在しないという立場です。「ほかの国や地域から主張があること」と「現在、日本以外が管理していること」を同じ意味にしないようにします。
これらを学ぶときには、「どこにあるか」「日本政府はどう説明しているか」「現在はどういう状況か」を分けてノートに書きます。特定の国の人々をひとまとめに評価する言葉は、地理の説明にはなりません。資料の表現を正確に受け取り、話し合いによる平和的な解決や対応を考える姿勢につなげましょう。
練習問題
練習1 世界の陸地と海を整理する
日本の西側にある大陸と、日本の東側に広がる主な海洋の名前を書きましょう。続いて、アフリカ大陸の東側、アジアの南側、オーストラリア大陸の西側に広がる主な海洋を答えます。地図帳を使う場合は、海の名前を見つけたあと、その周りの陸地も確かめてください。
練習2 図の点を読み直す
図1のQの緯度・経度を書きましょう。次に、図2の北緯20度・東経150度の交点をRとすると、RはAのどの方位にあるか答えます。緯度と経度を一度に考えず、まず南北、次に東西を判断してください。
練習3 端の島と領土の課題を結ぶ
日本の最南端の島と最北端の島を書きましょう。そのうえで、最北端の島は北方領土、竹島、尖閣諸島のうち、どれに含まれるか答えます。さらに、尖閣諸島が面している海の名前と、現在管理している国を書きましょう。
練習4 海の範囲の説明を直す
「基線から150海里の地点は、200海里以内なので領海であり、その上空も領空です」という文を直しましょう。領海は12海里まで、排他的経済水域の外側の限界は200海里とし、ほかの国との重なりはないものとします。どの範囲にあるかと、上空を領空といえるかを分けて書いてください。
答えと解説
練習1の答えは、ユーラシア大陸、太平洋、インド洋です。太平洋は日本の東側に広がりますが、日本の位置を海を基準に説明するなら「太平洋の西側」です。問いの主語に合わせて、方位を読み替えます。インド洋は、周囲の3つの陸地を目印にすると見つけやすくなります。
練習2の答えは、Qが南緯30度・西経30度、RがAの南東です。図2でAは北緯30度・東経130度なので、北緯20度のRはAより南、東経150度のRはAより東にあります。北緯の値が小さくなっても、赤道を越えたわけではないので、Rを南緯20度と書かないようにします。
練習3の答えは、最南端が沖ノ鳥島、最北端が択捉島で、択捉島は北方領土に含まれます。尖閣諸島がある海は東シナ海で、現在管理している国は日本です。島の方位、島のまとまり、海の名前、管理の状況という別々の情報を、混ぜずに答える問題です。
練習4の答えの例は、「基線から150海里の地点は排他的経済水域にあり、その水域の上空という理由で沿岸国の領空になるわけではありません」です。150海里は12海里を越え、200海里より内側です。資源に関する権利などが及ぶ範囲と、国の主権が及ぶ領海・領空を区別して説明します。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
日本の位置と広がりは、次に学ぶ地形や気候の土台になります。南北に広がる島々の位置を押さえると、地域によって気温や季節の様子が違う理由を考えやすくなります。ただし、気候は緯度だけで決まるものではありません。山地、海からの風、海流なども合わせて学んでいきます。海の範囲の区別は水産業に、大陸と海洋の位置は貿易の学習につながります。
家庭で5分でできる確かめ方の1つは、地図帳を開いて「日本の東の海」「その海から見た日本の位置」を交互に言うことです。同じ2つの場所でも、説明の出発点によって東と西が変わることを確かめます。指で場所を示しながら話すと、言葉だけで答えを覚えているのか、位置を見て考えているのかが見えます。
もう1つは、紙に赤道と本初子午線に見立てた十字を描き、北緯・南緯、東経・西経の場所を親子で交代して指すことです。慣れたら図2を使い、同じ緯度の2点を探します。個別指導で読み違いを確かめるときも、島名を覚え直す前に、方位、目盛りの間隔、問いの基準となる場所まで戻って見ます。説明の途中を聞くことで、用語の混同なのか、線の追い方の問題なのかを確かめます。
まとめ
日本の場所を説明するとき、紙の真ん中にあるかどうかは決め手になりません。大陸と海洋を目印にし、必要に応じて緯度と経度を読むことで、並び方の違う地図でも位置を説明できます。海や島をめぐる学習では、場所を表す線と、その範囲が持つ意味を一緒に読みましょう。
地図に書かれた名前を覚えたあとには、「その説明はどの線とどの場所を根拠にしているか」という問いが残ります。日本の国土を読む力は、島の名前を知ることから、一本の線の意味を説明できることへ育ちます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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