
武蔵野個別指導塾の特徴
英検1級の語彙を増やすには―大学上級程度の語を読む力と使う力に育てる|武蔵野個別指導塾
単語帳では覚えたのに文章で意味が取れない方へ。語彙を3段階に分ける記録法と、翌日に思い出す復習、社会的な話題の短文練習で、英検1級に向けた毎日の学習を組み立てられます。

英検1級の語彙を増やすには―大学上級程度の語を読む力と使う力に育てる
よくあるのは、授業前の小さな自習机で単語帳の訳を隠すと答えられるのに、その語を含む英文を渡すと鉛筆が止まるという場面です。「この単語は昨日覚えました」と言えても、何が何に影響しているのかを尋ねると、訳語を並べるところから進めなくなります。英検1級の語彙学習では、覚えたページが増えることと、文章を読める範囲が広がることを、別々に確かめる必要があります。
大学上級程度と聞くと、見たことのない難しい語を次々に覚えなければならないと感じるかもしれません。もちろん、新しく知る語を増やすことは大切です。ただ、今知っている語について、文中の意味、結びつく語、使うときの形を確かめることにも時間を使いたいところです。日本語訳を1つ答えられる語と、意見を書くときに迷わず選べる語は、同じ「覚えた語」として扱わないほうが次の練習を決めやすくなります。
まずは単語帳を買い足す前に、今日学ぶ語を少数選び、どこまでできるか記録してみてください。読むために広げる語と、自分で使うために深める語を分ければ、すべてを同じ回数で書き続ける必要もなくなります。ここでは、紙のカードでも手元のノートでも取り組める方法で、語の選び方から翌日の確認までをつなげます。受験するご本人は毎日の作業に、保護者の方はお子さまの進み具合を尋ねる際の手がかりにしてください。
1級の語彙は、難しい訳語を知っているだけでは足りません
試験の中で語彙が働く場所を知ります
日本英語検定協会は1級の目安を「大学上級程度」としています。専門的な話題について複雑な文章や話の展開を理解し、自分の考えを根拠とともに論理的に伝えることが求められます。「大学上級」は語を暗記する量だけを表すものとして受け取らず、その語を使ってどのような内容を理解し、伝えるかという目安として捉えてください。必要な語彙数の目安は、日本英語検定協会の最新の案内で確かめてください。
リーディングでは、短文の語句空所補充が22問あり、4つの選択肢から答えを選びます。長文の語句空所補充は6問、内容一致選択は7問です。ライティングには英文要約と意見論述が各1問あります。単語を選ぶ場面に加えて、語が表す関係を文章の中で追う場面と、自分で語を選ぶ場面があるわけです。したがって、カードで訳を答えられたあとには、その語を含む短文を読んだり、伝えたい意味に合う語を選んだりする練習も組み込みます。
リーディングとライティングの試験時間は合わせて100分です。語彙に使う時間を協会が個別に割り当てているという意味ではありません。自宅の練習では、知らない語に出会うたびに長く考え込んでいないか、知っているはずの語を何度も訳し直していないかを確かめましょう。ただし、初めて学ぶ語まで急いで処理する必要はありません。意味を丁寧に確かめる時間と、学んだあとに素早く取り出せるかを試す時間を分けます。
「見てわかる」と「思い出せる」を別々に確かめます
語彙については、見た語の意味を理解できることと、必要な語を思い出せることの両方が読解を予測し、前者がやや強い関係を示した研究があります(Laufer・Aviad-Levitzky・2017)。対象は大学生116名であり、読解との関係を調べた結果なので、特定の暗記方法による英検1級の得点上昇を示すものではありません。ここから学習の組み方として考えたいのは、書けない語をすべて未習得に戻さず、読んで理解できる語の増加も確かめることです。
たとえば alleviate を見て「苦痛や問題を軽くする」という方向がつかめるなら、読むための足場があります。一方、自分で英文を書くときに alleviate を思い出し、そのあとに何を置くか選べるかは、別に確かめます。読むための記録には「意味が取れた」、使うための記録には「目的語まで選べた」と残してください。「覚えた」「忘れた」の2つだけより、翌日にすることが具体的になります。
この区別は、意味を曖昧にしてよいということではありません。「よい感じの語」「悪い意味の語」という印象だけで答えを選んだ場合は、正答しても確認を続けます。たとえば、負担を軽くすることと、負担を完全になくすことは同じではありません。日本語訳を一語だけ言う代わりに、何がどの程度変わる語なのかを短く説明できるか試すと、理解の中身を点検できます。
復習は、見直す前に答えを出してみます
英単語の学習で1日あけた間隔練習が2週間後の成績に有効で、穴埋めとカードの差は小さかったという結果があります(Kimほか・2023)。対象は韓国の150名であり、その条件での結果から、すべての年齢や習熟度の学習者に最適な復習間隔を一律に決めることはできません。この知見を参考に、同じ晩に何周も読むだけで終えず、翌日にも答えを隠して確かめる機会を設けます。
また、デジタル単語カードでは、読み直す方式よりも思い出す方式が一貫して優れ、学習の回数が増えるほど差が広がったと報告されています(Huangほか・2025)。対象は108名で、デジタル単語カードを使った結果なので、紙のカードを含むあらゆる教材で同じ差が出るとまでは言えません。紙で行う場合も、本稿ではまず答えを出し、それから確かめる手順を提案しますが、研究の数値的な効果をそのまま当てはめるものではありません。
ここで大切なのは、カードをめくる前に一度立ち止まることです。英語と訳を同時に眺めて「知っている」と感じるだけでは、自分の記憶から取り出せたかを確かめられません。口頭で意味を答える、短い日本語説明を書く、英文の空欄を埋めるなど、確認できる答えを残しましょう。以下の時間や語数は家庭学習を始めるための提案です。研究が最適と定めた量や、試験での指定ではありません。

1日25分で、語を増やして確かめる練習を組みます
最初の5分で、今日の語を選びます
初日は、手元の教材や最近読んだ英文から8語を選んでください。まったく知らなかった語だけでなく、意味を取り違えた語や、書こうとして使えなかった語も入れます。選ぶ段階で、その語が本番に出ると予測する必要はありません。今の読解や表現を実際に止めた語を優先すると、なぜ学ぶのかを自分で説明できます。
ノートには語、出会った文の要点、自分が困った点を書きます。たとえば「懸念を軽減するという部分で、軽減なのか解消なのか迷った」と残せば、次は意味の強さを確かめる練習にできます。「難しいから」だけで終わらず、訳が出なかったのか、名詞と動詞を取り違えたのか、前後の語とのつながりが取れなかったのかまで分けてください。
次に、学習用の辞書で、その文に合う意味と品詞を確かめます。複数の意味を一度に全部覚えるより、まず出会った文で使われている意味を選びます。意味が選べないときは、前後の文まで戻ります。辞書の最初の訳を当てはめて読めたことにせず、「何についての語なのか」を説明できるところまで確認します。
8語のうち、当面は読んで理解したい語と、自分の意見に使ってみたい語を分けます。後者は初めに2語程度で十分です。すべての語について長い自作文を作ると時間が足りなくなる場合には、使う語を絞り、残りは意味を取り出す練習にします。これは語の価値に順位をつけるためではなく、今日行う作業を決めるための区別です。
次の7分で、語と短い文を結びつけます
以下の英文は、語の働きを確かめるために書き下ろした練習文です。まず英文を読み、日本語の説明を隠して意味を答えてください。
Public subsidies may alleviate the financial burden on households without addressing the underlying shortage of housing.
alleviate は、ここでは家計の金銭的な負担を軽くすることを表します。一方、住宅不足という根本の問題に対処することまでは述べていません。「補助があれば住宅不足も解消する」と読んだ場合には、単語の意味だけでなく、without 以下との関係を見直します。alleviate the burden というまとまりを残し、何の負担かを変えられるようにします。
The committee was reluctant to endorse a proposal whose long term consequences remained uncertain.
endorse は、ここでは提案を支持するという意味です。reluctant があるので、委員会が進んで支持したとは読めません。長期的な影響が不確かだったことも含め、「委員会は支持に消極的でした」と説明できるか確かめます。新しい語だけに印をつけると、文全体の態度を決める部分を読み落とすことがあります。
A transparent review process can enhance public trust, provided that officials disclose the evidence behind their decisions.
enhance は、ここでは公的な信頼を高める方向を表します。ただし、意思決定の根拠を当局者が明らかにするという条件がついています。「審査過程があれば信頼が高まる」とだけまとめず、どのような過程で、どの条件のもとで高まるかを答えてください。語の意味を説明したあと、条件も日本語で言えれば、この文の確認は終わりです。
3文を通じて、自分で確かめる点を3つ設けます。第1に動作や変化の向きを言えるか、第2にその対象となる名詞を指せるか、第3に否定・条件・対比を残して説明できるかです。英語から日本語への逐語訳をきれいに仕上げることより、これらの関係を落とさないことを優先します。
次の6分で、答えを隠した空欄練習をします
次の3問は、語彙学習のための短文練習です。各問の空欄に、alleviate、endorse、enhance のうち適切な語を入れてください。3語はそれぞれ1回使います。選択後は、その語を選ぶ理由を日本語で1文書きます。正答の形を見てから理由を考えないよう、解答の部分を紙で隠して進めましょう。
問い1です。
The emergency fund is intended to _____ hardship among families who have lost their main source of income.
問い2です。
Several researchers refused to _____ the report because its conclusions went beyond the available evidence.
問い3です。
Publishing the selection criteria in advance could _____ the credibility of the entire recruitment process.
解答1は alleviate です。収入源を失った家庭の困難を軽くするという関係になっています。解答2は endorse です。証拠の範囲を超えた結論を出す報告書について、研究者が支持を拒んでいます。解答3は enhance です。選考基準の事前公表が、採用過程全体の信頼性を高める可能性を述べています。
答えを入れた文も、まとまりで読み直してください。
The emergency fund is intended to alleviate hardship among families who have lost their main source of income.
Several researchers refused to endorse the report because its conclusions went beyond the available evidence.
Publishing the selection criteria in advance could enhance the credibility of the entire recruitment process.
丸が3つついたら終わりにせず、翌日は選択肢なしでも埋められるかを確かめます。選択肢があると答えられ、なくすと出てこない場合には、「見て意味を選べる」と記録します。綴りだけを間違えた場合は、意味の取り違えとは別の印をつけてください。正誤を細かく分ける目的は点数を厳しくすることではなく、次の復習で何を隠すかを決めることです。
最後の7分で、自分の意味に合う1文を作ります
今度は、与えられた意味を伝える英文を書きます。各課題は12語から25語の1文にしてください。この範囲は、長い作文に進む前に語の使い方を点検するための練習条件です。試験のライティングの語数指定ではありません。難しい語を複数入れる必要はなく、対象の語を1つ正確に使うことを目標にします。
課題1では、alleviate を使い、「柔軟な勤務時間は通勤者の負担を軽くできるが、混雑した交通網そのものを直すことはできない」と伝えます。解答例は19語です。
Flexible working hours can alleviate the burden on commuters, but they cannot repair an overcrowded transport network by themselves.
この文では負担を軽くすることと、交通網の問題を直すことを分けています。自分の文に「軽くする」の対象があるかを確認し、単に問題があると述べただけになっていないかを確かめてください。解答例と同じ語順にする必要はありませんが、2つの内容の違いは残します。
課題2では、endorse を使い、「委員会は独立した専門家が環境への影響を評価するまで、その計画を支持すべきではない」と伝えます。解答例は18語です。
The committee should not endorse the project until independent experts have assessed its potential impact on the environment.
ここでは、支持する条件が until 以下で示されています。単に「支持しません」と書いて終えると、専門家による評価を待つという内容が欠けます。endorse のあとに支持の対象を置けたか、いつまで支持を控えるのかが読めるかの2点で確認します。
課題3では、enhance を使い、「資金をどのように配分したか説明すれば、透明な報告は公的な信頼を高められる」と伝えます。解答例は19語です。
Transparent reporting can enhance public trust if institutions explain how they allocated funds and why they made those decisions.
自分の英文では、何が高まるのかを明示できたか、資金配分の説明という条件が残っているかを確かめます。別の語に言い換えて英文全体が読めたとしても、対象語の練習としては enhance を使った形をもう一度作ってください。伝達できたかという確認と、新しく学ぶ語を使えたかという確認を分けます。
時間内に3文を書き切れない日は、1文を完成させて残りを翌日に回します。辞書で確認する際は、訳語だけでなく動詞のあとにどのような語を置くかも見てください。書いた文を声に出して読む作業は、語の抜けや文の切れ目を点検するために使えますが、読めたことだけで語の選び方が正しいと決めず、意味と文の形も見直します。
翌日からの復習を、記録に合わせて変えます
翌日は、新しい語を開く前に前日の8語を確認します。英語を見て意味を言う確認を3分、選択肢なしの空欄を埋める確認を4分、自分で使うと決めた語の短文を作る確認を5分というように区切ってみてください。残りの時間に新しい語を入れます。予定をすべて埋めることより、答えを見ずに取り出せた結果を残すことを優先します。
記録は3段階にすると扱いやすくなります。「意味」は文中の意味を説明できた段階、「再生」は空欄に必要な語を自力で出せた段階、「使用」は自分の1文で使えた段階です。たとえば endorse に「意味のみ」と書いてあれば、翌日は訳を何度も読むのではなく、支持する対象を示した文から endorse を思い出す練習にできます。日付も添えると、その場で答えたのか、日をあけても答えたのかを区別できます。
3日目には順番を変えて確認します。単語帳の位置や隣の語を手がかりに答えていないかを確かめるためです。1週間後には、前の文と異なる名詞を組み合わせた短文に触れてください。負担を表す文で覚えた語について、困難を表す文でも意味を選べるかを確かめます。この日程は出発点であり、正答が続けば間をあけ、取り違えた語は次の学習日に戻します。
復習する語が増えすぎたときは、新しい語を増やす量を一時的に減らします。たとえば、毎回8語のうち6語で意味を取り違えるなら、その6語を次の日にも残し、新しい語は少数にします。反対に、意味を説明できても短文を作れない語ばかりなら、新出語を減らすだけでは課題に合いません。使う語を2語に絞り、動詞と名詞の組み合わせを確かめる時間を確保します。
週末には、読んだ文章から学習済みの語を3つ探し、その文での意味を説明します。見つからない語を無理に探し続けず、手元にある文で取り組んでください。カードで知っていた意味と文中の意味が異なるなら、別の意味として1行足します。文章を読んで新しい意味に出会うことと、すでに学んだ意味を取り出せるか試すことを往復させると、次週の語の選定にも理由が生まれます。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

個別指導では、覚えた数の内訳まで確かめます
武蔵野個別指導塾で語彙学習を支える際は、ご本人が持ってきた記録を、単なる努力の量の報告で終わらせず、次の課題を選ぶ材料にします。新しい語を増やしたいのか、似た意味の語を区別したいのか、文章を読めるようにしたいのかを最初に確かめます。同じ「単語が苦手」という言葉でも、語そのものを知らない場合と、知っている語の意味を文中で選べない場合では、用意する練習を変えます。
塾が持つ役割は、語の選定理由を確かめること、短文での使い方を点検すること、復習の量を調整することです。たとえば正しい訳を言えても、文中の否定を落としているなら、難しい同義語を追加する前に文全体の意味を確認します。語の意味は合っていても目的語の置き方が不自然なら、動詞と目的語を組にした短い書き直しに進みます。「もっと覚えましょう」という指示を、本人が次に動ける作業へ分けて渡します。
本人に持っていただきたいのは、答えを見る前の自分の回答です。間違えた語をきれいに書き直したノートだけでは、何を取り違えたのかが見えにくくなります。最初に書いた訳や英文を消さず、横に修正を加えてください。「支持する」を「反対する」と取ったのか、語の意味は合っていたのに refused を読み落としたのかを残せれば、授業で確認する内容が絞れます。迷って答えた語にも印をつけていただくと、偶然の正答をそのまま通過させずに済みます。
進み具合は、同じ条件での確認を並べて見ます。選択肢ありで答えた数と、選択肢なしで答えた数を合算しません。先週の「意味を説明できた語が8語中5語」と今週の結果を比べるなら、同じ種類の確認を使います。さらに、翌日にも答えられた語、別の文でも意味が取れた語、自作文で使えた語を添えます。これらの数は授業を調整するための記録であり、合格を予測する数字としては扱いません。
家庭で保護者の方が確認する場合は、すべての英単語を教え直す必要はありません。「今日はどの語を、どんな文で使えましたか」と尋ね、お子さまが選んだ1文を見せてもらうところから始められます。意味の正しさや不自然な組み合わせの判断は塾で引き取り、家庭では取り組む時間を確保できたか、復習が積み残しになっていないかを共有していただきます。保護者の英語力によって確認の細かさが変わる仕組みにせず、本人の記録を共通の材料にします。
社会人の方や自分で予定を管理する学生の方には、学習できなかった日の穴埋めで翌日を圧迫しないよう、再開時の優先順位を決めます。前回取り違えた語、翌日の確認をしていない語、新しく学ぶ語の順で短く確認すれば、最初から全部やり直す必要はありません。語彙の記録は、できなかった日を責めるためではなく、次の机上で何を開けばよいかを示すために使います。
語彙学習で迷いやすい3つのこと
Q1. 難しい語をたくさん使うほど、よい英文になりますか
難しい語の数だけで文章のよしあしを決めることはできません。まず、伝えたい内容に意味が合っているかを確かめます。たとえば、負担を軽くすると言いたいのに完全に取り除く意味の語を選べば、主張の強さが変わります。新しく学んだ語を入れた結果、意図していない断定をしていないかを見直してください。
語彙を使う練習では、最初に平易な語で自分の意味を書き、その意味を保てるときだけ対象語に置き換えます。置き換えが難しければ、元の表現を残してもかまいません。そのうえで、新しい語に合う別の短文を作ります。1つの作文に学習中の語をすべて詰め込まず、それぞれの語について無理なく使える対象と場面を増やしていきます。
Q2. 1日に決めた語数を終えられなければ、計画は失敗ですか
新しく見る語の数だけで、その日の学習を評価しないでください。前日に学んだ語を答えを見ずに取り出せたことも、記録する価値があります。予定の8語に進めなくても、混同していた3語を違う文で説明できたなら、次にすることは変わります。新出語の予定は学習を始める目安として使い、復習の結果によって調整します。
一方、毎日同じ語だけを眺めて安心している場合には、新しい語に触れる時間も必要です。週末に「新しく触れた語」と「日をあけて答えられた語」を分けて数え、片方に偏っていないかを見てください。目標は一定のページ数を消化することではなく、読める語を広げながら使える語を育てることです。忙しい日は前日の確認だけ行い、まとまった時間のある日に新出語の選定を進める組み方もできます。
Q3. 語源や接頭辞がわかれば、意味を覚えなくてもよいですか
語の形は意味を考える手がかりにできますが、それだけで文中の意味を決定しないようにします。似た形に見えることと、その文章で同じように使えることは別です。接頭辞から否定らしいと推測した場合も、語全体が何を表し、どの品詞で使われているのかを辞書と文脈で確かめます。推測が当たったときも、答え合わせを省かないでください。
ノートには、語源の説明を長く写すより、実際に出会った意味と短い語の組み合わせを優先して残します。形を手がかりにできた語には、その手がかりを1行添える程度で始められます。翌日の確認では、由来を説明できるかだけでなく、文を読んで意味を選べるかを試しましょう。説明を覚えることが目的に変わっていないかを確かめれば、語の形への関心を読解につなげやすくなります。
明日の1文で、今日覚えた語を確かめましょう
1級の語彙を増やすときは、最初からすべての語を自由に使える状態にそろえる必要はありません。まず文中で意味を取れる語を増やし、その中から自分の意見に使う語を選びます。選んだ語について、何を対象にするのか、どのような条件で使うのかを短文で確かめてください。読める語の広がりと、使える語の確かさを別々に残すと、次の課題が見えてきます。
今日の作業は、8語を選び、そのうち2語を自分の1文にするところから始められます。明日は答えを隠し、昨日と同じ意味を自力で伝えられるか試してください。出てこなかった語は、意味、綴り、組み合わせのどこで止まったかを残します。その記録があれば、復習をただの繰り返しではなく、取り違えた部分を確かめる時間にできます。
単語帳の最後まで進むことが遠く感じられる日にも、昨日より正確に読めた1文は確かめられます。武蔵境で学ぶ方にも、自宅で受験準備を進める方にも、その1文を出発点にしていただきたいと考えています。単語帳の進んだページより、あなたが迷った1語に授業の時間を使います。
参考文献
- 日本英語検定協会「1級の試験内容・過去問」。目安のレベル。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/
- 日本英語検定協会「1級の試験内容」。問題形式・問題数・試験時間。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html
- Laufer・Aviad-Levitzky・2017。Modern Language Journal。大学生116名を対象とした、語彙の再生・認識と読解の関係に関する研究。https://consensus.app/papers/details/aa9819cc730e5c0d991e957e8b08573c/
- Kimほか・2023。Modern Language Journal。韓国の150名を対象とした、英単語の間隔練習に関する研究。https://consensus.app/papers/details/043fef7f3eb85c0e8320d1755c25b1a9/
- Huangほか・2025。Behavioral Sciences。108名を対象とした、デジタル単語カードの想起と読み直しに関する研究。https://consensus.app/papers/details/8a748aada0e155f9aafd5b3e3b65214f/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




