「あと1時間やってから寝なさい」と言ったことのある保護者は多いはずです。逆に「もう寝なさい」と言ったこともあるはずです。どちらが正しいかは、その1時間で何をするか、そして何時間の睡眠が残るかで変わります。困るのは、その判断の材料が家庭にほとんど無いことです。
この記事は「早く寝なさい」という助言をしません。代わりに、1日の時間の使い方を記録して、削ってよい時間を自分で見つけるまでの手順を書きます。睡眠を削って勉強した場合に何が起き、何が起きないのかを研究の数値で示し、その上で、平日の24時間のどこを動かせるかを順番に検討します。
研究が言えることには限界があります。睡眠と成績の関係を調べた研究の多くは観察研究で、よく眠る子は家庭環境も通学時間も部活の負荷も違います。だから「8時間寝れば成績が上がる」とは書けません。書けるのは、条件をそろえた実験で何が下がったか、始業時刻を動かした自然実験で何がどれだけ動いたか、です。
この記事の結論
- 年齢別の睡眠時間の目安は、米国睡眠医学会の合意声明で示されている。6〜12歳は24時間あたり9〜12時間、13〜18歳は8〜10時間である。これは「推奨」であって、個人の必要量を測ったものではない。
- 睡眠を削ると、まず落ちるのは注意の持続であって、考える力ではない。短時間の断眠研究のメタ分析では、単純な注意課題の見落としの効果量が g = -0.776 と大きい一方、推論の正答率は g = -0.125 で統計的に有意ではなかった。眠くても解けてしまう問題があるから、本人は損失に気づかない。
- 削る候補を探す作業は、睡眠ではなく1日の記録から始める。7日分の時間の使い方を書き出し、固定・半固定・可変に分け、可変のうち就寝直前にあるものから1つだけ動かす。同時に2つ変えない。
- 学校の始業時刻を50〜65分遅らせた自然実験では、客観的に測った就学日の睡眠が41分(95%信頼区間 25〜57分)増えた。一方で成績の変化は、評定平均で0.07〜0.17の上昇にとどまった。睡眠を増やしても成績は劇的には動かない。
- 睡眠の相談は、記録を持って行くと話が早い。眠れない状態が続く、日中に強い眠気が出る、治療中の病気があるという場合は、家庭で工夫する前に医療機関に相談してください。
夜更かしは意志の問題だけではない
思春期に入ると、眠くなる時刻そのものが後ろへずれます。これは「夜ふかしをしたいから」ではなく、体内時計の働き方が変わるためです。クローリー(Crowley)らは、この生物学的な変化に、学校・部活・友人関係・画面といった社会的な圧力が重なって短く不適切な時刻の睡眠が生まれる状況を「完全な嵐(perfect storm)」と呼び、2011年に提案されたこのモデルを新しい知見で更新しています。
ここで受け取るべきは方向だけです。眠くなる時刻が後ろへずれるなら、「早く布団に入れ」という指示は、入眠までの時間を延ばして終わることがある。逆に起床時刻を動かさないまま就寝だけ遅らせれば、睡眠時間はそのまま減ります。家庭で操作しやすいのは、就寝時刻ではなく「就寝までに何をしているか」のほうです。
なお、後退が何分なのかは書きません。レビューの抄録に分数が示されていないためです。方向は確からしくても、あなたの子どもが何分ずれているかは、この研究からは分かりません。
何時間が目安か、そして自分の必要量をどう見るか
米国睡眠医学会は、864本の論文を検討したうえで年齢別の睡眠時間の合意を示しました。推奨の範囲を定期的に満たしていることは、注意・行動・学習・記憶・情動の調整といった結果の良さと関連しており、逆に下回り続けることは注意・行動・学習の問題と関連する、という書き方をしています。
Paruthi S, Brooks LJ, D’Ambrosio C, et al. Consensus Statement of the American Academy of Sleep Medicine on the Recommended Amount of Sleep for Healthy Children: Methodology and Discussion. J Clin Sleep Med. 2016;12(11):1549-1561.
| 年齢 | 24時間あたりの睡眠時間(合意声明) | 日本の学年のおおよその対応 |
|---|---|---|
| 6〜12歳 | 9〜12時間 | 小学1年〜中学1年 |
| 13〜18歳 | 8〜10時間 | 中学2年〜高校3年 |
範囲が3時間も開いている点に注目してください。「個人差がこの幅に収まる」という意味であって、全員が中央値を必要とするという意味ではありません。自分がこの幅のどこにいるかを知るには、休みが続く期間に目覚まし時計を使わず寝起きした時刻を数日ぶん記録するのが、家庭でできる唯一の近似です。ただし寝不足が溜まっていると最初の数日は長く眠るので、初日の数字を必要量とみなさないでください。
睡眠を削って勉強した場合の収支
まず、削った側で何が失われるかです。ヴァンドンゲン(Van Dongen)らは健康な成人48人(21〜38歳)を、床上時間4時間・6時間・8時間の3群に割り付け、14日間連続で維持しました。6時間以下の群では、認知課題の成績が日を追って下がり続けました。
Van Dongen HP, Maislin G, Mullington JM, Dinges DF. The cumulative cost of additional wakefulness: dose-response effects on neurobehavioral functions and sleep physiology from chronic sleep restriction and total sleep deprivation. Sleep. 2003;26(2):117-126.
この研究で最も実用的な発見は、成績の話ではありません。本人の眠気の自己評価は、最初の数日で頭打ちになり、その後の低下についていかなかったことです。論文は「被験者は自分の認知機能の低下にほとんど気づいていなかった」と書いています。つまり、寝不足で勉強している人は、自分が損をしていることを自覚できません。「意外と平気だ」という感覚は、証拠になりません。
ただし、すべての能力が同じように落ちるわけではありません。リム(Lim)とディンジズ(Dinges)は、48時間未満の断眠を扱った70本の論文・147の認知テストをまとめました。単純な注意課題での見落とし(lapses)は g = -0.776(95%信頼区間 -0.96〜-0.60)と大きく落ちる一方、推論課題の正答率は g = -0.125(95%信頼区間 -0.27〜0.02)で、統計的に有意ではありませんでした。
Lim J, Dinges DF. A meta-analysis of the impact of short-term sleep deprivation on cognitive variables. Psychol Bull. 2010;136(3):375-389.
この非対称は、勉強のやり方に直接効きます。寝不足の状態でも、じっくり考える1問は解けてしまうかもしれません。落ちるのは、長い試験時間を通して集中を保つこと、単純な計算や書き写しでミスをしないこと、読み飛ばさないことです。定期テストや入試で失う点数の多くは「考えられなかった」ではなく「見落とした」であるという見方は、この数値と整合します。
次に、得た側です。睡眠を削って増やした勉強時間は、本当に利益になるのでしょうか。ギレン-オニール(Gillen-O’Neel)らは、高校生535人(9年生時点の平均年齢14.88歳)に、9年・10年・12年の各時期で14日間連続の日誌をつけさせました。
Gillen-O’Neel C, Huynh VW, Fuligni AJ. To study or to sleep? The academic costs of extra studying at the expense of sleep. Child Dev. 2013;84(1):133-142.
結果は、ふだんどれだけ勉強しているかに関係なく、睡眠を削っていつもより多く勉強した翌日は、授業の理解に困り、課題やテストでつまずく確率が上がるというものでした。しかもこの現象は、学年が上がるほど頻繁になります。これは日誌に基づく観察であり、実験ではありません。「勉強しなければならない日ほど不安が強く、それが両方に影響した」という説明も否定できません。それでも、同じ生徒の日ごとの変動を追っている点で、単純な相関よりは一歩踏み込んだ設計です。
削った勉強が損になりうる理由の一つは、記憶の側にあります。ラッシュ(Rasch)とボルン(Born)のレビューは、記憶が睡眠中、とくに徐波睡眠のあいだに再活性化され、長期の貯蔵へ組み替えられる過程を整理しています。覚醒中の脳は覚え込むことに向いており、睡眠中の脳は定着に向いている、という対比です。ここから「暗記は寝る前、演習は朝」という配置を導きたくなりますが、その配置を直接比べた効果量はこのレビューの抄録には示されていませんので、この記事では手順として推奨しません。
削ってよい時間の探し方(7日間の記録から)
ここからが本題です。睡眠時間は「増やす」ものではなく、他の時間を動かした結果として「残る」ものです。だから最初にやるのは早寝ではなく、記録です。
- 7日間、15分単位で記録する。平日5日と休日2日を必ず含めます。書くのは、起床時刻、布団に入った時刻、実際に眠れたと思う時刻、そして起きているあいだの時間の使い方です。紙でもスマホのメモでもかまいません。記録すること自体が行動を変えてしまうので、最初の2日ぶんは参考程度に見ます。
- 4つに分類する。(a) 固定=学校・通学・入浴・食事、(b) 半固定=部活・塾・習い事・家の手伝い、(c) 可変=動画・ゲーム・SNS・目的のない外出、(d) 勉強。同じ「スマホを見ていた時間」でも、調べ物なら勉強、惰性なら可変です。迷ったら可変に入れます。
- 不足分を計算する。平日1日の合計24時間から、年齢の目安の下限(中学2年以上なら8時間)を引き、そこから固定・半固定・勉強の合計を引きます。マイナスになった分が、いま睡眠から借りている時間です。
- 削る順番を決める。可変 → 半固定 → 固定の順に候補を並べます。固定を削る(通学を短くする、朝食を抜く)のは最後で、多くの家庭では現実的ではありません。
- 就寝直前の1時間から手をつける。可変の時間は1日に散らばっていますが、就寝時刻を最も強く押しているのは、寝る直前にある可変です。同じ30分でも、夕方の30分より就寝前の30分を削るほうが、睡眠時間に直結します。
- 1つだけ変えて、7日間試す。同時に2つ変えると、どちらが効いたのか分からなくなります。7日後に記録を取り直し、起床時刻を固定したまま、実際に眠れた時間が何分増えたかだけを見ます。
- 増えていなければ、削る対象ではなく手順を疑う。可変を削ったのに睡眠が増えないなら、削った時間が別の可変に吸収されています。その場合は「何を削るか」ではなく「入浴・歯磨き・翌日の準備をどの順でやるか」という段取りの側を1つだけ変えます。
この手順の狙いは、家庭内の言い争いを「意志の話」から「記録の話」へ移すことです。記録があれば、削る候補は本人が選べます。
学年による違い
小学生。目安の下限が9時間と長く、可変の時間も少ないため、削る候補はたいてい就寝前の画面と、習い事の配置です。記録は保護者が代わりにつけてかまいません。就寝時刻を家庭の運用として決められる年齢なので、7日間の試行は保護者が主導します。
中学生。部活が半固定として大きく、帰宅後に可変と勉強が押し合います。ここでの分かれ目は、帰宅直後の30分を可変に使うか、仮眠か、勉強にあてるかです。記録は本人につけさせ、分類だけを一緒に行うと、可変の量に本人が驚くことが多いです。
高校生。通学時間が延び、固定が増えます。ギレン-オニールらの研究で「学年が上がるほど睡眠を削って勉強する頻度が上がる」とされたのは、この層です。削る候補が可変に乏しい場合、削るべきは勉強時間ではなく勉強の密度で、ここは学習法の問題に移ります。移動時間に何を割り当てるかも、この学年では実質的な可変です。
始業時刻を遅らせた自然実験が示した「上限」
家庭でできることの上限を知るには、社会全体で睡眠時間を増やした場合に何が起きたかを見るのが早道です。米国のいくつかの学区は、高校の始業時刻を実際に遅らせました。
ウィドーム(Widome)らは、ミネアポリス・セントポール都市圏の高校5校で、2校が始業を50分と65分遅らせ、3校が7時30分のままだった状況を利用しました。生徒455人(開始時の平均年齢15.2歳、標準偏差0.3)に腕時計型の活動量計を着けて、主観ではなく客観的に睡眠を測っています。
Widome R, Berger AT, Iber C, et al. Association of Delaying School Start Time With Sleep Duration, Timing, and Quality Among Adolescents. JAMA Pediatr. 2020;174(7):697-704.
比較校との差として、就学日の夜の睡眠は1年後に41分(95%信頼区間 25〜57分)、2年後に43分(95%信頼区間 25〜61分)増えました。就寝時刻は遅くならず、増えた分はそのまま純増でした。さらに週末の夜の睡眠は1年後に-24分(95%信頼区間 -51〜2分)、2年後に-34分(95%信頼区間 -65〜-3分)と減っています。平日に眠れるようになると、週末の寝だめが要らなくなるという読み方ができます。
シアトル学区でも同じ方向の結果が出ました。ダンスター(Dunster)らは、始業を1時間近く遅らせた前後を比べ、1日あたりの睡眠時間の中央値が34分増え、成績の中央値が4.5%上がり、出席も改善したと報告しています。ただしこれは前後比較で、同時期の他の変化を切り分けられていません。
では学業面はどうか。ジェームズ(James)らは、同じミネアポリス圏の高校生2153人(開始時の平均年齢15歳)を、始業を遅らせた学校とそのままの学校で比べました。
James SA, Erickson DJ, Lammert S, Widome R. School start time delays and high school educational outcomes: Evidence from the START/LEARN study. J Adolesc. 2023;95(4):751-763.
50〜65分の遅延により、遅刻が3回減り、欠席が1回減り、問題行動での呼び出しの確率が14%低くなり、評定平均が0.07〜0.17上がりました。効果は2年目のほうが大きく、欠席と評定平均の差は2年目にしか現れませんでした。
この数字の受け取り方が重要です。評定平均で0.07〜0.17というのは、5段階でいえば小数第1位が少し動く程度で、劇的ではありません。社会全体で40分ぶん睡眠を増やしても、学業の変化はこの程度だった——これが、家庭で睡眠を整えたときに期待できる上限のおおよその目安です。睡眠を整えることは、成績を上げるための最短経路ではありません。それでもやる理由は、遅刻・欠席・問題行動という、成績より先に崩れるものが先に戻るからです。
仮眠と週末の寝だめ
仮眠について、抄録で数値を確認できた範囲を書きます。ドゥ(Du)らのアンブレラレビューは、16本のメタ分析・244の健康アウトカムをまとめ、60分未満の仮眠が認知機能の向上を最大化した(SMD = 0.69、95%信頼区間 0.37〜1.00)としています。20〜30分の短い仮眠は、とくに睡眠不足の人で運動パフォーマンスを改善した(SMD = 0.99、95%信頼区間 0.67〜1.31)とも書かれています。
ただし、この総説の対象は主に成人で、学業成績そのものではありません。中高生の勉強に当てはめるには距離があります。言えるのは、長く眠るより短く眠るほうが、抄録で確認できる認知面の数値は良いという方向だけです。帰宅直後にそのまま2時間眠れば、夜の就寝時刻は後ろへ動き、翌朝の睡眠を削ります。仮眠を入れるなら記録をつけ、その日の就寝時刻が動いたかを確かめてください。
週末の寝だめについては、ウィドームらの結果が示唆的です。平日の睡眠が増えた学校では、週末の睡眠がむしろ減りました。週末に長く眠るのは、失った睡眠を取り返す行動であって、望ましい状態ではありません。平日と週末の起床時刻の差が大きいほど、就寝時刻はさらに後ろへ動きます。週末の起床時刻を平日から大きく離さないことは、平日の睡眠を守る手段でもあると考えられますが、この因果の向きを直接検証した実験を本稿では確認できていません。
この記事で言えないこと
第一に、睡眠と成績の関係は、思っているより弱いということです。デワルド(Dewald)らのメタ分析は、睡眠の質(16件、13,631人)、睡眠時間(17件、15,199人)、日中の眠気(17件、19,530人)と学業成績の関係を調べ、いずれも有意ではあるが小さいと結論しました。相関は眠気で r = -0.133、睡眠の質で r = 0.096、睡眠時間で r = 0.069 です。睡眠時間の相関がいちばん小さいという順序は、多くの人の直感と逆でしょう。
第二に、これらは観察研究です。よく眠っている子どもは、家庭の経済状況も通学距離も部活の負荷も違います。どれもが成績と睡眠の両方に効きうるので、相関の一部は睡眠以外のものを見ています。この記事の手順は、その交絡を取り除けません。
第三に、睡眠を教える取り組みの効果は、知識ほどには行動に届いていません。イリングワース(Illingworth)らが英国の公立中等学校10校・1504人(平均年齢14.14歳)に実施した授業型のプログラムでは、睡眠の知識は d = 0.78 と大きく改善した一方、睡眠の質は d = 0.15、睡眠衛生は d = 0.11 と小さく、日中の眠気と生活の質には改善が見られませんでした。ただし、もともと睡眠が悪いと自己申告していた生徒では改善が見られています。知っていることと、できることは別です。この記事を読んで知識が増えても、記録を取らなければ何も変わらない可能性が高いということです。
第四に、個人の必要睡眠時間を家庭で正確に測る方法はありません。合意声明の範囲は集団に対する推奨であり、あなたの子どもの数字ではありません。そして、眠れない状態が続く、日中に耐えがたい眠気がある、いびきや呼吸の乱れがある、治療中の病気があるといった場合、この記事の手順は適切ではありません。医療機関に相談してください。
当塾の立場
この記事の手順は、塾に来なくても家庭でできます。必要なのは紙とペンと7日間だけで、費用はかかりません。むしろ通うこと自体が半固定の時間を増やすので、睡眠の観点では負荷になりえます。まず記録を取ってみることを勧めます。それで足りるなら、それが最善です。
そのうえで、武蔵野個別指導塾に通う意味を、この記事の研究に即して書きます。ジェームズらの結果が示したのは、睡眠を40分増やしても評定平均は0.07〜0.17しか動かないということでした。裏を返せば、睡眠を確保したうえで、限られた勉強時間の密度を上げるほうが伸びしろが大きいということです。高校生で可変の時間がほとんど残っていない場合、削るべきは睡眠でも勉強時間でもなく、効率の悪い勉強のやり方です。個別指導では、その生徒が実際に何分で何問を、どういう手順で解いているかを講師が横で見られます。時間を増やさずに済む道を探すのが、個別指導の使い方として最も理にかなっています。
関連する研究の解説
出典
- Paruthi S, Brooks LJ, D’Ambrosio C, et al. Consensus Statement of the American Academy of Sleep Medicine on the Recommended Amount of Sleep for Healthy Children: Methodology and Discussion. J Clin Sleep Med. 2016;12(11):1549-1561.
- Crowley SJ, Wolfson AR, Tarokh L, Carskadon MA. An update on adolescent sleep: New evidence informing the perfect storm model. J Adolesc. 2018;67:55-65.
- Van Dongen HP, Maislin G, Mullington JM, Dinges DF. The cumulative cost of additional wakefulness: dose-response effects on neurobehavioral functions and sleep physiology from chronic sleep restriction and total sleep deprivation. Sleep. 2003;26(2):117-126.
- Lim J, Dinges DF. A meta-analysis of the impact of short-term sleep deprivation on cognitive variables. Psychol Bull. 2010;136(3):375-389.
- Gillen-O’Neel C, Huynh VW, Fuligni AJ. To study or to sleep? The academic costs of extra studying at the expense of sleep. Child Dev. 2013;84(1):133-142.
- Rasch B, Born J. About sleep’s role in memory. Physiol Rev. 2013;93(2):681-766.
- Widome R, Berger AT, Iber C, et al. Association of Delaying School Start Time With Sleep Duration, Timing, and Quality Among Adolescents. JAMA Pediatr. 2020;174(7):697-704.
- Dunster GP, de la Iglesia L, Ben-Hamo M, et al. Sleepmore in Seattle: Later school start times are associated with more sleep and better performance in high school students. Sci Adv. 2018;4(12):eaau6200.
- James SA, Erickson DJ, Lammert S, Widome R. School start time delays and high school educational outcomes: Evidence from the START/LEARN study. J Adolesc. 2023;95(4):751-763.
- Du P, Li J, Hua Z, et al. Multiple Health Outcomes of Daytime Napping: A Comprehensive Umbrella Review. Public Health Rev. 2026;47:1609013.
- Dewald JF, Meijer AM, Oort FJ, Kerkhof GA, Bogels SM. The influence of sleep quality, sleep duration and sleepiness on school performance in children and adolescents: A meta-analytic review. Sleep Med Rev. 2010;14(3):179-189.
- Illingworth G, Sharman R, Harvey CJ, Foster RG, Espie CA. The Teensleep study: the effectiveness of a school-based sleep education programme at improving early adolescent sleep. Sleep Med X. 2020;2:100011.
