
講師陣と指導の仕組み
「大学生の講師で大丈夫ですか」と聞かれたら—学生に頼む仕事と、学生以外に頼む仕事

大学生の講師で大丈夫か。答えは、大学生という言葉の中にはありません。見るのは、学校の名前より、わが子のどの仕事をその人に頼むかです。学生に頼むと強い仕事もあれば、学生以外に頼むほうがよい仕事もあります。

「大学生」という一語で、親が止まる
塾の面談で、担当は大学生ですと言われる。親の顔が、少し曇る。
無理もありません。月謝を払うのは親です。隣に座るのが、ついこのあいだまで高校生だった人だと聞けば、言葉にしにくい不安が出ます。アルバイトが片手間に来るのではないか。来年にはいなくなるのではないか。うちの子の難しさに付き合えるのか。
この不安は、まっとうです。そして、この不安を「うちの学生は優秀ですから」の一言でなだめる塾は、質問に答えていません。
不安の中身は、学力ではなく、仕事の仕方です。だからこの記事では、学校の名前より先に、頼む仕事の話をします。
武蔵野個別指導塾の講師陣の出身
まず事実を並べます。講師陣は次のような人たちです。
- 大学教員・大学の非常勤講師
- 在野の哲学者・元研究者(修士号・博士号取得者)
- 現役の難関国立大学の学生(東京大学・一橋大学・東京外国語大学・東京農工大学など)
- 私立大学医学部の学生
- 東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学の修士課程・博士課程の大学院生
- 現役の中学校の非常勤講師
学生もいます。学生だけではありません。この層の厚さが、一つ目の答えです。隣に座る人を、学生か学生以外かの二択で考えなくて済みます。
人数や割合は書きません。知りたいのは全体の数字ではなく、わが子の隣に誰が座るかのはずです。
講師は、専門の科目を担当制で受け持つ業務委託の講師です。アルバイト講師はいません。

「アルバイトではない」は、腕の保証ではない
ここは正直に書きます。業務委託かアルバイトかは、働き方の違いです。業務委託だから教え方がうまい、とは言えません。
それでも契約の形を書くのは、授業の受け持ち方が変わるからです。担当制なら、同じ講師が続けて一人の生徒を見ます。前回どこで止まったかを、その人が覚えています。空いた時間に入る人が交代で座るのとは、授業の始まり方が違います。
腕そのものは、契約の形では測れません。測れるのは、授業の中です。だから後のほうで、測り方を書きます。
学生に頼むと強い仕事
現役の学生の強みは、学歴の高さそのものより、近さにあります。
数年前に通った道を、そのまま話せる
入試の形、教科書の名前、学校の進み方。現役の学生は、それを最近の体の感覚として持っています。「この時期に何をしていたか」を、自分の一年として話せます。高校の科目の名前が2022年度の入学生から変わったことも、親の世代より身近です。
年の近さが、口を開かせる
「わからない」と言えない子がいます。親に言えない。学校の教員にも言えない。そういう子が、少し年上の人の隣で、ぽつりと口を開くことがあります。1対1の授業は、本人が口を開いた瞬間に動き始めやすくなります。
志望の先を、目の前で見せられる
難関国立大学の学生や医学部の学生は、本人から見れば数年後の姿でもあります。行きたい学校の話を、そこに通っている人の口から聞ける。これは塾の説明会では届かない種類の動機になります。

学生以外に頼んだほうがよい仕事
反対に、学生だけでは埋めにくい仕事もあります。
書いた文章に、深く手を入れる仕事
小論文、志望理由書、研究計画に近い文章。答えが一つに決まらない課題では、書いたものを直す側の経験の量がものを言います。国語と小論文を担う代表講師の藤崎は、大学の入試問題を出題者の側で多数作成してきました。総合型選抜は、宮川と藤崎の二人が担当します。
学校の評価の仕組みを読む仕事
定期テストの作られ方や提出物の扱いは、学校の内側にいる人のほうが肌でわかります。講師陣には現役の中学校の非常勤講師もいます。
一つの問いを、長く考えさせる仕事
すぐに答えが出ない問題を前に、黙って待つ。根拠を一文ずつ確かめる。研究の訓練を受けた人は、この時間の使い方に慣れています。大学院生、元研究者、大学教員の持ち味です。
もちろん、これは見取り図です。学生にも書ける人はいますし、研究者にも口の重い人はいます。わが子の科目と性格を聞いたうえで考えるのが、担当を決めるということです。
面談で確かめる四つの問い
「大学生ですか」と聞くだけでは、何もわかりません。入塾前カウンセリングでは、次の四つを聞いてください。
- この科目の担当は、どんな経歴の人になりそうですか
- その人は、どれくらいの期間、続けて受け持てそうですか
- 卒業や就職で担当が変わるときは、どう引き継がれますか
- 担当が決まる前に、会うことはできますか
二つ目と三つ目が、学生の講師について大事な問いです。学生には卒業があります。受験の年の途中で担当が変わるかどうかは、大学の名前より重い話です。遠慮せずに聞いてください。
四つ目には、はっきりした答えがあります。体験授業は有料で、季節講習の1コマ分です。通常授業と同じ時間帯に90分、入塾後と同じ講師が1対1で本番と同じ授業をします。担当の腕を測りたいなら、これが確かな方法です。
授業が始まったら、腕はこう測る
通い始めてからは、次のことを見てください。学生か学生以外かに関係なく、同じ物差しです。
- 帰ってきた本人が、今日どこで止まったかを言えるか
- ノートの途中式や言葉が増えているか
- 次の授業でやることを、本人が知っているか
- 本人が「わからない」と言えているか
四つとも動かないなら、学歴がどれほど立派でも、授業は本人に届いていません。そのときは教室へ連絡してください。
学年で変わる、学生の使いどころ
同じ学生の講師でも、学年によって頼む中身は変わります。
小学生には、待てる人が要ります。問題を解かせるより、「どうしてそう思ったの」と聞いて、答えが出るまで黙っていられる人です。これは学歴より性格の話です。年の近いお兄さん、お姉さんのような存在に、よく口を開く子もいます。一方で、大人の落ち着いた声のほうが座っていられる子もいます。お子さまの様子をカウンセリングで話してください。
中学生には、定期テストの点を動かす仕事があります。学校のワークを一緒に回し、答案を直す。ここでは、最近まで同じ試験を受けていた学生の感覚が役に立ちます。ただ、内申や提出物の話まで踏み込むなら、現役の中学校の非常勤講師という選択肢があるか、面談で確かめてください。
高校生の一般選抜では、科目ごとに考えてください。科目ごとに担当が分かれることもあります。これも担当制ならではです。一人の万能な人を探すより、科目ごとに強い人を置くほうが、1対1の授業の値打ちが出ます。
総合型選抜と小論文は、少し事情が違います。先ほど書いたとおり、書いたものを直す仕事の比重が大きいからです。ここは宮川と藤崎の二人が担当します。
「東大生」という看板の、読み方
学校の名前は、確かに一つの情報です。難関の入試を通った人は、勉強の段取りを自分で組んだ経験を持っています。
けれど、自分が解けることと、解けない人の頭の中を想像できることは、別の力です。すぐ解けてしまった人には、なぜ解けないのかがわからないことがあります。
だから、学校の名前を聞いたら、もう一つ聞いてください。「この人は、わからない子のどこを見ますか」。答えが「丁寧に教えます」で終われば、何も聞いていないのと同じです。「どの行で止まったかを見ます」と返ってくるなら、話は先へ進みます。
保護者が確かめたいのは、看板ではなく、看板の下にある仕事の仕方です。
この問いは、学生に限りません。大学教員や研究者へも、同じように聞いてください。経歴の立派な人ほど、答えの具体さで中身がわかります。答えを持っている人は、たいてい短く答えます。
よくある質問
Q. 担当を学生以外にしてほしいと頼めますか。 A. 希望は入塾前カウンセリングでお伝えください。どの科目を誰が受け持てるかは、時期と科目によって変わるので、具体的にご相談ください。
Q. 東京大学の学生に教わりたいという希望は伝えられますか。 A. お伝えください。ただ、学校の名前より、どの単元をどう直してほしいかを一緒に伝えるほうが、担当を考えやすくなります。
Q. 小学生の担当が大学生でも大丈夫でしょうか。 A. 小学生に要るのは、待てる人です。学生か学生以外かより、本人が「わからない」と言える相手かどうかを見てください。体験授業は有料ですが、入塾後と同じ講師の授業を受けられます。
Q. 講師の人数を教えてもらえますか。 A. 人数や割合の数字は載せていません。面談で、この科目なら、こういう経歴の講師が考えられるかをお尋ねください。
Q. 学生の講師でも、月謝は同じですか。 A. 月謝の表は、学年と目的の行で分かれています。たとえば週1回の1対1は、中1中2が月額29,980円(税込32,978円)、高3が月額34,980円(税込38,478円)です。どの行になるかは、入塾前カウンセリングで確かめてください。
まとめ
大学生の講師で大丈夫かは、頼む仕事で決まります。近さが効く仕事は学生に頼めます。書いたものを直す仕事や長く考えさせる仕事は、学生以外にも頼めます。武蔵野個別指導塾の講師陣には、その両方がいます。面談で聞くのは四つです。担当の経歴。続けて受け持てる期間。引き継ぎ。会う方法。
入塾前カウンセリングと事前診断テストは無料です。
- 武蔵野個別指導塾(東京都武蔵野市境2-2-3 渡辺ビル4F・JR中央線 武蔵境駅 徒歩30秒)
- 電話: 0422-27-7828(365日・24時間)
- メール: musashinokobetu.daily@gmail.com
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