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武蔵野市の中学校は内申が厳しい? 都の公表データで多摩26市と比べた(2026年3月公表)|武蔵野個別指導塾

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武蔵野市の中学校は、内申が厳しいのか

「武蔵野市は内申が厳しい」。塾のYouTubeでも、第一中・第二中の内申の付け方を取り上げてきました。今回は実感ではなく、東京都教育委員会が毎年公表している数字で確かめます。

使ったのは、都内の公立中学校の3年生に付いた評定(内申)の割合を、学校ごとに並べた表です [1] [2]。武蔵野市立中学校の6校を、都内の576校、そして多摩26市と並べました。

一言でいうと(この記事の結論)
武蔵野市の6校は、都全体ではちょうど真ん中。でも隣の三鷹市・小金井市よりは低めで、学校による差は実技4教科で大きく開いています。

  1. 武蔵野市立中学校6校の、9教科の評定の平均は3.14〜3.46。都内576校の真ん中(3.26)を上下にはさみます。
  2. 多摩26市で市ごとに並べると、武蔵野市は真ん中か、やや下(6校の中央値3.25で下から8番目、平均3.28で下から13番目)。どちらで並べても、隣の三鷹市・小金井市より低く、隣の西東京市とはほぼ同じです。
  3. 6校の差がいちばん大きいのは実技4教科。美術の「5」は、学校によって4.2%から24.4%まで開きます。都立入試の換算内申では、実技4教科は2倍で数えます。
  4. 都の資料は学校名を伏せています。「第◯中が厳しい」とは、この数字からは言えません。
  5. 同じ学年は、4月の全国学力・学習状況調査で、国語・数学・理科とも東京都の平均を上回っていました。学力は都の平均より上、評定は都の真ん中。塾の「厳しめ」という実感と矛盾しない数字です。

1. 使った資料と計算の仕方

東京都教育委員会は毎年3月に、都内の公立中学校の3年生の評定(12月31日時点で調査書に書く評定)の状況を公表しています [1]。別添の「中学校等別評定割合(個表)」には、国語から英語まで9教科それぞれに、5・4・3・2・1が何%付いたかが学校ごとに載っています [2]。

計算が正しいかは、都が公表している都全体の数字で確かめました。9教科合計の割合(5が12.3%・4が23.1%・3が47.3%・2が13.7%・1が3.7%)から出した平均は3.27で [3]、学校ごとに出した平均の真ん中(3.26)とほぼ一致します。教科ごとの「5」の割合も、都の公表値と0.1ポイント以内で合いました。

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2. 武蔵野市の6校の評定

都の番号
(順不同)
9教科の平均 5教科 実技4教科 「5」の割合 「1」と「2」の割合 都内576校での位置
1 3.21 3.25 3.16 12.1% 19.2% 下から35%
2 3.38 3.33 3.44 15.4% 13.6% 下から80%
3 3.29 3.28 3.30 11.3% 15.8% 下から58%
4 3.46 3.39 3.54 16.4% 13.8% 下から93%
5 3.20 3.25 3.14 10.7% 17.4% 下から32%
6 3.14 3.13 3.15 10.2% 20.4% 下から19%
都全体 3.27 ― ― 12.3% 17.4% ―

3校が都の真ん中より下、3校が上です。いちばん高い学校(3.46)といちばん低い学校(3.14)の差は0.32。平均どうしの差を換算内申(65点満点)に直すと、およそ4点分になります。同じ市の中学校でも、平均ではこれだけ違います。

3. 学校の差が大きいのは、実技4教科

教科 6校の評定の平均(いちばん低い学校〜高い学校) 6校の「5」の割合 都全体の「5」の割合
国語 3.18〜3.43 6.7〜17.3% 12.1%
社会 3.10〜3.53 7.1〜22.1% 13.3%
数学 2.93〜3.53 6.9〜20.2% 13.0%
理科 3.03〜3.35 7.1〜16.5% 12.5%
英語 3.27〜3.50 13.7〜24.3% 14.0%
音楽 2.91〜3.61 4.7〜20.6% 12.3%
美術 2.98〜3.76 4.2〜24.4% 12.7%
保健体育 3.01〜3.70 4.2〜23.7% 9.5%
技術・家庭 2.93〜3.57 3.5〜17.1% 10.9%

美術の「5」は、ある学校では4.2%、別の学校では24.4%。約6倍の開きです。音楽・保健体育・技術・家庭も、評定の平均で0.6〜0.7の幅があります。5教科でいちばん幅が大きい数学(2.93〜3.53)でも0.6です。

武蔵野市の6校では、5教科の平均の幅が0.26なのに対し、実技4教科の平均の幅は0.39あります。都立高校の一般入試で使う換算内申は、5教科の評定はそのまま、実技4教科の評定は2倍にして足します(65点満点)。学校による差のいちばん大きい教科が、入試ではいちばん重く数えられる。実技を「副教科」と呼んで後回しにするのは損です。換算内申は都立高校入試 総合得点計算機で確かめられます。

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4. 多摩の市と並べると

市 学校数 学校ごとの評定の平均(中央値) いちばん低い学校〜高い学校
調布市 8 3.45 3.29〜3.51
国分寺市 5 3.44 3.40〜3.52
小平市 8 3.41 3.17〜3.52
小金井市 5 3.37 3.29〜3.50
府中市 11 3.35 3.10〜3.47
三鷹市 7 3.31 3.16〜3.45
西東京市 9 3.26 3.17〜3.37
武蔵野市 6 3.25 3.14〜3.46

多摩26市を学校ごとの評定の平均の中央値で並べると、武蔵野市は下から8番目です(市ごとの平均で並べると13番目で、ちょうど真ん中)。都全体では真ん中なのに、中央線で隣り合う三鷹市・小金井市より低く、近くの調布市・府中市・小平市・国分寺市よりも低く出ています。隣の西東京市とは、ほぼ同じ(中央値3.26・平均3.26)でした。

補足:同じ学年の学力調査と並べると

評定の平均は、生徒の学力でも上下します。そこで、同じ学年の学力の目安も確かめました。武蔵野市教育委員会の資料によると、この学年(令和7年4月に中学3年生)は、全国学力・学習状況調査の国語・数学・理科のすべてで、全国と東京都の平均を上回りました(国語・数学は平均正答率、理科は平均IRTスコア)。都の平均をわずかに下回ったのは、国語の1問と理科の2問だけです。理科で下位の層(IRTバンド1・2)にいる生徒の割合は、市21%・都29.3%・全国31.5%でした [5]。

学力調査では都の平均より上。それなのに、同じ学年の12月の評定の平均は、都のちょうど真ん中です。学力調査は3教科・4月時点、評定は9教科・12月時点なので、これだけで「厳しい」とは決められません。それでも、塾で感じている「武蔵野市は内申が厳しめ」という実感とは、矛盾しない数字です。

近くの区や市と並べると、違いがはっきりします。教育委員会の資料で、同じ学年の学力調査が東京都の平均を上回ったと確かめられた区や市を、評定の高い順に並べました(各市区の資料は、それぞれの市区の記事に載せています)。

区・市 学力調査(都と比べて) 評定の平均(学校ごとの中央値)
調布市 上(国語・数学・理科) 3.45
小金井市 上(国語・数学) 3.37
杉並区 上(国語・数学・理科) 3.36
府中市 上(国語・数学・理科) 3.35
三鷹市 上(国語・数学・理科) 3.31
練馬区 上(国語・数学・理科) 3.28
武蔵野市 上(国語・数学・理科) 3.25
都内576校 ― 3.26

学力が都より上の7つの区・市のうち、学校ごとの中央値で都の真ん中(3.26)を下回るのは武蔵野市だけです。ほかの6つは、学力も評定も都より上で、向きがそろっています。ただし差は小さく、市区ごとの平均で見ると武蔵野市(3.28)は練馬区とほぼ同じで、都の真ん中をわずかに上回ります。

5. この数字で言えること、言えないこと

※10月24日の公開直後、多摩の市の表で西多摩郡の4校を西東京市に含めて数えていたため、西東京市の数字と武蔵野市の順位を直しました(西東京市は9校・中央値3.26、武蔵野市は中央値で下から8番目)。武蔵野市の6校の数字は変わりません。

6. 塾の見方——数字は「真ん中」、実感は「厳しめ」

数字の上では、武蔵野市の中学校は都の真ん中です。それでも私たちは、武蔵野市の内申は厳しめだと感じています。隣の市より低めに出ていること。そして、提出物の期限だけでなく、丁寧さや解き直しまで見られることが多いこと。点数だけでは内申が決まらない場面を、何度も見てきました。

だからこそ、やることは決まっています。

当塾の立場

武蔵野個別指導塾は、武蔵境駅から徒歩30秒の完全1対1の個別指導塾です。武蔵野市立中学校の定期テストと提出物を軸に、実技4教科も含めて内申を取りにいく授業を組みます。

よくある質問

武蔵野市の中学校は、内申が厳しいのですか。

都の公表データでは、武蔵野市の6校の9教科の評定の平均は3.14〜3.46で、学校ごとの中央値は3.25。都内576校の真ん中(3.26)とほぼ同じですが、隣の三鷹市・小金井市よりは低めです。同じ学年は全国学力・学習状況調査で国語・数学・理科とも都の平均を上回っていたので、評定が学力のわりに控えめに出ている可能性はあります。当塾は、提出物の丁寧さや解き直しまで見られる場面が多いことから、武蔵野市の内申は厳しめだと感じています。

武蔵野市の中学校で、学校による差はどのくらいありますか。

6校の9教科の評定の平均は3.14〜3.46です。いちばん高い学校と低い学校の平均どうしの差を、都立入試の換算内申(65点満点)に直すと、およそ4点分です。学校の差は、5教科(平均の幅0.26)より実技4教科(平均の幅0.39)で大きく、教科では美術の差がいちばん大きく出ています。

武蔵野市で内申を上げるには、何から手を付ければよいですか。

学校が公開している評価の方法を読み、提出物は期限だけでなく丁寧さや解き直しまで整えて出すこと、実技4教科を後回しにしないことです。実技4教科は学校の差がいちばん大きく、都立入試の換算内申では2倍で数えます。

出典

  1. 東京都教育委員会「都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和7年12月31日現在)の評定状況の調査結果について」(令和8年3月26日) https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/03/2026032606
  2. 同 別添「中学校等別評定割合(個表)」 PDF
  3. 同 参考資料1「令和8年度選抜の調査と令和7年度選抜の調査における都内公立中学校等の評定状況についての比較」 PDF
  4. 武蔵野市立第一中学校「令和8年度 各教科の評価・評定の方法」 https://dai1-jh.musashino-city.ed.jp/modules/hp_jpage21/
  5. 武蔵野市教育委員会「令和7年度『全国学力・学習状況調査』(令和7年4月実施)の結果について」(令和7年9月3日 定例教育委員会資料) PDF

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