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中3から塾は間に合うか—都立入試までの月数で、通う教科と回数を決める|武蔵野個別指導塾

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9月の頭から始めると、2027年2月21日の学力検査まで24週と少し。答案の×を3色で仕分け、戻す単元の数を残りの週で割れば、通う教科と週の回数は家で決められます。

中3から塾を始めて間に合うかどうかは、始めた月では決まりません。決めるのは、残りの週で「どの教科の、どの単元を戻すか」を先に書き出せるかどうかです。春なら中1・中2の単元を広く戻せて評定にも手が届き、夏は戻す教科を絞り、秋は評定と当日点の両方に効く単元を選び、冬は当日点に回すと割り切ります。ここでの「間に合う」は合格の約束ではなく、決めた単元を戻し終えて、入試の形の問題を解く練習に入れるという意味です。今夜の最初の一手は、直近の定期テストの答案を机に並べ、×のついた問題が何年生の単元かに印をつけることです。

よくあるのは、夏休みが終わった9月、夕食の皿を下げたテーブルに模試の結果の紙が置かれている場面です。親が「そろそろ塾、考えてみない?」と初めて口にすると、お子さまは紙を裏返して「今からじゃ遅いでしょ」と返します。友だちの何人かは春から通っていて、親の頭にも「遅い」という言葉が浮かんでいる。その夜の話は、どこに通うかより手前の、間に合うのかどうかで止まってしまいます。止まった話を動かすのは励ましの言葉ではなく、カレンダーと答案です。

中3の春・夏・秋・冬で、残りの週が変えること

数える終点は、都立の第一次募集の学力検査がある2027年2月21日の日曜日に置きます。もう一つの区切りは年末です。都立の調査書に載る評定は中3の成績で、2026年12月31日の時点でつけられ、1学期と2学期(2学期制の学校なら前期と、年末までの後期)の成績が土台になります。図1のように、この二つの日付のあいだのどこから始めるかで、戻せるものが変わります。

図1 始める月ごとの学力検査までの残りの週と、評定に響く期間

春に始める—中1・中2の単元を広く戻せる

4月の頭から数えると、学力検査まで46週と少しあります。中1・中2で抜けている単元を教科ごとに洗い出し、数学と英語のように前の学年の上に積む教科から順に戻していけます。1学期と2学期の定期テストがまだ先にあるので、戻した単元がそのまま評定の材料にも届く時期です。気をつけたいのは、春は部活と行事で週の予定が崩れやすく、「まだ時間がある」と通う回数を決めずに始めると、夏休みの前に何も戻っていないことがある点です。週に余裕のある春ほど、戻す単元の一覧を先に作ります。

夏に始める—戻す教科を一つか二つに絞る

7月の頭からなら、残りは33週と少しです。夏休みは毎日まとまった時間を取りやすい期間なので、戻す教科を一つか二つに絞り、中1・中2の単元を集中して戻します。夏のうちに全教科を戻そうとすると、一つの単元にかけられる日が薄くなり、どの教科も途中のまま9月を迎えます。年内の定期テストが評定の最後の大きな材料になるので、夏の終わりには中3の授業の単元へ戻ってくる計画にしておきます。

秋に始める—評定と当日点の両方に効く単元を選ぶ

夏休み明けの9月は、頭から数えて24週と少しです。この時期に始めるなら、戻す単元を「中3の授業や入試の問題でそのまま使う単元」に絞ります。たとえば中3の二次方程式で、式の立て方は合っているのに途中の移項や文字式の計算で崩れているなら、戻すのは二次方程式そのものではなく、中1・中2の計算です。2学期の定期テストがまだ残っているので、評定に向けた準備と、入試の形の問題に慣れる準備を同じ単元で重ねられるかどうかが、秋の分かれ目になります。

冬に始める—当日点に回すと割り切る

12月の頭からは11週と少しで、そこから年末年始を引くと、使える週はさらに減ります。年内の定期テストが終わっていれば、調査書に載る評定の材料はほぼ出そろっています(テストの時期は学校の年間行事予定で確かめます)。冬は当日点に回すと決め、中1の最初まで大きく戻るより、入試の形の問題で「途中まで解けているのに点にならない問題」を拾い直します。冬に始めること自体が遅いのではありません。冬に春と同じ戻り方をしようとすることが、間に合わなくなる原因です。

どの季節でも、残りの週を数えずに始めると、通う回数は「とりあえず週1回」に落ち着き、戻す単元の数と合わなくなります。次の手順は、その数を家で先に出しておくためのものです。

家でできる手順—週を数え、答案を仕分け、回数を出す

  1. 今夜、残りの週を紙の一番上に書く。カレンダーを開き、今日から2027年2月21日までの週の数を数えます。10月の頭からなら20週と少し、11月の頭からならちょうど16週です。次に学校の年間行事予定を見て、定期テストの週、修学旅行などの行事の週、年末年始に印をつけ、塾にも家の勉強にも使いにくい週を引きます。残った数が、これから使える週です。数えるのはお子さまに任せ、親は「年末年始は何週ぶん?」と聞く役に回ります。

  2. 答案と通知表を並べ、×に3色の印をつける。中3の1学期の定期テストの答案、模試の結果の紙、通知表をテーブルに並べます。答案の×に、中1・中2の単元なら赤、中3の単元なら青、時間切れや書き間違いなら緑のペンで印をつけます。模試の紙は、偏差値の欄より先に、問題ごとの正誤の欄を見ます。中3の単元の×でも、途中の計算や文の形が中2の段階で止まっているなら、赤に入れ直します。図2のように、赤は塾で戻す候補、青は学校の授業と家の練習で追う候補、緑は家で解き方を練習する候補です。印はお子さまがつけ、親は「これは何年生でやった単元?」と聞くだけにします。

図2 答案の×を3色で仕分け、塾と家に振り分ける
  1. 赤の多い教科から、通う教科を決める。赤の印を教科ごとに数えます。赤が多く、しかもお子さまが「一人では戻れない」と言う教科が、通う教科の第一候補です。評定が気になる教科でも、赤が少なく緑が多いなら、先にやるのは家での解き方の練習です。通知表で評定が前の学期より下がった教科は、赤が少なくても候補に残し、下がった理由が提出物なのか定期テストなのかを学校の評価の計画で確かめてから決めます。社会の用語や理科の暗記の単元のように、単元ごとに切れている所は、学校のワークで覚え直せることが多く、家に回しやすい部分です。数学と英語は前の学年の単元の上に積むので、赤が一つ残っていると中3の単元まで崩れます。最初に通う教科は、一つか二つに絞ります。

  2. 戻す単元を書き出し、残りの週で割って回数を出す。通う教科ごとに、赤の印から戻す単元を書き出します。「一次関数」「連立方程式」「比較の文」のように単元の名前で書き、問題の番号では書きません。回数は、1つの単元に「授業1回で説明と練習、そのあと家で1週間の練習」を1組として当てる数え方から始めます。仮に9月から使える週が20週あり、数学で戻す単元が5つなら、週1回で5週たてば、中3の単元と入試の形の問題に移れる計算です。戻す単元が12あると、週1回では使える20週のうち12週が戻す作業だけで埋まり、入試の形の問題に向ける週は8週しか残りません。このときは、週の回数を増やすか、赤の中から入試や中3の単元でそのまま使うものだけを選び直すかを、お子さまと決めます。

  3. 塾の日と家の日を分けて書く。1組の回し方が決まったら、週の中で塾の日と家の日を分けます。塾の日は、戻す単元の説明を受け、間違いがどの行から始まっているかを確かめる日です。家の日は、塾で扱った問題と同じ形の問題を、学校のワークや教科書の問題で解き直す日です。「家の日に新しい単元を始めない」「塾の日を暗記だけで終わらせない」の二つを紙に書き、冷蔵庫に貼ります。学校の宿題と提出物は、家の日の最初の時間に片づけます。

  4. 月の終わりに印を数え直す。月の最後の週末に、その月の学校の小テストや塾で解いた問題を並べ、赤の印が消えた単元に線を引きます。線が引けた教科は、回数を減らすか、中3の単元に移ります。線が引けない単元が続く教科は、回数を増やす前に、戻る位置が足りているかを疑います。中2の単元で止まっていると思っていたら、中1の正負の数で崩れていた、ということがあるからです。

  5. 12月に入ったら、当日点の手順に切り替える。12月の最初の週末に、年内最後の定期テストの答案を並べて、もう一度3色の印をつけます。ここからは赤を新しく戻すより、緑の問題と、途中まで書けている青の問題を拾い直す練習に回します。週の回数は変えずに、塾の日の中身を入試の形の問題に変えるのが、冬の切り替えです。

言葉と場面の例

塾の話を初めて出す夜は、言葉ひとつで「行く・行かない」の言い合いになるか、「何を戻すか」の相談になるかが分かれます。

言い換えのどれにも共通するのは、気持ちの話を数えられる物の話に置き換えることです。週の数、印の色、単元の名前は、親子のどちらが口にしても角が立ちません。

やりがちな三つのずれ

  1. 遅れを取り戻そうと、始めた月に教科も回数も多く入れる。親としては、遅れたぶんを一度に埋めたくなります。ところが通う教科を増やすほど家の日が減り、授業で聞いた単元を家で解き直す時間が消えます。聞いただけの単元は、次の週にはもう手が止まります。直し方は、1教科か2教科で1組の回し方が回り出してから、教科を足すことです。

  2. 塾に任せて、家の練習をやめてしまう。図3のように、塾での説明と練習、家での1週間の練習、次の回の最初の確認の三つで1組です。家の練習が抜けると、次の回の最初の確認が説明のやり直しになり、同じ単元に2回分の授業を使います。家の日に「塾で扱った問題と同じ形を解く」ことだけは、どんなに忙しい週でも残します。

図3 塾の説明、家の練習、次の回の確認で回す1組
  1. 教科と回数を、親が面談で決めてしまう。親が先に決めると、お子さまは自分がなぜその教科に通うのかを知らないまま始めます。すると家の日に何をするかを自分で選べず、親の指示待ちになります。面談の前に、家で3色の印と戻す単元の一覧を作り、お子さまがそれを持って面談に入ると、教科と回数の理由をお子さま自身が説明できるようになります。

よくある質問

中三の冬から塾に通っても、意味はありますか

意味はあります。ただし、意味の出し方が秋までとは変わります。評定の材料がほぼ出そろった後なので、時間を当日点に寄せます。たとえば入試の形の問題を時間を計って解き、大問の後半に手をつけずに終わっていたなら、解く順番を変える練習から入ります。冬は「新しく覚える量」より「すでに解ける問題を落とさない練習」に回すほうが、残りの週に収まります。

中3の塾の選び方は、何を見ればよいですか

最初の面談で、三つを確かめます。お子さまの答案を見て、戻る単元を一緒に決めてくれるか。家の日の課題の量を、学校の宿題や提出物と合わせて相談できるか。戻した単元が身についたかを、次の回にどう確かめるか。この三つに具体的な答えが返ってくるかどうかで、回数の相談ができる相手かが見えてきます。

部活を引退するまで、塾は待ってもよいですか

待ってもかまいません。引退の時期は学校と部活によって違うので、学校の予定で確かめます。待つあいだに、3色の印と戻す単元の一覧だけは作っておきます。そうしておけば、通い始めた最初の週から、何を戻すかの話に入れます。引退の前の週末に一覧を作っておくことが、始める月が遅れたときの差を縮めます。

学校と相談先で確かめること

学校の担任や三者面談で、そのまま聞ける質問です。

志望校ごとの偏差値や内申の目安が気になる場合は、この塾のサイトにある都立高校の一覧表を開いてみてください。受験の話をきっかけに、眠れない夜や食欲の落ちた日が続くなら、まず体を診てもらえる医療機関へ。学校での過ごしにくさなら、担任かスクールカウンセラーへ。市には武蔵野市の教育支援センター、都には東京都教育相談センターという相談先もあります。お住まいが武蔵野市の外なら、相談先はその市の教育委員会の教育相談の窓口になります。

個別指導で確かめること

1対1の授業では、最初に赤の印のついた答案を一緒に見て、×の問題を1問ずつ解いてもらい、手が止まった行を探します。止まった行が中2の単元なら中2へ、そこでも止まるなら中1へと、正しく解ける所まで戻ってから進みます。

戻した単元は、次の回の最初に、数字を変えた問題を何も見ずに解けるかで確かめます。解けた単元には一覧の上で線を引き、家の日の練習から外します。線の数が、残りの週で何をどこまで戻せたかの記録になります。

まとめ

9月の夕食で止まった「間に合うのか」という問いは、カレンダーで週を数え、答案に3色の印をつけた時点で、「どの教科を週に何回」という問いに置き換わります。始める月を悔やむ夜は、戻す単元を一つ書き出し、その横に残りの週の数を書き添える夜に変えられます。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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