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読み直すより思い出す—中学生の家庭学習に小テストを入れる方法|武蔵野個別指導塾

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教科書を閉じて答える小テストなら、読んだときには気づかなかった曖昧な知識を拾えます。教科ごとに問いを作り、答え合わせで見つけた弱点を明日の出題に生かせます。

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読み直すより思い出す—中学生の家庭学習に小テストを入れる方法

教科書を閉じたら、答えが出てこない

よくあるのは、夕方の廊下で授業を待ちながら、開いたノートを指で追って「ここは覚えました」と言ったものの、ノートを閉じて用語の意味を聞かれると、言葉が続かなくなるという場面です。ページのどこに書いてあったかは浮かびます。それでも、説明の最初の一言が見つかりません。家で何度も読んだ本人ほど、その食い違いに戸惑います。

これは、読み直した時間を無駄にしたという話ではありません。文字を見て内容をたどることと、手がかりの少ない状態から答えを取り出すことは、取り組み方が違います。家庭学習に後者の機会がなければ、覚えたつもりの部分を見つけるのは定期テスト当日になってしまいます。

そこで、宿題の一部を小テストに変えてみましょう。新しい問題集も、保護者による採点係も必要ありません。今使っている教材を閉じ、自分で答えを出し、その後で確かめます。間違いは次に読む場所を教えてくれる目印です。少ない問いから始めて、答え合わせの先までをひとまとまりにします。

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読めることと、思い出せることの間を埋める

教科書を開いていると、太字の用語、図の位置、直前の説明が助けになります。説明を読めば納得できても、その助けを外したときに同じ内容を言えるとは限りません。「見ればわかる」という感覚だけで勉強を終えると、どこまで自分の力で答えられるのかを確かめる機会が残りません。

例えば、植物の働きについて説明を読んだ後、「この図は見たことがある」と思うことはできます。しかし、図の名前を伏せて働きを説明するには、必要な用語を選び、関係をつなぐ必要があります。小テストでは、その途中のどこで言葉が止まったかが表に出ます。用語そのものを忘れたのか、用語は知っていても関係を説明できないのかによって、戻る場所が変わります。

練習テストを扱ったメタ分析では、練習としてテストを行うことは、読み直しを含むほかの比較条件よりも学習に有益だったと報告されています(Adesopeほか・2017)。統合された研究の学習者やテスト形式によって効果には幅があり、家庭で試す際にも問い方と答え方の両方を見て調整する必要があります。家庭ではこの知見を、読む時間の一部に「見ずに答える時間」を置く手がかりとして使えます。

ここでいうテストは、人と比べて順位をつけるためのものとは目的が異なります。覚えた内容を取り出す練習をしながら、次に勉強する場所も見つけるためのものです。「今日は何ページ読んだか」に加えて、「閉じてみたら何が出てきたか」を見ると、家庭学習の終わり方が具体的になります。

答えられなかったときに、すぐ「自分は記憶力が悪い」と結びつける必要はありません。問題文の意味がつかめなかった、答えに必要な知識が足りなかった、言いたいことを文章にまとめられなかったなど、止まる理由は分けて考えられます。例えば、言葉の意味を説明する問いで用語だけを書いたなら、その用語を覚え直すだけでは問いへの答えになりません。

逆に、正解しても確かめたい場合があります。選択肢をなんとなく選んだ場合と、理由まで言えた場合では、次に試す問いを変えられます。前者なら選択肢を隠して答えてみる、後者なら少し違う聞き方でも説明してみる、と進めます。正解の印は終点ではなく、どの助けがあれば答えられたかを考える入り口になります。

読み直しにも役割があります。まだ習っていない内容や、説明そのものが理解できていない内容を、白紙のまま何度も思い出そうとしても先には進めません。まず説明を読み、例題をたどり、何を答えるかがわかった範囲で閉じて試します。試して止まった箇所を再び読むことで、「全部を最初から眺める」以外の読み方を選べます。

自分で試す時間が短くても、答えを先に見てしまえば、何を思い出せたかは曖昧になります。反対に、長く考え続けて疲れ切る必要もありません。「少し取り出してみる」「必要な説明を確かめる」「閉じてもう一度答える」という往復が、今日取り入れたい学習の形です。

今日の宿題から小さな問いを作る

まずは範囲と終わりを決める

最初は、その日の授業で習った見開きや、宿題で解いた例題の周辺を選びます。「理科を全部覚える」では範囲が広すぎるので、「今日扱った用語の意味を説明する」と言い換えましょう。初めて読む範囲では、先に説明を読んでから始めます。必要なものは、いつもの教材、答えを書く紙、筆記具です。

時間の区切りは、例えば準備に2分、答える時間に3分、確かめる時間に3分、やり直しに2分と置けます。これは家庭で試すための配分例です。問題の長さに合わせて変えて構いません。長い数学の問題なら問いを減らし、英単語なら範囲を狭くして、答え合わせの時間を残します。終わりの時刻に近づいたら、新しい問いを足さずに直しへ進みます。

予定した時間内に直しまで終わらなかった日は、答えられなかった理由をひとこと残して区切ります。翌日は、その問いを最初に扱うか、質問してから取り組むかを選びます。毎回同じ時間で終えるために、答え合わせだけを省く形は避けましょう。問いを減らせば最後まで確かめられるのか、説明を読む段階から必要なのかを振り返ります。終わらなかったことも、次の範囲や配分を決める材料にできます。

答えを隠しても意味が通る問いにする

問いは、最初は3つほどで十分です。教科書の太字をそのまま抜き出すだけでなく、「何というか」「どんな意味か」「なぜそうなるか」と、答え方を決めます。問題の横に正答が見えているときは別の紙で隠してください。問いを書き写す段階で答えを読んでも、その後いったん教材を閉じてから答えます。

英語なら、日本語の意味を見て英単語を書く問いを作れます。つづりが出たら、その単語を使った短い文も書いてみます。意味だけを問うのか、つづりまで問うのかを先に決めると、採点が揺れません。日本語を見て書くのが難しい日は、英単語を見て意味を言うところから始め、できた部分と次の課題を分けます。

数学なら、解き終えた問題の解答を隠し、式を立てるところからもう一度取り組みます。答えの数だけ覚えていそうなら、「最初に何を求めるか」「この式を立てた理由は何か」を問いにします。途中式を書ける紙を使い、暗算だけで済ませないようにしましょう。元の問題と解答が照合できる形にしておけば、自分で作った問題の正しさに悩まずに済みます。

理科・社会では、図の名称を答える、用語の意味を説明する、出来事や仕組みのつながりを言う、という使い分けができます。例えば、用語を答える問いに正解したら、「その用語を使って図を説明する」という問いに変えます。長い説明を丸ごと暗記するのが難しいときは、説明に必要な言葉を選ぶ段階から試してください。

国語でも、漢字を読み書きする問いと、読んだ文章の理由や根拠を説明する問いは分けられます。文章の内容を問う場合は、教材の設問を使い、答えを確かめるときに根拠の箇所を指で示します。覚えた解答の一文が出たことだけで終わらせず、本文のどこからそう考えたかまで戻る形にします。

数学の問いを具体的に作るなら、すでに習った方程式「2x + 3 = 11」を使い、「xの値を求め、最初の操作を説明する」とします。答えが4と書けても、説明が止まれば、値と操作の理由を分けて確認できます。答え合わせでは、両辺から3を引き、次に両辺を2で割る流れを教材と照らします。その後、式だけを見て途中を書き直します。問題を難しくする前に、何を自分で説明できるようにするかを決める例です。

問いを書いた紙には、教材のページと問題番号も添えておきます。あとで正答を探すために何ページもめくると、短い確認のつもりが長い作業になります。図を使うときも、絵を細かく写すことに時間をかけず、教材の図で名称の部分だけを隠す方法が使えます。答えを隠す紙が動いて見えてしまったら、その問いには「見えた」と記録し、次の機会にもう一度試してください。自分の実力を確かめるための記録なので、取り繕う必要はありません。

見ずに答え、止まった場所を残す

答える時間になったら、教科書と解答を閉じます。できれば紙に書きましょう。短い用語なら声に出しても構いませんが、説明や式の組み立ては、途中が残る形のほうが後で確かめやすくなります。すぐに答えが出なくても、思い出せた用語や式の出だしだけは残してください。

何も出ない問いには、空欄の横に小さく印をつけて次へ進みます。手がかりを少し使いたいなら、使う前の状態を残し、別の色で続きを書きます。図を見た、最初の文字を見た、例題の途中まで読んだなど、どの助けを使ったかも短く添えます。「助けありでできた」を記録しておけば、次にどの助けを外すかが決められます。

答え合わせを、写して終わる作業にしない

答え合わせでは、最初に問題の指示と自分の答えを比べます。意味を聞かれているのに名称だけになっていないか、理由を聞かれているのに結果だけを書いていないかを見ます。その後で、教材の解答や説明と照らします。自分の説明が同じ意味か迷った場合は、無理に正解扱いせず、質問する印をつけます。

直すときは、誤った部分を消してきれいにする前に、何が足りなかったかを短く書きます。「つづりの最後」「符号」「理由のつながり」などで構いません。解答の全文を書き写すより、どこを変えれば自分の答えが通るのかを示すほうが、次の小テストに使いやすくなります。正しい答えを読む時間と、自分で出す時間を区切りましょう。

説明問題の採点では、答えの文章が教材と一字一句同じかだけを見ないようにします。必要な用語があるか、何と何の関係を述べているか、問われた理由に答えているかを順に確かめます。例えば、原因を聞かれているのに起きた出来事だけを書いた場合は、その出来事自体が正しくても説明を補う必要があります。自分で判定できないときは、自分の答えと教材の説明を両方残し、「この言い方でも理由になるか」と質問してください。

確認が終わったら、教材をもう一度閉じて、間違えた問いだけに答えます。ここで答えられたら、「直後はできた」と残します。まだ止まるなら、説明を短く区切り、意味がつかめない部分を質問用に書き出します。答えを見た回数を増やすことだけを目標にしないようにしてください。

次に試す問いを残して終える

最後に、次回試す問いを1つ選び、日付と一緒に紙の下へ書きます。例えば「英単語は書けたが、文の中では使えなかった」なら、次は文を作る問いにします。「式は立ったが計算で止まった」なら、その計算を含む短い問題を選びます。できなかったものを全部持ち越すと範囲が膨らむので、今の単元に必要なものから選びます。

記録には、正解と不正解だけでなく「自力」「助けあり」「要質問」と言葉を添える方法があります。例えば、同じ用語の問いで前回は図を見て答え、今回は見ずに答えたなら、その違いを残します。全部に細かい記号をつける必要はありません。迷った問いだけ状態を書けば、次回の自分が読み返せます。小テスト用の特別なノートを用意せず、普段のノートの余白に問いと日付を残す形でも始められます。

次の学習では、前回の答えを見る前に、その問いへ答えてください。直した直後と別の日では、出てくる内容が違うこともあります。「前は答えを見た」「今日は見ずに説明できた」という変化を確かめられれば、点数だけでは見えない進み具合が残ります。短い確認を終えた後で、その日の宿題へ進みましょう。

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個別指導では、問いと直し方を確かめる

家庭で小テストを続けていても、いつも同じところで止まる場合があります。そのとき個別指導に求めたいのは、問題を増やすことに先立って、今の問いが学習内容に合っているかを点検することです。武蔵野個別指導塾で相談する場合も、どのように問いと直し方を確かめられるかを、体験授業や面談で確かめてください。

例えば、説明する問いが難しいとき、用語の意味から曖昧なのか、意味はわかるが文章の組み立てで困っているのかを分ける必要があります。「この言葉は何を表すか」と聞けば答えられるのに、「理由を説明して」と言われると止まるなら、暗記を増やすだけでは困り方に届きません。本人の書いた途中の答えが、相談の材料になります。

数学では、誤答の数字だけでなく、最初に立てた式、計算の途中、問題文に付けた印も手がかりになります。式を立てるところで止まったなら、何を未知の量にするかを確認したいところです。式は合っているなら、計算のどの段階で変わったかを追えます。途中の違いを示せるノートが、問いの作り方を相談する材料になります。

家庭と塾の分担を考えるなら、家庭では取り組める時間と場所を整え、本人が小さく試せる状態を作るところから始めます。問いの難しさや解答の妥当性に迷った部分は、指導を受ける場で確かめる候補にできます。保護者がすべての教科の正解を判断する形にすると、答えが曖昧な問題ほど家庭の負担が増えます。

お子さまへの声かけは、「何点だったの」だけで終えず、「次は何を見ずに答えてみるの」としてみてください。お子さまが問いを選べたら、その選択を聞きます。説明を求めすぎると毎回が口頭試験のようになるので、見せたくない日は、次に取り組む教材の場所だけ共有する方法もあります。家庭の会話のために、新たな採点表を増やす必要はありません。

相談に持っていく記録は、教材のページ、使った問い、最初の答え、直した後の答えが同じ紙にあると、経過をたどれます。さらに「解答を見た」「図だけ見た」といった助けの情報があれば、見ずにできる範囲と支えが必要な範囲を分けられます。本人が毎回長い反省文を書く必要はなく、迷った箇所に短い言葉を添える形で十分です。

例えば「社会の用語は答えられるが、理由の説明で教材を開く。読めば納得できるが、閉じると同じ言い方が出ない」という記録なら、相談したい点がはっきりします。全文を覚える必要があるのか、必要な要素を自分の言葉でつなげればよいのかを確かめたい、と伝えられます。「家ではできません」という一言よりも、次の指導を相談する材料が具体的になります。

進み具合を見るときには、問いの難しさもそろえて考えます。用語を答えるだけの日と理由まで説明する日では、正答の数だけを並べても変化を読み取りにくくなります。同じ問いで、助けを使わずに答えられたかを追う方法と、少し違う問いへ進めたかを見る方法を分けましょう。どちらも、本人の答えを残しておくと確かめやすくなります。

また、質問した後に家庭で何を試すかまで決めておくと、説明を聞いたことと、自分で答えたことをつなげられます。「今日は解き方を聞いたので、次は最初の式だけ見ずに書く」といった小さな課題で構いません。教材のどの問いを使えばよいか迷う場合も、その場で確認したい事項として持っていけます。

保護者が一緒に答え合わせをする場合も、先にお子さまの答えを最後まで聞く形にしてみましょう。途中で正しい用語を言ってしまうと、どこまで自分で出せたかが見えにくくなります。言葉に詰まったら、「答えを見るか、もう少し考えるか」を本人が選べるようにします。後で相談する際も、「覚えていない」とひとまとめにせず、「用語は言えたが、理由の途中で止まった」と伝えれば、確かめたい箇所を絞れます。

小テストを入れたために宿題が終わらなくなるなら、まず問いの数と準備の手間を見直します。すべての宿題に別のテストを追加する必要はありません。最後の問題を解答を閉じて解き直す、ノートをまとめる時間の一部を説明する時間に替えるなど、今の学習の中に置けます。負担が重いときは、その時間配分も相談の材料にしてください。

塾への相談で確かめたいのは、家庭で続けられる問いの量、間違えた後に戻る箇所、次に自分だけで試す内容です。お子さまが「何をしてよいかわからない」と言ったときに、このうちどこが決まっていないかを見ます。助けを受けながらでも、次の一手を本人が言える形を目指すと、家庭での取りかかりが具体的になります。

小テストについてよくある3つの疑問

Q1 間違えると落ち込むので、読み直しだけでもよいですか

初めから難しい問いを並べる必要はありません。読んだばかりの範囲から、答えられそうな用語を少し選んで試してください。空欄が続いたら、範囲を狭くするか、図などの手がかりを使ってから再び閉じます。間違いを見つけた後で、説明を読み直す時間も取ります。「今日はこの言葉を確かめ直した」と、終えた行動を言える形にしましょう。点数を残すのが負担なら、最初は次に試す問いだけ残して構いません。

Q2 自分で問題を作ると、答えを覚えてしまいませんか

作る途中で答えを読むこと自体は問題ありません。ただし、答えを見ながら書いた状態を、見ずに答えられた状態と同じ扱いにはしないでください。作った後に教材を閉じて答え、次の学習でも先に試します。準備に時間がかかるなら、教材の設問をそのまま使えます。選択式の問いでは、選んだ理由を短く言う方法もあります。きれいな問題用紙を作ることに力を使いすぎず、答える時間と直す時間を確保しましょう。

Q3 小テストができれば、高校受験の勉強にも十分ですか

小テストで用語や基本の解き方を取り出せても、長い文章を読み、必要な知識を選び、最後まで解く練習は別に必要です。小テストで確認した内容を、今使っている教材の文章題や説明問題の中で使ってみてください。そこで止まったら、必要な知識が出なかったのか、使う場面に気づかなかったのかを分けます。小テストは学習の一部分として置き、確認した知識が問題を解くときにも使えるかまで確かめましょう。

今日の終わりに、答えを見る前の一回を置く

今日の家庭学習では、覚えたいことを少し選び、教材を閉じて答えてみてください。出てこなかったところを読み、もう一度閉じて確かめます。最後に次へ残す問いを選べば、明日の取りかかりも決まります。全部を小テストに変えなくても、この往復を宿題の一部に置くことから始められます。

問いを書いた紙は、明日の教材に挟んでおきましょう。家の人に見せるなら、点数だけでなく、答えが出ずに選び直した問いも示せます。そこから覚え直す範囲が決まれば、紙を開いた後の迷いを減らせます。明日の小テストは、今日取り出せなかった知識から始まります。

参考文献

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

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