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小平南高校の令和9年度入試|一般入試・推薦・倍率を都の資料で読む|武蔵野個別指導塾
調査書450点と面接240点・作文210点の関係を読み、推薦で準備する内容を分けます。作文で挙げる数と理由を確かめる視点が、下書きの答え漏れを見つける助けになります。

小平南高校の令和9年度入試|一般入試・推薦・倍率を都の資料で読む
小平南高校を考えたら、最初に分けたい数字
よくあるのは、自宅の壁のカレンダーに予定を書き込みながら、お子さまが「小平南の作文はいつ練習するの」と尋ね、保護者が面接の準備を入れる日も探すという場面です。受けたい気持ちが具体的になるほど、学校の名前だけでは整理できない疑問が出てきます。一般入試と推薦入試の資料を並べても、同じ調査書という言葉に異なる配点が付いているため、読み違えやすいところです。
小平南高校の令和9年度入試を考えるときは、一般入試の得点計算、推薦入試の検査、過去の応募倍率を分けて読みましょう。一般入試には5教科の学力検査があり、推薦では調査書に加えて面接と作文が得点になります。倍率は応募の状況を示す数字であり、この配点表の代わりにはなりません。
武蔵境の個別指導塾の受験担当として、ここでは東京都教育委員会の資料を家庭の準備に結び付けて読みます。最初から受験方法を決め切る必要はありません。何が得点になり、どの経験を言葉にする必要があるのかを把握すれば、今週確かめたいことが絞れます。

一般入試は5教科の学力検査700点と調査書300点
令和9年度、小平南高校普通科で一般入試を受ける場合、学力検査の対象は5教科です。国語・数学・英語・社会・理科の得点を合計して換算します。学力検査と調査書点の比率は7:3で、学力検査を700点満点、調査書点を300点満点に換算します。面接と実技検査は実施しません。まずこの選抜の欄を読み、推薦の面接や作文を一般入試の準備に混ぜないことが出発点になります(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』 小平南欄, 6 頁)。
自校作成問題は使用しません。受験勉強の教材を選ぶ際には、学校名の印象から問題の種類を判断せず、都立高校の共通問題を前提に準備を組み立ててください。学校別の入試方法と、実際に取り組む問題の形式は、最初に対応を確かめたい組合せです(都教委, 令和9年度『自校作成校一覧』1 頁)。
小平南の7:3では、当日の素点をそのまま通知表の数字に足す方法は使いません。5教科の学力検査は合計500点満点の素点から700点満点へ換算し、調査書も決められた尺度で300点満点へ換算します。その2つを合わせた1000点に、ESAT-Jの結果に応じた点数を加え、総合得点は1020点満点になります。紙に整理するときにも、素点、換算後の学力検査点、調査書点、総合得点の欄を別々に作ると混同を防げます。
一般入試で使う換算内申は65点満点です。検査のある5教科は評定をそのまま、ほかの4教科は2倍した値を足し合わせます。国語・数学・英語・社会・理科だけを足して終わりにせず、音楽・美術・保健体育・技術・家庭まで見ます。9教科の評定を単純に合計した数と換算内申は異なります。家庭で計算するときは、通知表の各教科の数字を書き出し、どこを2倍したかが後から追える状態にしてください。
小平南高校に加えるESAT-Jの点は、A20点・B16点・C12点・D8点・E4点・F0点です。英語の筆記の点数にこの加点を混ぜたり、700点に換算する前の5教科合計へ足したりしないようにします。学力検査と調査書で1000点分を組み立て、その後に独立した項目として扱う順番です(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。
具体例には換算内申52、5教科合計405点、ESAT-Jの評価Bを用います。素点を換算する405÷500×700の答えは567点です。調査書分を52÷65×300=240点と求めると、ここまでの小計は807点になります。Bの16点を最後に加えるため、総合得点は823点です。823点は3つの材料を換算した結果の例です。
この式から、家庭で確認する資料も決まります。評定を確認する通知表、5教科それぞれの学習状況が見える答案、ESAT-Jの評価を別々に用意します。まだ結果の出ていない項目は見込みと区別し、確定した数字であるかのように扱わないでください。模試の結果を使う場合も、その問題で取れた点数を当日の確定点として読み替えず、現時点の学習を点検するための試算にとどめます。
学力検査の700点と調査書の300点は、どちらか一方だけを準備すればよいという関係ではありません。評定は通知表で確かめ、学習の課題は返却された答案から探します。調査書点が気になって手が止まったときも、答案を1教科開き、解法を思い出せなかったのか、条件を読み落としたのか、時間が足りなかったのかを見てください。配点を読む作業を、次に取り組む問題を選ぶところまでつなげます。
推薦の配点と、自分の経験で読む「期待する生徒の姿」
令和9年度の推薦入試は、推薦の募集人員の割合が20%で、調査書450点、面接240点、作文210点です。合計は900点で、調査書の得点化には評定を用います。一般入試の調査書300点とは別の配点なので、一般の計算結果をそのまま推薦へ移さないでください。面接と作文を合わせると450点となり、調査書と同じ配点です。評定を見ることと、話す・書く準備をすることの両方が必要だと読み取れます(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』 小平南欄, 6 頁)。
推薦を考える際のもう1つの手掛かりが「期待する生徒の姿」です。小平南高校が掲げる「努力・自律・英知」を踏まえ、学校の教育を理解した志望理由と学ぶ目的、将来の進路に向けた努力、これまでの活動と入学後の参加、基本的な生活習慣と規範を守る姿勢という4つの面から読みましょう。推薦で望ましいとされるのは、この4項目を全て満たす生徒です(都教委, 令和9年度『期待する生徒の姿』12 頁)。
この文章を、面接で使えそうな言葉の一覧にしないことが重要です。例えば学ぶ目的を考えるなら、苦手だった学習にどう取り組み直したか、どの分野をさらに学びたいかを、自分の経験から探します。将来の進路も、職業名を1つ書くだけで終えず、その分野の何に関心があり、今後どんなことを知りたいかまで考えると、志望理由とのつながりが見えてきます。
活動については、役職の名前だけでは本人がしたことが伝わりません。何を任され、誰と相談し、途中で何を変えたかを順に整理してください。生活習慣についても、約束の時間を守るために準備の仕方を変えた、決めたことが続かなかったので方法を修正した、といった実際の行動を振り返れます。整理した行動を学校が示す4項目と照らし、どの経験なら自分の言葉で説明できるかを選びます。
作文の過去の課題も、抽象的な言葉を本人の選択や行動へつなげる練習に使えます。令和8年度は、理想とする大人に近づくため、高校生活で自分に課すルールを具体的に3つ挙げる課題でした。作文は600字、時間は50分です。3つという条件を満たしながら、それぞれが目指す姿にどうつながるのかを考える必要があります(都教委, 令和8年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』 小平南欄, 15 頁)。
この課題で練習するなら、最初に理想の大人の姿を決め、次に日常の行動で表せるルールを3つ挙げてみます。同じ内容を言い換えただけの3項目になっていないかも点検します。例えば時間の管理、人への応答、学習の進め方といった異なる場面から考える方法があります。ただし、立派に聞こえる内容を保護者が選んでしまうと、なぜそのルールなのかを本人が説明しにくくなります。
令和7年度は、不易流行の説明を踏まえ、将来にわたり大切にしたい普遍的なものを1つ取り上げ、その理由と今後の人生への生かし方を書く課題でした。600字、50分という条件です。ここでは挙げる数が1つなので、多くの価値観を並べるよりも、選んだ1つの意味と理由を掘り下げる練習になります(都教委, 令和7年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』 小平南欄, 16 頁)。
令和6年度は、第一線で活躍する人が応援される理由を3つ挙げ、自分も応援される人になるための高校生活を具体的に述べる課題で、600字、50分でした。他者について理由を考える部分と、自分の生活を述べる部分の両方があります。好きな人物を紹介するだけで終わらないよう、問いの後半まで答えているかを確かめられます(都教委, 令和6年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』 小平南欄, 14 頁)。
これらは実施済みの課題です。令和9年度も同じ題材や条件になると決めず、要求された数、理由、具体的な行動を落とさず書く練習に使ってください。書き上げた後は、表現を整える前に、設問の各部分に答えている箇所へ線を引きます。線を引けない問いが残れば、何を書き足すべきかがはっきりします。
見直しでは、考えを述べた文と、その考えを支える経験の文がつながっているかも読みます。協力を大事にすると書いたのに、自分だけで終えた出来事しか説明していなければ、誰と何を相談したのかを思い出してください。経験を新しく作る必要はなく、書き落とした行動を補います。反対に、出来事を詳しく書き過ぎて今後の高校生活に触れられなかった場合は、経緯を短くして結論へつなげます。保護者が添削するなら、まずどの文で意味が伝わったかを本人に返し、その後に伝わりにくかった箇所を質問すると、本人が直す場所を選べます。

応募人数への心配と、答案への心配を切り分ける
小平南高校普通科の最終応募倍率を、一般の第一次募集・分割前期募集に限って読むと、令和4年度1.81倍、令和5年度1.55倍、令和6年度1.64倍、令和7年度1.30倍、令和8年度1.43倍です。いずれも同じ種類の応募状況として、年度と一緒に読みます(都教委, 令和4-8年度『最終応募状況』各2 頁)。
小平南の各年度の数字は、募集枠に対する応募人数の割合を示しています。ある年度の応募の集まり方を知ることはできますが、お子さまの答案の内容や評定は入っていません。倍率の数字を逆数にして本人の合格の見込みに置き換えることもできません。応募者を一律に扱う数値と、学力検査や調査書を得点化する選抜とでは、見ている対象が違うためです。
また、ここに挙げたのは最終応募倍率です。受検した人数を基にした数字と同じ名前で扱ったり、推薦入試の数字として説明したりしないようにします。家庭でメモを残すなら、小平南高校普通科、一般、最終応募、年度という情報を添えてください。数字だけを切り取って家族へ伝えると、後で別の選抜の話と混ざってしまいます。
過去の倍率を平均しても、令和9年度の応募状況は決まりません。応募人数についての心配と、作文や答案で答えられない箇所への心配には、確かめる資料の違いがあります。前者は応募状況の記録、後者は本人が書いた内容を見て考えます。
返却された課題から、学年ごとの準備を進める
中1の段階では、学校ごとの配点を暗記するよりも、9教科の学習を振り返る土台を作ります。通知表を受け取ったとき、評定の数字だけで会話を終えず、返却された課題やテストを1つ選んで、本人にどこができてどこで困ったかを説明してもらいます。保護者が原因を決め付けず、本人の説明と答案を照らすことが次の学習の手掛かりになります。
評定について学校へ質問する必要がある場合には、何を尋ねたいのかを具体化してください。相談前に、返された課題のどの指摘について尋ねるかを決めておきましょう。課題で求められた説明と自分が書いた内容の違い、授業で理解し切れなかった部分などを整理すると、学習の改善につながる問いになります。評定がどう変わるかを約束させるのではなく、次にどんな学習を行うかを確かめます。
推薦を考える場合は、中3になってから過去の経験を一度に思い出す負担を減らしたいところです。中1や中2でも、何かに取り組んだ後に、始めた理由、自分の役割、うまくいかなかったこと、変えた方法を短く残せます。全てを推薦の材料にする必要はありません。振り返った記録の中から、学校の期待する姿に関係する経験を本人が選べるようにします。
出願に向けた書類の準備では、中学校からの案内を受け取った時点で、本人が書く部分、保護者が確認する部分、学校へ相談する部分を分けましょう。必要な書類や提出の順序は案内に沿って確認し、家庭の記憶だけで進めないようにします。志望理由を述べる文章を準備する場合には、まず本人が短く書き、保護者は事実関係と意味が伝わるかを読みます。本人の言葉を難しい表現へ置き換える作業を先にしないでください。
中2では、定期テストの範囲を離れても使える知識になっているかを見ます。例えば数学は、解説を読んだ直後に解けた問題を、後日もう一度自力で解いてみます。英語は、覚えた表現を別の短い文で使えるか、国語は、答えの根拠になる本文の箇所を示せるかを確かめます。入試の5教科を一度に仕上げようとせず、理解が途切れるところを教科ごとに残しておく方法です。
社会や理科でも、用語を覚えたかどうかと、資料や条件を使って答えられるかどうかを分けて見てください。誤答した問題には、知識が足りなかった、資料の読み取りで止まった、問いと違うことを答えた、と短く理由を添えます。理由が書けなければ、問題文のどこまで理解できたかを示すだけでもかまいません。次に取り組む内容を選ぶための記録なので、きれいにまとめ直すことを目的にしないようにします。
中3では、小平南高校の7:3の配点と実際の学習状況を結び付けます。5教科の問題を時間を測って解き、得点だけでなく未着手の問題と途中で止まった問題を分けます。解き直しでは時間をかければ解けるのか、基礎事項まで戻る必要があるのかを確認します。その区別があれば、演習の回数を増やす日と、単元を学び直す日を分けて予定に入れられます。
総合得点の試算に使った答案には、実施日と使った問題を添えて残しましょう。点数の変化を比べるときも、異なる問題の難しさや、解いたときの条件が違うことを意識できます。答案を見ずに合計点だけで学習を増減させると、繰り返している読み違いや計算の過程を見落とします。試算の数字と、誤答の理由を記した答案は、別の役割を持つ資料として組み合わせます。
ESAT-Jに向けては、筆記の英語と並行して、声に出して伝える練習の機会を設けます。身近な事柄について短い文で話し、自分で録音を聞き、言おうとした内容が途中で抜けていないかを点検する方法があります。単語を思い出すところで止まったのか、考えはあるのに文へつなげられなかったのかを分けると、練習する内容を選べます。評価区分の加点を知ることと、発話を改善することをつなげてください。
推薦の作文と面接に取り組む週も、一般入試の5教科の学習を予定から消さないようにします。まず学校の課題と教科の学び直しに使う時間を決め、その上で作文を書く時間、話して確かめる時間を置きます。両方を一度に完成させようとするより、今週は作文の条件を落とさない、数学は解けなかった単元に戻る、と確認する項目を具体的に分けると取り組みやすくなります。
家庭で計算の仕組みを確かめる際には、小平南の比率で数字を確かめられる道具「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」も使えます。入力する評定と学力検査の素点を混同せず、計算の結果を学習計画の点検に生かしてください。
受験方法を読むことから、次の行動を決める
小平南高校の入試を考える出発点は、一般入試の7:3と、推薦の調査書・面接・作文を別々に理解することです。過去の作文課題は問いへの答え方を練習する材料に、応募倍率は年度ごとの応募状況を知る材料に使います。それぞれの数字や文章に、違う役割があります。
今夜そろえるものは多くなくてかまいません。通知表、解き直したい答案、本人が話せる経験を1つずつ選べば、相談の中身が具体的になります。小平南への準備に迷いがある場合は、入塾前カウンセリングへのご相談も受け付けています。数字への不安を持ち帰るだけで終わらせず、次に開く答案と、本人に確かめる問いを決めましょう。過去の作文で求められた3つのルールのように、本人の選択には理由が欠かせません。
参考文献
- 東京都教育委員会, 令和9年度『普通教育を主とする学科』6 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『第一次募集・分割前期募集における学力検査問題を自校で作成する高校一覧』1 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『東京都立高等学校入学者選抜実施要綱』18-19 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『期待する生徒の姿(全日制課程)』12 頁。
- 東京都教育委員会, 令和6年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』14 頁。
- 東京都教育委員会, 令和7年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』16 頁。
- 東京都教育委員会, 令和8年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』15 頁。
- 東京都教育委員会, 令和4-8年度『最終応募状況 / 普通科(コース・単位制以外)』各2 頁。
学校ごとの比率で総合得点を試算するには「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」を、7対3の学校の計算だけなら「都立高校入試 総合得点計算機」を使えます。
小平市から小平南高校を目指すお子さまの通塾については「小平市の塾・個別指導」で紹介しています。
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