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【小3理科】植物の育ち方を図解で総まとめ—たね・芽・葉・花・実の順と体のつくり|武蔵野個別指導塾

子葉と本葉、根・茎・葉の見分け方を図で整理し、ホウセンカとヒマワリの育つ順序をたどります。観察記録の読み取りや草たけの計算を親子で確かめられます。
よくあるのは、返されたテストの余白に植物の絵をかき直しながら、「最初の葉も、あとから出た葉も、どちらも葉なのに、どうして名前が違うの」と手が止まる場面です。絵の色や形は覚えていても、いつ出てきた部分なのかが整理できていないと、子葉と本葉を取り違えてしまいます。答えの言葉だけを直すより、その植物がたねから育ってきた道筋をたどると、区別する理由が見えてきます。
小3の植物の学習では、目の前の姿をくわしく見ることと、前の姿から何が変わったかを比べることを組み合わせます。根・茎・葉という体のつくりを知るだけでなく、葉が増え、花がさき、実ができるまでをつなげて考えます。ホウセンカとヒマワリの形の違いに目を向けながら、育つ順序の共通点も探していきましょう。保護者の方は、お子さまの説明に「どの部分を見てそう思ったのですか」と添えると、答えの根拠まで確かめられます。
この単元で身につけること
- たねをまき、育つ様子を続けて観察します。たねまきの日と芽が出た日を分けて記録すると、変化を順に追えます。
- 子葉と本葉を見分けます。大きさだけで判断せず、芽が出たあとにどの順に現れた葉かを調べます。
- 植物の体を根・茎・葉に分けて見ます。土の上に見える部分だけでなく、土の中にも体が続いていることに注目します。
- 花がさいたあとに実ができ、実の中にたねができる流れを説明します。花の季節で観察を終えず、次のたねまでつなげます。
- ホウセンカとヒマワリを同じ観点で比べます。葉の形や草たけの違いと、育つ順序の共通点を分けて書きます。
前の学年の生活科で草花を育てたり、季節の植物に親しんだりした経験が、部分の名前や観察記録を使って説明する学習につながります。「大きくなった」で終わらせず、何がどのように変わったのかを言葉にすることが、この単元の出発点です。
基本の考え方
たねから芽が出るまでを記録する
ホウセンカとヒマワリのたねは、見た目が同じではありません。ホウセンカのたねは小さく、丸みがあります。ヒマワリのたねはそれより大きく、細長い形に見えます。色や模様には違いがあるので、決まった色に塗る前に手元のたねを見ましょう。たねをまくと見えなくなるため、形や色をかいておくと、あとで育った姿と結びつけられます。
たねまきでは、育てる植物に合った時期やまき方を確かめます。土にまいて水を与えたら、名札をつけ、植物の名前とまいた日を記録します。たねを深くうめればよいというものではありません。まく深さや世話のしかたは、学校での説明やたねの袋の表示に合わせてください。水は多いほどよいと決めず、土の様子を見ながら世話をします。
たねから芽が出ることを発芽といいます。土の表面に変化が見えない日にも、たねを何度も掘り返すのは避けます。出てきたばかりの根や芽を傷つけることがあるためです。土の中の変化を考えるときは、先生が用意した観察用の苗や記録を使い、育てている株の成長を妨げないようにします。
ホウセンカとヒマワリでは、芽が出たあと、はじめに開く葉を子葉と呼びます。どちらも子葉は2枚です。そのあとに出る葉が本葉で、子葉とは形が違います。子葉は丸みのある形に見え、本葉が増えるにつれて、それぞれの植物らしい葉の特徴が見えてきます。本葉という名前でも、子葉が「本物ではない葉」という意味にはなりません。
子葉と本葉がいっしょに見える時期には、葉をひとまとまりに数えず、出た順とついている位置を記録しましょう。子葉は成長するにつれてしおれ、落ちることがあります。あとで見た株に子葉がないからといって、最初から子葉がなかったとはいえません。前の記録があると、今は見えない部分の変化も読み取れます。
根・茎・葉をつながった体として見る
植物の体を調べるときは、葉だけを見て終えないようにします。土の中に広がる根、根から上へ続く茎、茎につく葉をたどります。根は体を支え、土の中の水などを取り入れます。茎は葉や花を支える部分です。葉のくわしいはたらきは上の学年で学びますが、ここでは形、色、数、ついている位置を観察できるようにします。
図1のように、根と茎の境目を土の表面と照らし合わせると、体のつながりが見やすくなります。図は幼い株のつくりを見分けるために形を簡単にしたもので、実物と大きさの割合をそろえたものではありません。ラベルからの線の先を見て、根・茎・葉がそれぞれどこにあるかを確かめてください。

図1の子葉と本葉は、どちらも「葉」に含まれます。「根・茎・葉」は体の大きな分け方で、「子葉・本葉」は葉を出てくる順などで分けた呼び方です。違う分け方を同じ列に並べると混乱します。体の部分を答える問題なのか、葉の種類を答える問題なのかを先に読み取りましょう。
根を見るために、観察のたびに株を抜く必要はありません。根の観察ができるように用意された苗を、先生や保護者といっしょに扱います。土のついた根は無理に引っぱらず、細い根にも注意を向けます。植物に触れたあとは手を洗い、知らないたねや葉を口に入れないことも、観察の約束です。
葉が増え、花がさき、実の中にたねができる
ホウセンカとヒマワリを続けて育てると、茎が伸び、本葉が増え、やがてつぼみが見られます。そのあと花がさき、花がさいたあとには実が育ち、その中にたねができます。全体の順序を短く表すと、「たねをまく→芽が出る→葉が増えて育つ→花がさく→実ができる→たねができる」です。育ち方を答えるときは、問題にある言葉や絵に合わせて、この流れから必要な段階を選びます。
この順序は、葉が増える時期と花がさく時期が、はっきり分かれているという意味ではありません。花がさいている株にも葉があり、同じ株に花と実がいっしょに見られることもあります。成長の順序を示す図では、その段階で新しく目立つ変化に注目しています。目の前の株の姿は、図の箱に無理に当てはめず、そのまま記録してください。
ホウセンカでは、花のあとにできた実の中のたねを観察できます。熟した実がはじけてたねが出ることがあるので、実を顔に近づけず、保護者といっしょに見ます。ヒマワリでは、花がさいた部分に多くのたねができます。食べる実のような厚い果肉がなくても、花のあとに実ができる仲間です。小3では細かな分類を増やすより、花の前後を続けて見て、たねができる場所を確かめましょう。
たねをとったあと、ホウセンカやヒマワリの株はやがてかれていきます。株がかれることと、植物の育ち方のつながりが途切れることは同じではありません。できたたねを次に育つ時期にまくと、新しい株の観察を始められます。たねから育ち、再びたねを残すまでをつなげると、植物の一生の流れをとらえられます。
例題で解き方を確かめる
例題1 子葉と本葉を見分ける
ホウセンカの同じ株を続けて観察しました。芽が出たあとに丸みのある葉が2枚開き、そのあと、その間の上の方から形の違う葉が出てきました。はじめに開いた葉と、あとから出た葉の名前を、それぞれ答えましょう。
- 「同じ株を続けて観察した」という条件を確かめます。別の株の大きさを比べた話ではなく、葉の出た順を比べる問題だからです。
- 「はじめに開いた葉」に線を引きます。子葉を見分ける手がかりは、単に丸いことではなく、芽が出たあとにはじめに開いたことだからです。
- 「そのあとに出た葉」と対応させます。あとから出て、子葉と形が違う葉を、本葉という名前につなげるためです。
丸みのある葉を見つけたとき、形だけで子葉と決めるくせをつけないようにします。本葉にも丸みのあるものがあり、植物の種類によって形は違います。この問題では、観察文に出た順が書かれているので、その情報を根拠に答えられます。
答え:はじめに開いた葉は子葉、あとから出た葉は本葉です。
例題2 観察カードを育った順に並べる
同じホウセンカを観察したカードが4枚あります。アは「花がさいた」、イは「実の中にたねができた」、ウは「子葉が開いた」、エは「本葉が増え、茎が伸びた」という記録です。カードを育った順に並べましょう。
- 最も早い姿を探します。芽が出たあとの子葉の姿が、ほかのカードより前になるので、ウを最初に置きます。
- 花がさく前の変化を選びます。本葉が増え、茎が伸びる様子を間にはさむと、子葉の姿と花の姿がつながるからです。
- 花と実の順序を確かめます。花がさいたあとに実やたねができるので、アのあとにイを置きます。
図2のように、名前だけを覚えるのではなく、矢印をたどりながら、その前と後で何が変わったかを話します。図の葉が増える段階は、本葉が出て茎も育つ様子を表しています。図の右端は実とその中のたねを見やすく表したもので、実際にはたねがむき出しで並んでいるわけではありません。

図2で花の絵を見たら、その前には葉のある株が育っていたことも思い出します。カードの並べ替えでは、「たね」という文字だけを見てイを最初にしないことがポイントです。最初にまいたたねと、育った株に新しくできたたねは、流れの中での位置が違います。
答え:ウ→エ→ア→イです。
例題3 草たけの変化を数で読み取る
観察の読み取り用に、草たけの記録を次のように示します。どちらも同じ日にたねをまき、それぞれ同じ株を続けて測ったものとします。最初と次の観察の間に、草たけはそれぞれ何cm伸びましたか。また、この記録から、いつでもヒマワリの方が多く伸びるといえるでしょうか。
| 植物 | 最初の観察 | 次の観察 |
|---|---|---|
| ホウセンカ | 8 cm | 13 cm |
| ヒマワリ | 10 cm | 18 cm |
- 何を求めるかを確認します。次の観察日の草たけではなく、観察と観察の間に「伸びた長さ」を求めるためです。
- 同じ植物の次の値から最初の値を引きます。ホウセンカは13−8=5、ヒマワリは18−10=8となり、増えた分を取り出せるからです。
- 結論をこの記録の範囲にとどめます。ほかの株や、別の時期の記録は示されていないので、いつでも同じ結果になるとは決められないためです。
草たけを測るときは、土の表面から植物のいちばん高いところまでの高さを見ます。鉢の底から測ったり、曲がった茎に沿って測ったりすると、違う長さになります。測る位置をそろえることが、数を比べる前の準備です。この表は読み取りに使う記録であり、育てた植物が必ず同じ高さになるという基準ではありません。
答え:ホウセンカは5 cm、ヒマワリは8 cm伸びましたが、いつでもヒマワリの方が多く伸びるとはいえません。
例題4 比べる観点をそろえて説明する
ホウセンカを見た記録には「葉が細長い」とあり、ヒマワリを見た記録には「花が黄色い」とあります。このままで葉の形を比べたことになりますか。比べるために何を調べるかと、育つ順序の共通点を答えましょう。
- 比べたいものを「葉の形」と確かめます。何を比べるかを決めると、必要な記録を選べるからです。
- ヒマワリについても、本葉の形を調べます。ホウセンカの葉とヒマワリの花では、見ている体の部分が違うためです。
- 形の違いとは別に、両方の観察を時期順に見直します。見た目が違っていても、花がさいたあとに実やたねができるという共通点を探せるからです。
ホウセンカの本葉は細長く、ヒマワリの本葉は幅が広い形に見えます。ただし、子葉と本葉を混ぜて比べると、何の違いを見たのかあいまいになります。両方とも本葉を見る、同じ程度に育った葉を見る、というように観察する対象をそろえましょう。葉の色や手ざわりも調べられますが、形の質問には形の言葉を使って答えます。
答え:まだ葉の形を比べたことにはならず、ヒマワリの本葉の形も調べます。どちらも花がさいたあとに実やたねができます。
つまずきやすいところと直し方
「小さい葉が子葉、大きい葉が本葉」と書く
誤った書き方は「子葉は小さい葉、本葉は大きい葉」です。どこが違うかというと、出たばかりの本葉は、すでに開いた子葉より小さいことがある点です。大きさは育つにつれて変わるため、名前を決める手がかりとしては十分ではありません。
正しい書き方は「芽が出たあとにはじめに開く葉が子葉で、そのあとに出る葉が本葉」です。図3のように、子葉だけのときと、本葉が出始めたときを並べると、同じ子葉の間に新しい葉が現れたことをたどれます。図では右側の本葉を小さく描き、葉の大きさだけでは区別できないことを示しています。

図3を見て直すときは、「右の小さな葉は、どちらの記録で初めて見えましたか」と尋ねます。あとから出たという説明ができれば、単に図の位置を暗記するところから進めます。実物では見る向きによって葉が重なるため、上からだけでなく横からもそっと見ると、茎とのつながりを確かめやすくなります。
「花がさいたら、その株の観察は終わり」と書く
誤った書き方は「たねから芽が出て、大きくなり、花がさいて終わる」です。花は見つけやすい変化ですが、どこが違うかというと、そのあとに実やたねができる過程が抜けています。植物の育ち方を一生の流れとして説明するには、次のたねまで見る必要があります。
正しい書き方は「花がさいたあとに実ができ、その中にたねができる」です。花びらがしおれた場所を見つけたら、その後その場所がどう変わったかを追います。まだ実が育っている途中なのに、たねが見えないから失敗と決める必要はありません。日付をつけて続けて見ることが、変化を読み取る助けになります。
「草たけが違うので、育つ順序も違う」と書く
誤った書き方は「ヒマワリの方が背が高いから、ホウセンカとは育つ順序が違う」です。どこが違うかというと、草たけの違いを、そのまま順序の違いに置き換えている点です。草たけはあるときの大きさであり、順序は変化の前後関係です。同じものを比べていません。
正しい書き方は「草たけや葉の形には違いがあるが、芽が出て育ち、花がさいたあとに実やたねができる順序は共通する」です。比べるときは、記録用紙を草たけ、葉の形、花の様子、育った順序に分けて見ます。違いを見つけたあとに共通点も探すと、植物ごとの特徴と、両方に当てはまることを取り違えずに説明できます。
練習問題
練習1
ヒマワリの芽を続けて見ていると、はじめに葉が2枚開き、そのあとに形の違う葉が出ました。はじめの葉の名前と、あとの葉の名前を答えましょう。さらに、その名前を判断した根拠を「大きさ」という言葉を使わずに説明してください。
練習2
ホウセンカの観察記録が、ア「本葉が増えた」、イ「実の中にたねができた」、ウ「芽が出て子葉が開いた」、エ「花がさいた」の順に机に置かれています。育った順に並べ替えましょう。最後に置いた記録のたねを最初に置かない理由も考えてください。
練習3
同じヒマワリの草たけを、土の表面からいちばん高いところまで測りました。前の記録は12 cm、あとの記録は19 cmです。何cm伸びましたか。また、あとの記録だけ鉢の底から測ると、正しく比べられるでしょうか。
練習4
ホウセンカとヒマワリについて、次の文から両方に共通するものをすべて選びましょう。ア「体には根・茎・葉がある」、イ「本葉の形がまったく同じである」、ウ「花がさいたあとに実やたねができる」、エ「必ず同じ日に花がさく」です。選ばなかった文は、どこが適切でないかも説明してください。
答えと解説
練習1の答え:はじめの葉は子葉、あとの葉は本葉です。芽が出たあとにはじめに開いたか、そのあとに出たかという順序を根拠にします。「上にあるから」だけでは、葉が重なって見えるときに迷うため、続けて見た記録を使います。
練習2の答え:ウ→ア→エ→イです。イは観察している株に新しくできたたねなので、花がさいたあとの位置になります。たねの絵があっても、たねまきの記録なのか、実りの記録なのかを文といっしょに読みましょう。
練習3の答え:19−12=7で、7 cm伸びました。あとの記録だけ鉢の底から測ると、鉢の高さも含まれるので正しく比べられません。引き算をする前に、測り始める場所が同じかを確かめます。
練習4の答え:アとウです。根・茎・葉という体のつくりと、花のあとに実やたねができる流れは共通します。本葉の形には違いがあり、花がさく日は育ち具合や育てる環境などでも変わるので、必ず同じ日とはいえません。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
植物を同じ観点で見続ける力は、小4で季節による生き物の変化を調べるときに使います。さらに小5では、発芽や成長に関係する条件を調べ、小6では水の通り道や葉のはたらきを学びます。今は先の用語を覚えるより、根・茎・葉を指し示し、日付のある記録で変化を説明できることを確かめましょう。
家庭では、次のどちらかを5分ほどで試せます。最初の方法は、観察カードや育てている株の写真を並べ、見始めの1分で日付を確認し、次の3分で変化を探し、最後の1分で「前は何、今は何」と話すことです。写真が少なくても、同じ葉を見つけ、増えた葉との違いを探せます。花の写真しかないときは、その前後にどんな記録があるとよいかを考えます。
もう1つは、身近な鉢植えを保護者といっしょに見る方法です。最初の1分で安全な位置から全体を見て、次の3分で茎と葉のつながりを指し示し、最後の1分で土の中にある部分の名前を答えます。根が見えなければ「根は土の中にあるので、今は見えない」と分けて話せば十分です。鉢を倒したり、根を見るために抜いたりする必要はありません。
個別指導では、子葉と本葉の名前が混ざるときには、葉が出る前後の記録に戻って確かめます。順序は言えても理由が書けないときには、観察した事実を短い文にするところから扱います。
まとめ
返されたテストの余白は、正しい名前を写すだけでなく、「この葉はあとから出た」「このたねは花のあとにできた」と根拠を書き足す場所にできます。描いた植物のどこを見たのか、いつの姿と比べたのかまで書けると、観察の絵と説明の言葉が結びつきます。
植物の姿は、毎日同じ速さで変わるわけではありません。変化が目立たない日の記録も、次の変化を読み取る土台になります。花がさいた日の絵に、実の中のたねの記録が続いたとき、植物の一生がつながります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




