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【情報I】情報社会の問題解決を図解で総まとめ—情報とデータ・問題解決の手順・メディアの特性|武蔵野個別指導塾

テストの誤答記録を使う例題と3枚の図で、データ・情報・知識の違い、問題解決の循環、メディアの選び方を整理します。発信元や更新日を確かめ、根拠のある判断につなげましょう。
よくあるのは、返されたテストの余白に「次はもっと勉強する」と書いたところで、手が止まるという場面です。間違えた問題は見えていても、何を調べ、何を変え、何をもって改善したとするかは、まだ決まっていません。点数を眺めるだけの状態から次の行動へ進むには、記録に意味を与え、問題を具体的に捉える必要があります。
情報Iの「情報社会の問題解決」は、この進み方を学ぶ単元です。数字や文字の記録と、そこから読み取る意味を区別し、原因の候補を調べ、条件に合う方法を選びます。実行した後に結果を確かめるところまでが問題解決です。用語を覚えるだけでなく、自分の説明のどこに根拠があるかを示せるようにしましょう。
また、情報は受け取る媒体によって伝わり方が変わります。紙のメモ、音声での説明、動画、電子的な連絡を同じものとして扱わず、目的と相手に応じて選ぶ視点も、この単元で身につけます。
この単元で身につけること
- データ・情報・知識を区別します。記録された値にどのような文脈を加え、どの判断につなげたかを説明できるようにします。
- 情報の特性を具体例で捉えます。残りやすさ、複製しやすさ、広まりやすさが、学習や連絡の便利さと注意点の両方につながることを考えます。
- 問題解決の流れを使います。現状と目標の差を見つけ、分析し、解決策を実行して評価する順に、自分の行動を組み立てます。
- メディアを目的から選びます。表現の方法、伝える経路、記録する媒体を分けて考え、速さや記録性などの条件に照らして選択します。
- 情報の信頼性を点検します。発信元、根拠、時点、対象となる範囲を確かめ、確かな事実と自分の推測を分けて書きます。
中学校までに学んだ表やグラフの読み取り、情報を調べて伝える活動が土台になります。高校では、読み取った内容が正しいだけでなく、その情報を使ってどのように問題を解くのかまで言葉にすることが求められます。答えを選ぶときも、選ばなかった方法の弱点を条件と結びつけて説明できると、理解が確かになります。
基本の考え方
データから情報へ、情報から知識へ
データは、観測した事実や状態などを、数字・文字・記号として記録したものです。例えば、テストに関するメモに「8」とだけ書かれているなら、それも数値のデータですが、何を数えたかはわかりません。「今回の確認問題20問のうち、誤答が8問」と対象や単位を添えると、結果の意味を読み取れるようになります。
情報は、受け手が判断したり行動したりするうえで意味や価値を持つものとして捉えます。「誤答8問のうち5問が用語の区別に関する問題だった」と整理すると、見直す場所を考える手がかりになります。同じ記録でも、試験の時間配分を調べたい人と用語の理解を調べたい人では、注目する部分が違います。何のために見るかという目的が、情報の受け取り方に関わるのです。
知識は、情報を整理し、経験や既に知っていることと結びつけて、ほかの場面にも使える形で理解したものです。「似た用語は、共通点と違いを並べ、別の具体例でも区別を説明する」という見直し方を理解すれば、今回以外の学習にも使えます。ただし、1回の結果だけで、その方法がいつでも有効だと証明されたわけではありません。知識として使うときも、適用できる条件を考えます。
図1のように、データを整理して意味を読み取り、さらに経験やほかの理解と結びつけることで、判断に使える形にしていきます。図の矢印は、数字を入力すれば自動的に正しい知識が完成するという意味ではありません。途中で分類を間違えたり、目的に合わない比較をしたりすれば、読み取りもずれてしまいます。

なお、データ・情報・知識は、見た目だけで機械的に分けられるものではありません。数字でも判断に役立つ意味を持てば情報になり、文章でも調査の対象として集めればデータとして扱います。「数字だからデータ、文章だから情報」と覚えるのではなく、何を記録し、何を読み取り、何に使うかを順に確かめてください。
情報の特性と問題解決の流れ
情報には、残り続けやすいという残存性、コピーを作りやすいという複製性、多くの人へ短時間で広がりやすいという伝播性があります。特にデジタルの情報では、同じ内容を劣化させずに複製できるため、配布や保存が容易です。元の投稿を消しても、保存された画像や転送先の記録が残る場合があるのは、これらの特性が組み合わさるためです。
この性質は、便利さにもつながります。学習の記録を残せば後から変化を比べられ、必要な連絡を複製して配れば多くの人へ届けられます。一方で、誤った日時を広めた場合には、元の記録を直すだけでなく、どこへ伝わったかを考えて訂正を知らせる必要があります。情報は人に渡しても、元の人の手元からなくなるとは限らない点にも注目しましょう。
問題とは、現状と望ましい状態との間にある差です。「誤答が多い」だけでは、対象も目標も曖昧です。「用語の区別を問う確認問題10問で、誤答を5問から2問以下に減らしたい」とすれば、何を確かめるかが具体的になります。この差を埋めるために取り組む事柄を、課題として設定します。目標を立てる際は、期間や使える時間、守る条件も考えます。
問題解決の流れは、発見、分析、解決、評価というまとまりで捉えられます。発見では現状と目標を明らかにします。分析では記録を集め、原因の候補を比べます。解決では複数の方法を考え、条件に合うものを選んで実行します。評価では、先に決めた基準に照らして結果を確かめます。解決策を思いついたところで終わらず、実行と評価まで含めることが要点です。
原因は、印象だけで決めないようにします。「勉強時間が短いからだ」と考えても、用語を逆に覚えているのか、設問の条件を読み落としているのかでは、必要な対策が違います。誤答の種類や解答時の様子を確認し、まず確かめるべき原因を絞ります。評価の結果によっては、方法だけでなく、最初の問題の捉え方に戻ることもあります。
メディアの種類と信頼性の確かめ方
メディアは、情報を表現したり、伝達したり、記録したりするための媒体です。文字・図・音声・動画などは表現メディアとして考えられます。新聞や放送、インターネットなどは情報を届ける伝達メディア、紙や記憶装置などは情報を保持する記録メディアとして捉えられます。これらは分類の観点が違うため、1つのものが複数の役割を持つことがあります。紙の配布物は、文字を表現に使い、紙に記録し、手渡しで相手へ届けられます。
文字は必要な箇所を読み返しやすく、正確な日時や条件を残すのに向いています。図は位置関係や全体の流れを示すときに役立ちます。音声は声の調子を伝えられ、動画は動きの順序を示せます。ただし、音声だけでは聞き逃した箇所を探しにくく、動画では通信量や視聴にかかる時間も考える必要があります。受け手の状況に応じて文字を添えるなど、複数の表現を組み合わせることもできます。
伝達の仕方には、その場でやり取りする同期型と、読む時刻をそろえずに使える非同期型があります。通話は通常その場で応答でき、電子メールは受信後に都合のよい時刻に読めます。ただし、連絡を送信できたことと、相手が内容を理解したことは別です。急ぐ連絡では、媒体の速さに加え、受信や理解をどう確かめるかまで考えます。
情報の信頼性は、見た目のきれいさや繰り返し目にする回数だけでは決まりません。誰が発信したか、何を根拠としているか、いつの情報か、自分が知りたい対象に当てはまるかを確認します。「今年の予定」という見出しでも、古い資料が検索に出ることがあります。また、発信者自身が関わる出来事の記録など、一次情報に近いものを確かめることは有用ですが、それでも書き間違いや対象の違いはあり得ます。確かな資料であることと、自分の問いに適用できることを両方確かめましょう。
例題で解き方を確かめる
例題1 誤答の記録を判断に使う
確認問題で、用語の区別に関する誤答が5問、条件の読み落としが2問、転記の誤りが1問ありました。ここでは、各誤答を重複させずに1種類へ分類したものとします。誤答の合計と、用語の区別に関する誤答の割合を求め、最初に調べる対象を1つ挙げましょう。
- 分類の重複がないことを確認し、5 + 2 + 1 = 8問と合計します。同じ誤答を2回数えると、割合の分母が正しくなくなるためです。
- 求める割合の対象を確かめ、5 ÷ 8 × 100 = 62.5%と計算します。ここでの分母は全出題数ではなく、誤答の合計です。
- 最も多い「用語の区別」を先に調べる候補にします。限られた見直し時間の中で、誤りが集まっている場所から確かめるためです。
次のPythonでは、分類別の個数を順に並べ、合計と割合を計算します。sumは並べた数を合計する働き、printは結果を表示する働きです。まだ記法を習っていなくても、どの数を分母にしたかを追えれば十分です。
errors = [5, 2, 1]
total = sum(errors)
share = errors[0] / total * 100
print(total)
print(share)
出力は次のとおりです。
8
62.5
この計算から、用語の区別に関する誤答が全誤答の半分を超えることは読み取れます。しかし、「用語を暗記すれば必ず解決する」とまでは言えません。用語を知っていても、事例へ当てはめる段階で迷った可能性があります。誤答を取り出して、定義を言えるか、具体例を判定できるかを別々に確かめるのが次の行動です。
答え:誤答は合計8問、用語の区別の割合は62.5%で、最初に用語を区別できなかった理由を調べます。
例題2 目標と評価基準を先に決める
用語の区別を問う10問の確認問題で、誤答が5問ありました。次の学習では、用語の対比表を作り、別の具体例でも違いを説明することにします。目標は、同程度の難しさと同じ制限時間で行う別の10問の確認問題で、誤答を2問以下にすることです。実施後の誤答が2問だったとき、目標の達成と、誤答数の減少率を求めましょう。
- 現状の5問と目標の2問以下を区別します。対比表を作ったこと自体を成果とせず、用語を区別できるようになったかで評価するためです。
- 実施後の2問が、目標の2問以下を満たすかを確認します。「以下」には境界の2問も含まれるため、今回の基準は達成しています。
- 減った誤答数を5 − 2 = 3問と求め、3 ÷ 5 × 100 = 60%と計算します。減少率では、変化の出発点となる実施前の数を分母にします。
図2のように、評価は流れの終点であると同時に、次の分析や問題発見につながる位置にあります。今回残った2問を調べれば、同じ方法を続けるか、別の確かめ方を加えるかを考えられます。

before = 5
after = 2
goal = 2
print(after <= goal)
print((before - after) / before * 100)
出力のTrueは、条件を満たしていることを表します。ここでは、誤答が目標以下かという問いへの答えです。
True
60.0
同じ10問中なので、誤答率は50%から20%へ下がっています。この差は30ポイントであり、誤答数の減少率60%とは異なります。また、目標達成を確認できても、その改善が対比表だけの効果だとは断定できません。問題の違いや体調などの影響も考え、次の確認でも区別できるかを見る必要があります。
答え:目標は達成しており、誤答数は3問減少し、実施前に対する減少率は60%です。
例題3 条件に合うメディアを選ぶ
見直し会の集合場所が変更されました。参加者に今日中に知らせ、後から正確な場所を読み返せるようにしたいとします。全員が使える文字の連絡手段があり、確認の返信もできるものとします。担当者が1回だけ口頭で伝える方法と、文字で送り確認の返信を求める方法を比べ、適切な方法を選びましょう。
- 条件を「今日中に届く」「後から場所を読み返せる」「届いたかを確かめる」に分けます。単に速い方法を選ぶだけでは、読み返すという条件を見落とすためです。
- 口頭の連絡は、その場にいる人なら反応を確かめやすい一方、今回は記録が残りません。文字の連絡は場所を正確に残せますが、送信だけでは相手が読んだか不明です。
- 文字で連絡し、確認の返信を求める方法を選びます。返信がない相手には、期限までに別の連絡を取る手順も決めておくと、未確認のままになるのを防げます。
この問題では、使える手段や確認の仕組みが条件として与えられています。条件が変わり、相手が文字を読めない状況なら、音声を組み合わせるなどの工夫が必要です。「電子的だから必ず最適」と覚えるのではなく、媒体の特性と問題文の条件を対応させます。
答え:文字で変更場所を送り、確認の返信を求め、未確認の相手には追加で連絡する方法を選びます。
例題4 複数の掲載先がある情報を評価する
ある学習会の案内について、Aは主催者が更新した今回の案内、BはAの更新前の文章を転載したページ、CはBを引用した投稿でした。Aの案内には更新日と対象の回が明記され、BとCには古い集合時刻が残っています。掲載先が3つあることを理由に、古い集合時刻を支持する情報源が2つあると考えてよいでしょうか。
- ページ数と根拠の出所を分けます。同じ文章の転載や引用であれば、別々の人が事実を確かめた証拠にはならないためです。
- A・B・Cの関係をたどります。BはAに由来し、CはBに由来するため、今回の3つの掲載先は同じ案内に行き着きます。
- 今回の対象に合う更新済みのAを確認します。日付だけでなく、参加する回や対象者が一致するかも確かめるためです。
根拠の出所を整理するだけなら、次のように同じ出所へ同じ名前を付け、重複を除いて数えられます。setは重複を除いた集まり、lenはその要素の数を求める働きです。
origins = ["案内A", "案内A", "案内A"]
print(len(origins))
print(len(set(origins)))
出力は次のとおりです。
3
1
この処理でわかるのは、付けた出所の名前が何種類あるかだけです。プログラムが文章の正しさや実際の引用関係を調べたわけではありません。出所をたどる作業は資料を読んで行い、整理した結果を計算に渡しています。Aにも不明な点があれば、主催者の追加の案内などで確かめます。
答え:よくありません。掲載先は3つでも出所は1つで、今回の条件に合う更新済みのAを確認します。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 数字と文章だけで区別する
誤った書き方は「8はデータで、8問と文章にすれば知識」です。どこが違うかというと、単位を付けることと、ほかの場面でも使える理解を得ることを混同しています。8問が何の個数かを説明しても、それだけで見直しの方法までわかったことにはなりません。
正しい書き方は「誤答が8問という記録を分類し、用語の区別が多いと読み取った。さらに、似た用語を具体例で比較する見直し方へ結びつけた」です。記録、読み取り、応用できる理解の順に示すと、各段階の違いが伝わります。文章が長いほど知識に近いということではなく、どのような意味を取り出しているかが判断の軸です。
誤り2 方法を実行したら解決したとする
誤った書き方は「対比表を作ったので問題は解決した」です。どこが違うかというと、活動が終わったことと、現状と目標の差が縮まったことを同じにしています。きれいな表が完成しても、問題を解く場面で用語を取り違えるなら、目標の達成を確認したとは言えません。
正しい書き方は「対比表を使った後、同程度の確認問題で誤答数を測り、目標と比較する」です。方法を選ぶ前に評価基準を決めておくと、都合のよい結果だけを後から選びにくくなります。改善が小さければ、見直し時間を増やす前に、原因の分析が適切だったかを確認します。方法をやり直すことは失敗の隠し方ではなく、評価を次の判断へ使うことです。
誤り3 同じ話が多ければ正しいとする
誤った書き方は「複数のページに同じ時刻があるので正しい」です。どこが違うかというと、複製された情報を独立した確認として数えている点です。図3のように、1つの元情報が2つの転載先へ分かれても、事実の確認が2回増えたとは限りません。

正しい書き方は「それぞれの掲載先が何を根拠にしているかをたどり、元情報の更新日と対象を確かめる」です。図3は、共通の出所から広がった部分を描いています。別の出所による独立した確認があるかどうかは、その先に調べるべき事柄であり、この図の転載先の数からは判断できません。
さらに、事実と意見も分けましょう。「確認問題で誤答が2問だった」は記録に照らして確かめられる記述です。「この方法が自分には使いやすい」は評価や感想です。感想にも判断の参考となる価値はありますが、それだけで誰にでも同じ効果があるとは言えません。何が確認済みで、どこからが解釈なのかを区切るだけでも、説明の信頼性は高まります。
練習問題
練習1 分類と割合
誤答を重複なく分類したところ、用語の混同が4問、条件の読み落としが3問、転記の誤りが1問でした。誤答の合計と、用語の混同が全誤答に占める割合を求めましょう。また、「用語の混同が多いので、定義を言えるかを先に確かめる」という判断が、単なる個数の記録に何を加えているかを説明しましょう。
練習2 評価と改善
ある確認問題では誤答が6問でした。目標を3問以下と定め、見直し後、同じ問題数で同程度の別の確認問題に取り組むと、誤答は4問でした。目標を達成したか、誤答が何問減ったかを答えましょう。さらに、次に確かめる行動を1つ挙げてください。
練習3 メディアの組み合わせ
ある操作の手順を、都合のよい時刻に学べるように伝えます。指の動きを見せる必要があり、途中の注意点を後から探し直せることも必要です。動画だけを長く流す方法と、短い動画に手順番号付きの文字の説明を添える方法では、どちらが条件に合いますか。2つの条件と結びつけて理由を述べましょう。
練習4 信頼性の点検
集合場所について、更新済みの主催者の案内には「入口B」、古い案内を写した2つの投稿には「入口A」とあります。いずれも同じ回の行事を指しています。掲載先の多数決で入口Aを選んでよいでしょうか。確かめるべき情報と、結論を答えましょう。
答えと解説
練習1の答えは、合計8問、割合50%です。4 + 3 + 1 = 8、4 ÷ 8 × 100 = 50と求めます。後半では、記録から読み取った傾向に、調べる順序という行動の意味を加えています。ただし、定義を言えるかの確認は原因を調べる手段であり、暗記不足と断定したわけではありません。
練習2の答えは、目標未達成、2問減少です。4問は3問以下ではないので、改善は見られても目標には届いていません。次の行動としては、残った4問を誤りの種類ごとに分け、前と同じ種類の誤りが残っているかを調べることが考えられます。未達成だから改善がなかったと扱うのも、少し改善したから目標達成と扱うのも適切ではありません。
練習3の答えは、短い動画に手順番号付きの文字の説明を添える方法です。動きは動画で示し、注意点は文字と番号で探し直せます。受け手が必要な場面を選べるよう、動画と文字の番号を対応させるとさらに使いやすくなります。文字を添えればどんな動画でも理解できるという意味ではなく、説明の対応が取れていることが必要です。
練習4の答えは、多数決では選ばず、更新日と同じ回の案内であることを確認して入口Bを選ぶ、です。2つの投稿は古い案内の複製なので、入口Aが現在も正しいことを独立に裏付けていません。不明点が残る場合は、主催者からの追加の案内を確認します。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
情報を残し、複製し、広められることは、情報モラルや情報セキュリティを考える土台になります。相手に届く形を選ぶ視点は情報デザインへ、目的に合わせて記録を整理する視点はデータの分析へつながります。プログラミングでも、まず何を解決したいかと、結果をどう確かめるかを決めることが出発点です。
家庭では、次の2つをそれぞれ5分で確かめられます。1つ目は、返されたテストの余白を使い、「記録」「読み取ったこと」「次に確かめること」を分けて書く方法です。例えば誤答数を書いたら、そこから直接言えることを続け、まだ調べていない原因には決めつけずに疑問の形を付けます。
2つ目は、手元の案内を1つ選び、発信元、更新日、対象、根拠を確認する方法です。文字の大きさや読みやすさだけでなく、自分が判断したい事柄に必要な条件がそろっているかを見ます。保護者の方がお子さまと確かめる場合も、答えを先に教えず、「どの記述を根拠にしたのか」を尋ねると、判断の過程を共有できます。
個別指導では、割合の計算で止まったのか、分母となる対象の選び方で止まったのかまで戻って確かめます。用語を覚えていても説明がつながらない場合は、記録と解釈を分ける段階から扱います。
まとめ
テストの余白に書く次の一文は、「もっと頑張る」だけで終えず、何を根拠に、何を変え、どの結果を確かめるかまで含めてみましょう。判断が間違っていたときも、根拠と手順が残っていれば、どこを直すかを考えられます。正解を一度当てることだけでなく、判断を点検できる形にすることに、この単元を学ぶ意味があります。
根拠をたどり、結果で見直せる判断こそが、情報社会の問題解決を前へ進めます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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