國學院大學法学部法律専門職コース 総合型選抜 対策資料
この動画で分かること
本資料は、令和8年度國學院大學法学部法律専門職コースの総合型選抜における小論文試験の傾向と対策をまとめたものです。試験形式は、判例と学説が対立する論点について、判例寄りの意見と学説・少数説の意見を比較検討し、自説を主張する形式です。過去2年分の出題では「逮捕監禁罪」と「殺人罪(人の周期)」が出題されており、令和8年度は生命身体に関する罪(個人法益)から「単純遺棄罪(刑法217条)」が出題されると予測されています。これは、保護責任者遺棄罪が不作為犯の論点が複雑で高校生には難易度が高すぎるため、単純遺棄罪が妥当と判断されるからです。
想定事例として、國學院大学の学生Xが経済力不足を理由に新生児Aを警察署の門前に置き、警察官が気づくのを確認してから立ち去った事例が挙げられています。この事例における論点は、具体的な危険が生じていない場合でも単純遺棄罪が成立するかという点です。法的論点として、実際の危険の発生を求めず、要保護者を危険な場所に放置することで成立するとする抽象的危険犯説(判例・通説)と、遺棄行為により生命・身体に対する具体的危険が現実化した段階で成立するとする具体的危険犯説(学説)が対立します。
解答の書き方として、國學院大學の中川教授の指導により、厳格な構成順序が示されています。この順序を崩すと0点となる可能性があるため、規範の論理的な構築に注力し、司法試験のような具体的な事例への詳細な当てはめは不要とされています。規範は罪刑法定主義が要求する一般的・抽象的な基準でなければならず、特殊具体的な事例判断を規範として立ててはなりません。具体的な当てはめは結論部分のみで行い、論述の過程では必ず規範を記述することが求められます。
志望校比較の観点チェック表
| 観点 | この動画の示唆 | 自分の場合 |
|---|---|---|
| 試験形式 | 判例と学説の対立論点について、自説を主張する小論文形式である。 | 論述型の試験に慣れているか、あるいは対策が必要かを確認する。 |
| 出題範囲 | 刑法総論からの出題を予想しているが、各論からの出題も想定される。 | 刑法総論の基礎固めと、各論の主要な罪名への対応準備のバランスを評価する。 |
| 評価基準 | 規範の論理的な構築が問われ、具体的な事例への詳細な当てはめは不要である。 | 規範を抽象的に記述する能力と、論理構成の正確性を自己評価する。 |
| 構成の厳格さ | 指定された11項目の順序を厳守しないと0点となる可能性がある。 | 型にはまった構成を暗記し、正確に再現できるかを確認する。 |
| 規範の性質 | 罪刑法定主義に基づき、一般的・抽象的な基準を規範として立てる必要がある。 | 個別具体的な事例を規範として記述してしまう癖がないか検証する。 |
出願準備チェック表
| 時期 | やること | 確認 |
|---|---|---|
| 基礎学習期 | 刑法総論および各論の主要な罪名について、判例と学説の対立構造を整理する。 | 抽象的危険犯説と具体的危険犯説の定義と根拠を正確に説明できるか。 |
| 過去問分析期 | 過去2年分の出題傾向(逮捕監禁罪、殺人罪)を分析し、出題されやすい法益を把握する。 | 生命身体に関する罪(個人法益)に関する論点を網羅的に復習しているか。 |
| 構成練習期 | 指定された11項目の解答構成順序を暗記し、型通りに記述する練習を行う。 | 問題の所在から結論まで、順序を崩さずに記述できるか。 |
| 規範作成期 | 特殊具体的な事例判断を避け、一般的・抽象的な基準として規範を記述する練習を行う。 | 規範が特定の人物や事件のみを対象としていないか確認する。 |
| 直前期 | 想定事例(新生児の遺棄など)を用いて、抽象的危険犯説を自説として採用する論述を行う。 | 反対説の批判と自説への再反論が論理的に整合しているか確認する。 |
よくある誤解と答え
誤解1:具体的な事例への詳細な当てはめが重要である。
答え:司法試験や予備試験のような具体的な事例への詳細な当てはめは不要である。問われているのは規範(法的ルール)の論理的な構築であり、具体的な当てはめは結論部分のみで行うべきである。
誤解2:保護責任者遺棄罪が出題される可能性がある。
答え:保護責任者遺棄罪は不作為犯の論点が複雑で高校生には難易度が高すぎるため、単純遺棄罪が出題されると予測されている。対策は単純遺棄罪の論点に集中すべきである。
誤解3:規範は具体的な事例に基づいて記述してもよい。
答え:規範は罪刑法定主義が要求する「一般的・抽象的な基準」でなければならない。特定の人物や事件のみを対象とした「特殊具体的な事例判断」を規範として立ててはならない。
無料相談
本資料の内容について、より詳細な確認や個別の質問がある場合は、専門のアドバイザーへの相談を検討してください。試験の形式や評価基準に対する理解を深めることで、出願書類や小論文の質を高めることができます。自分の現在の学習状況や、指定された構成順序の習熟度について客観的なフィードバックを得ることは、合格への近道となります。
■ 武蔵野個別指導塾(武蔵境駅徒歩30秒/完全1対1)
▶ 無料Zoom相談(40分):https://www.jicoo.com/t/beO32bvxMXlw/e/QQp1DOBu
▶ LINEオープンチャット:https://line.me/ti/g2/QO_TbWlY-L4AqQkFaZ_XI5RB67H2_p-HSuF65g
▶ 公式LINE:https://lin.ee/QniNeIY




